2017/04/06 のログ
■ゼロ > 「とりあえず、明日は街で準備しようか。」
遺跡に行くのだし、冒険者ギルドとかそういうところに話を聞いて必要な道具を揃えて。
それから、遺跡を目指してみることにしよう。
それが一番いいだろうと思い少年はうなづくことにする。
これで、目的がひとつ出来た。
なので、視線を書類に戻すことにする。
明日まですることはない、消灯の時間ギリギリまで個々で情報の収集をすることにする。
たくさん知って、知りすぎるということはないだろう。
■ゼロ > 「……」
しばらくの間書類を見て内容を理解しようと頭を使っていたが結構時間が経っているようだ。
小さなあくびをこぼして、それで初めて今の時間を知る。
うぅむ、と軽く首を回して、もう一度大きく伸びをする。
眠気を覚ますためのコーヒーでも貰ってこようか。
一旦少年は書類を下の棚に戻して立ち上がる。
また、すぐに戻ってくるつもりではあるけれど、今はこれでいいか、とのんびりした足取りで、資料室から退出。
コーヒーをここに持ってくることもできないし、軽く飲んでこよう。
と、通路を進みながら配膳室へと向かう。
■ゼロ > 配膳室へと移動し、お湯を沸かしてコーヒーを濃い目に入れる。
砂糖とかミルクは……今は砂糖が欲しいと砂糖だけ入れて、カップへと。
ふんわりと香るコーヒーの匂いを堪能するように嗅いでから一口。
口の中に広がる苦味と砂糖の甘味、そして熱さ。
疲れで鈍った頭がすっきりしていくのを感じながら、ほふぅ、と大きく吐息を吐きだした。
とりあえずこのあと、もう一度資料室に戻って資料を読んで、頭に入れておこう。
魔物にもいろいろいるように、魔族にもいろいろいるようだ。
何日も通っているが覚えきれるものじゃない。
まだまだ、足繁く通う必要があるだろう。
コーヒーを飲みながらそんなことを考え、飲み終えたら流しへとカップを戻す。
そして、もう一度資料室へ。
■ゼロ > 資料室へ戻り、書類を目に通す。
先程までの邪念などは何処か遠くへ。
今は、驚く程集中できそうだと感じる。
少年は、しばらくの間、集中した状態で過去の戦歴や情報などを出来うる限り吸収することにする。
そして、消灯の時間が来るまでそのまま書類を眺めて勉強し。
ひとつ、賢くなったと……思いたい。
知識を実践できるかどうかは、実際に行わないとならないし。
そもそも、[魔族]というカテゴリとの実戦経験はまだまだ、新米といっていいだろう。
訓練兵という肩書きが取れるのは、いつだろう―――
ご案内:「隊舎 資料室」からゼロさんが去りました。