2023/06/09 のログ
ご案内:「自宅」にフェルトさんが現れました。
フェルト > 【待ち合わせ待機です】
ご案内:「自宅」にロスティンさんが現れました。
フェルト > 少女と組んで依頼を熟すようになりそれなりな時間が過ぎ。
今では一緒に住み公私共に過ごしている。

一日の過ごし方はその日によるのだが依頼を熟したり学園で勉学を習ったりと様々。
そしてこの日は自宅で生活魔法を教わっていたりするのだが。

「理屈は判るんだよな。けど上手くいかないのは何でなんだ。
ロスティンが教え間違うってのはないから……俺が悪いんだよなー。
あー……わかんねー」

教わった通りに魔法を発動させようとし、成功すれば少量の水が生み出されるはず。
しかし水が生み出される先のカップは空のままで水気はなく。
それでも魔力は一応練れているのでなお不思議。

どうなってるのか自分ではわからず、教えてくれている少女に目を向けて判らないという見つめてしまって。

ロスティン > 少年とともに依頼を熟して暫し。
共に過ごす事も多く、簡単な料理などもしながら。

今日は教えて欲しいと言われていた生活魔法の説明と、少年の習得の手助け。
少年が魔力を練って、呪文を唱え、そのうえで魔法が発動していないのを見つめて。

「呪文はあっているし、魔力もきちんとめぐってると、感じだよねえ。
あとボクも間違う時はあるからね、フェルト…万能って訳じゃないし。
ん-、水が出るっていうイメージとかもきちんとできてる?
ここら辺は個人の感覚だから説明しにくいんだけど、魔力がフェルトの中で寝れてるけど、出てないってことは」

少年の手を取って、じっと見つめた後で首をかしげて。
それから、思い出したように。

「フェルトって、学院での授業では魔法とか使ったことあるんだっけ?」

取りあえずは、現状の確認をするためにそんな疑問を投げかける。

フェルト > 以前に便利だと思い羨ましがった生活魔法。
それをようやく教えてもらおうと決めては少女に手伝って貰う。
魔法自体が使った事はないが少女の説明はとても分かりやすく、これならという気合も十分ではあったが。

「そうだよな、俺は覚えるのだけは得意なんだよな。
魔力は巡ってるのが俺には判んないから万能だと思うぞ。
こう、井戸で組んできたみたいなイメージでやってるな。
あれか?普通なら出来てるはずなのに出来てないってやつか?」

少女に手を取られるとくすぐったそうにして。
思わずに握りたくなるが今は真面目な時間だと我慢して。

「学院の授業で?いや、魔法の学科はまだとってないな」

今は主にきちんとした斥候術とそれ以外にもう一つだけ。
なので魔法は使った事がないとはっきりと答えて。

ロスティン > 生活魔法自体は余程の事が無ければ使えないと言う事は無いはずで。
少年への説明自体は、自分が習って来た事を伝えているし、自分はそれで使えているのだ。

「うん、詠唱とかは問題ないよね。
魔力感知自体は、属性関係ないから。
んー、其処のイメージは水を感じやすい事が基本だから、多分平気だと思う。
ボクは、その状態なら魔法発動してるんだけど」

質問の答えを聞いて、また少し考えると。

「そっか、それじゃ…少し魔力流れる感覚を感じてみる?
ボクがフェルトにエンチャントか、レジスト系掛けてみて、魔力の流れを、っていう感じで」

魔法を使った事がないので、魔力の放出に慣れてないのではと当たりを付けて。
これまで、そういう支援系は掛けても戦闘中、魔力の流れを感じている暇はなかっただろう。
集中できる今なら、魔力の流れも感じられるだろう、と。

フェルト > 授業では時々に眠ってしまうが彼女に教わるときはいたって真面目。
むしろ依頼中以上に真面目に取り組んですらいて。
その上で何故か発動しないので首をかしげるしかなく。

「だよな、ちゃんと覚えてるし。
俺は風属性って学院じゃ聞いたけどこれは関係ないしなー。
変に考えずにシンプルに考えるのが良いって言ってたからそうしてみたんだよ。
それなら本当になんでだろうな」

