2015/10/24 のログ
ご案内:「王都平民地区・商店街の大通り」にフェリルさんが現れました。
フェリル > (酒場や宿屋がたくさん並んでいる区画が少し遠くに見える。日が高い内は、日用品や一般家庭向けの商店が並ぶこちらの区画の方が賑わうが、日が暮れる頃から徐々に賑やかになっていくあの区画から漂ってくる喧騒と良い香りには、もう叶わない時刻だ。近所の店が、ひとつ、ふたつと明かりを落としていく。家路を急ぐ人々や、これから飲みに出る人などでそこそこの往来があるものの、売った買ったのやり取りはそう聞こえてこない。目の前を通り過ぎていく、商人ギルドの知った顔に声をかけられて笑う)あはは。良いじゃないですかー。明日は定休日なのでしょう? ゆっくりしてください……おやすみなさい(手を振り振り、闇に融けていく人影を見送る)
ご案内:「王都平民地区・商店街の大通り」にワルセイ・イダーヤさんが現れました。
ワルセイ・イダーヤ > ……ふむ、だいぶ人も少なくなってきたな。

(そう呟きながら、男は大通りを歩く。人嫌いの男にとって、大通りというのにはあまり近づかないのだが、この時間帯、人が少なくなり始める時間帯になったので、出没した様で)

さて、果実店はどこであろうか…

(この時間、人が少ないのは喜ばしいが、逆に店も少なくなるのはつらいところ。どうしたものか…そう思ってみれば、一人の女性が目に入り…)

……ふぅむ、致し方あるまいか。

(そう呟いて、その女性に近づいて)

…すまぬが、そこな女。この時間、果実を扱う店はどこにあるか知っておるか?

(そう聞いて)

フェリル > (例えば、身体が小柄だったり、首に光り物が下がっていなかったりしたら、その黒っぽい人物はそんなに目立つことはなかっただろう。夜色の空を見上げていた女性は、声をかけられる前からその男性が視界に入ってはいた。ので、近づかれるにつれて視線は男性の方へと徐々に向けられていた)

…………

(ので、男性の言葉を真っ直ぐにその赤い目を見つめながら聞いていた。しばしの間の後。「ぽん」と両手を胸の前で合わせて、ぱっと顔を明るくする)

あら! それは素敵な偶然ですね?

(ささっ。と身体ごと男性へ向き直って、手の平を上へ向けた右手の指先を揃えて、自身の背後、上の方にある看板を示した。そこには、大きく『豊穣』と書かれており――その横に、それよりはだいぶん小さい文字で『果物加工店』と記されていた。よく見ると、『果物』の部分だけ、やや新しい板を打ち付けた上に書かれており、最近までは違う言葉が書いてあったのかもしれなかった)

ようこそ、果物加工店『豊穣』へ! 加工前の原料は販売しないことになってますが、もう他のお店が閉まっているので物によっては提供できますよ

(にーっこり。と笑うが、残念ながら店先のランタンはちょっと逆光であった)

ワルセイ・イダーヤ > …ほう、果実加工をしておるのか。これはちょうどよい偶然…か。

(男は、しかめっ面を少し和らげてそう呟いて)

すまぬが。キカの実とコクの実はあるかな?

(そう男は聞いて。キカの実はこの季節に少し値は張るがよく売られている果実で、ジャムにすると美味しい。コクの実は食用向けではないが、薬品の効果を強くさせるために使われる少し特殊な実だ。)

……あと、キカの実はジャムにしてもらいたい。俺が作ると、どうも妹が作ってくれたようにうまくできぬゆえに。

(そう聞きながら少し逆行であるが、店長らしき女性の笑顔をながめて)

……ところで、そなたは薬草なども扱えるか?いや、ついでだ。コクの実があればその加工も頼みたいのでな。

(ふと、そう聞いて。)

フェリル > (でしょう。と、同意を求めてか示してか、頭を少し傾けた。すると右耳から右頬の半分くらいまでが光に照らされる。普段なら塗らない、植物油脂で出来た肌色のクリームを厚塗りした目元が少し照らされ、またすぐ影に覆われた)

