2023/04/25 のログ
ご案内:「港湾都市 ハイブラゼール 地下Bar」にエレン・ローズマリーさんが現れました。
■エレン・ローズマリー > ◆
ハイブラゼールの地下Barの一つ
欲望に塗れた歓楽街でも、クールダウンは必要だろう。
活気ある場所よりも静けさを
密度の高い場所よりもゆとりのある場所を。
時折表の熱を冷ますように、身を休める気分で酒精と鍵盤の音色を聞きに来る者らが多い店内
酒で酔い狂った者がいればすぐに叩きだされるだろう中、時には表情の乏しい人形が
姿の見えない誰かが、黒と白の鍵盤を弾いていく。
その中に、小柄で店内には一見そぐわない年齢層と思えるダンピール
白基調の外見とモーツァルトブルーのミディアムに赤い瞳
視線は今は誰も見えないのに奏でられている大型の鍵盤楽器を眺めており
手元には無味無臭の透明度が高い強い度数と、橙色の果肉を合わせた女殺しの名前を持つ酒精。
いつもなら商売の場を選んで過ごすエレンも、オフなのか一人。
いくつか空けた後なのか 頬は染まらずとも吐く息はやや甘い香りがするだろう。
「刺激に飽きたら、こういう場所もいいものね。」
カウンターの席はやや座高が足りない。
マスターが用意したクッションを一つ載せているから、頬杖もしやすい様子で
穏やかな笑みを浮かべている。
ご案内:「港湾都市 ハイブラゼール 地下Bar」からエレン・ローズマリーさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にランバルディアさんが現れました。
■ランバルディア > とあるギルド内、酒場の一角。
知らぬ先客がいなければ、指定席のようになりかけているテーブルに腰掛けている男こそ。
そのギルドの掲示板に張り出されている“割のいい採取依頼”の依頼主である。
品物はそう珍しくはない薬草。
持ち帰ってきた時の報酬は際限無しの量に応じて即時その場で現金払い。
ギルド所属の冒険者じゃなくても構わない。ギルドへの付け届けは男持ち。
その他諸々都合良く。
ただまあ、報酬支払い後に酒に食事に付き合えというのが御定まりのようで。
この日、やってくるのは――。
■ランバルディア > 張り紙を見てやってきた者から、軽く理由を聞いて任せるかどうかを決める。
仲間の前衛にプレゼントをしたいのです。
アコライトの娘が言う。
いいだろう。
いま旬の果物をたっぷりと仕入れて稼ぐ資金が欲しい!
マーチャントの娘が言う。
いいだろう。
掘り出し物のロングソードを見つけたから前払いで欲しい。
ソードマンの娘が言う。
いいともいいとも。ただし、バックレたら奴隷に落とすからな。
呑み代が欲しい。
シーフの男が言う。
さっさとゴブリンでも狩りに行って自分で稼いでこい。
冷やかしにやってきた男を手振して追い返し、また納品を待つ。