2023/04/30 のログ
ご案内:「貴族の邸宅」にメレクさんが現れました。
メレク > 大富豪たる奇特な貴族が自らの私財を投げ打って、
市井の民から没落貴族まで見所のある者に対してパトロンとして支援を行なっている。
傍から聞けば、何とも美談であり、何とも胡散臭い話である。

だが実際、その貴族の眼に叶い、成功した者達の話は少なからず王都に存在していた。
貧民区の乞食だった者が繁華街の一等地で暖簾を構える大店の番頭となり、
装備も整えられずに万年低級だった冒険者のパーティが魔竜討伐の功績を挙げ、
家が傾いて家人も離散した没落貴族が見る間に身代を持ち直したという話もある。

そして、今、その貴族邸宅に招かれたのは幸運にも白羽の矢が立った者である。
立派な招待状を持参した執事と用意された豪勢な馬車に揺られて豪邸に足を踏み入れた後、
贅沢にも彼女の為のみに沸かされた風呂にて身を清め、誂えられた瀟洒なドレスに袖を通し。
案内された部屋には、屋敷の主たる貴族が二人掛けのソファに腰掛けて高級ワインを嗜んでいた。

ご案内:「貴族の邸宅」からメレクさんが去りました。
ご案内:「平民地区のはずれ」にセルフィナさんが現れました。
セルフィナ >  
「おばちゃん、ありがとぉ! また今度、遊びにくるねー!」

元気にあいさつをして手を振れば、宿屋の玄関先に見送りに出ていた壮年の女性は、
苦笑い半分に頷いてくれた。
昨夜ひと晩、一文なしの子供をただで泊めてくれたうえ、
夕食どころか今朝の朝食まで恵んでくれた彼女にしてみれば、
もう二度と手ぶらで遊びになどきてほしくない、のが本音かもしれない。

しかし、よく食べ、よく眠った小娘のほうは、そんなことはお構いなしだった。
背負い袋を重そうに担ぎ、ワンピースの胸元にはじゃらじゃらと、金鎖のロザリオを下げて、
元気よく昼下がりの街を歩きはじめている。

『いいかい、お嬢ちゃん。
 もし今夜またお金に困ったら、これを街の質屋に預けなさい。
 おばちゃんの名前で預けてくれれば、あとでおばちゃんが引き取りに行くからね』

そう言って首にかけてくれたロザリオも、一緒に渡された紙片も、
そこに記されたおばちゃんの名前も、質屋への地図、店名などにしても、
今の娘にとって、さして意味は持たない。

「美人なのはママのほうだけど、おばちゃんのほうがずっと親切だったな。
 ………だけど、しち? や? って、なんのお店なんだろ?」

意味がない、というより、ほとんど理解できていない様子だった。
ことさら治安が悪い場所でもないが、とりたてて良くもない地域で、
子供がこれみよがしに貴金属をぶらさげて歩く危険性なども、もちろん、気づいていない有り様で。

ご案内:「平民地区のはずれ」にアザン・フェーグスさんが現れました。
アザン・フェーグス >  
そんな少女に、近付く足音と男の影。
ギルド職員として、周辺の宿屋に冒険者を紹介する業務も担う男は謂わばその見返りとして『見かじめ料』紛いの金を、宿屋や酒場から徴収している最中だった。
これはギルドが行っているものでは無く、中堅職員のアザンが勝手に行っている…謂わば、横領の様な業務。

しかし、アザンの機嫌を損ねれば冒険者を紹介して貰えなくなるかもしれない────だから渋々ながら、宿屋や酒場は高くは無いが安くも無い金を、アザンに払っているのだった。

そんな下種な男の視線の先には…小柄で、拙い言葉遣いで…男の性的欲求を満たせる様な、幼い少女の姿が、あった。

「……おや、こんにちはお嬢ちゃん。一人でどうしたんだい?お父さんやお母さんは一緒じゃ無いのかな?」

にこやかな笑顔を浮かべながら、人好きの良い中年男性という風体で先ずは少女に声をかける。
悪戯するにしても、最初から疑われては何も出来ない。

「おじさん、ギルドの職員なんだ。何か困っている事があるならお嬢ちゃんを助けてあげられるけど…大丈夫かい?」

如何にも子供を心配している大人…という様に少女に近寄り、軽くその肩に掌を置く。
此処で嫌がられる様なら、少女に己の薄汚い欲望をぶつける事は難しいだろうが────

セルフィナ >  
昨日のうちに出会っていたなら、また違った反応を示したかもしれない。
見ず知らずの男性、さほど大柄ではないとしても、小娘からみれば充分に威圧感のある体躯。
しかし、今の小娘は、ひと晩、他人の親切におんぶにだっこで、快適な時間を過ごしたあとだ。
―――――つまり、警戒心のハードルはだいぶん低くなっていた。