それで少女が発動するな自分は何でと考え。
考える間に無意識に少女の手を握っていて。

「魔力の流れる感覚?
それで感じることができるんだな、魔力の流れって。
一度やってみてくれ、ロスティン頼む」

何か辺りを付けた様子に頼むと小さく頭を下げ。
支援魔法をかけて貰ったことはあるがその時は戦闘中、他に気を回す余裕などはなく。
今ならその余裕もあり、一度魔力の流れという物も感じたくてお願いをする。

ロスティン > 少年に魔力があるのは感じられる、其の上で呪文を唱えれば魔力も動いているので、特殊な体質でもなさそうで。
けれど魔法が発動していないなら問題は何かという話で。

「その属性は基本的には向いてるとか得意なっていう意味だしね。
余程偏ってなければ、他の属性でも覚える音はできるはずだよ。
生活魔法は効果もシンプルだから、イメージもシンプルで平気だと思う。
そこは、一個ずつ試すしかないかな、ボクは研究者じゃないし」

自分の様に縛りがある訳でもないので、少年が言う風属性は得意属性という感じだ。
勿論反属性、対抗属性と言われる方向は弱まったりする可能性はあるが、使えないほどではないだろう。

「体の中の魔力を叩き起こすともいうかな、フェルトが自覚してって意味で。
それじゃ、レジストにしておこうか、ボクのエンチャントだと火をまとわしたり、力が強くなる系だから。
レジストなら、火とか力加減に困るとかないし…それじゃかけるからね」

そう告げて、2節ほどの呪文を唱えながら少年へ触れる。
体内の魔力を活性化して、火に対する高い体制と、魔法全般への抵抗力を引き上げる魔法をかけて。

「これで、魔力が動いてると思うけど、どうかな?
体の中に何か感じない?、血の流れに例えられる事が多いんだけど」

触れた場所から魔力を注ぎ、少年に魔法をかけて、問いかける。

フェルト > 「そんなことも言ってたか……?
覚える気があるなら全属性にチャレンジとか言われたけどな。
難しい事を考えるのは苦手だから助かる、それ本当に…。
時間はあるしそうするか」

少女は火属性以外はと以前に聞いていたので、別な意味で大変そうだと改めて思い。
他の属性は自分が補うように覚えるかと考えて。

「叩き起こすって、痛そうなイメージがあるよな、それ。
部屋の中で火を纏うや力がはちょっと危ないか……レジストで頼む」

少女の言葉と共に2節ほどの呪文、それがレジストの呪文なのかと思いながら触れられると依頼の時には感じなかった感覚。
戦闘中の余裕がないときには感じる余裕のない感覚が体の中を駆け巡るのを感じて。

「なんていうかな……変な感じがするな。
そう、それだ、身体の中を流れてるって感じが凄くするな。
こう、触られてる場所から流れ込んでる感じがするぞ」

触れた場所から流れ込むような感覚に違和感を覚えながらもはっきりと感じ。
これが魔力の感覚なのかと不慣れな感覚に身体を動かしてしまう。

ロスティン > 「特別な偏りがなければ、ね。
うん、得意属性の呪文を覚えるのも良いけど、引き出しの為に違う属性もあるとね。
ボクもどっちかと言うと、考えるより動く方が好きなんだけど。
うん、すぐ覚えないとっていう状況でもないしね」

生活魔法自体は、使えなくても手間が増えるだけだしねと、苦笑して。

「正確には、フェルトの中の魔力の活性化っていう方が正しいけど。
うん、家具とかは火が燃え移る可能性もあるしね」

武器への属性エンチャントは全般的に室内で使うものでも無いしと、苦笑して。
魔力が高まる系統の魔法の方が魔力の感じがわかるだろうと。

「その感じてるのが魔力だと思う。
で、その魔力を手か指の先から出す感じで、さっきの呪文唱えてみて」

手を握り、その手をコップへと向けて。
もう一回試してみてと、少年を促す。

フェルト > 「偏りなー、曽於の辺はさっぱりだって。
先ずは得意魔法だな。、後は追々と考えるとして……一緒に考えてくれよ。
それは俺もだって、変に考えるなら動く方が早いよな。
それでも使えると便利だろ?」