キカでしたら、ちょうど明日に煮詰めようと思って買いこんでた物がありますよ。ジャムはうちの一番の名物ですから……あらあら。妹さんお上手なんですか? それなら、専門家として負けないように頑張らなければ

(コクの実と言われて、うぅん。と少し唸る声が漏れ出てきた。少し考える時間は、実際には数秒といったところか。開けていた扉を、先ほど看板を示したのと同じ手で示して)

――よろしければ、席におかけになって話をさせていただければ。
コクの実は――確か、ちょっと特別なものですよね? 私はあんまり扱ったことがないのですが、薬草とお聞きになるということは、あれは薬効でしたか

(扉を支えて、店内へと促す。少し覗けば中は店先の何倍か明るく、魔導機械と思しき調理台や空の瓶が大量に並んだ食器棚、銀製と木製の調理用具に、真っ白い大鍋、大きめのテーブル、数脚の椅子。それと、奥に一つのドアが見える。近頃、大掃除でもしたのか、床と壁がやけにぴかぴかしていた)

ワルセイ・イダーヤ > うむ、ありがたいな。では、遠慮なく入らせてもらおう。

(そう言って、男は店内に入る。店内の様子を見て、やはり清潔感は大事なのだなと考えて…そして椅子に座れば、男は、先ほどちらりと見えた厚塗りしたクリームを見て)

……ところでそなた、なぜそんな場所にクリームを厚塗りしているのだね?まるで何かの痕を消すかのように。別にそなたは化粧好きには見えぬしな。……あぁ、答え辛ければいい。いろいろ事情があるだろうからな。

(そう化粧跡のようなものが何かを聞いて。コクの実については)

いやなに、とある薬を強めるのにコクの実を切らしてしまってな。そこまで急ぎではないが…まあ、あればうれしい程度だ。

(そういいながら、清潔感のある店内を眺めながら)

ふふ、キカの実のジャムは妹の特異な料理でな、飽きるほど喰わされたよ…だが、もうずいぶんと食べていないからな、ふと食べたくなったのだ。

(そう、少し哀愁のある表情をして。)

フェリル > (男性に続いて店内に入る。自分の背中で、扉の閉まる音がカタリと鳴った。明るい中にいれば、より一層目立ってしまうそこだけ厚塗りな目元に追及を受けて、困り顔で笑った)

あはは……実は、ちょっと興味本位でしなくても良いことに手を出してしまって……

(ワンピースの袖口を引っ張って、目元を少し擦った。下から出てきた本当の肌は、クマとは違う雰囲気で丸く灰色に染まっていた。もっと色合いが濃かったら、明らかにパンダ呼ばわりされているところだ)

――お医者様でしたか。私でよろしければ加工いたしましょう。
入手して、調べて――となるので、少しお時間いただくことになりますが、お急ぎでないのでしたら

(椅子を勧めるべく一脚を引いて促す。その間も話は途切れることなく)

キカジャムは? もしお時間いただければ、少量ならすぐにお作りしますが――ふふ。飽きるほど召し上がっていらした時のお顔が、そんなには険しくなかったんだろうな、と。お話から想像してしまいます

(原料の貯蔵庫は奥の扉に入っていった先だ。扉を見ながらそこまで言って、ふと視線を男性に戻すと、その顔に少し翳りが見えていた。不意に笑みを解いて、少しばかり窺うような面持ちで、緩く小首を傾げた)

ワルセイ・イダーヤ > (女性の自分をうかがうような表情に、ふっと苦笑のようなものを浮かべて)

……っふ。聞いてもあまり面白い話ではないが……まあ、端的に言えば、俺の妹は重病でな。体が動かなくなってかなりの時間が経つ…もう、あの子の作ってくれたキカジャムは食えんのだよ…病が治っても、今の俺は嫌われているだろうからなぁ。作ってはくれぬさ。

(そう言う男の表情は深く悲し気で…だが、すぐに気を取り直したように)

……まあ、俺の話はいいのだ。そなた、見たところ何かの実験か調合で失敗してそんな痣がついたのであろう?コクの実を手に入れてくれる礼だ。シミ消しの薬用化粧水を持っておるから、譲ってやる。なに、俺が持ってても何の役にも立たぬゆえ…

(そう言って、男は机の上に小瓶を置いて)

…そう言えば、自己紹介がまだだったな。俺の名はワルセイという。そなたは?