声をかけられ、肩に手を置かれて、くりん、と仰のく。
振り仰いだ碧い瞳が、男の顔を映してぱちぱちと瞬き、

「こんにちは、おじちゃん。
 パパもママもいないよ、フィー、一人できたの」

もともといないものも、今、この場にいないものも、一緒くたにした物言い。
軽く眉間にしわを寄せ、んー、と思案げに唸ってから、

「えっとね、フィーね、し、……し、しち、あれ?
 しち、や? で、これ、お金にしなさいって言われてるの」

両手で鎖を掴んで、ほら、と見せびらかすように。
明らかに分不相応な貴金属と、質屋、という単語。
お金に換える、というくだりまで、何もかも、不穏な想像をかきたててしまいそうな答えだが、
小娘はにっこり、どこか自慢げな笑みすら浮かべていた。

アザン・フェーグス > 「しち、や?…ああ、質屋か…なるほど。おつかい出来て偉いね。フィーちゃん」

フィー、と名乗った少女。その幼い体躯を自分の下種な欲望の為に使えないか、と既に下半身がうずき始める。
しかし見せつけられる貴金属に、性欲以外の男の欲望と…理性が揺らぐ。
幼い少女に不相応な煌めき。一瞬、何か厄介なネタを抱えているのか…とすら思う。
しかし────男の浅はかさと性欲が、そんな疑念を打ち消していく。

「……それなら丁度良い。おじちゃんはね、質屋さんなんだ。
ほら、お金もちゃんと持ってる。本当はお店まで行かないといけないんだけど、フィーちゃん良い子だから此処でお金に変えてあげても良いよ?」

ほら、と懐から取り出したのはがめて来た見かじめ料。
殆どが銅貨や銀貨で、金貨は数える…というか片手で数えられる程度しか無いが、総額だけは中々のもの。
まあ、この少女に貨幣価値が伝わるかはさておき…少なくとも硬貨が詰まった袋は、しっかりと見せつけて。

「まあでもその代わり…おじちゃんの質問とお願いをちゃんと聞いてくれたら、になるんだけど…。どうかな…フィーちゃんは、おじちゃんの言う事、ちゃんと聞けるかな…?」

穏やかに、優しく微笑んで。
少女の為に手伝うよ、と善意を振りまく大人────の、フリをしながら。
少女の肩に置いた手を、今度はしっかりと添えて。人目のつかない路地へ、路地裏へと誘おうと。
…勿論その間に、既に隆起した肉棒を洋服越しに少女の背中で擦り上げる事も忘れない。
幼い少女のワンピースに、ずり、ずり、と擦り付けられる肉棒の感覚を少女はどう思うのか────

セルフィナ >  
「うん! フィー、ちゃあんと覚えてたの!」

偉い、と褒められて、娘はますます得意げな表情になる。
そもそもおつかいではなく、純然たる宿屋の女将の厚意であり、
これを質屋に預ける、ということは、その厚意のうえにあぐらをかくようなものなのだが。

「え、おじちゃん、が、しちや、……さん?」

自らを質屋だ、と言い出した相手を、不思議そうな目で見つめ返した娘は、
軽く傾げた頭のなかで、質屋、とはどうやら、人の職業、お仕事の類なのだと、ようやく理解する。
そのことばを疑うどころか、やっとその手前あたりに理解が及んだに過ぎない、
娘の視線はすぐに、目の前に掲げられた硬貨の袋に釘付けになり。

「うわあ、ほんとに、お金いっぱいだねぇ。
 そっかぁ、そぉなんだ…… うん、いいよぉ?
 フィー、おじちゃんのお願い、きいてあげるよ?」

あげる、とは何とも偉そうな。
しかし、ともかくも、娘は何ひとつ疑った様子もなく、あっさりと頷いてしまった。
肩を押すようにして相手が歩きはじめても、躊躇いもせず足を運んでゆくだろう。
進む先がいかにもうら寂しく、人の気配のしない界隈であろうと、
娘にとってはどうせ、どこもかしこも見知らぬ土地であるのだし。

