2023/06/21 のログ
■コルボ > 「あー、散発的に出てくるゴブリンならともかく……、
根城の洞窟討伐にシフトしちまってんだよ。
流石にあそこは駆け出しじゃ分が悪い。
俺達だったらさ、鼻歌交じりに洞窟の入口で松の葉焚いて魔術師が昼寝したら回復するような魔力量でブリーズ唱えて煙送り込んで燻し出すじゃん?
出てきた先から囲って叩けばそのうち終わるだろ。
……しねえんだよ。真正面から突入。
どうにも騎士や貴族のメンツをかぶせられたような動きをさせられてんだ。」
冒険者に必要なことは結果であって過程ではない。
ゴブリンを討伐しろと言われればどんな手を使ってでも討伐していい。
なんなら洞窟の入口を崩落させて、依頼の期限ギリギリに安く人手を雇用して入口を開通して、
辛うじて生き残っている餓死寸前のゴブリンを刺して回っても文句は言われない。
だが、まるで英雄譚の序章が如く突撃して、そのまま名簿から消えていくのだという。
「だから冒険者志望は片っ端から女子生徒食ってキズモノにしてる。
なんなら女同士で興味あるやつ煽ってマッチングさせてるよ。
そういうの、雑魚貴族は嫌うからな。
後は俺が悪いっておぜん立てしてビンタ一発喰らえば冒険者の通過儀礼は終わるってわけ。
なんなら俺に目をつけられたって先輩方からアフターケアもしてもらえるおまけつきだ。
……クソ貴族の食い物にされるよかなんぼかましだろうさ」
煮込みを受け取り頬張りながら、時折言葉が止まる。
もっしゃもっしゃと咀嚼してる様は、女遊びに爛れた男とは思えぬ様で。
「見よう見まね? 旦那と仲睦まじく厨房でいちゃついてたの間違いだろ?
別にいいだろ? 覚えてなくたって。その味と一緒に旦那との思い出が残ってんだからさ。」
何を言ってるんだと言わんばかりの顔で、頬杖をつきながらチーズとパンを受け取って、
煮込みのソースにパンを浸してひとかじり。
おふくろと呼ぶことはないが、胃袋を掴むこの絶妙な味わいがいいのだと。
「どいつもこいつもあの商会は気に入らなかったみたいでさ。
姐さんのところまで土足ねじこもうとしてたの聞いて、声かけようと思ってたら
大体の奴等がとっくに動いてたよ。
後は一月寝かせて聞いて回ればブチギレてるお貴族様のところに手紙届けるだけで終わったよ。
差し押さえのいくらかは今年の夏祭の補助金に回るらしいから、
姐さんも出店出すなら商人ギルドにちゃんと申請出しなよな」
余裕の無い貧民でも、下を見ない富裕層でもない。
お互い持ちつ持たれつ、適正な距離が大事だと知る中にわりこもうとすれば、
結果藪蛇を突くことになり、よってたかって肉を食いちぎられたのだと顛末だけを伝えて。
その後に鼻をくすぐる、オムレツに交じる芳醇なにおいに頷いて。
「俺だけ先にご褒美もらうってのは悪いね。
ああ果実水くれよ。甘いものも流し込みたいしさ。
頭でっかちが趣味のこじつけで言ってるのかと思ったら、存外頭使うと甘い物っていいみたいでさ。
まー、ここで駄弁る時は、酔ってるの勿体ないって思っちまうからさ。
酒が進んで姐さんに介抱してもらうのもばつが悪くならぁな」
そういって果実水を受け取りながら、姐さんも飲まないのか? と視線で訴えて。
