2017/05/06 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区/噴水広場」にスヴェンさんが現れました。
■スヴェン > だらけた空気を身に纏い噴水の縁に腰を下ろせば先程、露天で買った林檎を取り出して齧る
噴水広場の周辺は整備されており、天気も良かったから子供から老人、冒険者が思い思いにすごし賑わっている
寝癖の付きっぱなしの髪を撫でながら、林檎を齧りそんな様子を眺めているのは、
単純に無趣味で酒や女に入れ込むよりもフラフラしていたほうが楽であるからだ…と自分では思っている
「いい加減、営業しなけりゃなあ…」
退屈な時間は嫌いではないけれど、頭を空っぽにして戦場を駆け回るほうが性にあっていると思う
一度、戦場を離れてしまうと隊を運営する為の事務仕事や隊の売り込み…営業を除けば、
手持ち無沙汰になってしまう…間が持たない。とは言え、戦場に出れば少なからず隊は損耗するし、
雇い主がいなくては戦場に出ていくことも出来ないから、常に戦場にいる、というわけには行かない
「…林檎…もう1つ、買えば良かったか…」
思いの外、味の良い林檎で芯すらも卑しく食べてしまった
良い気候にふんわり、と欠伸を零せばぼんやりと行き交う人々を眺めた
ご案内:「王都マグメール 平民地区/噴水広場」にシャルレさんが現れました。
■シャルレ > 平民地区の通りを抜けて、お使いの途中。
通りかかった公園にちらっと見かけた人、こんな時間に珍しいと…。まだ数件残ってる発注書や精算やらに肩からかけてるカバンを大事そうに抱えたまま公園の外を歩いてる。
この先の市場で数件、来週の献立に使われる野菜・お肉・魚などの発注をかけて、
また公園にさしかかると同じ場所に彼がいた。
カバンの中の届け物の紙は軽く、オヤツにもってきてた小魚のお菓子の包みをカバンから取り出して、公園の中でぼんやりしてる人のそばに近づいて…。
「おなかすいたの?食べる?」
何度か往復してる間も同じ場所にいたから、お仕事じゃないのかな?と思って声をかけてみた。
珍しく、明るい昼間に、伺うように小首をかしげて。
■スヴェン > 余程、暇そうに見えたのか歩いていた老人に『もし…』と話しかけられる
見覚えのない顔で困惑したが身なりの良いその老人はどうやら、目的の店が見つからないようで
困っているらしかった
「…ああっと、この通りを真っ直ぐにいくと―――」
王都は小さい頃より育った場所である
土地勘はあったから、老人の口にした店の名前を聞けば、ああ、と頷き立ち上がると大通りを指差しながら
老人の口にした店までの道行きを説明してみせる
老人が店の場所に辿り着けないのも納得で、大通りから入った小路に構える薬を扱う個人商店だったと記憶している
店の場所を説明すれば頻りに礼をいう老人に、気をつけてな、と軽く手を振ればまた噴水の縁に腰を下ろした
すると、去っていく老人と入れ替わるように今度はよく知った声が自分に向けられる
「空いてない、それはシャルのオヤツだろ?」
肩から下げているカバンを見れば彼女が仕事の最中であることは判った
彼女を拾ったというか、保護したというか…ともかく、連れ帰ったのは気まぐれみたいなものだったけれど、
よく働く、と自分の人物鑑定眼を自分で褒めてやりたい気分である
まあ、猫は怠惰なイメージが自分にはあったから、余計にそんな思いが強いのかもしれないけれど
「おつかいか?偉いな、シャル…夕飯に果物を付けてやろう」
遠慮なく腕を伸ばせば、フードの上からわしゃわしゃ、と頭を撫でようとする
■シャルレ > 「小魚いいの?」
お腹はすいていないという、広げてたものを包みなおしてカバンへと片付ける。
フードの上から頭を撫でられると嬉しそうに笑って返す。
「じゃあ、りんごがいいな。
うん、明日…明後日からの食料の発注を届けてきてた、
何度か公園の横通ったらスヴェンがいたからなにかお仕事の御用だった?」
指折り数えて、ちょうど2日後からの1週間分の食料を隊舎に届けてもらうリストを届けてきたとこ。
つい、彼がいたから一通り済ませてから声をかけたけど、誰かと待ち合わせてるのか、
お仕事の邪魔になってないか周囲をキョロキョロきにして見まわしてみる。
■スヴェン > 「この前、取ったら怒っただろ…」
驚いた、と言っていたか、何方にせよ引っ掻かれるような事はなかったけれど
頭をわしゃわしゃ、としてやると嬉しそうに笑みを浮かべるので調子に乗ってさらにわしゃくちゃ、としてやる
「林檎、な…はいよ、後で買っておくわ
そりゃ、ご苦労さん……明日からもちゃんとメシ食えるのはシャルのお陰か…」
彼女には雑用や何かを任せて良い、と言ってあるがその辺は、隊の料理人や隊舎の管理をする人間に任せてある
王都に逗留する部下は全体の半分ほどであるが、こういう雑務を熟すような連中ではないので、
こうした仕事を行ってくれるのは隊長としては非常に助かる
「いや…ただ、単純にぼーっとしてた
他にすること無いし、背中に黴が生えるほど寝たしな…」
きょろきょろと視線を彷徨わせる様子に、1人だよ、と続ければぽんぽん、と自分の座る隣を勧めてみた
戦場の真っ只中というでもなし、仕事の最中でも少しくらいサボったって、怒られはしないだろう
■シャルレ > 「怒ってなーい、なんでーって言っただけだもん」
言ったけど、声は猫の鳴き声、届くわけもなく、頭を撫でられてるとご機嫌にしかならない。
目を細めて満足そうにフフンと笑いながら、金色の瞳を開くと、彼の隣へと座って。
「ちがうよー?ご飯が食べられるのは料理つくってくれる人のおかげだよ?
