2016/11/20 のログ
ご案内:「隊舎」にスヴェンさんが現れました。
ご案内:「隊舎」にシャルレさんが現れました。
シャルレ > 隊舎の屋根を白い猫が歩く…時間はお昼の食事も終わった午後
お昼の片付けも終わって、夕食のお手伝いまで、自由な時間をもらったから

自分に与えられてる部屋は、人としてのものだから広く感じて
広すぎてポツン感が寂しくなる。

午後のお昼寝をする場所を探してるとこ、クンとあの人の匂いに気づいて脚を止める。
場所はどこかと首を回し探すと
屋根の下の窓からの匂い、ちょうど窓も開いてるようで

トンと音もなく窓枠に着地した白猫部屋の中を覗くように見回してみる。

スヴェン > 外でダラダラするつもりだったが仕事があるだろう、と神経質な顔をした元神父の男に捕まり、
朝も早いうちから自室に篭りきりであった。
戦場の外でも仕事がある、というのは以前は思いもしないことであったが、
500人もの世帯と慣れば当然、人が生きていくにも色々と必要で、
更には戦場へ稼ぎに出る、となれば武器や鎧、馬など必要なものは枚挙に暇がない

「つー…身代金、思いの外渋かったのは計算外だったなあ…」

書面を見ながらカシカシ、と頭をかく
読み書き計算は、死んだ母から習っていたのが幸いしたが、それ以上の事となると神父の男に任せきり
偶には書類に目を通すべき、と言われれば隊を運営する身としては書類仕事も熟さなければならない
とは言え、報告書を見て憂いていても仕方なく、自分の署名を入れていき、それが一息付けば、
ずるずる、と椅子に深く腰を下ろして開いた窓から外を見た。丁度良く、此方を覗く白い猫と視線が合えば
立ち上がり、窓の方へと寄っていき、そのまま猫を捕まえ抱き上げようと腕のを伸ばす

「…どこの子だか知らんがオマエは良いね…夕飯の心配だけしていれば良いんだろうから…」

はあ、と嘆息を零しながら無駄だとは判りながら猫に愚痴る

シャルレ > 窓枠から中を覗けば、連れてきてくれた人がいた
難しい顔をしてる…何をしてるのだろうと、小首をかしげてたとこ

金色の瞳に彼が近づいてくる、人の声はでず
まだ若い猫の鳴き声だけ抱き上げられながら、腕の中にいると暖かく
あの背中に感じてた体温、それから覚えた匂い

「にゃーん」

柔らかい体は背中を丸めて、大人しく抱かれたまま
猫の毛がつくのもお構いなしに、頭を摺り寄せて

スヴェン > 「…意外と人懐こいね、オマエ…どこかのお貴族様の家の子か?」

抱き上げれば嫌がるでなく甘えるように此方に頭を寄せてくる。生き物は嫌いではないから、優しく背中を
撫でてやりながら、部屋の中へと連れて行き、ぽふん、とベッドに腰を下ろした
このまま逃げ出しても良いのだが、外には見張りがいそうな気がするし、出入り口の辺りには
することもない部下が酒を飲んでいたり、武器の手入れをしていたりして見つからずに逃げるのは不可能
中庭を経由する手が無いではないが、朝から何やら怪しげな煙が登っているから、
大方、ミレーの連中が戦の神とやらに祈願だったか、感謝だったかの舞い踊りでもしているのだろう

「…籠の中の鳥になった気分…俺もオマエほど自由であったらと思う…」

なんて言いつつも、望んだ隊長職をほっぽりだす訳にもいかず、自分で選んだ道に後悔がある訳でもなく
本当にただ一時の愚痴みたいなもので、腕の中の白猫の顎の辺りを擽ってやれば、そっと開放してやり

「…愚痴聞いてもらってありがとな、天気もいいしどこへなりとも好きにしな」

と伝えればくわ、とあくびを零してそのまま、ベッドに倒れ込む。窓から吹き込んでくる風は
少々冷たいが心地よい…このまま、昼寝も悪くはないな、と雑にブーツを脱ぎ落とし、
寝転がったままグーッと伸びをしてみた

シャルレ > 抱き上げられてベッドに座る彼、腕の中から見上げるように様子を伺ってると
顎を撫でられて、ついゴロゴロと喉がなってしまうのは、止められない

腕が離れてベッドに倒れこむ様子に、体の上から降りて、
彼の頭のとこに座り頭を下げる
その頬とか横顔に頭を擦り付けるような仕草、それから
柔らかいプニっとした前足を、ちょいちょいと…頬とか額とかに
撫でてるつもりが、動作的には押すようにしからない前足