客もいない中、しんみりと、二人で夕餉にあずかるのもいいのではないかと、
顔なじみの男は告げもするだろうか。
■エリノア > 「――――――は、ぁ……?」
声が一段低くなり、碧い瞳が少しばかり、不穏な翳りを帯びた。
実地訓練とやらの中身が男の言う通りなら、ますますもって正気の沙汰ではないし、
何よりそんなやり方では、とても、戦力を増やすことなど覚束ないだろう。
―――しかも、結局、人員は増えるどころか減っているのなら。
「――――――…腐ってるんだねぇ、相変わらず。
そんな所へ首を突っ込んでるんじゃ、ますますあんたも気をつけないと。
帰りも裏から行きな、あんたなら抜け道知ってるだろ。
表から出ちゃ、後つけられてどっかで刺されるかも知れないからねぇ」
すっかり原型もとどめない程腐っていても、相手が貴族である以上。
彼らの上前をハネるような真似を繰り返せば、いつ、矛先が男に向かうやも知れず。
気遣わしげな眼差しをすれば、女の顔はますます母親じみて。
果実水も、と求められたので、コップの用意を始めつつ、
「馬鹿だね、厨房なんかでいちゃつくもんかい。
ここじゃあの人は師匠で、アタシは出来の悪い弟子だったんだから、
そんな暇、ありゃしなかったよ。
……ふふ。 違いない、こいつがアタシの、ふるさとの味ってことだねぇ」
不意にそんなことを、こそばゆげな表情で呟いてみたりなぞするのだから、
聞いていられない、と顔を背けられても文句は言えないところ。
コト、とカウンターに置いたコップはふたつ、そのうちひとつを、女は再度持ち上げて、
「これは、アタシも頂くよ。
一日の終わりに良いニュースを聞けた、今夜はぐっすり眠れそうだしね。
酒じゃなくても、乾杯、しとかないとさ」
こつん。
木製のコップ同士、男に出した分のコップに、手にしたコップを軽く打ち合わせ。
食べない―――とは何だったのか、果実水を作ったあまりの果実をひとかけ、
ぽん、と口に放り込んで。
「夏祭りねぇ、今年ももうそんな時期かい。
屋台を出すときはいつも、職人通りのミアちゃんに助けて貰ってたんだけど、
今年はあの子、お腹大きいんだよねぇ……」
どうしようか、と小首を傾げて呟くも、きっとそれこそ、近所の誰それに声を掛ければ、
当日の臨時雇いの一人や二人、すぐに都合がつく筈で。
思案していたのはほんの少しの間のみ、あとはさっぱり気持ちを切り替えて、
久方振りに見た顔との、気やすい会話を楽しんだことだろう。
男の帰り際に告げた金額は、まともな稼ぎのある相手なら、決して高い額ではない。
頭脳労働に従事する男のため、常備している果実の砂糖漬けをひと包み、
サービスとして差し出した、とか――――――。
ご案内:「王都平民地区 裏通り」からエリノアさんが去りました。
ご案内:「王都平民地区 裏通り」からコルボさんが去りました。
ご案内:「自宅」にフェルトさんが現れました。
■フェルト > 【お約束待機です】
ご案内:「自宅」にロスティンさんが現れました。
■フェルト > 「俺は今初めて習うんだよな。そうなると先生はロスティンだな。
1対1なら本当に詳しく教われそうなんだけどな。
それでも俺よりは得意だろ?
