2023/04/18 のログ
■ゼナ > 長期に渡る冒険者仕事を終えて、辛うじて閉門前に王都に辿り着く事が出来たゼナは、一刻も早く最愛の竜娘と再会すべく半ば駆ける様にして館に帰った。
息せき切って駆け込んで来たゼナに対し、苦笑交じりの家令長が言うにはリスは気合を入れてめかし込み、お気に入りの喫茶店で戦士娘が来るのを待っているのだと言う。
廊下で服を脱ぎ散らかしつつ風呂場に向かい、広々とした浴槽に飛び込む勢いで旅の汚れを洗い流し、妹であり最近ではすっかりメイドとしての仕事ぶりが板について来たシスカに手伝ってもらってリスに合わせたドレスを選んで着させてもらった。
流石に化粧まではしていられないと外に出たゼナは、馬車よりも早く移動の出来る我が家のペット、巨狼グリムの背に跨って、白ドレスのスカートを靡かせながら夜の王都を駆け走った。
小麦色に焼けた肩も背も大胆に覗かせる白ドレスの乙女が、スカート姿の下肢を品なく広げて鞍すらついていない狼の背に跨って、むっちりとした太腿どころか時にはレース飾りも瀟洒なショーツまでもをチラ見せしつつ風の様な勢いで疾走していくのだから、かなりの人目を惹いてしまう。
双乳のたわわもぱゆんぱゆんと盛大に跳ね弾むのだから猶更だ。
しかし、そんな些事など知った事かと言わんばかりに駆け続け、コースレコードを塗り替えたゼナは店の前でたんっと巨狼の背から飛び降り、それはもう華麗な着地を決めた後
「ありがとうございましたグリム。今夜は館には帰らないと思いますので、あなたは先に帰っておいてください。お礼はまた後日です。とっておきのお肉でお支払いしますねっ」
凶悪な面構えに反して巨体を摺り寄せ甘えてくる狼犬の頭部を優しく撫でつつ礼を言えば、軽く身体を払って身繕いを整えて、すーはーすーはー、瀟洒な店構えと慣れないドレス姿に若干緊張しながら店内へ。
軽やかなドアベルの音を耳にしつつ、顔横で一房結った金の三つ編みを揺らしながら戦士娘は恋人の姿を探す。
■リス > 白馬の王子様と、言うべきなのだろうか?ゼナは女性だし、と云うには勇ましすぎる。
冒険者だから当然と言って当然なのかも知れないけれど、颯爽と道を駆け抜ける狼犬、其れに跨るゼナ。
もし見ていたら、キャーと、言っていたかどうか。
白いドレス姿の女性が、勇ましく、そして、豊満な肢体を揺らしてくる様は、とても、とても―――素敵だと思う。
途中に邪魔が入らないのは、単にグリム君の速度と大きさなのだろう。
―――からんと、扉が開く音がする。
カウベルが鳴り、新たな入店者を客に、店員に伝える音がして。
空色の瞳をゆっくりと移動すれば、久しぶりな彼女―――嫁の姿が、其処に有る。
店に入り、此方を探している様子が、とてもかわいらしく思いながら、少女は手をあげる。
此処にいるわ、と向日葵色の手袋に包まれた手を、そっと振る。
シックな色合いの店だからこそ、リスの姿は、向日葵の色に包まれた少女の姿は目に留まりやすいだろう。
それに、たまたまというか、必然なのか、ほかに客が、居なかった。
こちらへどうぞ、と手招きし、ドレス姿の彼女を見やって。
「ふふ、急に、此処にしてごめんね?家だと、邪魔が入るから。
ゼナと久しぶりのデートなんだから、邪魔の無い所で、二人っきりで、居たかったの。
お久し振りね、ゼナ。」
挨拶の順番は、少しばかり違うだろうけれど。
それでも、とリスは、彼女に笑みを浮かべながら伝える。
家でのデートも考えたのだけど、やはり、妹とか、娘とか、家族や家令、誰かしらが来る可能性があることを考えると。
外でのデートの方が、安全なのよ、と。
「お腹すいた?何か、食事にする?
