2023/05/27 のログ
マヨリカ > 「わぁぁっ…リス、手が早…
んっ…ちゅ…♡っふ…ん♡」

許可する形になってしまえば早速。
奪われる唇がふに、と触れ合って。
先ほどよりも熱をもった薄紅色の弾力の隙間から、ぬるりと差し込まれる舌。
唾液の音がちゅぷり、くちゅりと跳ねるまで吸い上げられて。
絡まる舌に舌を絡め返し、熟れた粘膜が溶け合って。
歯列をなぞられれば擽ったそうにも肩が揺れ、それでも離す事のない唇の隙間から、籠った吐息と一緒に唾液が溢れる。
お互いの体液が混じり合い、とろりとした蜜を喉奥へと落とし込まれては、こくりと嚥下し。
ぷは、と唇を離した頃には、どちらの唇もてらてらと濡れ光っている。
熱でぼうっとした表情、瞳が潤んで――

「リスにも、かわいい下着を選んじゃうんですから…。」

下心は勿論あるし、セクシーなスリップとガーターで迫られたらドキドキしてしまいそうだ―と。
似たような事をきっと彼女も考えているらしい事を感じつつ、想像し始めたらそちらの方向にばかり思考が傾いてしまう。
すりすり、触れ合う頬が体温を伝えて。
リップノイズを響かせ離れる顔を追いかけ、金髪が流れる耳をかきあげ、耳朶の後ろに吸い付く。
強めに吸い上げて、痕を残そうと。

「折角なので…。」

そういえば、最近(主にリスとの色事が。偶にお嫁さん同士でも)忙しすぎて壺を作っていないなぁ、というのは切欠。
その被害を被るのは存外に家令だとか客人かも知れないが、リスがいつにも増して元気になるのは喜ばしい事である。

モチーフは百合の花にしようか、向日葵の花にしようか…と、絵付けの文様を思い浮かべて、階段を上がっていく。
深みのある色合いなのに、磨かれてつるりと光沢を見せる木材の表面が薄っすらと二人並んだシルエットを浮かび上がらせ、足元にほぼ同じ長さの影を落として。

廊下の端から端まで、扉がぎっしりと並ぶ部屋のひとつ。
案内されるままにそのうちの中央の部屋へと。

「わあ…ここがリスのお部屋…」

ピンク色のレースのカーテンも掛かっていなければ、高級な家具に豪奢な鏡台がある訳でもないが。
シンプルな造りの部屋はある意味彼女らしい気がする。
すん、と彼女のにおいを肺に取り込むように鼻を鳴らして――
リスの匂い以外にも、熟れた淫らな雌のにおいがたっぷりと染み込んだねっとりした空気が鼻腔から入り込んでくる。
くらり、と中てられて彼女へと倒れこむように。

「きのせい、でしょうか…。えっちな…においが…♡」

気分が悪くなった訳ではなく。
火照った頬が、ぶわりと熱を持って焼け付いた脳が、そして下肢がじくじくと疼くのが止められないのだ。
ぎゅ、と強く抱擁を求めるように抱き着いては、はぁ、と湿った息を耳元に被せる。

リス > 「んー♡ちゅ、んっ♡」

 ぷにゅ、と柔らかな、唇と唇が触れあって、甘い音を立てていく。
 唇を擦り付け、ちゅ、ちゅ、と湿った音をたてながら、唇を湿らせるように重ねて、舌を差し込んで。
 にゅる、にゅるり、と唾液をたっぷり塗した舌で、マヨリカの唇を優しく、下唇から、上唇へと、撫でるように舐めて啜って。
 塗した唾液を届けるように、動く舌は、唇を舐め終えれば、暖かな吐息も含め、咥内へと。
 ちゅむ、と音を立てて、唾液を注いで、注いだ唾液を塗る様に、ちゅむ、ちゅる、と深くなっていく口づけは。
 甘く濃厚に絡み合う舌と、柔らかく暖かな唇を触れ合わせ、擦り合わせ続けた。
 吐息も交換し、唾液も擦りつけ合い、飲み込み合って、顔を離せば、唾液の糸がつつぅ、と伸びて、堕ちて。
 うるんでいる瞳を見つめて、愛してる、と囁きかける。

「うふ、ありがと、でも、ちゃんと、ふたなり用で、ね?」

 可愛い下着。ブラとかに関しては問題はないと思われるが、ショーツに関しては。
 ちょっとした暴れん坊が居るので、それ用のにして欲しいわ、なんて冗談交じりに。
 どんな服をと思うのだけども、まあ、彼女が選ぶ服装だ、喜んで着て行こうとおもう、迫るのはもう、当然。
 擦りつけられる頬が熱くなって、婦婦、と軽く笑って見せた。

「ん、あん♡」

 耳の後ろに付けられる、痕。
 気持ちが良くて甘く息を吐き出し、ふるり、と身を震わせる。
 その場所に付ける痕には、何かの意味があるのかしら、と、頬を、耳元を赤くしながら、視線を向けて首を傾いで問いかけた。

「ふふ、嬉しい。
 じゃあ、お願いするわ……どのくらい渡せばいいかしら?」

 何かを飾ってくれるらしい。
 彼女の見立てはとてもいいし、素敵な物を持ってきてくれると信じている。
 彼女自身が出来る、という事自体は、まだ聞いた事がないので、純粋に、どんな物を持ってきてくれるのかしら、と。
 予算はいくらくらい?と問いかけるのは、お小遣いというよりも、壺を購入してくれるという認識。
 そんな話をしている間に、到着していて。