荷物は少ない方が楽でいいんだよ」
荷物が減れば身軽に動け、採取などでは多く持ち帰れる。
そんな考えもあり、少しでも荷物を減らせるならと真剣に教わる姿勢を見せて。
「一応使える俺はどっちもあるって事だな。
縁って大事だっておっさんも言ってたけどその通りって今は思うよ」
それを思えば少女に出会えてからいい縁が本当に多いと思え。
もし出会えていなければ今頃はどうしているかなど、今は想像できず。
「練習するしかないのか…やるしかないか…。
ロスティンでもすごいのに、それ以上とか想像できないんだよな」
魔力の流れは感じれるようになり、後は慣れと修行と聞けばそういうのは苦手なのでどうしても顔に出てしまい。
それでも教えてもらった事を無駄にはしたくなく、何より凄いという師匠に教わった少女の教えを無駄にしたくなく。
「集中力を維持したいからな。
これで後も頑張れる」
今ではそれなりに集中力もあるが、元は集中力皆無と言っていい性格。
その集中力を保つために少女を抱きしめ頬にキスを落とし。
しかしそれ以上はせずに少女の感触や温かさを満喫すれば、続きを頑張るとやる気を見せて。
■ロスティン > 「それもそうだね、とはいえそこはお互い様だしね…僕もフェルトから習うこともあるし。
其処はね、学院では最低限教える部分以上習いたいなら、個人的に先生に聞いたりするしかないと思う。
一応はね、魔術だけじゃなくて教養なんかも基本は教わったし。
それは基本的にそうだよ、依頼とか探索場所によっては帰りの荷物の空きが大事なこともあるし」
素早さや身軽さがメインの自分とフェルトなら動けるという事実は大きいしと、微笑んで。
それに採取でもダンジョン探索でも、荷物の空きが大きいほどいいと言う事もあるねと頷く。
「そうだね、魔力っていう素養と、教えて貰える運っていう僕がいるしね。
縁は大事だよ、本気でそう思うよ…特に最近はね」
ない胸を張って、僕がフェルトの運だと言い切って。
互いにいい出会いだったとこくこくと、頷いて。
「ある意味で他の事しながら集中できないと、戦闘中に使うの難しいから大事だよ。
あはは、僕よりすごい人とかいっぱいいるよ…いや本気で、師匠と模擬戦やるときってハンデ戦なのに勝てなかったし」
強化魔法などで持続時間がある物はまだしも、戦うために体を動かしながらとなるとそこは反復して特定条件での発動練習などがいるよと。
ハンデ戦の内容的には、一定時間内に有効打一発などが多いのだが、その一発が当たらないしと苦笑して。
「勉強も修行も集中切らすとあんまり身につかないからね、頑張って。
判らないときとか詰まったらきちんと教えるから」
集中力がもたなければ気分転換なんかも大事だしとほほ笑み。
フェルトの近くで、他の生活魔法の呪文などを書き出していく。
そうしながら自分は生活魔法を含め、良く使う魔法はこう言う感じに発動できるからねと言って、片手で呪文を書き出ししつつ、片手の指先に種火を付けて見せる。
■フェルト > 「それでも俺が教わることが多いからなー。
先ずは教わった事でやってみて、それ以上って思ったら教わるかロスティンを頼ることにするな。
俺はその教養もなかったんだよなー……覚えることが多すぎだって。
探索で依頼のを見つけて、持ち帰れませんでしたじゃ笑えないよな」
重装備を必要としない戦い方には重い荷物はない方がいい。
お互いがそうなので荷物が減ることは良い事であり、少女が言うように空きが大きいという言葉にはうなずいて。
「貧民地区に居る頃は魔法をなんて考えもしなかったしな。
俺を冒険者の道に突っ込んだやつも魔法は駄目だったし…ロスティン様様だよな。
運と縁には本当に感謝してるよ」
胸を張る少女の言葉に真面目に返し。
