2016/03/05 のログ
ご案内:「朱血城 リトの私室」にリトさんが現れました。
ご案内:「朱血城 リトの私室」にテティさんが現れました。
リト > 室内はすっきりと片付いて、中央に天蓋つきベッドが鎮座している。
彼女の手を引きながら、そのベッド城にとすんと腰かけた。

「ここがわたしの部屋ー。……あ、リトっていうんだ。よろしくねぇ」

今更だが自己紹介。簡潔に名前を告げれば、にっこり笑ってぶんぶんと手を揺らす。

テティ > 「うぅ…」
連れられるようにして、自ずと腰掛ける少女。

「私は…」
家名まで名乗ればめんどくさいか?いや、相手は狐族じゃないだろう。
でも広まるのも。
相手さんも明らかに裕福だから貴族とかの位だろう。利用されたり舐められるのもなあ。

この間、おおよそ2秒。

「…テティじゃ。よろしくの。」
結局は、本名だけで通すことにした様子。
振られる手を振り替えしながら次に考えることは


「(このベッド、ふかふかじゃのう…)」


寝転がりたい。という欲求だった。
いかにも豪華ですといわんばかりの天蓋。
ベッドももちろん相応だ。
横になったときの心地よさなど、想像しただけで安眠が期待できるほどに。

リト > 「……テティ。…うん、よろしくねー、テティ」

聞いたばかりの名前を何度も繰り返す。
確かに貴族ではあるが、利用しようとか貶めるとかそういうことは微塵も考えていないのだ。
呑気な一族の一人である。

「…………」

そして目が向くのは、彼女の獣耳。
頭の上に立つ二つのそれをじっと見て、触りたい欲求に駆られる。
あわよくば彼女を抱きしめたいとかそういう心地。

テティ > 「な、なんなのじゃ…?」

向けられる、綺麗な赤と青の視線。
じっと顔を見られている。
彼女の瞳が、自分の瞳を…?
いや、目線があっていない。向けられてるのは眼ではない。
彼女の目線は、よく見れば眼の上、頭に向いている。

「~~~~~~っっ!?!?!?///耳はだめじゃぞ!?」

自分の耳をそっとおおい、勢いよく後ずさり。
尻尾と違い、触られても困る類ではない。
だがそれは触らせていいにつながるわけではなく。
ずりずりとそっと、尻尾を踏まないように綺麗に距離をとる。

リト > 「………えぇーっ」

だめと言われれば、明らかに不満を覚えてる声が漏れた。
とはいえ嫌がるならば無理に触ることもない。仕方ない、と諦める。

「……じゃーさ。その代わりに、ぎゅってさせてよ。ぎゅーって」

つまりは抱きしめさせろ、とそういうこと。
ぱっと両手広げながら強請った。子どものように。

テティ > 「…う、うぅ。尻尾は触るなよ?フリじゃないのじゃぞ?」
流石に二度も断るのは、と遠慮したのだろう。
嫌嫌なのは抜けないが、抵抗はしない様子で。


それでも、ずり去ったところからは離れない。
自分で来て、自分で抱きしめろ、との主張だ。
そちらのほうが、いろいろと怖い眼に、変な目にあいそうだが。

リト > 「わかったよー!」

別段変な目に遭わせようとはしていない。その抱き心地を確かめてみたいだけだった。
獣耳があるくらいだし、さぞかし気持ち良いのだろうという勝手な推測。

ずりずり、と近寄っていけば両手を広げ、ぎゅっと抱きしめる。
そのままぽふん、とベッドにダイブしようと押し倒していって。

テティ > 「うわ…ちょっ!」
彼女はちゃんと約束はまもった。尻尾は触っていない。
「変なことをするな」と言わなかったテティが悪い。
それを納得するかどうかは別問題だが。

飛び掛る彼女を押すが力足らずで、結果的に彼女の目論見どおり、押し倒される形になる。
自分の体の下敷きになる尻尾に、胸の中に感じる体温。
まずい。まずいぞ。
徐々に頬に熱がともるのを、しっかりと感じる。

リト > 押し倒した後は、嬉しそうに笑って頬擦りをする。
端から見れば友達同士のスキンシップだ。

「……へへ、あったかいねー」

知ってか知らずか、下敷きになった尻尾を緩く刺激し続けるようにぐい、ぐいと身体を押し付ける。
そうして視線は彼女の顔、瞳へと向いた。見つめ合うような体勢。

テティ > 「んっ…やめるのじゃぁ…っ!」
胸の間で笑いながら、頬ずりをするリト。

「そりゃ、獣人族だからじゃろ、っ。」
決して発情しているからではない。決して。

擦れる体毛の刺激が、そのまま伝い体に来る。
当然、付け根の腰に。
そこに性的快感が走っていることを、悟られるか否か。

「な、なんじゃよっ!」
今度はちゃんと、しっかり目線が合う。
あせり具合は前回の比ではないけども。

リト > 「獣人族かぁ。……こーいう風に、ぎゅってしたの初めてかも…?」

なんて呟きながらも、なおすりすりと頬擦りをする。
そうしながらも表情やら、態度に変化が見えてきたことはしっかり察していた。
ころん、と抱きしめたまま横に転がって、尻尾責めから解放する。

「……んー。テティ可愛いなーって。ちょっと思っただけ」

ご案内:「朱血城 リトの私室」からテティさんが去りました。
ご案内:「朱血城 リトの私室」からリトさんが去りました。