2015/11/24 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 雑踏」にアダン・フェリサさんが現れました。
アダン・フェリサ > 「……神なる龍とは、なるほどとんでもないものを出してきたな」

夕刻。王都の一角の宿屋や店舗が並ぶ通りをアダンは歩いていた。
人通りは表通りよりは多くない。普通に歩いて居ても人にぶつかることはない程度だ。
今回はアダンは警備隊を連れてはいない。警備隊の多くは現在王都の守護についている。
最低限の護衛はつけているものの、一般市民に紛れているため気づかれることはおそらくない。
オリアーブ地方に神なる龍が現れたという。
ミレー族からアイオーンについての伝承などを聞いているアダンは、それがなんであるのかはなんとなく察したものの、それだけであった。
ティルヒア軍が呼んだものにせよ、どちらにも攻撃を仕掛けてくるのならまさに天災だ。
そういった不確定なことに人はどうしようもない。

「……そこまで騒ぎになっては居ないな。
 情報の統制が効いているか」

神なる龍が現れたことは、みだりに国民に伝えるようなことはされていない。
混乱が起きるのは必至だから。勿論口の軽い者はいるだろうし、すべての情報を統制することなどできはしない。
とりあえずは、大きな混乱になっていなければそれでいいのだ。
アダンはそんなことを考えつつ、街を歩く。
ここしばらくは、ティルヒア動乱の影響で女を陵辱できていない。
今日はそのための獲物を見つけるための徘徊だった。