私片付けはするけど作ってない」
りんごを買ってくれるという、ことに嬉しそうに「リンゴ♪リンゴ♪」と勝手に弾んだ声で喜ぶ、自分でも買えるけど
彼がご褒美のようにしてくれるのがうれしいと座って尻尾をなにげなく動くを抑えてた。
「よかった、届け物の途中で寄り道したら…遅れちゃうから、終わってもスヴェンがここにいたから」
仕事を仕事と思ってないけど、楽しむようにお使いをして相手からも喜ばれることに満足。
途中で彼をみつけてたけど、お仕事終わっていなくなってれば、仕方ないと思ってたのに、一人なこと、居たことが嬉しく。
■スヴェン > 「…猫語は難しいからなあ」
鳴き声で何を言っているか判別することは流石に出来ないので、なんとなく雰囲気で察することしか出来ない
だが、まだ一度も爪を立てられたり、噛みつかれたりしたことはないから、今の所、彼女を怒らせるような事は
していないはずだ
「材料がなけりゃ料理のしようがないだろ?
…これを言い始めるとキリがないけどな…」
隣に腰を下ろし、林檎1つで喜ぶ様子にほんわかと表情を緩める
これが幾年か過ぎていき、人に塗れて俗っぽくなっていき、林檎では喜ばなくなり、
貴金属やら良い仕立ての服で無ければ喜ぶことすらなくなるのだろうか…ふ、とそんな事を考えてしまった
彼女が、この先、そう変わっていってしまうとしたら、少し悲しい…娘を想う父親の気分を少し味わった気がする
「さっきも言ったけど他にすること無いしなあ…
部下連中みたく、昼間っから酒と言っても対して飲めないし、女にのめり込むってのもなんだかなあ…」
視線をまた行き交う人々に向ければ頭を掻いた
何が面白いわけというわけではなく、なんとなく人間観察をしていると言った風でいる
■シャルレ > 「そうだった…鳴いても分かってもらえない…」
眉をよせて人だからできる感情からでてくる困った表情・
「うーん…じゃあ、献立を決める人でしょ、お買い物のお金くれる人でしょ…
じゃあ、一番偉いのはスヴェンだね、スヴェンのおかげ、ありがと」
たどっていくと、自分たちが食事できる大元になるのは、隊長でもある彼のおかげというとこにたどり着く。
隣で自分を見つめてくれる表情が柔らかくて、その手も声も全部お気に入りになってた。
彼のほうを向いてニコニコしたまま、お礼の言葉を告げる。
「うーん、まだ明るいしね、お酒は夜飲むんでしょ?じゃあ探検のお散歩とか?」
自分も夜の酒場の人間観察は楽しい。さっきまでニコニコしてたのに、
他の女の匂いをプンプンさせてくるのは、嫌そうに頬を膨らましたプチヤキモチを妬くように見つめる。
■スヴェン > 困り顔を浮かべる様子にへらり、と笑みを浮かべる
こればっかりはなあ、と笑ったまま肩を竦めて見せて
「いや、それは飛躍しすぎだな…
キッチンで一番偉いのは料理人…金勘定してんのは俺の副官…俺はやってくれって頼むだけで
別に偉いってわけじゃないんだよなあ…仮に偉かったとしても、偉いだけで礼を言われるような事ではないな」
ふわふわ、と欠伸を零して目の端に涙を滲ませる
視線はぼんやりと広場を歩く人々に向けられていて、彼女の礼の言葉に微苦笑を浮かべていた
「酒かあ…まあ、舐める程度には?探検はさっきまでしてたから、今夜はお休みかな…」
隣で膨れている気配
ちら、と横目で確認するようにその様子を眺めれば、ひょい、と腕を伸ばして頬を摘み緩く引っ張り
「おっ…なんだ?やっぱりご褒美は林檎じゃ不満かあ?
