2015/12/30 のログ
■ロト > (此処の城郭は酒で出来たと言っても過言でもない。造っては売って造っては売ってを繰り返したら儲けたのだ。
めでたい時には酒為り飲み物で乾杯するモノだと思って酒を取りに行ったが、
移動した先でアスタルテは酒が無理と思い出すとジュースに変更。気配は自身の領土内だから遮断もしない、
しても元々隠蔽スキルが下手なので無理ともいう。
魔法陣を指でつっと畳の上だが描いて行き 淡い光を伴って発動させると封を開いた瓶を置いて。
後はグラスの中が空いたと魔法が判断すると 勝手に注がれる妙な魔法が発動する。
俗に言うとそれは自動注ぎ魔法。なんか酒飲みが考えそな無意味無駄魔法。)
「御褒めに預かり恐悦至極、白葡萄の生育が遅れ気味ですので、
魔王ベル様の領土にあります農地より土壌を頂き次第 生産を再開しますのでどうか暫くお待ち頂けます様。」
(先日 魔王ベルと王都で遭遇した事を報告するように告げる、最後になってしまったのはジュースの元になる白葡萄の生育が遅れた為。
土壌を急速に葡萄に合う様にしたので無理が合ったらしく、肥沃な土地を持つベルに相談を持ち掛け 土壌を少々譲り受けた事も。)
話は次に進むらしい。魔法発動しっ放しだったが 一旦止めた。
賑やかだった場も静寂に戻った。シオンが魔王軍に所属叶ったので一つの安心は生まれたが。
彼の仕事は 魔王たるアスタルテや四天王、高位魔族達が用意するだろう、その辺は振れない。
四天王の1人 プルートが書類を持って手渡してくれた。
両手でもってそれを恭しく受け取ると その場でその紙の束を捲って視た。
で、その紙を傍に置いてから 跪座したままだったのでその体制のまま頭を下げ
「は。拝命致します。」
(シンプルな返事だった、無駄な事は喋らない それがこの少女。)
■シオン > (アスタルテや、四天王や、高位魔族にも好評の白葡萄ジュースの話にまた知らない魔王の名前が出てきた。
これで自分が聞いただけでも3人目、いったいロトはどれだけ魔王の知り合いがいるのだろうと疑問であった)
(アスタルテが手を叩くだけでしっかりと場が引き締まった。
こういうところは流石魔王といったところだろう。
どうやら話はロトに関する事らしいので言われるまでもなくしっかりと聞いておく)
(詳しいことまではわからないが、どうやらロトを経済に関するリーダーにしたいらしい。
かなり重要なポストであることは分かるが、ロトの返事はシンプルで無駄のないしっかりといたものだった。
これには自分が口を挟むものではない。
旦那であっても自分は今魔王軍に所属した下っ端である)
■魔王アスタルテ > (自動注ぎ魔法。
魔族都市にある酒場なんかで取り入れる事ができたら、便利なうえに面白いんじゃないかと思う)
「そっかぁ。ベルちゃんの『暴食』領の農地を使えるとなると、生産の効率は大きく上がるね!
『暴食』領は、《黄金郷エルドラ》を中心にしてすっごく良い物がとれるもんね。
分かったよー、次に《魔王アスタルテ城》に白葡萄ジュースが届くのを楽しみにしてるねー」
(『暴食』領はまさしく魔族の国の食糧庫とも言える場所であり、そこだと生産効率が上がるのは想像に難くない。
玉座で頬杖をついて品のある仕草で、再びグラスに口をつける)
「美味だねー」
(アスタルテがロトに任務を言い渡すと、彼女はシンプルな返事を返した。
すると魔王は、にこりと笑って一度頷く。
ロトに書類を渡したブルートは、元の位置へと戻っていく)
「詳しい事は、その書類に書いてある通りだよー。
《アスラ奉仕団》の本部だけど、魔王軍領の東側にあるツインタワービルだよ。
それじゃあロトちゃん、よろしくねー」
(そして今度は、シオンの方に目を向ける)
「シオン、君にとっても関係のない話じゃないよ。
君には、《アスラ奉仕団》リーダーのロトちゃんの補佐をしてもらうからね」
(有無を言わせないカリスマ的な言葉で、シオンにも《アスラ奉仕団》として活動する事を命じる)
■ロト > (たった今作った自動注ぎ魔法。思い付きで作っただけあり、
別に独占する気もないので その魔法を今すぐ提出しろと言われれば提出する事は厭わない。
