2017/06/06 のログ
ご案内:「平民地区/宿屋街の一角、大きな宿屋前」にグラスシエルさんが現れました。
ご案内:「平民地区/宿屋街の一角、大きな宿屋前」にグロリアさんが現れました。
■グラスシエル > 宿屋街の一角、平民地区の宿屋ではやや高級目だろうか――そんな雰囲気をもったレンガ造りの宿屋。 その前を、宿屋に入ろうとしたり踵を返したりと、やや――いや結構不審な行動を取る人物がいた。
銀髪の、痩身の小柄な少年である。背には翼を背負った天使、顔立ちは端正といえるだろうが、目つきはやや吊り目で悪い。そんな少年が、何やらイライラするように宿屋の前を行ったり来たりしてる。
なにしてんだ俺は…そもそも何しに来てんだよ。と自問自答する
確かにメモは渡された、そしてその通りの宿屋に来た。しかし、其れでどうしろというのか、何がしたいというのか――そもそも、アレは少年にとって屈辱というか黒歴史である。女性に…見惚れるなど、というかオンナに興味が無いわけではないが、ってそうじゃない。
まあ、傍から見ればただの不審な少年である。営業妨害と店主に怒鳴られても当然である。しばし――そんなふうにウロウロしてから、天を仰ぎ。
少し落ち着いたのか、はぁ、とため息を付いて
「アホらし…帰るべ。なんで俺がこんな事してるんだ」
と、踵を返してその場を後にしようと
■グロリア > 「やあ!エルじゃないか、暫く振りだね!
会いに来てくれるなんて嬉しいよ!」
近頃日課の散策というか散歩から戻ると、以前一緒に楽しい時間を過ごした少年が宿の前にいた。
思わず駆け寄ってその手を取る。
「いつ来てくれるのか、ずっと待ってたんだよ?
でもこんなに早く来てくれるなんて、ああ、とにかく嬉しいよ!どうする?まずは部屋に上がっていくかい?ついでにこの前買ってもらった服をもう一度見せたいし」
今は普段着の地味な服装だが、巨大な胸のボリュームはむしろ際立つような格好となっていた。
走るとそれは本当によく目立つ。
その巨大な胸を揺らしながら駆けてくると嬉しさを全く隠さずまくしたてる。
最初は打算を持って声をかけた相手ではあるが、今は役目や打算は忘れて完全に自分の欲望に従っているだけなのであった。
■グラスシエル > そもそも、自分は任務で来てるのだ。実質戦天使である自分らしからぬ遊びのようなものとは言え、さっさと終わらせて本来の任務に戻るべきだろう。こんな所で油を売ってる暇など無いのだ。
そう、冷静さを取り戻してから、メモ帳をくしゃりと握りつぶす。其れを乱暴にポケットに入れて――何か、声が聞こえた。嬉しそうな女性の声、視線を向ければ豊満な胸を揺らして駆け寄ってくる女性の姿に、少年は僅かにビクッとした。
「……別にお前に会いに来たんじゃないんだが」
冷たく、そう言い放つ。でも、ふわりと取られる手に、慌てたような表情になって、噛み付くような声を発した
「お前は人の話を聞け!偶然だって言ってるだろ!なんだそのニヤニヤは!?」
■グロリア > 「嬉しい時に嬉しそうにして何がいけないというんだい?
