2016/05/03 のログ
■リリア > (そして――吸血鬼は夢魔、としての側面も持つが故に他の吸血鬼よりは多少魅了の力は強い。けれども――それでも、純粋なら淫魔。それもその中でも上位のイニフィには叶わなかった。一点を極めたものは時に力の差を凌駕する。それが今、ここに披露されていて。)
それはなんとも・・・甘美な誘いでございましょうか。私が耐え、あなたを期待を超えたのならば――是非、叶えてくださいまし。
(彼女の虜になった吸血鬼にとって、彼女の提案はなんとも甘美なものだ。彼女の責めに耐え、期待を超えさえすれば――彼女に愛して貰える。あの甘い血もきっとたくさん貰えるだろう。どきどき、わくわく、と少女の瞳に強い光が宿る。)
ま、まさか・・・私が初心、だなんて。ばりばり、経験してますわ、えぇっ!
(初心、と言われたことに対しそんなことはない、と主張しよう。――実際、誰かに言葉責めされた経験は皆無であり、初心という彼女の指摘は的を得ている訳であるが・・・それを指摘されるのは恥ずかしい故に必死で隠そうとして。)
やぁっ、んっ・・・!はぅ、ひぅっ!やっ、あぅ、ひんっ!
(彼女の舌が自らの膣に入り込めばとろとろとその快楽の証である甘い愛液が溢れ出す。彼女がその愛液を啜る感覚が、逆に喜ばしいことであるかのように・・・少女の身体は更に、もっと、もっと・・・と言わんばかりに愛液を零す。そして、一旦舌を引き抜き逆に陰核へ舌を伸ばしたならば、再度甲高い嬌声をあげる。――吸血鬼といえども女。弱点となる場所は大体ヒトの女と一緒である。そこをくすぐれば、全身に電流のような快楽が流れる。それを逃がす為に身体を跳ねさせ、快楽に身を暴れさせようとしても、それは少女を縛り上げる触手が許さない。ぎしぎしっ、と触手が軋む音を鳴らしながらも、少女には決して自由を許さず・・・少女の中で快楽は暴れ、狂う。 そして、更に少女の身体に淫魔の腕が回されて、強く固定し強く貪られれば)
――ふぁ、んっ!やっ・・・!はぅ、んんっ!ひっ、ひゃ、ぅ・・・!ひゃぁぁぁぁぁんんっ!
(静かな路地裏に再度、甲高い吸血鬼の嬌声が響く。――二度目の、絶頂である。ぷしっ、と勢いよく少女の絶頂によって濃縮された愛液が分泌され、淫魔の喉を潤していくことだろう。 ――ぜー、はー・・・、と荒い息をしながらも、ヒ瞳の奥には快楽に蕩けた女の顔が覗く。)
■イニフィ > イニフィは普段力を抑えている、それはなぜか。
『効果があまりにも広範囲に及ぶ可能性を秘めているから』だ。それを踏まえれば―――彼女の純粋な淫魔の力はかなり強い。
魔力では劣っても、その一転でリリアを超えたならば―――。クス、と自然と笑みが浮かんでしまうだろう。
「ええ……いいわよ。たっぷり、たーっぷり愛してあげる。貴女に私の全ての愛をあげるわ。」
もし、耐え切れれば―――の話だが。
どの道、リリアはイニフィに愛される。その形の違いと言うだけだ。
玩具として、人形として愛されるのか。それとも従者として愛されるのか―――その違いである。
彼女の期待に震える、その輝く瞳がなんとも―――少女チックで、可愛らしかった。
「……。あはははっ!そういうところがまた可愛いのよね。…ますます気に入っちゃったわ。」
思わず、声をあげて笑ってしまった。普段あんなに凛としているのに、時折見せるこの少女の反応がなんとも可愛らしい。
必死に隠そうとしているのが余計にリリアの幼い姿を連想させてしまう。
だが―――そういう可愛らしさが、余計に淫魔をその気にさせていく。
あふれ出す愛液は残すところなく、淫魔の口の中へと流れ込んでいく。
甘酸っぱい蜂蜜のような愛液はイニフィの喉を潤し、さらにもっと飲んで欲しいといわんばかりに、大量の愛液を零していく。
それを、啜るはしたない音を出しながら、イニフィはリリアの淫核を攻め続けた。
包皮を剥き、直接神経の塊ともいえるような底を舌先で押し潰し、根元を擽るように舌先を当てる。
軽くキスをしたかと思えば、甘くかみ締めまた擽る―――。
そして、トドメとばかりに強く強く貪れば――――あっけなく、吸血鬼がまた堕ちた。
「…んふっ、んんっ……、ふあっ…。
んふふふ……おいしいわ……リリアのおつゆ。……もっと、もっと飲ませてもらうわよ?」
息を荒くするリリアだが―――まだ終わりではない。
絶頂の余韻も許さぬかのように、イニフィは遠慮なく指を2本束ねて、リリアの秘所を貫いた。
根元まで入れた指は、粘着性の高い音を出しながら、出し入れを繰り返す。
■リリア > ――期待してますから、ね。お姉さま。
(声に喜色をにじませながら、囁くように告げる。彼女の愛は、吸血鬼にとっての宝となった。それをくれる、というのだ。――期待せずにはいられない。ふふ、と妖艶に しかし、期待を隠しきれないように、笑った。)
・・・もう、笑わなくともいいではありませんか。
(まぁ、バレたのは致し方ないとする。でも、でも笑わなくたって。少し、拗ねたように頬を膨らませ不満を顔にだそう。その姿は更に少女の幼さを強調するかもしれないが――本人は気づいた様子もなく。)
――ふっ、やぁ、らっ・・・!んっ!にゃっ・・・、ひっ、んぅっ!