それとも。」
部屋はもう、取ってあるの、と、悪戯に目を細め、チロ、と紅い舌を出しながら。
ちゃり、とキーホルダーについている鍵を。
奥の、二人きりに成れる、場所の鍵を、見せる。
■ゼナ > 自己主張の強くない、音量を抑えた生演奏も品の良い店内。
普段のゼナなら早々に回れ右して慣れ親しんだ冒険者酒場や、量と安さとおいしさに定評のある大衆食堂へと場を変えていただろう。
愛する竜娘に比べるとどう足掻いたとて品の無い荒くれ冒険者であるという事に、負い目の様な物を感じているのだ。
しかし今宵はドレスに着られている様な場違い感も完璧に無視して、そわそわきょろきょろサファイアを思わせる蒼瞳で恋人の姿を探す。
グリムも背に乗るゼナにかなり気を使って走ってくれたのだけれど、汗ばむ程では無いにせよここまでの乗馬―――ならぬ乗狼で若干息も弾んでいる。
ホルターネックの胸元を切り取るキーホールが乱れた呼吸で上下する豊乳の谷間を蠱惑的に見せつけていた。
そんな微妙にドラマ感を盛り上げる入店を果たした戦士娘の稚気を残した顔立ちが、楚々と片手を挙げた恋人の姿を捉えてぱぁっと花を咲かせた。
思わず駆け出しそうになるのをぎりぎりで押しとどめ、ンンッと今更ながらの咳払いで周りからの注視にじわじわと昇ってくる羞恥を払ったゼナは、極力ゆっくりとした足取り(爆乳が元気に弾む早歩き)で恋人の元へ。
「いいえ、こんなサプライズを考えてくれて、むしろ嬉しいです♪ えへへ……デート……♥」
もうすでにヤりにヤり捲っている新婚であり、既に2児(不倫セックスによって生まれた子も含めるともっと増える)の子持ちであるにもかかわらず、デートなんて言葉で他愛も無く小麦の頬をほんのり染める戦士娘。
ここは対面に腰を下ろす場面だとは分かっているのだけれども、少しでも近くに寄りたくて彼女の隣にぐいぐいとむっちり肉付くお尻を下ろそうとしたところで
「―――――お腹はすいてませんっ!」
くゅるるるるぅぅ……。
叱られたグリムの唸りにも似て何とも情けない腹の虫の鳴き声を掻き消すかの力強い返答が『まずはセックスしたいです!!』と声高に告げていた。
落ち着いた店内にふさわしく物静かに歓談していた客が突然の大声に驚いて、再び多くの目を集めてしまったゼナの赤面も色を濃くする。
■リス > 彼女は、根っからの冒険者、こういう店は、あまり得意ではないと、よく聞いていた。
こう、もっと楽しそうで、活気のある場所を好み、だから、大衆酒場や、冒険者の酒場とかを好むとも知っている。
ただし、今日の彼女はそうでもない、褐色の肌に映える白いドレスは、彼女の美貌を引き立てている。
柔らかな胸も、大きなお尻も、ドレスが良い具合に強調していて、零れ落ちそうで、零れ落ちず、目を引き付けるようだ。
それに、不安そうにきょろきょろ、此方を探す姿もまた、可愛らしくて、抱き寄せて抱きしめたくもなる。
ほんのりと滲む汗の臭いもまた、心地いいと言ったら、怒られるかもしれない、竜だから、少し離れていても、匂いを感じられるのだ。
それに、リスを見つけたときの花の様に広がる笑顔がまた、とてもかわいらしい。
「ゼナ。」
近づいてくる彼女の乳房は、ばるん、ばるん、と音を立てるような勢い、張りもあり、艶もあり、重量もある。
そんな胸を強調して進んでくるのだから、視ている方としては圧巻だ眼福だ。
隣に座る恋人、そっと手を伸ばして彼女の細く、然してしっかりと女性的な柔らかさと筋力が同居する腰を抱き寄せる。
密着してしまえば、二人の乳房がプルンと押しつぶしあってしまうのだ。