使えなくても困ることはない、しかし使えれば便利なら使いたいと思うのは当然。
苦笑する少女を見れば笑みを向け。

「それは判ってるって、けど何か痛そうに思えたんだよ。
火事なんてやったらさすがに追い出されるからなー」

短剣に属性エンチャントをすれば料理に便利に思えるが室内でという少女の苦笑に、そうだよなと頷き。
なぜレジストなのかは判らないが、少女がそういうならそれが良いのだろうと聞いたりはせず。

「これが魔力なんだな、こんな感じがするんだな。
これを手か指に……」

今度はなぜか行けそうな予感。
少女に手をコップへと向けられると感じている魔力を出すように考えて呪文を唱え。
そうすれば指先からコップへと水が注がれていく光景、それを見ては嬉しそうに笑みをみせて。

ロスティン > 「まぁ、其処に関しては研究者とか学院で先生に聞いてみると良いよ。
そうだね、まずは使える技術やら魔法覚えないとね。
うん、体動かした方が色々楽だし。
そうだね、便利なのは確かだよ 」

生活魔法自体は、便利だし、一種の手札にもなる。
水や火種は、弱い妖魔などには牽制に使えたりするだろう。

「…いやまぁ、凝り固まってる人とかは本当に痛むかもだけどね、フェルトはそこまでではないし。
うん、そりゃそうだよ、事故は貸主が困るよ」

初級のエンチャント自体は簡単ではあるが、掛けたら強弱の調整ができないという欠点もある。
上のレベルのエンチャとは基本火力自体がやばいわけで。

「感じ方も人によって違うって聞くけど、流れ自体は基本同じだって言うから。
そそ、その魔力を、変化させてくのがボクが習った魔法の使い方だね」

習った使い方をそのまま伝えているので、元は師匠のだけどと笑みを受けべ。
成功した様子を見れば。

「おー、できたねフェルト…一個できればあとは似た感じで使えば他のも行けるんじゃないかな」

嬉しそうに、指先から出る水を見て嬉しそうに。

フェルト > 「そうだな、次に学院に行ったときに聞いてみるか。
なんていうかな、今までやってきたのが学院だと細かく教えてくれるからやることが増えて中々なー…。
今までがそうだったから頭を使うのが苦手なんだよ。
運ぶ荷物が減るってだけで目からうろこだったんだよな、あの時は…」

初めて生活魔法を見たときは本当に驚いたと思い返し。
思えば少女と組んでから色々な事に挑戦して取り組んでいるなと思い。
今までなら絶対にやらなかった事も楽しく行える今、本当に感謝して。

「流れるって感覚が変な感じだけど痛みはないな。
あの貸主を困らせたくはないよな」

少女はともかく自分はある意味素性が怪しい、それなのに部屋を貸してくれている貸主は困らせたくなく。
初級を初めてかけて貰った時の力加減はできなかったことを思い出して苦笑して。

「流れる以外の感じ方もあるんだな。
ロスティンの師匠って教えるのが本当にうまいんだな」

元は師匠のと聞けば、教えるのがうまいんだなと感心し。
そしてその教えで成功をすれば嬉しくなって。

「できたな!よし、初めて成功した!!」

コップに水が入っていく姿に大袈裟と言える喜びを見せ。
これをきっかけに他も行けると聞けば嬉しさのあまりに思わず少女を抱きしめてしまって。

ロスティン > 「それがいいよ、ボクが言えるのはボクの感覚だし。
学院で教わるっていうのは、一種の師匠に着くって事だしね。
其処は、ある程度切り替えていくしかないね。
念のために、最低限はいるけどね」

火種や水筒を減らすことが可能だというのは大きいわけで。
少年に教えることで自分でももう一度覚えなおしている面もあって。

「これまで意識してなかっただろうし、最初はそんな感じだと思う。
うん、ボクらみたいな若い冒険者に貸してくれてるしね」

冒険者という稼業で宿ではなく貸家系の家を借りるのは難しい。
その中で運よく貸して呉れて貰えているのだとほほ笑んで。

「基本的には魔力自体は全身をめぐってるんだって、あとは集中させられるか次第じゃないかって。
結構いい歳いってたし、教えるのに慣れてるんだと思う」

普段は流れとしてとらえているのを、使う魔法次第で集め方変えたりねと、告げて。
少年に抱きしめられて。

「ん、こら…まだ、魔法の勉強中でしょ、それとも勉強続けないの?」

小さく声を漏らし、軽く抱き返してから、少年にそう聞いて。