(秘所を啜れば応えるように愛液が漏れる。魅了や吸血で屈服させた人間に愛液を飲ませたことは幾度かある。ある、が・・・こうして愛液を啜られたのは初の経験だ。その、初めてが押し寄せ快楽が押し寄せ、少女は更に深くへ堕ちていく。決して今まで顔を見せることがなかった陰核の底をくすぐられ、押しつぶし、更にキス、甘噛み、そしてまた擽り――熟練の技を畳み掛けるように押し付けられ、初心な吸血鬼は、再び、堕ちた。甘い、とろけるような快楽を夜に叫びながら。)
ふぇっ、ひゃっ・・・んっ!どう、ぞ・・・、お気に召すまで、わたくしの・・・はしたない、おつゆ。ご堪能、ください、まし・・・?
(絶頂の余韻さえ許さず、更に少女を堕とすべく責めは継続される。2本。指を重ねて挿入されれば、甲高い嬌声を上げながらも・・・それを夢魔の膣は容易く受け入れる。夢魔の膣はその異物に歓喜の声をあげ、うねり・・・再び彼女の指に最適な形に作り変わっていく。ぐちゅ、ずちゅ・・・!と、淫らな音を鳴らし、はしたなく舌の口からもぽたぽたと涎を滴らせながら、吸血鬼は淫魔の愛を受け入れ続ける。――そう、悦んで。)
■イニフィ > 期待しているようだが―――まずはこの淫魔の攻めを耐えてもらわなければならない。
まだまだ、半分の力も出し切っていないのだから、このていどで折れてもらっては些か拍子抜けするところだ。
機体に笑みを浮かべる吸血鬼へと、淫魔は微笑みで返した。まるで、可愛い妹にするかのような、そんな笑みで。
「あははっ、ご免ご免。…あんまりにも可愛かったからね?」
その声色は、淫魔のものというよりも人間のものに近かった。
ちょうど、食事をしている際に見せたあの笑みに近く、こんな状態でも人間であることを演じ続けようとしていた。
いや、演じているのではなく―――これもまた、イニフィの素顔なのかもしれない。
淫核を執拗なほどに攻めれば、吸血鬼は再びあっけなく堕ちた。
今まで攻めるだけだった初心な吸血鬼は、今正にこうして淫魔に蹂躙されている。
そのことが、イニフィにとっては非常に感慨深いらしく、笑みがどんどん深くなっていく―――。
「んふふ…いいのかしら?…言っておくけど、私は遠慮なんかしないわよ?」
お気に召すまでと言われれば、その通りにさせて頂こう。
指を包み込む淫魔の膣は、その形に最適な器となって、イニフィの指を包み込む。
それを、引き剥がすように指を引き抜いていけば、蠢くその膣内を、今度は指が押し開く形で突き上げる。
愛液を滴らせるそれは、イニフィの手首すらも汚すだろう。だが、淫魔はそれを光悦の眼差しで見ていた。
「んふふ……いやらしいわ。リリア、とっても厭らしい…」
だが、その『厭らしい』と言う言葉に含められたニュアンスは、侮蔑のそれではなかった。
愛情、支配、慈愛、欲望。様々な感情を乗せた『呪詛』として、呟かれる。
■リリア > (――もし、その事実を吸血鬼に伝えたならば ・・・ほんと? と、目を丸くして驚きを見せるだろう。本気を出していない、とは思っていた。けれど、それが半分も至ってない、なんて、と。)
・・・これが、惚れた弱み、っていうやつなのでしょうか。
(笑いながらそう言われてしまえば、何も言えなくなってしまう。ちょっぴり不満はあるけれど――彼女がそう言うなら、許してあげよう・・・。そんな寛大な心で彼女に許しを与える。自分の事ながら、自分の心の動きが理解できない。そんな、なんとも言えない不思議な感覚を味わいつつ。)
覚悟は、しておりますもの。存分に、頂いてくださいまし。
(例え、拒絶したとして彼女は責めを緩めたのであろうか?正直、変わらなかったのではないか、と思わなくもないが・・・それでも、どうぞ存分に、と彼女の愛を受け入れる姿勢を示す。受け入れは柔軟に。しかし、引くときは蛇のような執念さで引き止める。そして、その形は愛する者に適した形へ、柔軟に変貌を遂げる。そんな夢魔の膣を更に開拓するように、ズン と奥を付けばそれに合わせて少女の身体も ズン、と跳ねる。淫魔の懸念のとおり、少女をとろとろと愛液を零し、奥を貫けば、秘所から溢れた愛液は ぴちゃ と跳ねる程だ。彼女の手を当然のように汚していくだろう。)
――っ・・・!? おね・・・さま?今・・・なに、を・・?