普段なら胸に手を伸ばすところではあるが、今はそれもせずに真面目な顔を見せて。
「戦闘中に使うのは次の課題にするって……今は生活魔法を完全に使えるようにならないとな。
俺腹見ればロスティンが一番すごいんだよ、ギルドの例外は別としてな」
戦いながら使うなど自分にはまだ先の話に思え、今はまず生活魔法からと変に急がずに足元からと慎重な言葉を口にし。
他に凄い人がいると聞いてもギルドに居る上級者以外では少女がそうであり、勝てないと聞けばもはや想像できないレベルであって。
「それになー、切らしてやると何が起きるかわかんないしな。
本当に頼むよ、そんときは。
あ、それとな。一つ挑戦しようってことが出来たんだよ」
気分転換を許されれば嬉しそうに抱きしめ。
それに満足すれば大真面目に魔法の練習の続き。
水を出すことに四苦八苦しながらもそれなりに安定して出せるようにはなり。
発動できると言って指先に種火を付けるのを見れば次をそれを目指そうと決め、どの呪文化と書き出されたものに目を向ける。
目を向けながら別の事も手を出そうとしていることを口にする。
■ロスティン > 「そこは量の問題じゃないし、気にしなくていいよ。
そうだね、まずは学院で習うことをきちんと覚えてからだね、僕で教えられる事は教えるよ。
一応は貴族だしねこれでも、最低限の礼儀とかそういうのは覚えてないと、ね。
うんうん、依頼品以外におまけも持ち帰れるし、空きがあると良いよね」
戦い方自体に良いも悪いもないのだが、二人とも軽装高機動型なので、荷物も防具も軽めが良くて。
生活に余裕を持たせるならそういった、依頼以外の採取物も大事だしとほほ笑んで。
「僕の場合は、あれ関係で魔法の制御は必須だったし。
えへへ、僕に感謝してるね、うんうん。
僕もそこは同じ気持ちかな」
感謝され少し照れながら、今更辞めるつもりもないらしく、頬を赤くしながら胸を張って。
あれにかんしては、あまり言う事でもないのでぼかしながら。
「だね、まずは生活魔法を失敗無しで使えるように…それから強弱付けれるようにしていくと制御も鍛えられるよ。
弱いという気はないけど…まぁ例外の人たちは人外レベルだからね」
自分の戦い方の基本の一個は、火を放つ魔法の反作用での加速などなので、魔法が戦術に組み込まれているしと笑いながら。
冒険者でも騎士や傭兵でも、例外レベルはいる訳で。
とはいえ、普通の依頼で必要な強さは持っているつもりだし、上を目指してはいるので。
「集中切れてるときは、魔法とかの練習は向かないね。
うん、任せて置いて。
ん…何をしてみるつもりなの、教えてくれる?」
抱きしめられて、微笑んで。
魔法の練習をするフェルトを見つつ、呪文の書き出し。
どの呪文かきかれると、これだねと示して。
何をするのか尋ねながら首をかしげる。
■フェルト > 「そうなんだけどなんか気になるんだよな。
それが難しいんだよ、けどまあ……頑張ってみる。
俺はそういうのもこれから覚えないとな……。
どうせなら依頼品以外も持ち帰る方がうまみもあるよな」
気にしないでいいと言ってくれる言葉が本当にうれしく。
ただ学院でだけではなく、礼儀作法も覚えないと言えないと思うと先は長く感じてしまい。
最低限の荷物で済むように魔法の習得には気合が入り、それが出来れば余裕が持てると思うだけで前向きになれて。
「ロスティンのあれは知らない奴は羨ましがるだろうけど、それだけじゃないよな…。
そりゃするって、これで感謝しないのは罰当たりだろ?」
あれは大変だよなと何度も頷き。
貧民地区を出ることができ、足りない学を覚えることができ、何より少女と同棲をしている、本当に感謝しかなく頭を軽く下げ。
「失敗無しから細かい制御なんだなって…普通は失敗を無くさないとそれもできないよな。
例外に追いつける気はしないんだよな……ほんと」