自分たちを見つめる周りの人々の視線は、羨ましそうな物であり、この美女が自分の恋人だと、それを示すのがとても嬉しい。
「マスター、そうね、サンドイッチと、果物盛り合わせ。
あと、ミードに、ベーコン、ウインナー。
奥の部屋に、ね?」
大きな声。
店中に響き渡るのだけども、それがいい。
勢いのままに、生きている、彼女の生きざまというか、命というべきか。
何にせよ、彼女らしさがとても良いのだ、全力で生きているという、それを隠すこともない。
直ぐに紅くなって恥じらうのは、幼子のようにも見えて可愛らしいし。
それでいて、セックスを求めてくるおねだりのような声に。
大きな大きなおなかの音に、註文を一つしてから。
「ゼナ、お腹いっぱいに、してあげる。
久しぶりに、外にお出かけできないようにするわ。
子作り、しましょう?」
甘く、甘く、耳元でねっとりした声。
ムチムチで、匂い立つ色香と生命力を持ったゼナの肉体。
久しぶり―――何年振りかのその、嫁の肉体を貪る気満々で。
更に言うなれば、冒険に出かけ左汗内で、しばらく独り占めしたいから、孕ませなさいなんていって。
其のまま、彼女を連れて、奥の部屋に。
奥の部屋は、寝室だった。
部屋の中は、甘い香が焚かれていて、部屋の広さは6畳程度。
大きなベッドが真ん中にあり、サイドボードには媚薬やら栄養剤やら。
愛し合う為の場所だという事が丸わかりで。
ゼナを連れて部屋に入り、扉の鍵を閉める。
食事は、扉の近くの小窓から、入れる事が出来るので、此処から届くのだろう。
「もう、寂しくし過ぎ。」
ぎゅう、と甘えるように抱き着いて。
ばるん、と音が立つぐらいに大きな彼女の胸に己の胸を擦りつけて。
首に腕を回して引き寄せて、その唇を奪うように、口づける。
己の口紅を、彼女の唇に塗り込む様に、強く、強く、押し付けた。
■ゼナ > 腰を下ろす寸前で止めたお尻が抱き寄せられて着席する。
ブラ紐が悪目立ちするという理由から下着をつけていないノーブラの爆乳が、恐らくは同様にひまわり色の布地の下はふわふわの生乳状態なのだろう彼女の双丘と密着して、久方ぶりの柔らかさでゼナの鼓動を高鳴らせた。
竜娘は嗅覚のみならず耳も良いのか、大声で隠せたと思っていた腹の虫の弱音もきっちり聞かれていたらしい。
軽食の注文に『まずはご飯ですか……そうですか……』と嬉しさ3割、残念感7割の心地になりつつあったゼナは『奥の部屋に』という言葉で再びぱぁぁっとその表情を輝かせた。
その表情変化を見ていれば『こいつ、どんだけヤりたがってんだよ…』と呆れられるに違い無いのだが、当の戦士娘は直接的な事とかは言っていないのでリス以外の誰にも浅ましい本音を気付かれていないと考えている。
「ふぁぁぁあ……ッ♥♥」
ぶるるる…っと小麦色の肌をドレスの純白で彩った肢体が震えあがった。
『お腹いっぱいに』というのが食事によってではなく、彼女が生成し、注ぎ込む子種によっての物だと気付いたから。
更には周囲に聞かせぬ様に可愛らしい顔を寄せて耳朶に囁く『子作り』という露骨な言葉に脳イキしてしまったのだ。
ショーツは早くもびちょびちょである。
鼻の良いリスにはきっと、柑橘の体臭に交じる甘酸っぱい雌の発情臭がはっきりと嗅ぎ取れてしまっているだろう。
「ふ――…っ♥ ふ――…っ♥」
伴に移動する少女が恥ずかしい思いをしないで済むように、出来るだけ楚々とした立ち振る舞いを意識しつつも、発情に熱帯びる呼気で上下する豊乳の動きは隠せない。
そうしたもどかしい移動の果てに開かれた扉の向こうは予想通り。
甘やかなアロマにサイドテーブル上の淫具も分かりやすい程に分かりやすいセックスのために用意された寝室だった。