(淫魔の紡いだ呪詛。それは普段の吸血鬼であれば容易くレジストできたものだろう。無理だったとしても、被害は最小限レベルに落とせたハズだ。しかし・・・しかし、だ。今の吸血鬼は普通ではなかった。淫魔に魅了され、堕ちた身だ。主からの呪詛は吸血鬼の退魔力をするりとすり抜け・・・少女の身に深く、浸透していくことだろう。 ――貴女を愛しく思う想い 貴女によって植えつけられた支配される悦び ・・・そんなものが増幅されるような、感覚。そんなものを得た・・・気が、する。しかし、確証はない。なにを、したのですか? そんな疑問を彼女に問い。)
■イニフィ > その事実、伝えるはずはなかった。だって―――まだそのときじゃない。
彼女が、本当に耐え切れると言う自信が付いたとき、それを打ち砕くワードとして、最後まで取っておくつもりだ。
だから、今はただ愛情『だけ』を、彼女に注ぐだけである。
「さあ、私自身もわからないわ。…淫魔として生まれて長いけど、愛って言うのだけは、ほんとにわからないわ。」
ただ、相手を自分のものにしたいというものが愛情だと言うならば、それは正に今のイニフィには最適な言葉だろう。
リリアをどうにかしたいと言う欲求、この自信にあふれた顔を涙や涎でドロドロに汚して、そして落して―――壊したい。
彼女の、その献身的な心は、淫魔の加虐心をどんどんと煽っていること、イニフィ自体も気づいていなかった。
「んふふ、言われなくてもそうするわよ?…でもね、リリア?」
望まない快楽は、実は本心ではない。
もしも、彼女が痛みだけを訴えれば、イニフィはその攻めを止めたであろう。
痛みだけではない、快楽や愛情を感じたのならば、それはイニフィにとっては甘美なもの。
だけど、それがないならば―――イニフィは、それを止める。
どろどろに、リリアの愛液で汚れた手首。既にそれは今着ている服の袖すらも、汚していく。
だけど、その濡れた感触ですら、イニフィは光悦の表情を浮かべて、味わっていた。
手首に付いた愛液を舐めとり、ぬちゃと指を引き抜けば―――また、貪るように愛液を啜る。
口を深くつけ、突き上げながら愛液をあふれ出し―――まるで搾り取るように。
「んふふふ………。『厭らしい』わ?リリア、とっても『厭らしい』。」
淫魔は心を弄ぶ魔性。時に、それは長く男を魅了し続け、少しずつ生気を吸い取っていく。
この呪詛は―――相手の奥底までとどく魅了させる呪詛。リリアの心は、呪詛を受ければ更なる変化を憶える。
リリアの深層心理にまで、献身的なそれは浸透していく。
支配されたい、愛されたい、玩具にされたい、壊されたい―――。
■リリア > 貴女に会ってからまだ短いですが・・・新しいことばかり教えられますね。
(被虐の悦びを知った。尽くす悦びを知った。そして――恋を知った。彼女から与えられるものは、吸血鬼の心を乱し、そして、作り替えていく。自分でも分かる。――彼女と出会う前と、今の私。それはきっと違うものとなっているだろう、ということ。きっと・・・彼女と出会う前の私であれば、こうも彼女のなすがままにしなかっただろう。きっと、どこかで反撃の糸口を探し、彼女に食らいついたことだろう。しかし、今はそれをしない。――彼女が、愛しいから。貴女の悲しむ顔が見たくないから。喜ぶ顔が、見たいから――。少女の献身は、貴女だけの為に。)
・・・はい?
(この身体はヒトのように脆い身体ではなく。多少激しくした所で壊れはしない。それに・・・少女の半分は夢魔だ。微弱な痛みは快楽へと変貌する。きっと、吸血鬼は否定するだろうが・・・種族特性的に、ちょっとやそっとの 痛い は 気持ちいい なのだ。故に、吸血鬼の訴える声は快楽のみで、痛みを告げることはなく。ただ、彼女の責めに心地よさそうに、嬌声を告げるのだ。とろとろと決壊したように愛液を零す夢魔の膣。それははしたなくも彼女の衣服さえ濡らし、ぬちゃっ と指を引き抜けばそれを追うように、ぽたぽたと愛液が零れ落ちる。そして、再び舌を差し入れればその膣内は主の帰還に喜ぶように甘い汁を再び捧げて。)
――っ!うぁ・・・っ、んっ、ひゃっ、あっ、ぅあぁぁぁぁぁぁッ!!?
(少女の心に変化が生まれる。それは先程までの魅了が生易しいものに見えるかのように強制的に少女の心を作り替えていく。 ――この人に尽くしたい。この身を捧げたい。 ――愛されたい。この人は私が尽くすに相応しい、美しい人だから。 ――玩具にされたい。この人になら、玩具にされたとしても本望であろう。 ――壊されたい。もし、死ぬときがあれば、それはこの人の手で。 そんな歪んだ感情が少女の心に植え付けられていく。自分の心が作り替えられ、歪められ・・・その感覚に少女は身体を捩り、激しく暴れるだろう。――しかし、それは触手が許さない。いくら暴れようとも、所詮人間の少女の力程しか最早出せない吸血鬼は、その触手からも、彼女の呪詛からも逃れることは出来ずに、更に深く、闇へと堕ちていく。)
■イニフィ > 「んふふ、伊達に貴女より深い経験をしてるわけじゃないのよね?」
時には、誰かの愛を受け入れようとさえ思ったこともある。
そのまま幸せな時間を過ごして―――そして、献身的に過ごした糸さえ、この淫魔が思ったことも、勿論合った。
だけど、それは叶わぬはかない夢。なぜなら自分は魔族。いくら人間を支配しようと言う気が無いとはいえ―――相容れないはずの種族だ。
だからこそ、愛することを憶えてしまった。誰かを愛して、そして愛されたいと言う欲求。
それこそが、イニフィの力の原動力なのかもしれない。
