2023/06/28 のログ
ご案内:「商業都市 ラディスファーン」にファルスィークさんが現れました。
ファルスィーク > 生憎の曇り空ではあるが夏日続きで上がっていた気温も、陽射しが遮られているおかげで涼しく過ごしやすく感じる。
都市内部の方は変わらず活気があり盛況で、商店街区や行商人市場の方からは値切り交渉やら客の呼び込みの声なども聞こえてくる。
街中をのんびり歩きながらの視察の途中。
以前立ち寄った青果店では、無理を言って頼んだ搾りたてジュースが今では結構な好評になっているらしく、売り上げが倍になったと感謝の言葉と共に出されたのは桃のジュース。
今はそれを飲みながら広場で一休みしていた。

「…香りも良くて甘みも丁度良いか―
酒とは違った意味で中毒性があるな…」

カップを傾けると、美味しいのでするすると入って行くので危険だ。
率直な感想を漏らしながらも思案。

「これは…これからの季節に合わせて冷却系の術が使える者を雇えば、それこそ右肩上がりなのでは………」

―商工ギルド…または件の青果店の方に提案してみるのも良いかもしれない。
その場合はアイデア料として、売り上げの何%かを上納させ……と、何気に良い笑顔になりつつも。

ファルスィーク > しばらく、そんな事を思案している間にも何口か口を付けていたらしく、気付けばジュースは無くなっており。

「検討してみる価値はありそうだ」

そんな呟きを漏らしながら、また視察をする為に歩き始め――

ご案内:「商業都市 ラディスファーン」からファルスィークさんが去りました。