2015/12/29 のログ
ご案内:「鬼國門鵺曳城陸文洞」にロトさんが現れました。
ご案内:「鬼國門鵺曳城陸文洞」に魔王アスタルテさんが現れました。
ご案内:「鬼國門鵺曳城陸文洞」にシオンさんが現れました。
ロト > 魔族の国より東の果てに酒を造らせたら名のある酒造諸島がある。
その謂れは天狗になっているのではなく単に酒を造る事を目的として、
一心不乱に領土拡大とか諸々興味が薄い、現状維持若しくは酒を造ること以外興味が薄くて、
魔族の中でも異端、変わってる そもそも魔族ではないレッテルまではられた事は記憶に新しい。

西洋文化的な魔族の国本土とは違ってどことなく和風な感じのする建築物や文化がある中に、
一際酒造の建物ではなく、これぞ和風城郭と言った巨大な建物が見晴らしの良い山の上にどんと居座っているー

広すぎてその本来の持ち主が時折迷子になっているらしいが、今日は無事に来客人もいるので迷子にならないか疑問があるが、
その来客とは城の主の上司たる主君とその配下四天王及び…部下達?
そんな数千人入れるスペースはあるけど、謁見の間は精々100人が限度だった。
どうなるのか 案内してて 少女は思った、終わってる、と…

城の拡張 酒作っているより先にやるべきだったと。

シオン > 数日前からこの城に滞在してはいるのだが、流石にまだ慣れてはいない。
けれど、今日魔王様と会うとなればきちんとしておかなければならない。
服装も前もって王都で用意して今日まで袖を通していかなった執事服だった。
仕えようとする相手が来るのだから、この恰好が相応しいのではないかと思った。
出迎えに自分が出るとたぶん迷う、いや、確実に迷うであろうから、謁見の間にいるのだが、落ち着きなくうろうろとその場を歩き回っているのだった。
思ってみれば、相手が魔王ということだけは知っているもののそれ以外の情報を持っていなかった。
いったいどんな姿をしているのだろうか、どんな性格なのだろうか…想像だけは止まらない。

魔王アスタルテ > (少し前。
 酒造諸島に向かう巨大な魔物が一体。
 その魔物は《魔王軍》に属す、小島のように巨大な亀であり、
 甲羅の上には小さな町のようなものが出来ていた。
 船のように扱う海上移動用の魔物なので、さすがに本物の小島よりかは幾分小さくはあるが。
 そんな甲羅の上には、魔王や四天王、その他百を超える《魔王軍》所属の高位魔族の姿があった。

 前もって連絡はしてあった。
 港に到着すれば、案内されるであろうがままに島亀を停泊させようとする)
「やっと、ついたねー」
(そして亀から、黒い翼の生えた全長2メートル程のドクロに乗った魔王が降りてくる。
 そのドクロは、悪魔を連想するような羊の角が生えていた。
 続けて魔王軍四天王と数十名の高位魔族が降りてくる。
 残りは、ひとまず亀でお留守番)

(そして今現在、アスタルテ達はロトに城内を案内されていた)
「ここ、とっても素敵なお城だよね。
 この諸島の町並みも、あたしはけっこー好きだなぁ」
(そんな感想をもらした。
 後ろを歩くロータスも、それに続いて口を開ける)
『東方の独特な雰囲気を漂わせた味わい深い建物だ』

ロト > (そもそもこの島々 鬼と人と魔族しか住んでいない それも酒造や農作物、造船関係等の職人や使用人位しか。
後は 海に面している以上 船で訪れる客や注文主、時折遭難してきて保護される人とかが寝泊まりする施設が少々。

そんな酒造諸島に大挙して数千とか押し寄せる客は想定して居なかった。
魔族の王 魔王クラスで一大組織たる魔王アスタルテ御一行の凄まじさは予想外。連絡を受けていても。

港は連絡を受けていても混乱しただろう、現にした。
『亀が 亀が!大きい大きい、』とか。色々あって港の人員を宥めた後は
魔王アスタルテと四天王、数十名の高位魔族を案内していく。
ただその案内する本来の城主は、迷子レベル93とかいう高確率で迷子になる何かだ。
「……ええと、確かこっち…」
「え、はい、まだまだ未発達な島ですから…すみません色々と足りなくて、申し訳ありません」