捧げられる甘い液体。其れで喉を潤し、うっとりと目を細める。
魔族人間かかわらず、愛液は美味いものであった。欲望や愛情、それら全てを農耕に凝縮している。
快楽の身を感じている吸血鬼に、淫魔は惜しみなく愛情を注ぎ続ける。
膣内に挿った舌は、包み込んでくる夢魔の膣を丹念に嘗め回し、きつく口を空ければあふれ出る愛液を零すことなく口の中へ。
どこか、光を失ったその赤い瞳の奥底には―――リリアへと植え付ける、欲望の呪詛がつむがれていた。
「………教えてあげるわ、リリア。これが私の本気…よ?」
魅了が完全にきまっている状態。その状態のときに、呪詛を紡ぐことで強制的に、相手の心を作り変える。
愛されたいを壊されたいへ、尽くしたいを玩具にされたい―――へ。
イニフィの呪詛に抗えなければ、このままリリアは人形にされてしまう。
『んふふ……リリア。さあ…愛しい、リリア。厭らしいリリア。貴女の……。』
どこか、赤い瞳は光を失っている。だが、その表情は光悦そのもの。
大の字になったリリアの下腹部に顔をしつけるように抱きつき、その状態で呪詛をつむぎ続ける。
厭らしい、愛しい、厭らしい、愛しい――――愛しい、リリア。
■リリア > それは認めましょう。しかし、一夜でここまでの経験をさせられたのは貴女が初めてです。
(自分より遥かに年上の魔族やエルフを辱めたことだって幾度かある。それでも・・・彼女程の新しいことは得ることはなかった。自分の常識を根幹から覆すような、新しい知識・感情・欲望・・・その全てを叩きつけられ、覚えさせられ・・・調教させられて。少女の常識は一日前と作り変わっている、といっても過言ではないだろう。)
(求められれば応えるようにとろとろと吸血鬼は淫魔に愛液を捧げる。夢魔として、欲望を、愛情を啜ってきた。その、夢魔の血だ。他の人間や魔族と比較しても格段に濃縮され、美味なものであるだろう。無数の人間の、魔族のそれがこの吸血鬼の血として、糧として蓄えられているのだから。)
ね・・・さま・・・。
(少女の応える声は力なく。少女の暴走も最早落ち着き、疲れ果てたのかぐったりと触手に身を任せるようにして、釣り上げられている状態である。しかし、それでも吸血鬼には休むことなくその心を作り変える呪詛が送られ続ける。)
やだ・・・やだ・・・わたし、わたし・・・っ、そんな、こんなっ、!だめ・・・だめっ・・・!
(うわ言のように空を見つめながら、呟く。呪詛を紡がれて作り替えられていく心が、堕ちるのをギリギリの所で踏みとどめる。――これが彼女の言う人形、というところなのだろう。これに耐え切れさえすれば・・・従者として、彼女の隣に立つことを許される、のかもしれない。だから、ここで、ここで折れる訳にはいかない。――まるで人形のように一方的に愛を捧げられるのも良い。壊すように激しく愛されても良い。けど・・・けど・・・遂に見つけた全てを捧げても良い、と思える相手なのだ。人形、という玩具になり果てるのではなく、吸血鬼のリリアルム=ヴラクリヤとして、意思をきちんと持ったまま、彼女と接したい。でも・・・彼女の手によって壊されたならばそれはどんなに幸せな死になるだろうか。彼女によって玩具のように弄ばれ、愛を注がれたならばそれはどんなに幸せであろうか。そんな感情も少女の深くまで浸透している。少女の深層心理。その奥深く・・・そのギリギリの所で彼女の呪詛と吸血鬼の最後の誇りがせめぎ合っていて)
■イニフィ > 「んふふ……リリアの初めての相手って言うのも、悪くはないわね?結構嬉しいかも」
ある意味、彼女を作り変えたといってもいいような行動だった。そういってもらえると、なんだか嬉しく感じる。
リリアが知らなかった感情を、イニフィが教え込んだのだとしたら、それは立派な従者だろう。
だけど、まだ堕ちきらないらしい。最後の砦である、吸血鬼の誇り。
そこが――――最後、呪詛を完全に浸透させるのを拒んでいた。
だけど、それでも淫魔はクスリと嗤う。
その、せめぎあっているその心が、イニフィの心を満たしていくのだ。
玩具として苛められたい、だけど従者として愛されたい。
その部分でせめぎあい、最後の奈落へと足を踏み出せないならば―――。
リリアはいった、覚悟は出来ていると。
その言葉に嘘偽りがないならば、耐え切れるだろう。だけど―――それをさせない最後の一押し。
「………リリア。」
ただ、名前をよんで見上げるだけ。
赤い瞳が輝き―――呪詛の最後の一押しを行う。
妖しく笑い、夜に光る赤い瞳は―――正に魔族の証であった。
「リリア……愛しいリリア……。私の……リリア?」
何を悩んでいるの?悩む必要はあるの?
体も心も、魂すらも、捧げればいい。そうすれば永遠に―――。
さあ、一緒に行きましょう?
呪詛は、そう頭の中で。イニフィの声で囁く。
奈落へと引きずり込む、白い腕を伸ばして。
■リリア > 私もです、お姉さま。私の初めて・・・お姉さまに頂いてくださり、嬉しいですわ。
(愛される悦び、尽くす悦び、そして、恋。全て、彼女から貰ったものだ。長年の少女の常識を全て覆し、吸血鬼リリアという存在をひっくり返したのが、彼女である。しかし・・・そんな彼女であったとしても最後。許していないものがある。それが・・・吸血鬼としての誇り。それを、捨てること。心が2つに割れそうな程、苦しんだとしても、そのままその甘美な誘いについて行きたくなったとしても強靭な意思でそれを拒む。他のものは全て許した。だが、だが・・・これだけは、許せない。)
ねぇ・・・さま・・・?