まあ偶然でも何でもボクとしてはどっちでもいいんだ、こうしてまた会えたんだからね」
冷たく言い放たれても尚も嬉しそう。
そして相手がどういうつもりだろうと自分の中ではどうするつもりかもう決まっているのであった。
しかし着替えるにしても気が変わって帰られてはつまらない。
見せたところで特に面白みのない部屋だが、念のため招き入れた方がいいかもしれないと思った。
「部屋に上がるのが恥ずかしいならそこで待っててくれてもいいけど、ああ勿論入りたいなら遠慮はいらないからね?」
あんまり強引すぎても引かれては台無しだ。
だが言動の端々に部屋に招き入れたい空気を醸し出す。
■グラスシエル > 「……はぁ」
嬉しそうにまくし立てる相手を睨みつけるような瞳で見て――根負けしたようなようにため息を吐く。 自分ごときと逢って何が嬉しいだと理解に苦しむ、苦しむのだがーー悪い気がしないのが少年の悩みでもあった。どうも自分のペースを乱される。
「は?いや帰るし」
わざと突き放すようにそんな言葉を放つ。だが、やけにニコニコと微笑む相手に、すこしたじろぐようにしてから、頭を掻く。
「べ、別にはずかしくねーし!」
と、結局はリアの後ろについていく。まあ多少距離を離してるあたりやはり気恥ずかしいらしい
■グロリア > 「ああよかった。この前のお礼もまだだったしね。
まあ何もない部屋だけど、適当にくつろいでておくれよ」
何だかんだ部屋についてきてくれてまずは一安心。
そして言葉通り、招き入れた部屋は最低限の家具が置いてあるだけで簡素なもの。
多少目立つのは大きくて丈夫そうなベッドぐらいのもので、後は椅子とテーブルが一つずつとクローゼットぐらい。
部屋に入ると歓迎もそこそこにクローゼットへと向かう。
「済まないね来客用の準備が出来てなくて。
すぐに着替えてしまうから、そうしたら出かけよう」
エルに背を向けてさっさと着替えだす。
特に承諾は取っていないが一緒に出かけるつもりである。
まあここまで来たのだから、相手もまんざらではないはずだろう。多分。
嫌がるような素振りをしても強気で誘えばいけそうな気がする。
■グラスシエル > 「礼?…あー、服か。別にどうでもいいだろあのぐらい」
面倒くさそうに少年は吐き捨てる。こう見えても高給取りというか天界ではそれなりに稼いでるし、別に浪費家ではない。勝手に金は溜まっていく。それに十分堪能したのだから――って違うだろ何考えてるんだ。
先日の姿を思い出しかけて、忘れろというようにバリバリと頭をかく。
いつもなら一度見知った相手なら多少の愛想は出すのかもしれないが、内心を気取られぬようにとどうしても突き放すような態度になってしまう。
部屋にはいると、思ったより簡素だった。普段の服装もそうだがそういうことには疎いタイプなのかもしれないな、なんて思いながら、椅子に腰掛け、できるだけリアの方を見ないようにしながら
「は?出かけるってどこにだよ…つーか俺もヒマじゃないんだが」
はっきり言って暇である。暇ではあるのだが言うとおりになるのがなにか気に入らない。なんだろうこんな気分は、ここまで険悪にする相手でもないだろうに。だがどうしてもこんな感じになってしまう
■グロリア > 「どこって、お茶の準備がないから代わりに喫茶店にでもと思ってね。
ああその前にこの前のお礼もしたいから、どこかお店に寄ってからにしよう」
言いながら服を脱ぎ、エルの前で惜しげもなく下着姿を晒す。
中々自分に合うサイズのブラがないので実はノーブラだったが、お構いなしだ。
「分かった暇じゃないなら手早く済ませよう。だから少しだけ待ってておくれ。すぐ着替える」
素肌を見せつけた反応も見てみたいが、あんまり待たせて気が変わってはいけない。
ここは素直にさっさと着替えてしまう。
一緒に出かければもっと楽しい機会がいくらでもあるだろうし。
■グラスシエル > 「別に喫茶じゃなくて宿屋街の一階の酒場でもいいだろ酒はのまねーけど…つーかお前、もうちょい着飾ったらどうだ?お前なら男でもオンナでも選り取りみどりだろうに」
素直にそんな感想を零す。美人で背も高い、女だって魅力的に感じるだろうし、服の上からでも分かる豊満な身体つきならば男だっていくらでもあいてはいるだろうに。自分のようなガキ、しかも愛想のないガキを相手に何をしたいのかイマイチわからない。
「暇じゃないからやめようって発想にはならんのか。…店に寄るって武器やかどっかか?」
■グロリア > 「ボクとしてももっとお洒落を楽しみたいんだけど、こう、分かるだろ?