「……」

じーっと彼の顔を見つめて考える…少しの間がすぎたあと
彼の頭の位置で
ポンと光が弾けて、ベッドに少しの重さがかかる

背負って連れてこられた娘がベッドに座り
猫ではできなかった手を延ばしその前髪に触れて撫でようと

スヴェン > 「くす…擽った…遊んで欲しいのはわかるけど…お外のほうが楽しいぞ、きっと…」

すぐに外に出ていくだろう、と思った白い猫は離れることはなかった
頬や横顔にすりすり、と頭を寄せられたり、前足でぺちぺち、とされたりすれば擽ったく
それでも、あまり小動物に好かれることもなかったから嫌な気はせず、好きなようにさせておく
何が楽しんだかなあ…と疑問に思いながら、ぐいぐい、と前足で押されたりすれば、
まさか、邪魔者扱いされているんでは…?と苦笑を浮かべたり

「…一応、俺の部屋なんだけどなあ…」

じ、と金色の瞳が此方を見つめている
お腹すいてるなら、跡でなんか見繕ってやるから、と寝返りを打てば、ぱあ、と光が弾けて
僅かにベッドが軋んだような気がする…えぇ?と何事かと再度、猫の方へと視線を向ければ、
先日から隊舎で寝泊まりしている娘がそこにいて

「…いつの間に…?」

むむ、と眉間に皺を寄せながら彼女を見上げる
彼女が前髪に触れているのも気にすること無く、驚いているような不思議に思っているような、
そんな表情を浮かべていた

シャルレ > 「ぁ…あの…お礼もちゃんと言えなかったから」

さきほど猫のいた場所に座り込んだまま、倒れてる彼を見下ろすようにしながら
伸ばした指先に前髪が触れるのを許してくれてて

頭にかぶってたフードを下ろして隠してた姿を見せる
白い耳がピコンと三角に立って

「あんな、おっきな部屋ありがとう。でも広くて
 私、ミレーに間違われることけど
 猫なの…だから、カゴ1つぶんくらいの寝床でもいーよ?」

さきほどの愚痴は、お仕事の疲れなのか
なにかできることは、と考えてしたことがコレ
肉球では押すしかできなかった変わりに、撫で撫でと手を動かして

スヴェン > 「律儀なヤツだねえ…今時、珍しい…」

いつの間に部屋に忍び込んだかは判らなかったがどうやら、此処に連れてきた事に礼を言いに来たらしい
小間使いが1人傭兵扱いになり、仕事があったから連れてきたという理由が自分にはあり、
特別、礼を言われるような事もない、と思っているのだが、彼女は恩に感じているらしい
この娘、絶対、損する性格だな…と。内心思いつつぼんやりと見上げていれば、ぴこん、と
彼女の下ろしたフードの内から耳が飛び出る
外で妙な呪文を唱えながら輪になってるミレーの連中も見た目は似たような感じなので、特別驚きもしないのだが

「…部屋の方は好きにしていい。どうせ、空いてるんだ
籠の方が落ち着くなら、籠持ち込んでそこで寝りゃいいし、
あの部屋は好きにしていい…働いてる間はなー…」

働かざる者食うべからず。
この不文律を守ってさえくれれば、天気のいい日に中庭で謎の儀式を執り行なおうが、
部屋に籠を持ち込んでその中で眠ろうが構いやしないのだ

「……って、じゃあ、さっきのオマエだったのか。
……――そっかあ、そう来たかあ…自称、神様なんてのはいるが猫は初めてだなあ…」

じ、と彼女を見上げる
気配もなく部屋に入ってきたのも納得がいく
ただ、それくらいのものでそこまで驚くようなことはなかった…世の中というのは不思議な事が
多々あるものだ、と酒を飲むと俺は宮廷詩人だったんだ、という部下がよく言っていたが、なるほど、と納得してしまった