(心の中でせめぎ合いをしている最中、声をかけられればそれに朧気な意識で応える。音に反応するようにそちらに霞む視線を向ければその瞳に吸い込まれるように、視線を向けて)
・・・ねぇさま。
(更に深くへ、奈落へと誘い込む誘いが耳に木霊する。吸血鬼の誇りとはそんなに大事なものか?――既に淫魔に屈したのだ。そのまま坂を滑るように堕ちたところで今更なのではないか?――何より、この身は彼女のものであろう?何を、否定することがある?何を悩む?――体も、心も、魂も。全てを貴女の為に。そうすれば、永遠に・・・。)
――あ・・・あぁ・・・っ
(――ぱりん。と何かが砕ける音がした。その音がした瞬間・・・少女の体を、心を何かが侵食していく感覚がある。そう、奈落へと 更なる闇へと引きずり込む・・・そんな感覚が。 ――吸血鬼は、この時・・・完全に彼女に屈した。)
■イニフィ > 吸血鬼は、とても気高く誇り高く―――どこまでも貴族だ。
その心を壊すともなれば、簡単なものではないだろう。今までであった誰よりも、心を奪うのは容易ではない。
下手をすれば精神が持たずに先に壊れてしまうかもしれない。だから、とてもデリケートに。
ゆっくり、ゆっくりイニフィの闇を、リリアに侵食させていく。
後一息のところまで来ているのだ。もはや―――慌てることもない。
「ねえ……リリア。貴女は…私の愛しいお人形なの。愛してあげたいの。……ね?」
その表情は、リリアからしてみればまるで女神のように見えるかもしれない。
堕落して、後一歩のところで、彼女の『愛』はすぐそこにある。
だけど、その後一歩を邪魔しているのが、彼女の言う誇り、だろう。
だから、その誇りは本当は邪魔なものだと認知させればいい。―――だから。
一緒に移行。奈落へおいで―――と、女神(あくま)は囁く。
その瞬間だった。呪詛が―――彼女の深層心理まで深く、深く食い込んだ感触がした。
魔力が、リリアの全てがイニフィのものになっていく。
「……んふふふ、んふふふふふふ………!」
壊れた。屈した。―――おもちゃになった。
吸血鬼は、今正に―――淫魔の『玩具』になったのだ。
さあ、ここからだ―――。
今度は徹底的に、快楽を叩き込んであげよう。泣き叫んでも、許してあげない。
身体中、魂までも快楽で染め上げてくれよう。
■リリア > おねぇ・・・さま・・・。
(うわ言のように彼女の名を囁く。最早、少女の心はひび割れ、決壊まであとわずかであろう。その僅か を維持しているのは吸血鬼としての、誇りである。その誇りは彼女であろうと容易く許す程に低い壁ではなく、強固に守りを固める。私が望むのは彼女の従者。隣に並びたち、彼女を支える者。幾ら彼女が望んだとしても、それ以下にはなれない。吸血鬼の誇りにかけて、意思なき人形になんて・・・!そう、訴える。――しかし、その強固な意思も遂に砕ける。彼女の甘い囁きによって。一緒に、永遠に。もし、彼女の囁きさえ受ければ、永遠に彼女から愛を受けることが出来る。彼女もそれを望んでいる。そんな囁きを受ける。――これを受ければ彼女を喜ばすことができる。私も彼女に愛されて嬉しい。そんなメリットを捨ててまで、守るべき誇りなの?少しずつ、そう少しずつ溶かすように少女の誇りの重要度を削り取っていった彼女の魅了はついに・・・吸血鬼を完全に陥落させた。吸血鬼の膨大な魔力、能力。そして・・・彼女が望みさえすれば吸血鬼の意思でさえ、この時彼女に捧げられたことだろう。)
この身、この魂。貴女に捧げましょう。貴女にならば、お姉さまにならば・・・悔いはありません・・・!
(遂に堕ちた吸血鬼。トロトロにとろけた瞳で、女の顔で彼女を見つめながら服従を誓う。何をされても良い。どんなに辱められてもいい。だから・・・だから――愛して、ください。)
■イニフィ > 完全に吸血鬼は陥落した。ゆっくりと、じっくりと溶かしていった誇りを、ついに彼女は手放したのだ。
本当に、これを折るのは心が折れた。だけれども、彼女は敗した。完全に。
「……そう。嬉しいわ、リリア…。やっと、私のものになってくれたのね?」
触手が、彼女の拘束を解く。
今までどんなに暴れても解けなかったその拘束を、ゆっくりと解き―――堕ちてくるリリアを、イニフィはしっかりと抱きしめた。
愛が欲しいならばいくらでも注いでやろう。快楽と愛情、そして欲望をその小さな体に、全て受け入れてもらおう。
その証拠に、イニフィはうっとりと目を細めながら―――背後に、触手の群れを呼び出していた。
沢山のそれは一つにまとまり、イニフィに巻きついて―――一つの、大きな肉棒となる。
「んふふ……さあ、受け取って。私の全力の愛情よ…。
たっぷり愛してあげるわ、砕けてしまうほどにね……!」
了解など必要ない。
リリアは既にイニフィの玩具。そして―――従者。
隣に並び立つ存在と同時に、彼女は愛でられ、愛され―――そして貪られる存在。
規格外ともいえそうなほどの、その肉棒を―――ずぶり、と。
リリアの、秘所に受け入れさせよう。光悦とした表情で。強く抱きしめて―――。
■リリア > えぇ、お姉さま。私の、リリアの全ては、貴女のものです・・・。
(触手の拘束から解放されて、彼女に抱きとめられれば嬉しそうに微笑むだろう。彼女に抱きしめられる。これのなんと甘美なことか。嬉しそうに、すりすりと彼女が許すならばその肌に愛おしそうに自らの肌をすり合わせる。――愛しています。)
はい・・・はい・・・っ、お姉様・・・っ!貴女の愛情、たくさん・・・リリアに、注いでくださいまし・・・っ!
(きゅっ、と彼女を抱きしめる力を強くし・・・その愛を待ち受ける。はー、はー・・・!と、触手であろうと彼女の魔力で生み出されたものだ。紛れもなく・・・彼女の愛だ。どきどきと心臓を高鳴らせつつ、それを今か今かと待ち望み・・・少女の秘所もぱくぱくと期待するように口を開閉させて。)
んっ、んぅっつ、あぁッッッッ!