城主なのに手元には地図、それも折り畳められた大きめの地図を持ってる。時折立ち止っては歩いて案内してる。
戸を開ければ十三八角塔が見える回廊に差し掛かった、タンと戸を開ければ塔が見える筈だ。

「あちらは 十三重八角塔です、酒造地では一番の高さを持っております。…有事の際は飛びません…こちらです。」
(等と妙なジョークを混ぜながら、やがて見事な襖絵が描かれた大広間というか謁見の間の前へと辿り着いた。
地図の力を借りてだが、総畳が敷き詰められた 絢爛な謁見の間へと 襖が開かれ 中へと―最奥は段差が2つあり 最上段の間には
客たるアスタルテに相応しい 場に浮いている気がしないでもない王座の椅子がでんと置かれている)

シオン > 迎えるにあたって自分も何かをするべきなのだろうが全く勝手の分らない我が家(予定)。
ここで待っているとさすがに緊張感で押しつぶされそうだった。
貴族程度ならこうなることはない、でも魔王と会うというのはたぶん人生で大きな出来事の一つにあげられるだろう。

「はぁ、胃が痛くなりそう」

来るなら早く来てくれないとある意味辛い…せめて話し相手でもいればいいのだが、気軽に話せる相手は出迎え中。
しょうがないと窓へと向かい、外を眺めていた。
外が騒がしい事にも全く気付かず、窓の外を眺める姿は年相応に心細そうに見えるだろう。

魔王アスタルテ > 「えっと……ロトちゃん、ほんとに大丈夫?」
(地図を持つ城主に、アスタルテは少々不安を覚える。
 それも、『確かこっち……』と、さらに不安になってくるような言葉が聞こえた。
 《煉獄の宮殿》の時も、逆方向とか言ってたんだっけ)

 やがて、十三八角塔が見える回廊へとやってくる)
「わぁ~、あれが十三重八角塔なんだね」
(アスタルテは、無垢な仕草で瞳を輝かせて、シンボルともなっている塔を眺める。
 魔王の横隣りを歩くスライミーも塔を見上げて、笑顔で言葉を紡ぐ)
『こう見上げると、随分と高いわね。
 ぷっ……』
(ロトのジョークに、スライミーはちょっと受けていた。
 塔が回廊を抜け、やがて謁見の間へとやってくる。

 アスタルテは部屋を一通り見渡してから、乗っていたドクロを降りて置かれた玉座へと向かい、
 そしてそこに足を組んでちょこんと座る。
 その両脇に、四天王の四人が左右に二名ずつ佇む。残り数十名の高位魔族も、玉座の正面部分は空けてその両脇にそれぞれ陣取る)
「それじゃあロトちゃん、あたしが今日ここに来たのはロトちゃんに重大な任務を授けにきたからだよ。
 だけどその前に、ロトちゃんもあたしに会わせたい人がいるんだっけ」
(そう言って、アスタルテはその紅の瞳をシオンの方に目を向けてにこりと無邪気に笑う)

ロト > 「だ、大丈夫ですっ …普段 転移して移動が多いので…歩いて案内が少ないだけです。」
(そう、余りに広い場合 実の所転移魔法で一発移動が多い。袋小路的な建物の作りはしていないだけ救われる。
城主自らが設計したわけではないのだ、こんな城主が設計した日には恐らく迷宮の出来上がりとなる。)

(十三重八角塔は真面目に鬼が造っただけあって作りとしては他の木造文化ある中でも一際高い筈。
最上階はさぞかし見晴らしはいいだろうが…赴いた事は無い。理由は城主の場合は 迷子でたどり着けないが理由)

(…よし、人数と雰囲気は微妙だけどーだってこの空間 和風 対する客は西洋。
場は微妙だけど下座たる間に移動をして 片膝を付き手を胸元に添えて跪座はしよう。
窓の近くにいたシオンを傍に呼んで アチラは魔王だからと跪座をする様に伝えたい。)