「…そんで、他になんかあるか?
待遇改善とか、意見位は聞いてやらんでもない」

偶には食事に魚を出せ、とかそんな。
よいしょ、と身体を起こせば耳触ってみても?と聞いて了承されればつんつん、と触ってみようとするはずで

シャルレ > 「…うん、だって…寝ちゃったし、気づいたら、おっきなベッドだったから」

道中を眠ってしまってたから覚えてなくて
申し訳なさそうに、寝床とお仕事とゴハンのお礼を告げる。

カゴを持ち込んでもいいとの了承が得られれば
1つ洗濯場から持ち込もうと喜び、ベッドの上に座るおしりのとこで
白い尻尾も軽く揺れる

「うん、白い猫が私、言葉はわかるけど、しゃべれないから」

体を起こす様子に少し、位置をずらし
伸びてきた手に頷くと
指先が耳にふれるとピクっ、ピクっと反応して
首を竦めたりとくすぐったくも気持ちいいと、目を閉じて

スヴェン > 「そりゃあ、大したベッドじゃなくてもオマエちっこいからなあ…
粗末なもんでも大概、大きなベッドになるだろうさ」

落ち着かないんだろうか?と籠を持ち込む、という話を聞いて思ったりする
自分も体格は大きな方ではないけれど、そういうものなのかなあと首を傾げてみたりする

「ちゃんと籠使う事は言っとけよー…
備品1つなくなっただけでもうるせえやつもいるし…」

耳に触れる許可を貰えればそっと彼女の頭の耳に触れていく
触れる都度、擽ったげに動くものだから、それが面白くて擽るようにしてみたり
耳から手を離せば、そのまま白い髪に触れてゆるゆると撫でていく
自分と似たような髪の色。不意に母親の事を思い出すが、直ぐ様苦笑が浮かんで、彼女の髪から手を離し

「…ちょっと、座ってなー…暇つぶしに付き合え」

よ、と立ち上がればペタペタとブーツを脱いだままで先程まで使っていた机に近づき、引き出しを探る
歯の細い櫛をあったあった、と手に取ればベッドの彼女の座る背後に座り

「髪、綺麗にしてやっから。娼館の女に渡そうと思って
渡せなかった櫛で悪いんだけどさー…
長いと仕事してて邪魔だったりしないか?
…そういや、名前はあるのか?野良なのか…?」

そんな会話を交えながら彼女の髪に櫛を通そうとする

シャルレ > 「うん、あんなおっきいの初めてだった、いつもね床でねてたりしたから、ふかふかだった」

ベッドの寝心地は初めての感触、大きくふかふかしたものの
感動の体験を少し嬉しそうに話してる

耳に触れて、くすぐられるとクスクス笑うように肩をすくめて
体を小さくする
人に撫でられるのはどのくらいぶりか、触れられてると気持ちいいとばかりに
尻尾は揺れる

手が離れると金色の瞳が開いて、彼が動く様子を目で追うように動かし
その間にベッドから脚をおろし、はいてたブーツを落とす
背後から、櫛をいれてくれる動きに大人しくとかれる

「お仕事するとき、結んでるよ
 名前は…シャルレって呼ばれてた
 こんなこと、されたの初めてなことばっかり…嬉しい」

ブラッシングされてるのと同じ感触なのか、長い白い髪がサラサラと滑り落ちるように
なめらかになっていく、その様子も気持ちよくて気に入ってしまう

スヴェン > 「俺も昔はそうだったわ…背中痛くなったりなんだりで落ち着かなかったろ?
あー…それとも、猫ならそんなこともないのか?」

自分も初めて柔らかなベッドに横になった時は妙に落ち着かない気分だったかもしれない
それも随分と昔のことで今ではその時の事もひどく朧気であった

すごい、見られてる…と彼女の視線に気が付きながらも気にしていない、気がついていない素振り
よ、とベッドに戻ってくれば雑談混じりに彼女の髪を梳かしていく
嫌がるかなと思ったけれど、どうやら杞憂だったようで。櫛を通せばさらり、と滑らかになっていく

「…そか、仕事、教えてくれる人の言う事、ちゃんと聞けよ?
シャルレ…か、俺はまあ、他の連中が呼んでるトコ聞いてたりしたろうから、知ってるだろうけど
スヴェン…隊長とか、旦那とか、言うやつもいるけどなー」

嬉しい、と彼女が言えば、そうか、と表情を緩めた
髪を梳かしながら、時々、えい、と悪戯するように彼女の耳をつん、と突いてみたりもする
先程の擽ったげに肩を揺らす様子が面白かったらしい