(甲高い嬌声をあげる。しかし、彼女が突き入れた触手はさしたる障害もなく、ぬるりとあっさり受け入れるだろう。とろとろにとろけた夢魔の膣だ。最早入れる際は何の障害もなく、するりと入ってしまうだろう。――引く際は、また別であるが。先程までと同様に、それが突き入れられればもぞもぞと少女の膣は蠢く。擽るように触手に触れ、形を確かめ、味を確かめ・・・それに適したサイズへ再び作り変わっていく。――ソレから、精を搾り取るに適した形へ。)
■イニフィ > バザーでであっただけの吸血鬼が、まさかこんなことになるとは。
イニフィにとっては嬉しい誤算ではある。然し、自由を求めていた彼女にしてみたら、バットエンドなのだろうか。
いや、そんなはずはない。その証拠に、リリアはこんなにも悦んでいる。
この微笑が、何よりの証拠だ。イニフィは、そう確信めいたものを感じていた。
「んふふ……ええ、リリア。貴女のすべては私のもの…。」
鸚鵡返しに呟いたそれは、呪詛でもなんでもない。ただの言葉だ。
だけど、下手をしたら呪詛よりも、リリアに対する拘束は強いかもしれない。
手放さないという重いから、その言葉はつむがれた。吸血鬼が、淫魔に忠誠を誓うのは、珍しいかもしれない。
リリアの魔力―――それを上乗せすれば、イニフィの魔力は一体どれほどになるのだろうか。
今から―――その力が、とてもとても楽しみだ。
「んふふ……苦しいかしら?」
いや、それはなさそうだ。
夢魔の膣は、入らないとさえ思ったほどの太さの触手を難なく飲み込んだ。
飲み込んだ触手は蠢く無化の膣に包み込まれ、余計に暴れ狂う。
イニフィがしっかりと抱きしめ、触手がリリアの膣内を暴れまわる。
引き抜く際、とても強い抵抗を感じるだろう。だけど、それを引き剥がしながら、徐々にその触手は引き抜かれ。
後は導かれるままに、強くリリアを突き上げるだろう。
子宮も、何もかもを押し上げ、強く鈍い快楽と共に、リリアを突き上げる。
■リリア > (吸血鬼としても、大きな誤算である。ただ、バザーとはどんなものか、と興味本位で出かけ・・・綺麗な人を見つけた。それがとても綺麗で、美しかったから・・・血を貰おう。そんな、いつもどおりの日常であったはずなのだ。それの果てが・・・これだ。淫魔に隷属させられ、体も、魔力も、魂も。全てを捧げ、彼女の虜となった。――しかし、悔いはない。なぜならば、彼女は私が尽くしてもいい、と感じた人。吸血鬼の誇りなぞ道端に捨ててでも愛されたい、と願った人。そんな人に愛される未来を勝ち取って、何の不満があるのだろうか。)
えぇ、そうです。私の全て・・・どうか存分に頂いてくださいまし。
(吸血鬼の家だとしても、直系の吸血鬼が多種の魔族に忠誠を誓うだなんて、前代未聞だろう。愛に生き、家を飛び出した者は何人か前例があったが・・・誰かに、忠誠を誓う、だなんて。この事実を聞けば吸血鬼の両親はそれこそひっくり返るだろう。――でも、いいんだ。私は、これで幸せなのですから。)
いえ・・・美味しいです。幸せです。お腹、お姉様のものでいっぱいで・・・私、幸せですわ。
(少女の肉は柔らかく形を変え・・・難なく触手を受け入れる。ぽっこりと外から中にくわえ込んでいるのが分かる程お腹を膨らませつつも少女は苦しい、とは一言も告げず、ただ嬉しそうに笑う。そして、それを引き抜けば名残惜しそうに無数の少女の膣の中に蠢くモノが引き止めるようにきゅうっ、と締め付ける。そして、再度 ズン、と強く奥を叩けば)
――きゃっ、んぅっ!
(甘い甘い、悦びの声をあげるだろう。)
■イニフィ > 「んふふ………じゃあ、手始めに…私に、噛み付いて?」
血をあげる、と囁いた。だけど、その代わりにリリアの魔力をもらうつもりでいた。
契約の条件として提示されたのは、リリアの全て。だけど―――それと引き換えに、吸血である。
ちゃんと代償は支払う、それが魔族のおきてだから。そのくらい、イニフィでもちゃんと弁えているつもりだ。
イニフィの母親も、それを聴けばすっ飛んでくるかもしれない。
何しろ吸血鬼を隷属し、あまつさえその全てをささげられたと聴いては―――。
これで、ますます帰れなくなってしまった。帰れば確実に―――家を継がされることになる。
パワーバランスを考えれば当然であろう。だけれども、自由を求める二人は、それを決して望まない。
んふふ、と笑みを零しながら、下腹部すら膨らませつつも、幸せそうに笑うリリアの頭を優しく撫でた。
「そう、幸せなのね…?」
きっと、それが恋というものなのだろう。
幸せそうに嗤うリリアを見ていると、なんだか此方まで嬉しくなってきてしまう。
首筋に噛み付いている間も、触手は何度も締め付けてくるそれを引き剥がし、リリアを突き上げるように下から競りあがる。
しっかりと抱きしめているその首筋を眺めながら、イニフィもまたどこか嬉しそうに微笑んでいた。
(あー、これがほんとに心地いいってヤツなのかしらね…。
今まで、ただ滅茶苦茶気持ちよくしてただけだったけど…こういうのもあり、かも。)
等と、そんな心の声があった。
少し、ほんの少しだけ―――これからの事を考えてもいいかもしれない。
激しいのもいいけど、こんな風にゆったりとしたものも、いいかもしれない。
■リリア > ――では、頂き、ますっ!