サイズの合う服が中々ね」
あっても種類やデザインが限られている上に割高なのが困ったところである。
多少は手直しは出来るとはいえ、そういった事は得意ではない。
そして会話を交わしながら急いで着替え終わった。
「うーん、武器屋ではないけれど、まあ似たようなものかな。
ともかくお待たせ。ボクの準備はもう大丈夫だよ」
一応簡単に確認したところ服が変になっているところはないしこれで大丈夫だろう。
あとは一つ外出用の鞄を担いでグロリアの準備は終わった。
「一応目星はつけておいたんだ。ついてきておくれ。ああそれとも手を繋いでいくかい?」
詳しい説明はせずにとにかく宿を出て目的地へと向かう。
更に冗談か本気か分からない提案をしてみるが、強引に迫らないだけで割りと本気で言ってたりするのであった。
■グラスシエル > 「あー、成る程。そんな物男に買わせりゃいいんだよ、オンナの特権だろそういうのって」
奢らせろ、と簡単に言ってみせる。男の甲斐性というか、そういう古臭い考えは子供らしくもない、というか大分スレてる様子。なんなら買ってやってもいいが、それもなんだか恵むようでリアのプライドを損ねそうなのでソコまで言うのはやめておいた。
リアの、準備OKの声にようやく視線をそちらに向ける。と、やはり硬直した。表情も、そして思考も――鼓動だけが逆に早く大きくなるのが分かる。その音が聞こえてしまうような気がして、左手できゅ、と心臓のあたりを掴んでから、プイっと背を向けてしまい
「そ、そうか。まあ手早く行こう、うん…」
と、提案はあえて無視する。というか、声が上擦りそうで返事ができなかったというのが正直なところだ
■グロリア > 「またエルが選んでくれるというのなら、それもいいかもね。
とにかく行ってみようか」
手を繋いでくれないのは少し残念だが、こうして一緒に出かけられるだけで十分だ。
目星をつけていた店へと足早に進む。
ゆったりと時間を楽しみたい気持ちはあるが、今は楽しみでつい気が急いてしまうのだ。
「さあついたよ。この前の店とは比べ物にはならないだろうけど、可愛い服が多いんだここは」
ついたところは服屋。
タキシードを見立ててもらった店よりは庶民的というか、グレードは比べ物にならないぐらい低い。
とはいえ庶民にとっては高望みしなければ十分すぎるレベルではあるのだが。
そしてさっさと店に入ると、これまた目星をつけていた商品を手に取りに動き回る。
■グラスシエル > こうして一緒に歩くだけでドキドキしてしまう。別に女に興味が無いわけではない。自分はノンケである。が、こんな感覚は初めてだった。チラリと横を見ると、自分よりかなり背の高い、美人で凛とした空気の女性が嬉しそうに歩いてる。男装の麗人の姿に、道行く男は勿論だが、女性も足を止めて見返すほどだ。実際自分の見立ては間違ってはいなかったのだろうが、自分の反応も何かおかしい…
足早に進むリアの横になんとかついていくと、ようやく足が止まった。平民地区のブティック――なのだが、女性物用の店、しかもどちらかと言えば可愛い系だ。
「????? お前こういうのが趣味なの?」
しかし、こういう物が好きな割には宿にはファンシーな物はなかった。首を傾げながらひらひらと商品を選ぶリアを眺める。どうやってもリアには入らないサイズの服を選ぶ辺り、きっと部屋にかざるのだろうか、なんて考えながら
■グロリア > 「おや、意外かい?ボクはこういうのも結構好きだけど、まあ確かにそういう風には見えないかな」
勘違いされている事は気づいている、というかわざと明言していないだけなのだが。