宝石か?服か?どっちも、無理だぞ…せめて、戦場で貴族でもとっ捕まえなけりゃあ、無理だな」
もう俗世にまみれてしまったのか、とか内心、思いつつ愉しげに笑みを浮かべる
膨れた頬を思う様、引っ張ったりなんだり、好きなようにすれば手を離して、ぽん、と軽く彼女の頭に手を置き、
そうしてようやく、手を離して
■シャルレ > 「でもー…隊舎で一番偉いのはスヴェンでしょ?たいちょーて皆んな言う」
階級でいえば一番上のはず、でも寛容で親しみやすさや、いろんな人がいるから厳しい感じはしないから、自分も居心地いいと気に入ってる。
「うー…じゃ次通りかかる人をジーっと見て、目が合うかどうかとか?」
これは猫でよくする一人遊び、人を見つめてコチラを見れば鳴いてみる、いい人なら撫でてくれるかもしれない、という…猫の遊びを彼にも提案。
人の男性がこんなことしたら、ナンパか引かれるかもしれないけど…。
「ひひゃうう…。ほーひぇきもいらひゃい」
頬を引っ張られると柔らかく伸びながらも文句を返し、手が離れると改めて。
「宝石も服もいらない。
撫でてくれるだけでいいもん、スヴェンのベッドで一緒に寝れてるからいいのっ」
物欲に興味はなくて、ヒトがギラギラ着飾るのも惹かれることもない、
ずっと孤独に過ごしてきたせいで、彼が与えてくれる何気なく撫でられること、抱っこ、
櫛をとかれることを気に入ってるのに、と喜ぶものが女の人とは違ってて。
■スヴェン > 偉いという言葉には少し首を傾げてしまう
自分より強いものも、頭のキレるものも部下にはいるのだから
「偉いっていうかなあ…俺が選んだり誘った連中だから、あいつらに対して食わせていく責任があるっていうか…
満足させてやる責任は一番あるんだろうなあ…それが偉いってことなら、そうなんだろうけど…」
元は王都の浮浪児である
偉い、と言われるのは少し違うような気がした
率いる部下に対して一番、責任があることを偉いというのであれば、そうなのであろうけれど
「…それを夜の街、特に貧民地区ではやらないように…
気が立ってる連中は何するかわかんないからな…
あと、人の姿の時は昼でもやらないように…」
猫なら簡単に逃げおおせるであろうが、多くの種族、人種が集まる王都である
猫であろうと危険な目に合う可能性がありそうな気がして、一応、注意するように伝えて
「…本当に欲がないな…
そのままのシャルでいて欲しいと思う反面、もう少し欲があっても良いとも思う…ままならないな…」
むむ、と小難しい表情を浮かべる
まあ、なるようにしかならないと思うので自分が思い悩んでも致し方ないことなのだが…
―――ぼちぼち、夕食の支度が始まる時刻だろうか?
食事作りの補助も熟す彼女とのんびり、話なんぞしつつサボっている所を隊の料理人などにバレてしまえば、
料理人を始め、夕飯にありつけない部下に何を言われたものかわからない…一番、偉いハズなのに
「…さて、帰るか…
あんまり、サボってると俺が怒られる…」
縁からゆっくり立ち上がり、ぐーっ、と伸びをすれば彼女に手を差し出して
■シャルレ > 「でも…スヴェンよく怒られてるよね…へんなの」
自分を拾い、仕事も寝床もくれた人、恩もあるけど何より
一人を感じなくなった生活は大きいから、彼の存在も自分の中では大きいものになってた。
「お手伝いするとね、皆喜んでくれるの、それだけでうれしい」
元々使い魔として使役されてた幼少からの生活が身にしみてるから、今の仕事も楽しむようにこなしていける。
自分の一人遊びは彼を心配させる行為だったようで、注意されたフードの下で耳がペタンと垂れたけど…。
立ち上がり手を差し出してくれたことで、ションボリは一気にご機嫌にコロッと変わる。
「んー?欲張りだよ…。だって、もっと撫でてーって思うし、もっと触ってーってのもあるから」
物欲は、ほとんどない。彼からもらってる革紐のグルグル巻で大満足してるくらいだから。
手を重ねながら自分も噴水のとこから立ち上がり、オヤツだけのカバンを背中に回して彼の隣へと。
「今夜はねー、たしかハンバーグだって、たのしみー」
■スヴェン > 「…一番、偉いからね…怒られるのも一番なんだよ…」
彼女の言葉にす、とどこか遠い所を眺めるように視線が宙を彷徨わせた
偉いとは…一体…、そんな風に思考が遠い所へ向かいそうだったが直ぐ様、戻ってくる
「では、これからもキリキリ働くように… 働き次第ではご褒美もあるから期待するように」
うんうん、と頷きながらそんなことを言う
林檎1つで喜んでくれるなら、幾らでも褒美を出してもいいが、そうはしない辺りが手腕の見せ所…
などと考えていたりする
彼女が手を取れば、立ち上がるに合わせて優しく引っ張り上げてから、手を離し、
彼女が支度を整えるのを待つ
「欲張りの感覚がなあ…猫ってそういう感じなのか…?