魔法を戦術に組み込んでいる少女の戦い方は自分にはすごいの一言。
それをいなせる師匠や他にも対処できそうな冒険者などは雲の上の存在。
出来れば追いつきたいと思うが無理な背伸びよりも地道な努力を覚えては無茶はしようと思わず。
「これが攻撃に使う魔法なら大怪我とかしそうだよな。
教えてくれる先生がしっかりしてるから俺も安心できるよ。
ん…あれだよ、防具を作るってあるだろ?あれにチャレンジしてみるかなってな」
直ぐに途切れそうになる集中力も少女を抱きしめていれば維持でき。
どの呪文かと示されると指先に集中して呪文を唱えれば、水でコツを覚えたのか小さく火花が散り。
それを見て手ごたえを感じたのか繰り返しで種火を灯そうとしていき。
尋ねられれば、さらりと少女の防具とか作ってみたいと思ったと答える。
■ロスティン > 「まぁ、気になるならフェルトから僕に教えてくれることを丁寧にしてくれればいいよ。
其処ら辺は気持ちとかもからむからね、僕ができるのは応援とサポートくらいだし。
冒険者として貴族関係の依頼も受けれるようになりたいしね。
そそ、薬草関係でも良いし、珍しい食材とかでも良いしね、余裕があれば色々持ち帰れるよ」
気になるならと、提案して微笑んで。
教えられることは教えるしサポートはするからと告げ。
食材は需要が無くても自分たちで消費しても良いし、薬草も専門的じゃなければフェルトが使えばいいしと言って。
「そうだね、慣れないと扱いに困るからね…制御甘かった頃は感情の昂りで色々起きたし。
あはは、罰当たりとは言わないけど…うん、お互い感謝しながら教えあいたいね」
今は安定しているけどねと、苦笑して。
教えあってるのも同棲も同意の上だし、お互い様だよとほほ笑み。
「うん、失敗率をできる限り0にしないとね、生活魔法なら何度失敗しても命の危機は普通無いし。
大半が長寿系種族だったり、特殊な能力持ちだったりするからね、あのレベルは」
使う魔力も少ないので暴発もたかがしれてるしと、苦笑して。
上をめざすからこそ、上の話はうわさも含めて集めてるからねと言いつつ。
それこそ噂だけでも人外としか思えない話が多いのはある意味で困りものだと。
「攻撃に使う魔法は、きちんとした制御ができる事と、成功率が9割以上はいるかな。
あはは、感覚で使うと師匠に怒られたからね、きちんと理を知らないとダメだって、だから教えられるんだよ。
あぁ、防具…僕らはあんまり重い防具じゃないから、素材とか大事だし、軽くて動きを阻害しないってなると整備とかもできるとありがたいね」
抱きしめられながら、頷いて。
フェルトの魔法が成功してるのを感じて、此方からも手を回して。
防具にかんしていえば、作れるならありだねと同意する。
■フェルト > 「そんなので良いならいくらでもだな。
応援とサポートだけでもありがたいって、やる気が維持できるからな。
貴族の依頼ってやっぱり信用と実績も必要なんだよな?俺で大丈夫か?
どっちもいいな、持ち帰れたら大体高く引き取ってくれるよな」
少女の提案にそれでいいならいくらでもと請け負い。
応援にサポート、そして判らないとこを教えてもらえるだけで大助かり、そしてやる気も維持できると。
食材にしても薬草にしても需要があればよし、泣ければ少女の言うとおりに自分たちで使えば損はないなと笑い。
「きっと俺なら制御できずに大変な事になってるって言い切れる。
教えてもらうのに感謝しないとかないよな」
自分では安定する前に第三次だと空笑いを見せ。
どちらも同意の上の事、そのお陰で色々とした経験や学ぶことができ、お互いさまという少女には本当に感謝して。
「折角使えるようになって失敗で大怪我は笑えないよな、今使えるのなら失敗してもずぶぬれぐらいか?