「二階は、扉の奥は、個人の部屋に成るの。
 それぞれの扉に魔法が掛かっているから、外から見るよりもいっぱいあるし、部屋も広いわ。」

 リスの娘だけでも、既に6人、お嫁さんたちも住んでいるし、ゼナの弟妹などもいる。
 全員の個室となると、矢張り、空間をいじる魔法が必要で、それを竜胆が一人で行っている。
 二階と三階は、家の大きさよりも、広大な空間となっている。特に、三階は、ドラゴンの数が、膨大なので。
 案内しながら、リスの部屋の扉を開いて。
 自分と、ゼナの寝室を、見やる彼女、手を引いて引き入れれば、扉を閉める。

 部屋の中のカーテンは黒く、光の遮断を目的としている物。
 鏡台はあるにはあるけれど、目立つようなものではない、作りや材質は一流の物ではあるけれど。
 本当に、寝る為の場所、となっていた。

「マヨリカ。」

 倒れ込んでくる彼女、ほんのりと見える欲情の表情。
 部屋の淫気に宛てられたのが見て取れて、彼女をそっと抱き寄せて、抱き止める。
 紅く染まる頬に、濡れている蒼い瞳。
 抱きしめ返すのと同時に、彼女から、確かな匂いを感じとる。女性の匂いを。

「気の所為ではないわ、この部屋は、私がみんなと愛し合う部屋、だもの。
 みんなの匂いが、確りと、マーキングされているの。」

 彼女の感覚は間違いではない、エッチな匂いは沁みついているから。
 其れに宛てられて、興奮している彼女の耳元に唇を寄せて。
 確り抱きしめて、柔らかな胸を、彼女に押し付けて、自分の匂いを、発情している匂いを彼女に嗅がせつつ。

「マヨリカの臭いも確り、此処にマーキングしてほしいな。」

 耳元に近づけた唇から今すぐでも良いし、当てられすぎて辛いなら、後日でも良いから、貴女が欲しいのよ、と、囁きかける。
 優しく、甘く、ねっとりと、耳を犯すような雌の声で。

マヨリカ > 唇の膨らみが縺れ合い、広がって。
ちゅぷちゅぷと水音を掻き鳴らし、合わさった咥内で舌が絡み合う。
深くなっていく口づけが唾液を混ぜあい、吐息を奪い合うように。
舌の根元から吸い上げられ、お返しに、と表面のざらつきを擦り付けて。
喉奥に落ちていく唾液は身体の内側まで彼女に浸されていくよう。
口元から伸びた銀糸が雫になって落ちるのを舌を伸ばして追いかけ。
全部取り込んでしまいたいと、白い鎖骨から顎先も舐め上げる。

「…っふ♡んん…♡はぁ…♡」

囁きに、目元を赤くして。
わたしもです、と耳元へと内緒話でもするように、声を上げないまま吐息が空気の振動を伝えていく。

この国には様々な種族用に衣類も下着も豊富だから。
ショーツのデザインも難なく見つかるだろう。
選んだ服を纏って、迫ってくれる彼女は自分だけに誂えられたもので。
彼女の選んだ服にラッピングのように包まれ、剥かれていくのも飾り立てた側の特権。

「んー…んふふ♡」

髪を下ろしている事が多いリスの事。
本人からも、すれ違う他人からも見え辛い場所に所有印を残して満足に浸る。
見られるのは、こうして睦みあうような間柄の者だけだろう。
ちょっとした悪戯心と、独占欲を垣間見せる瞳に笑みを浮かべるも、問う視線に口では語らない。

焼き物そのものの純粋な材料費(自分で調達するつもりか原価)だけを告げれば、購入してくるものと思っている彼女は驚くだろうか。
お遣いのお駄賃よりも安いくらいの金額。
そんな一幕を挟んで、たくさんの扉を通り過ぎ。
説明してもらっても、同じような扉が並んでいれば何処が誰の部屋かはすぐに覚えられないだろう。
故に必死で覚えているのは自分の部屋のみ。

「…リス♡」

カーテンが引かれれば、遮断された空間が否応なく二人だけの世界に没入させていく。
シンプルな部屋で、大きなベッドがより存在感を放っていて。
皴一つなく整えられた真っ白なシーツが何故か、潤んだ視界の中で揺蕩い、濃密なにおいの染みを広げて――

「…ぁ、んっ♡
リス…♡リス…♡
別の日におあずけなんて、いじわる、言わないで、ください…♡」

脳内に広がる幻影は、昨夜のものなのか、此れからの光景なのか。
たくさんの雌の匂いが充満して染み付いた空間に捕らわれて。
抱きしめられる身体に胸を押し付け、腰をぎゅう、と引き寄せて。
服越しに柔らかな膨らみを潰すように重ねれば、スカートに絡まる足の間から、衣類越しでさえ発情したにおいを知られてしまいそうで鼓動が高鳴り、乳房を揺らして。
その脚の付け根で彼女の熱もまた、主張するように持ち上がりかけているのを感じれば、擦り合わせるように太腿を合わせて。
ベッドに――と縺れ込むように手を引く。

ご案内:「トゥルネソル家」からマヨリカさんが去りました。
リス > 【継続致します】
ご案内:「トゥルネソル家」からリスさんが去りました。