2023/05/14 のログ
ご案内:「空き地」からタン・フィールさんが去りました。
ご案内:「石牢の中」にエヴィータさんが現れました。
エヴィータ >  
「―――――……だる………」

色々と言いたいことはあるけれど、とりあえず、これに尽きる。
呟く声を聞くものは、今現在、頭に被せられた麻袋のようなものだけだとしても、
飲み込んでおくよりは、呟いて、吐き出してしまいたい。

靴を奪われ、絹の靴下越しに感じる足許の床は硬く、
両腕を頭上高く、爪先立ち寸前の姿勢になるまで吊り上げている枷も、
その先から天井までぴんと張った鎖も、頑丈そうな重い音を立てている。
軍装は辛うじて剥がれていないものの、武器の類は当然奪われていて、
はっきり言って、手も足も出ない、といった状況だった。

「……とりあえず、あのジジイ、帰ったらコロス」

こんな目に遭っている元凶は、間違いなくあの男だ。
臨時の上官、いけ好かない、無駄飯食らいのお貴族サマ。
何らかの取引が行われたのか、単純に指揮官としての奴が無能だったか。
とにかく、囚われたのはこの身ひとつであるようだし、迅速な助けは期待できない。
絶対コロス、と思ってはいるが、コロしに帰れるかどうかも、まだ、わからなかった。

ご案内:「石牢の中」にアラクレさんが現れました。
アラクレ > (女の捕虜を取った。
そう聞けば味見をしようと考える者がいてもおかしくない盗賊のアジト。
どういう女が囚われの身になっているのかと様子を見に来れば、頭から麻袋を被せられていて顔が確認できないものの、軍装を着ていても分かるスタイルの良い様子に、にやにやと笑みを浮かべて牢の入り口にいた牢番に鍵を開けるように言う)

「どうせああやって吊るされて身動きが取れないようになってるんだ、逃げようったって逃げられねえよ。
それに、いつものお楽しみだって思えばいつものことだろう?
へぇ、やっぱり近くで見るとスタイルがいいな」

(言えば鍵を開ける牢番にありがとな、と一応は礼を言って。
そして吊るされている女の方へと近づいて行けば、改めて立ち止まり、まじまじとその体を上から下まで眺めていき、おもむろに手を伸ばして胸に触れようとする)

エヴィータ >  
麻袋の中の耳に、微かな金属音が届いた。
扉の鍵を開ける音、ということは牢の中に、誰かが入ってくるのだろうか。

身構える、といっても、具体的に何かできるわけでもない。
近づいてくる足音を注意深く聞いて、息を詰める程度のことだ。
高い位置から響く男の声、重い足音、どうやら相手は随分大柄であるらしい、と、
そこまで考えたとき。

「――――― ッ安く、触んな、っ!」

威勢よく返したつもりだったが、声は早くも上擦っていた。
むちりと張り詰めた膨らみも、まだ柔らかい先端の蕾も、男の手から逃れる術などない。
袋を取られない限り、相手が何処からどう触れてくるかもわからないのだから、
防御も、抵抗も難しいのだ。
相手が一人なのか、そうでないのかさえ、今はわからないままで―――――。

アラクレ > (部屋移動致します)
ご案内:「石牢の中」からアラクレさんが去りました。
ご案内:「石牢の中」からエヴィータさんが去りました。