あのレベルに行くにはそういうのがないとなんだろうな」
今使える魔法なら失敗しても小さな爆発かずぶぬれなので、それはそれでよかったと思う事にし。
大抵の名前を聞く冒険者などは何かしらの特徴を持っている。
何処までか本当かわかりはしないが、長寿族が当てはまる場合もあるので困り笑うしかなく。
「それだと俺にはまだ早いか……7割ぐらいだと思うし。
感覚だと俺は無理だな、教わった通りでしか……よし、やっと付いた。
時々にそういうのに使えるのを持ってきても売っちまうだろ?それで作れば良いのが出来そうだし、それ以外でもメンテできるだろうしな」
不真面目にしか見えない態勢ではあるが自分では大真面目。
少女の手が回されると頬が緩みそうになるのを耐えて繰り返し、種火が付けば嬉しそうに少女に告げ。
作るだけでなく整備も出来れば出費も抑えれるし、売るしかなかった素材も有効活用できると笑って告げる。
■ロスティン > 「それで大丈夫だよ、凄くありがたいから。
なら良かった、まぁ…そのサポートにはいろいろ入ってるわけだけど、ね。
受けられる実績積んでいけば大丈夫だと思うよ、あとは相手が嫌悪感を覚えないレベルの服装と、態度してればね。
まぁ今は僕が生活魔法使えてるから一緒に依頼行く分には問題ないけどね」
大丈夫と頷き、サポートにはご褒美もあるからとフェルトの耳へ囁いて。
二人で行くと赤字になる依頼などで、個別に行動するときはどちらも生活魔法レベルは使えるに越したことは無いしとほほ笑み。
高い食材は美味しいのもおおいからねぇと、嬉しそうに言って。
「制御は特に頑張ってるから、今でも基礎として時間取るし。
ないね、お金払ってても教えて貰うってこと自体には感謝するよ、感情がある相手だとね…だって教える方も嫌な思いしてまで教えようと思わないだろうし」
感情の昂りに呼応しやすいからねと苦笑し、何事も起訴は大事だよとほほ笑む。
仮に依頼で先生をと言われても嫌な相手だったら、詳しく教える事もないし、なんなら違約金を払ってやめるかもと言い切って。
「そうだね、『ウォーター』なら濡れるくらいかな込められる魔力の上限も生活魔法だからそんな高くないし。
だと思う、僕もそういうのはあるから頑張れば可能性はあると思うけど、まだまだだね」
『種火』や『ウォーター』など生活魔法は、込めれる魔力量のレベルともいえる。
二つ名持ちは、その名前に見合った実力と特徴を持っているわけで。
その中でも長寿系種族の場合は、一個の技能につぎ込める時間が文字通りけた違いなので、まだ納得できるけどと苦笑して。
「持続系の強化はそれでも十分だよ、魔力がある限り失敗しても掛けなおせばいいし。
ただ、奇襲の時なんかは強化前提の人が7割だときついかな。
そうだね、蜘蛛系とか芋虫系の糸とかは服で使えるのもあるって聞くし」
『種火』の魔法が成功したと聞いて、おめでとうと囁いて。
対応力という面から考えるなら、やはり9割は欲しいと呟く。
糸を吐く系の魔物の糸や、獣系でも皮が優秀なのも多いと聞きしと頷いて。
■フェルト > 「これからも俺で教えれる事なら任せてくれよな、出来る限り丁寧に教えるから。
むしろなー、そういうのがないと直ぐにダレそうなんだよ……。
実績で評価されるなら大丈夫そうだな、態度はこれから覚えてく。
今は魔法はおんぶにだっこだし…そこは一番頑張らないとな」
ご褒美と囁かれると小さく反応してしまい、それは後だと自分を戒め。
可能ならば二人で活動したいが無理な事もある、その時にも重宝すると笑い返し。
少女と共に活動をするようになって食べる機会が出来た高い食材。
一度食べると忘れられないと思い返してしまい。
「俺も使えるようになったら制御は頑張るか。
きっとな、ロスティンに出会わないままに学院にいってたら数日でやめてるな、俺」
基礎は大事と聞くとそうだと頷き。
嫌な相手だとそうなるよなと同意し、それに嫌な相手にも教わりたくはないと口にして。
「今の時期なら濡れてもいいけど、寒くなると勘弁だよな。
そんなに高くはないみたいだけど…何度もやってるとこう、疲れる?見たいかな感じはあるよな。
ロスティンなら大丈夫だって、俺が保証する」
一度に使う魔力は少ないが何度も使えばそれなりな量。
少し疲れたような感じはあるが安定して扱えるようになるためにと続け。
自分では無理だろうが少女ならばいずれは二つ名を持てる冒険者に慣れると思っており。
きっと大丈夫だと口にして。
「不意を打つ時にはまだきついか……できるだけかけ直せるときに準備するのが今の俺にはちょうどいいか。
一部の魔物の糸や皮も高級素材って聞くし、そういうのも何時かは手に入るかもな」
ウォーターで苦労した分、種火を灯せれば本当にうれしく。
この感覚を忘れないようにと何度も繰り返し。
何時かはそういう魔物の素材を手に入れたいなと口にして。