シャルレ > 「背中痛かったー、冷たいし寒いし…たまに蹴られたりね」

明るく話すけど、その過去の話は言葉だけではイイものでなく
髪を解かれながら、気持ちよくて髪がサラサラになるのも喜んでる
思わずウズウズと肩が揺れたりしながらも

後ろから耳をいたずらされては、びくっと肩が跳ねる

「ひゃん……もぉ…スヴェン…すぐ意地悪するー」

本気の不満でもなく笑いながらのこと
出会ったときも頭を揺らされてるのを面白がられて
今は耳と…それでも最初の時より、いろんな話ができるのが嬉しくて

「うん、お仕事、ちゃんと覚えてるよ。スヴェンのお仕事も手伝えたらいいのに」

使い魔として生活してたから、主に仕える、主が喜べば、自分も嬉しくなってた
今は拾ってくれた彼が、主のように勝手に思ってて

スヴェン > 「俺もそんな感じだったかな…ケンカも良くしたし」

貧民街の廃屋を覗きながらねぐらを探すような娘だ
良い思い出ばかりだったとは言えないのだろう、というのは自分にもよく判る
髪が滑らかになれば手櫛も入れて整えてやったりもし、耳に触れると揺れる肩にけらり、と笑って

「大袈裟…擽ったがりだな、シャルレは」

本気で嫌がられないから此方も図に乗って、遠慮なく耳に触れて擽ってはその反応を見て笑う
自分の仕事も手伝う、と言う彼女に目を丸くして

「そりゃあ、嬉しいけれどな…その前に読み書き覚えにゃならんなあ…」

勝手に読み書き計算は出来ないものだと思っているらしくそんな言葉を口にする
彼女の髪もすっかり綺麗になり、窓からさす陽光にキラリと光るようになれば、こつ、と緩く小突いて

「ほら、出来た…1人でも綺麗に出来るようにこれもくれてやる」

そう言うと手に持っていた櫛を彼女に差し出す
それほど、高価なものではないし、普段使い出来るような品であるから、気楽に彼女に手渡そうとする

シャルレ > 「似てるんだね?」

なんだか言葉の端々に自分の言葉に重ねるような話に気づいて
彼の過去とも似てるのかなと感じてた

「ふふふ、だってー…、ひきゃん」

遊ぶように指にいじられて、くすぐったがりながら体をクネクネ動かす
ちょうど、きれいにといてくれた白髪も明かりに揺れてキラキラするように

「読み書き…読めるけど、書けない…」

使いをしてたから読むことはできるけど
文字と書くとなれば難しさはあがる、書くこともコッソリ練習しようと決めて

差し出された櫛を受け取りながら

「いいの?」

自分には立派な贈り物、両手で嬉しそうにうけとる、大事にするように手で包んで

スヴェン > 「俺も昔はシャルレと似たようなもんだったし…」

髪の色も似てるしな、と続けて頷いた
流石にあの日、彼女の後ろ姿を昔の自分と重ねた、とまでは恥ずかしくて言えなかったが
髪を梳かし終えればそっと髪に触れて、その滑らかさに満足気に頷く。中々の出来だ、と自負した

「読めはするのか…じゃあ、後は練習だな
書けると便利だぞ?外出る時も書き置きあれば遅くても心配しなくて済む」

流石にそれだけで自分の書類仕事を手伝わせよう、とは思わないし無理だろうとは思うが
読み書きが出来れば例え、此処を出て行く事になっても何かしらの仕事にはありつけるだろう

「良いよ、机の引き出しに押し込まれてるよりは使ってもらったほうが良いだろうし」

大事そうにする様子に、大袈裟、と笑えば綺麗に梳かした髪をくしゃくしゃ、と少し乱暴に撫でて
それから手を下ろす。ぼんやりと彼女を眺めれば思い立ったようにぽつり、と…

「服も白いんじゃ、汚れそうだな…
その内、汚れても良いようなもん、古着屋で探さないと…
……というか、人間になると服着てるんだな」

くいくい、と彼女の黒い外套を引っ張りながら不思議そうにどうなってんだろうな?と首を傾げ

シャルレ > 「じゃ、お揃いね」

髪に触れてくれる、触れられることが嬉しくて
猫でもないのに、つい…猫仕草のように体を擦り付けるように寄せながら

「うん、練習する。ちゃんとお手伝いの時間までに戻るよ」

与えられたものは、こなす。小さい時から植えつけられてたことは
今でも残ってる仕えるということで
せっかく撫でてきれいになった髪も、くしゃっとされては
眉をよせながら顔もくしゃくしゃにしながら

「ほらぁ、意地悪だ」

と笑いながらじゃれあうように返すばかり
服をいじられ外套を引っ張られれば素肌が覗く
人と同じ状態、めくれば肌も見えるし
人間に耳と尻尾があって服はきてるだけに