(そう名を聞いて。)

フェリル > …………

(じー。と、目の前の男性を見つめて話を聞いていたが、「病が治っても」以降の言葉を耳に入れると両目を真っ平らにしてから右手の人差し指を立てて、ぴ。と男性の眉間に向けて指さした)

私が妹さんだったら、むしろその言葉で嫌いになりますね――「罰として、来年まで作ってあげない」って言っちゃいますね。確実に

(言うも、超・図星を刺されて、ひきっ。と頬を引きつらせる。右手を緩く握って口元に当て、左手で胸元を押さえて男性から斜め横に身体の向きをずらす。ちょっと現実逃避。……しかし、化粧水と聞くと目を真ん丸に見開き、また「ぐるんっ!」と音がしそうなほどの勢いで男性へと正面から向き直った)

ほんとですか! ぅわぁ、ありがとうございます~!! ……って、まさかコクの実って、正規ルートじゃ手に入らなかったりするんでしょうか? 大丈夫かなぁ

(そーっと両の手を伸ばすのは、小瓶へと。瓶の素材は何だろう。硝子と…? もしも蓋に鉄分が含まれていたら困るなと、左右から瓶を眺めていると、名を告げられて慌てて顔を上げた)

あ、私は――フェリルと申します。よろしくお願いします。ワルセイさん

(さすがに手を引っ込めて、にこりと笑う)

ワルセイ・イダーヤ > (男は、フェリルのむしろその言葉で嫌いになる…という言葉に、少し目を丸くして、ふっと笑んで)

……っふ。あぁ、確かに。あの子ならそう言いそうだなぁ。

(そう言いながら。コクの実の入手ルートについて心配されれば)

何、裏ルートでしか手に入らん実を果実店に探しにはいかんさ。ただ、少し値が張るのでな。

(そう言って。そして、フェリルの化粧水に対するリアクションを見て)

…しかしフェリルよ。そなたの表情は見ていて飽きぬな。中々に楽しい人物のようだ……っどうしたのかね、小瓶などじろじろ見て。別に小瓶の中身を媚薬か何かにすり替えてはおらぬし、瓶は薬品を扱う故、できるだけ不純物は入っていない物だから安心したまえ。

(そういいながら優しく笑う。)

すまんな。化粧水を渡す前に、何かに過敏に肌が反応するか聞くべきであった。さ、そなたのキカの実のジャム作り、見物させてもらおう。

フェリル > (そうでしょう。言って、深く頷いた。けんかなんて仲良しだからする一過性のものなのだ。その代わり、またすぐに始まるのだけれども。コクの実のルートについて言われれば、ほ。と安堵で胸を撫で下ろす)

良いですよ――たぶん、もっと値の張るものもうちでは扱ってますからね。この化粧水で帳消しです。あ、私は鉄が苦手――というか、ええと、あれです。あれ。ほら、みんながよく言ってる――そうそう。あれるぎー。なので、鉄でさえなければ

(初めて見たような優しい笑顔に、こちらもほわりと笑って頷きながら立ち上がった)

はい。それでは、ぱぱっと……瓶はどのくらいの大きさにしましょう。私の片手に乗るくらいのサイズまでなら、すぐにお持ち帰りいただけますよ

(それ以上大量に作るとなると、すぐには無理と告げながら見せる手は、残念ながらそんなには大きくなかった。大きめのリンゴがひとつ乗ったらいっぱいになる程度の)

ワルセイ・イダーヤ > ふぅむ……それだけか。

(男は少し考え込むも、まあ、また買いに来ればいいかと思い)

うむ、いいだろう。そなたの味のキカの実ジャムが俺の口に合えば、また買いに来るとするよ。…それに、この場で味見しても構わんのだろう?