(血をあげる、なんて言われれば嬉しそうにその甘い香りを漂わす首筋に再び・・・牙を立てる。極上のサキュバスの甘い血液。それも、愛する人から貰う血液のなんと甘美なことか。満面の笑みを浮かべつつ、その血をいただくことだろう。――不思議と、最初の吸血よりもとても美味しく感じた。行きずりの相手との口づけよりも、恋人とのキスのほうが何倍も美味しく、甘く感じるという。・・・きっと、あれと似たようなものなのだろう。その状態のまま、頭を撫でられれば再び、嬉しそうに笑った。)
――はい。
(魅了された結果だったとしても、私は貴女に恋した。この感情に偽りはない。例え、植えつけられたものだとしても、堕落した結果だったとしても・・・貴女を、愛しく思った。この人の為ならば、全てを捧げて良い、と。――だからこそ、彼女の呪詛に耳を貸し、堕ちたのだから。
彼女の首筋に牙を立て、甘く、蕩けてしまいそうな極上の血を頂きながらも、そのお腹の内にはズン、と強く叩く触手がある。それがあろうとも、決して牙を離さないのは決して気持ちよくない訳ではなく・・・ただ、この血をもっと味わいたいが為に必死でこらえてるに過ぎない。ふるふると手を震わせながら、必死で彼女に抱きついてる様からそれを察することができるだろうか。――彼女の心の声は少女には流石に届かないけれど・・・でも、少女の顔は幸せそうに、不満など、後悔などない。そう言わんばかりの幸せそうな笑みが浮かんでいて。)
■イニフィ > ――――痛い。
やはり噛み付いてもいい、といっても突き刺さる牙の痛みは早くなれないといけないかもしれない。
だけど、その甘美な血を啜るたびに、リリアはどんどん自分の魔力がぬけていくのが解るだろう。
抜けていくのではない―――イニフィに、吸い取られているのだ。
相手とのつながりをどこかで持たないと、吸引が出来ない不便なもの。だけれども―――。
幸せそうな、リリアの顔を見ているとどこと成しか、交尾よりもこういう風に抱き合う形で魔力の譲渡を行いたかった。
ゆっくりと味わうたびに、リリアの魔力を蓄えていく。
自分の魔力に上乗せして―――その魔力は、どんどん膨れ上がっていくのがわかる。
「んふふ……。ゆっくり、味わって…ね?」
触手は、リリアを突き上げ続けるだろう。欲望のまま、下腹部を膨らませ抱きしめてくるその体を、引き剥がそうとしているかのように。
だけど、それをさせないのは―――イニフィ事態が抱きしめているから、かも知れない。
地を座れながらも、イニフィはその従者を優しく、撫で上げていた。
■リリア > ・・・ごめんなさい。でも・・・止められないのです。貴女の血が、美味しくて、愛しくて・・・っ
(痛い、と言われれば少し申し訳なさそうに顔を歪め謝罪する。そして、彼女の血を吸い上げれば自分の魔力が吸われている感覚が理解できる。けれど、それでも牙は離さない。自分は彼女の従者。魔力も、彼女のものだ。それに・・・代価として血も貰っている。――十分、だろう。自分の活動に問題ない程度の魔力さえ残してくれれば、構わない。吸血鬼、そして夢魔の力は彼女に非常に近しい質をしていたが為に、他の者よりもよく馴染むことだろう。 ――我が力、貴女の為に。)
――んっ、・・・くふっ、あぅ、ちゅ、ぅ・・・っ!
(そして、触手に突かれ続ける少女の体は じゅぷ、じゅぷ・・・と、甘い愛液を溢れさせながらその小さな体に彼女の愛を受け入れ続ける。時折、気持ちよさそうに体を捩り、彼女に抱きつきながら。撫でられ続ければ、嬉しそうに血を啜りながらも・・・きゅうきゅうと触手を締め付け、精を強請るように膣壁で扱くだろう。そして、それが良い所に触れれば血を吸いながらも甘い吐息が牙を通して彼女の体内に吹きかけられて。)
■イニフィ > 流れ込んでくる魔力と知識。彼女の、槍の技術と体の強化。そして幻影の魔術。
それら全ての知識が魔力を通じて流れ込んでくる。最低限―――彼女の行動に支障がない程度の魔力は、勿論越すつもりだ。
せっかく手に入れた愛しい従者を、ハンターに殺されてしまっては後味が悪すぎる。この子は、手元においておきたい。
だから、魔力をもらうのは彼女の魔力の3/4ほど。これだけで十分だった。
「んふふ……もらったわよ、リリア。貴女の魔力……。」
さあ、後は快楽に解け堕ちるだけだ。
何度も突き上げる触手は、彼女の子宮を押し上げながらうねり上げる。
締め上げられている、その膣を押しやる肉杭は何度も、何度もリリアを押し上げ、そして締め上げられる。
蠢くその膣壁似、職種といえど下級魔族のそれは耐え切れるはずもなかった―――。
「……え、もう?」
何が、というのは彼女の体が一番よくわかるだろう。
何しろ、膣内に大量に熱湯が吐き出されているのだ。その熱さ―――きっと、何度も感じた「あれ」に他ならない。
■リリア > (もし、吸血鬼の知識の全てを得るのならば、それに加え、血を媒介にした魔術や道具の作成・変化の術・闇を渡る術・・・などといった吸血鬼という種族特有の術の知識もきっと流れ込むことだろう。さて、それのどれほどを彼女が会得するかはわからないが・・・。
例え魔力の大部分を失ったとしても、未だ吸血鬼の保有する魔力は膨大である。流石にもう無理が出来る程のレベルにまでは至っていないが・・・それでも、人間程度に遅れを取る程ではないだろう。・・・現在だと国有数の、というランクであれば少々厳しいかもしれないが。それでも、失った魔力は再び補給すれば良いのだから。・・・ちょっと次の獲物は勢い余るかもしれないが。)
はい、私も・・・貴女の血、美味しゅうございましたわ・・・。
(唇の端を血で汚しつつ、うっとりと恍惚とした笑みを浮かべる。例え魔力の大部分を失ったとしても、また奪えばいいのだから対して気にすることではないだろう。そして、ズン、ズン・・・と膣を貫き、子宮を押し上げる触手に対し、吸血を終えた少女は本腰を入れて絞りにかかるだろう。本業は吸血鬼であるが、夢魔でもあるのだ。受け入れるものに対し、柔軟に形を変え、搾り取る。その夢魔の本領を見せよう。流石に彼女の手管にはかなわないが・・・それが下級の魔族であれば話は別だ。無数に蠢く膣壁で触手の全身を撫で、くすぐり、扱き・・・その肉で精を絞るように圧迫する。やがて・・・触手も耐え切れなくなったのか熱い精液を吐き出せば)
~~~っ!