「――――はうっ♥」
すぐにベッドに押し倒してもいいのかな……とか考えていた淫乱娘は、彼女からの抱擁にびくんっとむちむちのドレス姿を跳ねさせた。
若干遅れておずおずと彼女の腰に腕を回して抱き返す頃には、ゼナより少しだけ背の低い彼女の踵を伸ばした口付けに呼吸を奪われていた。
「―――んっ♥ んちぅぅう…っ♥ ふちゅっ♥ んむちゅっ♥ ごめんなさい、リス……。でも……リスに負けないくらい稼いでないと、なんだか私、どこまでもダメな娘になってしまいそうで……」
ゼナが長期に渡って王都から離れるのは、上位冒険者でありドラゴンスレイヤーでもある戦士娘の腕に見合う報酬の得られる仕事は大抵の場合遠く離れた場所で発生するからだ。
そして問題なのはリスであればゼナが怠惰な紐娘になったとしても許してくれそうな気配がある事だ。
いつだって素っ裸でごろごろして、仕事に行こうとするリスを無理矢理捕まえて、気付けば一日中繋がりっぱなしなんて淫事がオフの日常となっているゼナである。
彼女に完全に甘えてしまうと本当にダメ人間になってしまうという確信があった。
――――ついでに言うと、しばらく会わないでいた後の方がセックスが盛り上がって大変に気持ちいいなんて俗な理由もあったりなかったり。
■リス > 「ゼナったら、どきどきしてるね。」
柔らかな彼女の胸は、ぷゆん、とリスの胸に吸い付くように絡みついていく、ブラの無い爆乳が、リスの胸と、吸い付くように絡みついて。
そして、どくんどくんと、跳ねる鼓動を感じて、リスは楽しそうに、己の乳首を彼女の乳首に、服の上から擦りつけて、硬くなった其処をコリコリ転がした。
嬉しそうなゼナの表情、美しい彼女の眩い笑顔の奥にある、交わる事への期待に、リスも又、笑みを浮かべて返す。
彼女がやりたいと思っているのと同じぐらいに、リスだって、遣りたいのだ。
そう言う意味では、夫婦と言って良いのだろう。
だからこそ、直ぐに部屋に入り、扉の鍵を閉めて、二人きりになっていった。
「♡」
そして、直ぐに発情臭がすごい、むわっとした、ゼナの匂いが、部屋の中にアロマに負けないように広がっていく。
囁き、移動する数秒の間、そして、部屋の中に入った時に、彼女の発情している様子が見て取れる。
紅く上気した褐色の肌、自分を見下ろしている彼女の目は、もうすでに、雌の瞳だった。
下肢の方からは既に、蜜の音が響き、其処にはもう、誘うような強い性の匂いが、愛液の匂いがする。
抱きしめ、抱き締められて、既に汗ばんでいる彼女、リスの肌も誘われるように発情して、むわっとした、濃厚な性の匂いをまき散らす。
彼女の体に、マーキングをする為の匂いをまき散らし、腕を回し返して、擦りつけていく。
じゅる、じゅりる、むちゅ。
唾液と、口づけと、吐息と、リップノイズが、唇を重ねて、深く深く、絡み合う。
舌を伸ばして、ゼナの口内を愛撫する様に、吸い立てて、唾液を塗り込んで。
「ゼナったら、ゼナ一人の稼ぎが、商人何十人に、叶う訳じゃないでしょう?
トゥルネソルは商会なの、一人で稼いでいるわけでは無いわ。
駄目な娘にして、捕まえて居たいんだけど………♡」
彼女の考える通り、彼女が紐に成ろうとも―――むしろ、紐にしたいと思う。
ドラゴンは大事な物を巣にしまい込む習性があるのだ、だから、彼女をしまい込む。
リスにとって、嫁は、恋人は、宝であり、しまい込んでしまいたくなるという本能がある。
もっちりとしてるゼナのお尻を掴んで、ぐにぐにとも見込みながら、大きく太くそそり立つ肉棒を、彼女の下腹部に擦りつけて誘い。
「駄目というなら―――ゼナ?