献立はまあ、なんでも良いんだけどな…あ、帰る前にちょっと露天に………」
話をしながら並んで歩く
隊舎へと戻る前に、先程、自分が林檎を買った露天商に寄り、彼女のご褒美の林檎を買ってから帰っていく―――
ご案内:「王都マグメール 平民地区/噴水広場」からシャルレさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/噴水広場」からスヴェンさんが去りました。
ご案内:「森」にスコルさんが現れました。
■スコル > (王都から歩いて1時間くらいのところにある森、食べ物を探して、てくてくと街門から歩いてくる間中も、ずっとお腹はなり続けて。道端で見つけた食べられる野草を千切って生でもぐもぐしながら、森を目指す)
「あんまり美味しくないなぁ…森に行ったら果物とかあるはずだし、美味しいモノもあるよね。木の実でも果物でも、たくさんあるといいんだけどなぁ…」
(食べるものが見つからなかったらどうしようと思いながら、森まで歩ききり、余り深い場所まで入らないようにしないといけないなって考えて浅い場所をまずは探してみよう)
「あ、野イチゴみっけ、幸先いいなぁ…ん、甘くて美味しい!でもこれだけだと足りないなぁ…もうちょっと、奥に行ってみようかな…」
(片手に木槍を持って、がさがさと草をかき分けながら木を見上げて、木の実か果物か、成っていないかを探しながら、知らず知らず、深い場所へと入りこんでいってしまう)
■スコル > (森の中を上を向いて果物か木の実を探して歩いていると、少し先に赤い果物が成っているのが見えてきて。食べられる果物かなと少し歩くペースを上げて、見える方向に歩いていくと少し高い所に赤い果物が成っている木を見つけることができて、手が届かないから木槍で突いて落そうと構える)
「よい…しょっ!あっ、外れた…えいっ!えいっ!ふらふらして、なかなか当たらないなぁ…んー、えいっ!あ、当たった!ふぎゃっ!!」
(木槍をぶんぶんと振り回して赤い果物を落そうと何度か挑戦して、なかなか当たらないのがようやく当たり、果物が落ちてきて…丁度顔面にヒットしてしまい、変な悲鳴を上げてしまう)
「あいたたた…でも、果物取れて良かったぁ…赤くて美味しそうだし…まずは一口…んっ、美味しい…まだいくつかなってるし、食べ終わったらもう幾つか取ろうっと」
(木の根元に座って背中を木の幹に預けて、しゃりっしゃりっとした歯ごたえのする甘い果物を食べながらまだまだ木にたくさんなっているのを嬉しそうに見上げる。森の奥に分け入り、大きな声をだし、物音を立てることの危険性も分からぬまま、移動することなくのんびりと食べている子供は、肉食の野生動物からしたら、良い獲物に見えるかも知れない)
■スコル > 「ごちそーさま!んっ、後は持って帰る分だけ取ったら帰ろうっと…よいしょっ、よいしょっ、ふぎゃっ!あいたたた、なんで顔目掛けて落ちてくるのかな…んしょ、っと…」
(木槍を振り回して幾つか、果実を叩き落すことに成功して。背負い袋に落とした果実を詰め込んで、森を出ようと歩きだし、立ち止まる)
「あ、あれ…?僕、どっちから来たんだっけ…えっと、ここ、どこなんだろう…?こういうときって、どうしたいいんだっけ…?」
(果物を探して上を向いて歩いていたせいで、通ってきた道も覚えてなくて。その上果物を取ろうと木槍を振り回しながらふらふらしていたせいで足跡も滅茶苦茶になっていて。どこから来たのかどっちに行けばいいのか、あわあわと顔を左右に振ってどうしたらいいんだろうって泣きそうになる)
■スコル > 「泣いたら駄目だよね、とにかく来た道…だと思う方に歩いていけばいいかな…このまま何もせずに森の中で夜になる方がずっと怖いし…うん、よし行こう!!」
(果物でいっぱいになった背負い袋を背負って、木槍で今度は脚元を確認しながら歩きだし…どうにかこうにか、森を抜ける事には日は傾き始め、真っ暗になる前に森を出ることには成功して。街門の門番さんには叱られたけど、街に戻ることはどうにか出来て……)
ご案内:「森」からスコルさんが去りました。