何簡単な術式だ 少しの魔力があれば初心者にもできる。)
「続いてベル様はエールの改良や他の酒をご所望されていらっしゃいますので、
時折出張酒造りを致します予定ですが?何分肥沃な土地ですので、
良い酒が出来ると踏まえております。…は。」
(飲む様は列記とした魔王の風格。ベルよりは土地の提供、此方はその農作物で酒造をする。交渉は既に終わっているので
早々に時間が空き次第始めはする。 確実に美味しい酒は出来るだろうが、少量生産から始めるだろう、恐ろしいのは暴落する事だけだ、経済上問題になるのは その点)
…
(あ、あの建物か。迷子になる予感がする。迷子レベル93の少女は
転移魔法がもし使えなかったら絶望しつつ道を覚えるしかないと早くも覚悟を決めた模様。)
「夫婦でご奉仕…」
(ぼそっと何か零れた。いや、別にいいのですが。
シオンには言っていないが ロト自体 叔父は魔王ハスター、師匠に魔王アスモデウス、主君は目の前にいる魔王アスタルテ、
面識はある魔王レヴィアタン、酒が縁で顔見知りの魔王ベル とそうそうたる面子と面識がある。
そんな事がしれたら彼はひっくり返るのではないかと ばれるまでは黙っておこうと)
■シオン > (魔王軍領の東側にあるツインタワービルというのが、《アスラ奉仕団》という機関の本部らしい。
ただ魔王軍領がどれくらいであるか分からない自分にはあまりぴんとは来なかった。
仕えるつもりだったらそれくらい知っておけと言われるかもしれないが数日前初めて魔族の国に来たのだ、地理なんて分かるわけがなかった)
「えっ、僕が補佐ですか…。
謹んで拝命させていただきます」
(有無を言わせぬ言われ方をしたので返事が早くなったが、もし断る権利があったとしても断ることはなかっただろう。
夫婦で同じ仕事ができるように計らってくれたのだろうか?それとも補佐をするなら信頼し合っている仲がいいと思ったのだろうか?どちらにせよ、期待には出来る限り応えよう)
「ロト、これから公私ともにパートナーとして改めてよろしくね。
夫婦でご奉仕って、間違ってはいないんだけど、なんかエッチな響きがするんだけど…」
(しっかりと新たなパートナーとしてもよろしく頼む旨を伝えておく。
ついでに零れたセリフはしっかりと聞こえていたのでツッコんでおく。
そう聞こえたのは自分の考えすぎなのかもしれないが、気にしないでおこう)
■魔王アスタルテ > 「さっきの自動注ぎ魔法は、けっこー面白いよね。
魔族都市にある酒場とかで取り入れれれば、便利そうだよね。
ロトちゃんが編み出した魔術として、ちょっと広めてみてもいいかな?」
(その提案は、うまく取り入れる事に成功すればロトの知名度もさらに上がって冥嶺酒造の宣伝にもなるだろうか)
「ベルちゃんと連携していくんだねー。
あははー♪ ベルちゃんは食べる事飲む事、そして作る事も大好きだからねー」
(ロトとベルが連携していく、それはとっても良い事だよね。
それで魔族の国の経済が良くなっていくなら、さらに好ましいよ)
(ちなみに、ツインタワービル内でも問題なく転移は使える。
ただ、広いので迷子レベル93なら迷いそう……だとも思う。
夫婦でご奉仕というロトの言葉に、アスタルテはややえっちく笑う)
「えっちぃご奉仕も、しちゃう?」
(そして、ストレートにそんな冗談も言ってみる)
「シオンも、ロトちゃんの補佐を任せたよー。
君は人間だから、あんまり魔族の国の事情とかは知らないよね。
魔族の国の事とか《魔王軍》の事は、《アスラ奉仕団》で活動しつつ、少しずつ知っていけばいいよ」
(どちらかと言えば、アスタルテにしては夫婦で同じ仕事ができるように計らったという事になるが、
そんな事はわざわざ口になど出さない。
そして、二人のパートナーをアスタルテは玉座からにこりと微笑んで眺めるのだった)
ご案内:「鬼國門鵺曳城陸文洞」からロトさんが去りました。
■魔王アスタルテ > 【続くよ~】
ご案内:「鬼國門鵺曳城陸文洞」から魔王アスタルテさんが去りました。
ご案内:「鬼國門鵺曳城陸文洞」からシオンさんが去りました。