その上で嘘をついている訳でもない。
着るのはともかく見る分には実際好きなのだ。
「他にも色々あるけど、ボクとしてはこの二つのどっちかが良いと思うんだ。
エルはどっちがいい?」
手にして戻ってきた服は二着。
どちらも夏を意識した涼し気なデザインだ。
片方は青く、胸周りにフリルが巻かれていてゆったりとした長袖タイプのサマードレスでくるぶしまで丈がある。
もう片方は白く、シンプルなデザインで袖なし。スカート丈は脛ぐらいまで。
その二つを見比べるようにと、エルへと渡す。
■グラスシエル > 「いんや?女が可愛いのが好き、ってのは別にいいんじゃねえの?」
少年は見た目で他人を差別しない、だから別に、リアが可愛いモノが好きでも一行に意外とは思わなかった。ただ、可愛い者を好きなタイプはこう、部屋を飾ったりする方ではないかと思ったから不思議に思っただけだ。
まあ、楽しいなら何よりである。あまりこう云うのが分からない少年と一緒にいるよりはマシだろうなんて考える。まあ、こういう場所は落ち着かないけれど。
ふと、戻ってくるリア。胸元が強調されたタキシードの胸元がふるんっと揺れてるのを見るとドキンっとしながら、それを隠すようにぶっきらぼうに
「俺に聞くなよ…んー?なんつーか、あれだな、丈は短いほうがいいけどフリルはあったほうが良さそうだけど?」
まあ個人の感想というか「可愛いならこうだろう」的な感想を言う。要はこれの中間がいいと。ひらひらしながらも、膝ぐらいの丈のものを言ってみる。まあデートっぽい、といえばそうだが少年には自覚がない。
■グロリア > 「分かった。そういう事ならこっちを仕立て直して貰おうかな」
好みを聞いた上で手直しするならこの青い方をベースにした方が楽そうだと、膝辺りまで丈を詰めてもらうよう頼みに行った。
そして手直しの希望を伝えてすぐに戻ってくる。
「お待たせ。今すぐ直してくれるみたいだよ。少しだけ待つからその間に小物でも見てみよう」
一応簡単な手直しぐらいなら出来るが、折角だしプロにやってもらった方がいい。
それに今日すぐに使いたい物だし。
仕上がりを待つ間、二人で色々見て回る。
装身具を見ていると、その中からカチューシャをいくつか手に取り眺めている。
こちらもシンプルなものもあれば、造花やリボンの飾りがついた可愛らしい物まで様々だ。
■グラスシエル > 「あー、まぁそれの丈をそうしたほうが確かに速いな。」
引っ張られるように売り場を移動する。大分鼓動も収まってきた様子。
オーケー大丈夫、俺は冷静だ、クールに行こう
カチューシャを眺めるリアを見ながら、ふと気になったことを問いかけてみる
「なあ、お前ガキが好きなの?ちっちゃいガキならこの街なら適当なとこ誘えばついてきそうじゃん。ミレー族の奴隷とかでもいいし…なんで俺を引っ張り回すんだよ。」
嫌そうに、ではない。単純に不思議なのだ。自分には愛想はないし、ぶっきらぼうな方だ。可愛いものが好きなら子供が可愛いとおもうのも分かるが…それならミレー族の奴隷にいくらでも可愛いのならいそうだし、マセた男だっているだろうと
■グロリア > 天使が元気に活動していると都合が悪いので籠絡しようとしました。
とは流石に今は言えない。
というかそもそもの発端がそれだった事を完全に忘れていた。
「確かに……、言ってしまえば、誰でも良いといったところかな?
その中でたまたまエルが気になっただけともいえるね」
完全に本当の事を言っている訳ではないが、嘘は全く言っていない。
だが捉えようによっては突き放したような表現にも見えるだろう。
「そんな程度の理由でがっかりしたかい?