(そう男は、やや挑戦するような笑みを浮かべて)

鉄アレルギーか。辛いだろうが…今の医術ではなぁ。まあ、肌に優しい薬用化粧水などでごまかすしかないのがつらいところよな。……そうだ。今度コクの実をもらいに来るときに、薬用の化粧水を多めに持ってこようか?

(そう提案して。そして男は、フェリルがキカの実をジャムに加工し始めれば、その様子を興味深そうに眺めて)

っふ、何かを作ってりる女性とは美しいものよな。

(そう呟いて)

フェリル > 量が多いと時間がかかるのは仕方ないんです~

(それだけって言われた。ちょっとショックを受けながらも、取っ手から何からすべてガラスで出来ている小さな片手鍋を棚から取り出して、一旦、奥の貯蔵庫へ引っ込んでいく。笑み交じりの声が、先ほど視界の端に捉えた挑戦的な笑顔へのお返しとして向けられる)

ふふ。もちろんもちろん。頑張っちゃいますよ~

(戻ってきた女性の手には、キカの実がいっぱいに入った片手鍋と、澄んだ水が入ったガラスの大瓶。コルク栓がはまっている)

あは……いえ。あの、なんと申しましょうか~。道具などを選ぶときには鉄を避けてはいますが、私の目元のは、鉄のせいじゃなくて……これはその、なんというか。うん。ちょっと……その、まあ、呪われたというか、むしろ呪っちゃったというか

(すっげぇ歯切れの悪い様子で、むにゃむにゃとようやく言った。そのうち、しかるべき場所へ葬り去らなければいけない生まれるべきでなかった副産物に思いを馳せて、ふぅ。とため息つきつつ首を振った。その傍らでも手は動いており、キカの実に――実のサイズと比較すると、何だか小さすぎるナイフを使用して、それでもそれなりには順調に種を外していく。すべての実から種を取り除いたところで、水と共に鍋を調理台の上に乗せた。ところへ)

…………

(ぶっ。と吹き出しそうになって、慌てて横を向いた。いけない。今は調理中なのだからして。目を真ん丸にして、顔だけで男性の方を向いた)

何さらっとすごいこと言ってるんですかー

ワルセイ・イダーヤ > ……なに、俺は率直な感想を言ったまでだ。誰かのために、なにかを作ろうとしている女性は美しい。その者の思いが、姿形となって現れるのだから。何もおかしくはないだろう?

(そう男は、なにを驚いているんだというふうな表情で言って)

しかし、やはり実験と調理は違うのだな。そなたの手つきは何と言うか、こう、家庭的だ。俺の機械的な動きで作るキカの実ジャムが不味いわけだ…

(男は、フェリルの調理を眺めながら。漂ってくる香りを嗅いでそう言って。そしてキカの実ジャムが出来上がるのを待って…そして、ジャムが完成すれば)

ふむ、できたか。では、いただくとしようか…

(とりあえず、スプーンでひとすくい舐めて……)

……うむ、旨い。

(そう、唇を笑みに変えてそう呟く。妹の物とはまた違った味わいだが、それでも自分が作った者とは雲泥の差で…)

フェリル > 恥ずかしいっ。ワルセイさん、きっと言われたことあるでしょう「恥ずかしい男だ」って

(すぐに煮詰まる実を調理台から上げて、自然に覚めるのを待つのもこの分量なら早いもの。木製の丁寧に削られた口当たりの丸いスプーンを差し出して、一口ですよと念を押したのはこれから瓶詰めするからで――隣では、煮沸消毒中の小瓶がひとつ)

はい、召し上がれ――

(少しどきどき。何しろ、ぷらいどがあるので、専門家の。が、旨いと言われると胸を撫で下ろした)

…………ほ。っていうか、何と比べてるんですか。実験って。ジャム作りは4割が愛情ですよ

(大真面目で中途半端な数字を言って、それでも褒められたのには改めてお礼を告げた)

ありがとうございます。そうしたら、詰めてしまってよろしいでしょうか

ワルセイ・イダーヤ > ……なぜそれを知っているのだね?