ただ、背中にあたる熱量、硬い弾力には、ほんの少し顔を顰めた。
何を宛がわれ、擦りつけられているのだか、そのあたりはわからない。
わからないけれど―――――

「ねぇ、おじちゃん、背中、なにしてるの?
 なんだか、熱くて、ぶにぶにして、……おじちゃん、お熱でもあるの?」

無邪気な問いを投げながら、振り返ろうとするけれど、果たして。

アザン・フェーグス >  
「そう!お嬢ちゃんのそのきらきらと、おじちゃんのお金を交換するのがお仕事なんだ。ちゃんと分かってて偉いね、フィーちゃん」

生徒を褒める教師…というよりは、幼児をあやす様な声色と笑顔。
子供の様な…実際に子供の冒険者を相手にする事もある男は、そういう"演技"だけは一人前であった。
子供に不安や不信を抱かせない様に。信頼される様に。にこにこ、と微笑んで。

「…そっかぁ。良い子だね…フィーちゃん……。大丈夫、そんなに時間かからないからねぇ…大丈夫だからねぇ…」

その微笑みの裏には、醜悪な男の欲望が隠されている。
無事に人気の無い場所へと少女を誘えば、その間にずりずりと擦り付けていた肉棒は既にズボンの下で我慢汁が滲み出る程。
さて、どうやって…と、思っていた矢先に、少女から投げかけられる、声。

「…あぁ…そうなんだよぉ。おじちゃん、ちょっと今病気でね…。
ほら、ここが大きくて熱くなってるでしょ?これを小さくしないと、質屋さんのお仕事出来ないんだ…」

敢えて、少女の動きを止めず。
振り返った少女の視線の先には、ごそごそとズボンから膨れ上がた肉棒を取り出している男の姿があるのだろうか。
まだ穏やかな笑みを浮かべてはいるが…その吐息は、少しずつ、荒くなっていく。

「だから…ね?先ずはお熱が無くなる様に、フィーちゃんのおててで良い子良い子してくれないかなぁ…。
おじちゃんも、このままだとお仕事出来なくて困っちゃうんだよぉ…」

そして、振り向いた少女の躰に…ワンピースの胸元に。
腹部に。ワンピースのフリルに。
ねとねとと我慢汁を零す肉棒を、少女にも見える様に…押し付けながら、自ら扱き始めるのだろうか。

セルフィナ >  
褒められて嬉しくて、ふっくらした頬を上気させて笑う。
生育環境が特殊であったからか、どうかすると見た目より更に幼い娘は、
すっかり、相手のことを優しくて親切なおじちゃんだと思い込んでいた。

だからこそ、そんな相手の不調は気にかかる。
人気の無い路地裏で、振り返った相手が前を寛げていること、
ぶるん、とまろび出た肉棒にも、きょとんと目を瞠るばかりで。
ちら、と気遣わしげに、息を弾ませた相手の顔色を窺い、

「おじちゃん、息、くるしそぉ……。
 お顔も、ねぇ、真っ赤だよ…?」

病気だという言葉に、信憑性が加わっていた。
こちらへ突き出された、すっかり臨戦態勢の逸物を、こわごわと見降ろして。
緊張しているように、忙しなく瞬きながら、もじ、と脚を擦り合わせ、

「………こ、れ、触って、へいきなの……?
 なん、だか、―――――… ぅあ、ねちょねちょ、したの、が、出て、
 ――――――― っ、っ…… ふ、ぁ、」

ねとぉ、と糸を引く液体が、ワンピースの胸元を汚し、肉棒との間に銀糸の橋を架ける。
漂う匂いも独特で、けれどどこかで嗅いだことがあるような―――――
触れてもいいのだろうか、おずおずと右手を、それから左手を伸ばして。
そ、と指先で、先端の丸みに触れて―――――そろそろと、細い指を這わせにゆく。
べとつく感触に顔を顰め、涙ぐみながらも、男が自らそうするのを真似て、
ず、ちゅ、にちゅ、っ―――――摩る、というより、撫でているだけのような力加減で。

ご案内:「平民地区のはずれ」からアザン・フェーグスさんが去りました。
ご案内:「平民地区のはずれ」にアザン・フェーグスさんが現れました。
アザン・フェーグス > 【後日継続予定】
ご案内:「平民地区のはずれ」からアザン・フェーグスさんが去りました。
ご案内:「平民地区のはずれ」からセルフィナさんが去りました。