2017/07/16 のログ
ご案内:「王城「肇国節小宴会場」にエンジェルさんが現れました。
エンジェル > その気になれば一晩で庶民の月収の倍は飛んでいく高級娼館『天国への階段』亭。
しかし、肇国節の間は完全休業状態だった。
だが、決して娼婦達は休んでいるわけではない。
総勢二十人余りの娼婦全員がとある貴族に買われ王城に詰めているからだ。
果たして一体どれほどの金貨が必要になるか……想像したくもない金額には違いない。
だが、高級娼館一軒をまるまる肇国節の為に私費で提供する……それは紛れもない貴族の財力を誇示するステータスとなっていた。

少女が詰めているこの宴会場もそのひとつ。
部屋の隅で豊かな胸に肉棒を挟まれ情けない表情を浮かべている男、連れ立って別室へと消えていく男と娼婦……普段手を触れることも出来ない高級娼婦を楽しめるとあって客が途切れることはなかった。

「ん…ちゅ…♡あむぅ…ん、ん…ん…っ!――はぁ、えへ、いっぱい出たね♪」

部屋の隅、年若い男の股間に顔を埋める幼い少女もまたそのひとりだった。
その気になれば30秒と経たずに射精へと導けるだけの口技を持ちながら、たっぷりと30分もの間精を漏らさせぬようじっくりねっとりと舐めしゃぶり、そして、最後に魂が抜けそうな快楽と共に口の中へと精を放たせる。
店で味わえばそれだけで金貨10枚は飛んでいく幼い口を味わい、男は膝をガクガクと震わせながら呆けた表情で宴会場を後にしていった。

「また来てねー♪」

それを床に引き摺るほど長い金髪の少女は笑顔で見送り、そして、次の客のために口をゆすぐ。
なかなかに大変だが、まあ、店でやっていることと変わらない。
この肇国節の最中は、何人相手にしても、どれだけ手を抜いても賃金は変わらない――もっとも十分すぎるほどの手当が出ているが――そんな環境にも関わらず、さっさと適当に射精だけさせて終わらせたりしないのは、高級娼婦の誇り故だった。

エンジェル > ふと部屋の隅を見ればソファの上で男に跨り腰を振っている娼婦の姿が見える。
その下に組み敷かれ情けない顔で喘いでいる男は見覚えがある。
以前自分も相手をしたが、かなりの早漏で苦労した記憶がある。
しかし、艶かしく動く腰は淀み無く、もう十分ほどは続いているだろうか。

「やっぱ姐さんすげーな……。」

娼館で最も金貨を稼ぐ先輩娼婦の技を見て、思わず感嘆の声が漏れる。
普段なかなか見る機会がない仲間の技はやさぐれながらも仕事熱心な少女に刺激を与える。
射精が気持ちいいのは当たり前なのだ、射精をコントロールし、その道程でも満足させてこそ一人前、それが店の娼婦の共通認識だった。

「こう……かな?」

客待ちの間、ソファの肘掛けに跨り、先輩娼婦の腰の動きを真似る。
押し付けたまま前後に揺すり、時折変化を入れて飽きさせないよう慣れさせないよう工夫する。
腰を回しながら少しずつお尻を上げていき、エラを意識した締め付けを行う。
視線は必ず客の顔、綺麗に整った顔も立派な武器だ、気持ちよければ素直に快楽を表情に出し客を愉しませ、客の表情から快楽の深さを探る。

傍目には他のカップルに当てられて自慰に耽っているように見えるだろう。