「…は。前々からの件でしょうか、…これが 私の旦那たる、人族 シオンに御座います。」
(若干 シオンが心配だ、顔には出さないが 魔王と人族たる少年の対面が心配。無事に済んでほしい それが望み)

シオン > (想像していたより多い人数だった。
何より驚いたのが魔王たる相手の姿…まさか自分より幼い少女の姿だとは思ってもみなかった。
もし一人で普通に歩いていれば、絶対に魔王だとは思わないだろう)

(向けられた赤い瞳からそらすことも出来ず、向けられた笑みにどうにか上手く笑みを返すことができたのは上々だったはず…)

(ロトに呼ばれれば、それに倣うように同じ姿勢を取って、自分の自己紹介を受けて一度だけ深呼吸をして少しだけ心を落ち着ける)

「初めましてアスタルテ様、ぼ、私がロトの旦那のシオンでございます。この度はお会いできて光栄です」
(かなり堅苦しい挨拶だが、少しだけ危ない部分が一か所だけあったが上手く出来た。
ただ見た目が自分より幼いのもあってこの挨拶がすごく違和感を覚えるが、相手が魔王だ、下手な挨拶をして機嫌を損ねるわけには絶対に行かない)

(一度挨拶の言葉を口に出せば、少しは気分はマシになった。
少し無駄な力に入っていた身体の力を抜く…このまま力の入ったままにしておくと立ち上がる時に絶対に辛いだろうと思っての判断)

魔王アスタルテ > (転移しての移動が多くて歩いての案内が少ない、というロトの言い分は転移の使い手なら大なり小なり理解できる事だろう。
 だけど、自分の城の案内にもちょっと戸惑っている様子を見せるロトの姿は、可愛らしいよね!)

(和風な部屋に置かれた、西洋なアスタルテに相応しき玉座。
 そうなると、そのデザインはまさしく魔王の玉座とも言える禍々しきものになっているだろうか。

 アスタルテも四天王も、人間は嫌いではない。
 むしろ、人間に好意すら抱いている魔族である。
 玉座の正面で跪座するロトに頷いてみせる)
「そうだよー、あの件だよ」
(とまあ、その話はロトによる旦那の紹介が済んでからにしよう)
「ロトちゃんの旦那かぁ。
 可愛いロトちゃんの旦那になるなんて、羨ましいね!」
(そんな事を冗談気に言ってみるが、このレズな魔王の場合冗談かどうか分からない部分がある。

 そしてシオンの自己紹介を聞けば、アスタルテは気さくに笑う。
「シオンだね。
 あたしが君の妻ロトちゃんの主、アスタルテだよー。
 ロトちゃんの夫の人間だからどんな子なのかなぁ、と思ってたけどけっこー幼いんだね」
(明らかにシオンより幼い外見のアスタルテがそんな事を言ってみせる。

 そしてアスタルテは玉座からシオンの傍らに転移。魔王の姿が突然、シオンの前に現れる。
 人懐っこく、彼の肩に手を回してロトには聞こえない声で囁く)
「ロトちゃんの夫って事は、ロトちゃんにえっちぃ事をしまくってるって事だよね!
 えっちぃ事されてるロトちゃんってどんな感じで可愛らしいの?
 ロトちゃんは、貞操観念がちょっと高いところがあって、あたしはまだちゃんとロトちゃんをえっちく可愛がった事がないんだよね」
(と、初対面のシオンに男同士で盛り上がりそうな話題をコソコソ話)

ロト > (この謁見が終わったら 絶対 対岸の島―かつての居城 鬼ヶ島を造り変えるんだと考えていた。

転移魔法に頼りっきりのこの少女は迷子を直す気力は無かったようで、恐らく迷子レベルも上がって行く事この上ない。

王座一応 魔王に相応しい雰囲気になる様に頭蓋骨、骨と言う骨を組み合わせた黒光りしている骨の王座といった具合。
魔法でとは言わずに一つ一つ削ったり整えたりして組み合わせたフルオーダーの王座。禍々しい雰囲気にはなったが、
それを置いた場が和風。間違ったのはその点。)