ボクとしては今とても楽しいし、理由はそれほど重要とは思っていないんだけれど。
第一こういった感情的なものは理屈で説明できる事ばかりでもないだろう?」
■グラスシエル > 「たまたまね…ふーん…」
少年は表情を変えない。驚きも落胆もしない、というか正直なのは良いことだと思った程度だ、まあその中に自分が入ってるということが
「あまりいい趣味してないなオマエ」
と思ってしまった。自分といて何が楽しいんだか分からない。自分は気の利いた事が言えるわけでもないし、愛想がいいわけでもない。他の奴を連れてきたほうが楽しかったんじゃないのかと思ってしまう。
「ま、感情は確かにな。理屈じゃないか。まぁ俺は…オマエのことはきらいじゃないから良いけど、よ」
と、タキシード姿のリアを見て…嗚呼、やっぱり似合ってるなぁと思ってしまう。こういうのも理屈じゃないのだろうか
■グロリア > 「そうやって忌憚のない意見を言ってくれるところは好きかもしれないね。
その調子でこっちの好みも遠慮なく言って欲しいんだけど、どのカチューシャがいいと思う?」
面と向かっていい趣味してないと言われてもむしろ嬉しそう。
実際そういうところが気に入っている面はある。
そして色々な種類のカチューシャが陳列されているコーナーからまたいくつか手にとって。
「一つぐらいはシンプルな物を買っておくとして、他にも一つ二つ欲しいところだね」
先程の服に合わせて単色で飾りのない水色のカチューシャを持つが、白も何かと使い勝手がいい気がする。
こういうシンプルな物以外にも可愛らしい飾りがついたカチューシャは無数に並んでおり、中にはお姫様のティアラみたいなものまであった。
とにかく、選択肢は膨大という事だ。
■グラスシエル > 「あー…さっきのアレに合わせるならレース調のこれとか、かねえ。つーかこんなのセンスないんだがなぁ…」
ひょいっと、カチューシャの一つを拾って、ひらひらと振って見せる。
しかし…先程のクローゼットには実はこういう服がいつくも入ってるのだろうか、なんて想像しながら。特段に笑顔は見せない、が突き放す訳でもなくカチューシャを一緒に選ぶ。
いつの間にか、腕と腕がくっつくぐらいにはくっついているのも忘れて、同じカチューシャを眺めたりしながら、ふと気づく
「おい、呼ばれてるのオマエのさっきの服じゃねえの?」
店員が客を探してる様子を、親指をクイっと向けて指し示しながら
■グロリア > 「なるほど、ならそれも買っておこうか」
自分で選んだシンプルなカチューシャ2色に加え、エルが手に取ったレース付きも買う事に。
と、そこまで選んだところで服が仕上がったようだ。
「ああ、そうだねこうしているとあっという間だった。
それじゃあ支払いを済ませにいこうか」
早速カウンターへ向かい衣装の支払いを済ませると、服をエルへと手渡し。
「更衣室があるし、そこで着替えてこよう。着方は分かるかな?」
■グラスシエル > ほれ、とカチューシャを放り投げるようにリアに渡す。
「ああ、それぐらい俺が払う――っていっちまった。おいまてって」
追いついた頃にはもうゴルドの支払いは済んだ様子、肩をすくめる少年に、手渡された可愛らしいサマードレス。
?
?
「何を言ってるんだ?」
いや、本当にわからない、といったように受け取った格好のまま動かない
■グロリア > 「何って、エルのための服じゃないか。
言っただろうこの前のお礼だって」
今まで選んでいた女物のあれこれが自分用だったなんて、そんな事は思いもよらないだろう。
分かった上でわざと明言せずに選ばせていたのだが。
「まあそんなに難しい構造はしてないから手伝いは要らないだろうけど、どうしたんだいそんな固まってしまって?
分からないというのなら手伝ってあげるけれど?」
何で固まっているのかは大体察しながらまだ、しらを切るグロリアであった。