(ふるふると体を揺らし、その精を受け止める。彼女に魔力を捧げ、お腹が減っていたばかりだ。その捧げられた精液。是非美味しく頂くとしよう。まぁ・・・下級の魔族である触手の精だ。彼女の美味なる血程ではないが・・・お腹がすいていればどんなものでも美味しく感じられるものである。その精液に込められた魔力を吸い取り、蓄え、力として変換し・・・そして、もっと寄越せと言わんばかりに、きゅううっ、と触手を圧迫し、絞り上げるだろう。それこそ、最後の一滴まで絞り上げるように。)
■イニフィ > さすがにそこまで万能な能力ではない。憶えられるのは、印象に強く残っている能力のみである。
吸血鬼特有と思われる、血武器の作成や闇をわたる術など、そこまでこうどうなものは会得することは出来ない。
そんなことが出来るならば、今頃イニフィはどれだけ芸達者になっていたのだろうか。
リリアの技術の中で会得できるものは、先ほど示したものだけである。
「んふふ……そう?それはよかったわ…。」
だが、明日貧血にならないか。それだけが少し心配ではあった。
触手は、その精をたっぷりと吐き出したにもかかわらず、もっと寄越せといわれんばかりに締め上げられてしまい、暴れ狂う。
それこそ、最後のいってきまで搾り取られてしまうと―――そのままずるりとリリアの中からしな垂れおち、びくびくと痙攣しながら―――土となった。
「………やりすぎ。」
クス、と笑みを浮かべながらイニフィもようやく、リリアを離す。
軽いキスを施しながら、「また会いましょうね」と呟く。
残念だが、四六時中一緒にいられるわけではない。自由を重んじるイニフィは、従者であろうと自由に行動させるのだ。
だけど、彼女の感じた愛情は、今までのそれとはまったく違った勘定であったのは間違いない。
だからこそ―――リリアへと呟いたのだ。「また会いましょうね」と―――。
■リリア > はい。とても・・・、とても・・・美味しくて。今まで吸った中でも最高に美味でした。
(くすり、と微笑んで彼女の血について感想を告げよう。彼女の甘く、濃厚なサキュバスの血。最高の素材に、最高の料理人が仕立てたスイーツのようであった。つい、うっとりとしてしまうのは仕方のないことであろう。また、一応吸血については一日休めば回復する程度の量しか頂かないのが少女のやり方である。まぁ・・・ちょっと苛立ってしまった時とか、醜い相手とかは全ていただくけれど・・・彼女は主であり、愛しい人であり、美しい人だ。一日休めば回復する程度に留めておこう。・・・正直、もう少し欲しい感はあったが、我慢。)
・・・あら?
(ぽとり、と自分の膣から零れ落ち土に帰ってしまった触手を思わずぱちくり、と瞬きしながら見つめる。・・・どうにもお腹がすいてたので勢い余って絞りすぎてしまったらしい。――最終的にどちらが犯していたのかわからなくなってしまった結果となったが・・・まぁ、いいだろう。とりあえず、味はそこそこであったが量はそれなりであった。まぁ、ひとまずは満足だ。 ・・・なお、触手が最後の生命の輝きとして放った精子は吸血鬼によって全ての生命が吸い尽くされて精子は全て死滅していたという。残ったのは精液のみで、決して子を成す未来はない、という悲しみが残ったそうな。)
・・・すいません。ちょっとお腹空いちゃったもので。
(こほん、と照れくさそうに咳払いをして照れ隠しとしよう。低級魔族といえど、生命ごと絞り尽くしたのだ。そこそこの魔力は回復したことだろう。そして、彼女から解放されれば、名残惜しそうに彼女のことを見つめることだろう。軽いキスをされれば、唇について血の痕を拭き取った後に、彼女の頬にでもキスを返そうか。)
えぇ、また。・・・いつでも呼んでくださいまし。――離れていても、私の意思は貴女と共に。
(少し、寂しげな瞳を彼女に向けながら別れを告げる。――けれど、彼女とは契約を結んだのだ。きっと、呼べば聞こえる。繫がる。何かあれば、きっと呼んでくださいね。 と、彼女へ告げて。 また、会いましょう――?)
ご案内:「マグメールの路地裏」からイニフィさんが去りました。
ご案内:「マグメールの路地裏」からリリアさんが去りました。