「畏まりました、…私より シオンが魔王軍に仕えたいそうなので
謁見に連れて参りました次第に御座います、出仕は叶いましょうか?」
(自分の話は大体後回しでよい。大体の骨組みは分っている。
其れより気になるのは シオンは果たして魔王軍というかアスタルテの配下になれるのか、が。
暫くシオンと彼の傍に来た魔王アスタルテの様子を 見ないで置いた。
気になる会話も 聞こえない部分はあるけど 聞こえる部分もあっても聞かないでおく。
それがマナーでありましょう、と黙って沈黙してしまったー。寧ろ気配も薄くなってきた。
一応いるが、気配だけが薄い。声がかかれば気配は濃くなろう。

シオン > (可愛いという評価を自分の妻が受けるのは嬉しいのだが、相手が自分より幼い姿の相手となれば凄い違和感がある。
もちろん旦那に慣れたことは嬉しいので、それはきちんと返事をしておく)

「お、幼いですか」
(この魔王様凄く気さくだ、思っていたよりも怖くない人なのだろうか。
でも失礼あっては駄目だよな…それだけは気をつけよう)

(目の前に転移されたことで一瞬で後ずさりそうになったが、それは相手の手が肩に置かれたことで出来なかった。
むしろ出来なくて正解だろう、もししていたら印象は一気に悪くなったのだろう。
そして言われて言葉に一瞬言葉を失った…相手の返事を返すより、視線が隣のロトのほうへと移動して、顔を少し赤くした)

「あの、えっと…あはは、すごくエッチです。
可愛いというか可愛がって貰ってます、はい…」
(あくまでロトに聞こえないように小声で返そうと思ったが、うまく出来たかは微妙である)

(完全に仕えたいということよりも、この魔王様の性格と対応を知りたかった。
でも自分からも伝えないとだよなと思い、心機一転)
「ロトの言葉のとおり、アスタルテ様に仕えたいのですが…


(少しだけ考えて、一言だけ相手にだけ聞こえるように付け加える)
「ロトの新たな一面を見ることができるかもしれません、僕と一緒にいる姿ですけど…」

魔王アスタルテ > (アスタルテは、骨と言う骨を組み合わせた黒光する骨の玉座を気に入った。
 まさしく、アスタルテの好み通りだよね! ロトはよく分かってるよー。

 シオンに転移して肩に手を回し、ロトのえっちぃ話をふるとシオンは顔を少々赤らめ視線をロトの方へ)
「そっかぁ。
 シオンは、ロトちゃんに可愛がられちゃってるんだね♪
 さすがロトちゃん、淫魔の血が混じってるねー」

(そして、ロトがシオンをこの謁見に連れてきたか事情を知り、
 シオン自身の言葉も聞いてアスタルテはにこりと笑う)
「シオンが出仕? 大歓迎だよ!
 だって、ロトちゃんの旦那さんなんだもんね」
(物凄くあっさりと承認。
 魔王がシオンを《魔王軍》に採用すると聞いて、四天王の一角ロータスは一歩前に出る)
『ここにいる我々四人は《魔王軍四天王》だ。
 我はその四天王の一角、ロータス。
 我が《魔王軍》は、人間やミレー族というだけで来る者を排除的に扱うわけではないからな。
 四天王一同も、貴様の加入を快く思おう!』
(そして新たな魔王軍加入者を歓迎するように、周囲にいる高位魔族は盛り上がり始める。
 一気に、シオン歓迎ムードになった。

 そして、シオンの付け加えられた言葉にアスタルテは、彼にだけ聞こえる声で答える)
「ロトちゃんの新たな一面、それは是非見てみたいね♪」

(再び、アスタルテは転移で骸骨の玉座へと戻って足を組んで、頬杖をして座り直す。
 一度にこりと笑った後、アスタルテは魔王のカリスマを漂わせて、シオンに目を向ける。
「シオン、これからは我が《魔王軍》の一員として従事してほしい」

ロト > (望みとあれば 王座自体持ち帰って頂きたい。座る人が魔王じゃないと浮いて仕方がない。
此処の本来の城主は王座に座る習慣なんてない、畳には正座でいいという具合。