(恥ずかしい男だという言葉を言われたことがあるかと聞かれれば、少々苦い表情でそう言って。愛情四割という言葉には)

ふむ…では今度から、俺も実験中に愛情を込めてみようかな。もしかしたら、出来がよくなるかもしれぬ。

(そう少し考えていって、妹関連以外の実験に愛情は注いだことが無かったので、今度からして見ようかと思い…)

ああ。びん詰を頼む。この味なら、また買いに来てもよさそうだ。

(そう言って、瓶詰までの時間を待つであろう。)

フェリル > ……!!

(ぷーっ。と、今度こそ吹き出して、おかしさに肩を揺らす。ぷ。くすくす。しかし、ここぞとばかりに神妙な顔を作って深く頷いた)

解ります。よく解りますとも

(愛情を込めるという発言に同意を込めて、ほわりと笑って見せた)

それが良いですね――呪文は「おいしくなーれ」ですよ?

(誰でも知っている超強力な呪文をどや顔で告げると、過熱を止めた湯の中から器具を使って瓶を引き上げる。そちらもそこそこ覚めるまで待ってから、銀のお玉に木の取っ手が付いたものを使ってジャムを封入していく。リピーターになってくれそうな言葉を聞いて、嬉しそうにほわほわと笑い)

ふふ。ありがとうございます――近いうち、珍しいジャムも期間限定で売りに出しますので、よろしければ少し見てみてくださいね。……もしかしたら、珍しすぎてご不要かもですが

(詰め終わった瓶の首に、常に用意してあるタグ状のラベルを結びつけると、それを両手で捧げ持ち)

はい。この瓶だと120ですが――あれこれ加味して、110ゴルドでどうでしょう?

ワルセイ・イダーヤ > 美味しくなーれか…っふ、薬に言ってもあまり効果はなさそうだが、試してみるかな。

(そう笑いながら言って。値段を告げられれば)

ほう、少し高めだな……まあよかろう。

(男は、ゴルドのコインを110ゴルド分用意して、机の上に置いて)

ではな、旨いジャムをありがとう。このジャムの分がなくなったら、また買いに来るとしようか。その時は、鉄過敏に聞きそうな化粧水も持ってこよう……あと、コクの実についても忘れてもらっては困るぞ?

(そう言って、男は椅子から立ち上がると、ジャムの入った瓶を持って。珍しいジャムについて聞けば)

っふ、珍しいものは好きだ。その、珍しいジャムとやらも、期待しているぞ…

(そう言って店を後にした。フェリルの、ジャムを作る姿に、かつて元気だったころの妹が薄っすらと重なり…ふっと自傷的にわらって……)

フェリル > …はっ。そうか、薬に言うなら……「元気になーれ」?

(首を傾げてぶつぶつ言う。高め、と言われれば頷いた)

原料が普通の果物よりもちょっと高いので…マイボトルをリユースしていただければ、もう少し安くなりますよ。

(受け取ってもらえた瓶を指さして、軽く笑う。鉄に効く…聞けば、ぺこりとお辞儀)

ありがとうございます。そのジャムを店頭に並べるくらいの時期には、コクの実も整えてお待ちするようにしますね――はい。じゃあ、お帰りの道中お気をつけて。おやすみなさいませ

(お店から零れる明かりが男性の背に届かなくなるまで見送ってから、店先のシャッターを下ろしていく。からぱた。からぱた……本日の営業は、これにて終了)

ご案内:「王都平民地区・商店街の大通り」からフェリルさんが去りました。
ご案内:「王都平民地区・商店街の大通り」からワルセイ・イダーヤさんが去りました。