視線がこっちを向いた気がする、が声が此方では無い限り沈黙は継続中 
と、徐に転移をしたのか ゆらりと姿が揺らぐとその場からロトが消失したー気配が分かるのなら 然程離れておらず
再び揺らいで姿を現した際には 一升瓶サイズの樽を持って現れた。)

(?シオン 出仕 叶いました? 良かったですねぇ。アスタルテとシオンの会話を聞いていなかった少女は、
樽をその場に一旦置いてから 手を合わせると 高位魔族の前と四天王の前、アスタルテの前に 
白葡萄ジュースを注いだシャンパングラスを出現させて。)

「今年最後の新作です、白葡萄のジュースに御座います。味をお楽しみ下さい」

シオン > (もっと悩むか、試用期間でもあるかと思ったら普通に迎え入れられた。
嬉しいのは確かなのだが、少しだけ拍子抜け…緊張していたのが滑稽な気がした)

「四天王さんですか…これからよろしくお願いしますね」
(一気に歓迎ムードになったことで気が抜けたせいで話し方も普通に戻ってしまっていた。
正確には先ほどのロト関連の話の時から少しずつ戻りつつはあったのだが…)

(玉座に戻り、雰囲気の変わったアスタルテにしっかりとした言葉で言われれば、姿勢を正して)
「精一杯お仕えさせていただきます、ロト共々よろしくお願いします」

(これで自分の所属は魔王軍となるわけだが、自分にできることがどれだけあるだろうか。
一つとしてはロトの新たな一面を見せるということも仕事になりそうではあるが…。
いろいろと覚えることが多そうだが、ロトと一緒に仕えるわけだし、楽しくはなりそうだ)

魔王アスタルテ > (ロトが一瞬消失した時、魔王も四天王も高位魔族達も然程放れていない場所で夜叉鬼神たる彼女の気配を感じ取ったので、何か取りに行ったのかなと考える。
 周囲にいる数十名の魔族達もまた高位なる存在。魔族の中でもエリートなので気配が遮断されていなければ、気配を感じるぐらいは容易い。

 そしてロトは、一升瓶サイズの樽を持って戻ってくる。
 ロトにより、魔王と四天王、他の高位魔族の前に白葡萄ジュースを注いだシャンパングラスが出現すると、彼等はそれを受け取る)
「わぁ~い♪ あたし、ここで作れる白葡萄ジュースは大好きなんだよね♪
 最後の新作かぁ、それはじっくりと味わあないとだね」
(そう言いながら、アスタルテは玉座でシャンパングラスに口をつける。
 幼い外見ながらもさすがは魔王と言ったところか、こういった仕草はかなり様になっている。
 物凄く甘くて、そして葡萄の味が舌に染み込むこの感覚、もう最高だよね!

 『それではありがたくいただこう』と四天王や高位魔族達も、シャンパングラスに口をつけていく。
 やはりここでしか作れない貴重な高級ジュース。四天王諸君や高位魔族も満足した表情を浮かべる)

『ああ。よろしく頼むぞ』
(四天王触手のロータスは、シオンにそう返した。
 そしてシオンの忠誠の言葉を聞いた後、アスタルテは微笑む。
 その後、魔王が手を一度叩くと、盛り上がっていた高位魔族達も一気に静まり返った。
 どうやら、次の話に移行するようだ)

「それじゃあ、ロトちゃんに課す重要な任務の話になるけど、
 旦那のシオンもしっかり聞いてほしいな」
(このロトに課す任務については近頃魔王軍内でも大きな動きもあって、ロトも含めて知る者は多いだろう)
「ロトちゃんは知っての通り、我が魔王軍内にある機関を新設する準備が整いつつあるんだよ。
 それは主に、魔族の国の経済を支えていく事を目的にしていて、我が《魔王軍》においても重要な機関になる」
(四天王の一角、ブルートはロトに歩みよって、数枚に束ねられた書類をロトに手渡す。
 その一番上の用紙に書かれていたタイトルは『アスラ奉仕団』)

「機関名は『アスラ奉仕団』。
 そのリーダーにロトちゃん、君を選びたいんだよ」