私以外の何人と、子作りセックス、してたの?
どっちかと云うと、そっちの方が、私としては、ね?」
淫乱な娘の方が好みではある。
それでも、限度という物がある、自分を放置してさて、何人孕んで生んだのか。
別に攻める訳でもない、許している事なのだから。
それ以上に孕んでで産んでもらうための―――そう、独占欲に近い、確認。
彼女が応えあぐねている間に、リスはゼナのドレスを、自分のドレスを脱がして。
ベッドに、押し倒していく。
もっちりとしている肌で、ムチムチの、弾力ある肌を包み込む様に。
■ゼナ > 最年長のシスカはともかく、もっと小さな弟妹の世話と教育を、王都でも一流の商会が請け負ってくれたおかげで長期の冒険行も可能となったゼナは、ここしばらくの仕事で既に贅沢をしなければ一生食べていけるくらいのお金を稼ぎ出している。
そんなゼナを妻として囲ったリスは、それよりも更に大きな額を稼いでいるのだからもう冒険者なんて引退してだらだらごろごろセックスして食っちゃ寝生活してもいいのでは……? なんて考えた事もある。
――――が、ただでさえ『家にいるときのお姉ちゃんはだらしなくてかっこ悪い! あとすけべすぎ!!』との苦言をシスカをはじめとする年嵩の弟妹に向けられるダメ娘なのだ。
そんな紐生活を始めてしまったら、休日に家に居場所が無いとバイト先の酒場に来てぐちるおじさんみたいになってしまう気がするのである。
そんな理由で戦士娘は精力的に高難度の依頼を受けては数週間から数ヵ月は王都に帰らず旅暮らしをしては重量感たっぷりの金貨袋を抱えて戻ってくるという生活を続けている。
その反動として王都にいる間は全力でごろごろだらだらいちゃいちゃぐちゅぐちゅとヤりまくっているので、妹メイドシスカの視線は相変わらず冷たいままなのだけれども…。
「―――だ、だめです…、そういう誘惑しないでくださいっ」
ということで、大変に魅力的な恋人の誘いをぶんぶかと金の尻尾を振り乱し、戦士娘は今回も辛うじて断った。返事まで若干の間があったのが、非常に危ういぎりぎり感を覗かせていた。
「……っは、ぁ♥ はぅ、ん♥ …………ッ!? い、いえっ、そんな事はして………………ぃ、ぃゃ、す、少しはそういう事も、えぇと……あ、あったかも知れませんけども……」
注がれた精は偏執的なまでにきっちりと掻き出して(ついでに盛り上がって精の残滓をローション代わりにオナったりもして)いただけに、心当たりのたっぷりとある竜娘の指摘にびくびくびくんっとむちむちドレスが跳ねた。
はっきりそんな事実はないと言えない己の不貞っぷりに蒼瞳はこちらを見上げる空色の瞳からぴゃっと逃げ、引いて行く紅潮に変わって一筋の冷や汗が小麦の頬を伝い落ちる。
そんなゼナの首を抱き込んでいた少女の手指がしゅるる…っとホルターネックの蝶結びを解けば、弾力性たっぷりの肉果実を覆い隠していたシルク布がいとも容易くはらりと落ちる。
括れた腰にきゅっと絡みついていた帯も解いてしまったならば、活動的な小麦肌を覆って淑女の体裁を整えていた白ドレスが床に落ちる。
残されたのは既に内腿の膝辺りまで発情蜜を溢れ伝わせる程に濡れそぼった白ショーツばかり。
薄いスカートに下着の線を浮き上がらせないためだと力説されて穿いて来たのは、リオカットと呼ばれるYバックの細紐が尻たぶに食い込む勝負下着。
そんなあられもない格好でベッドに押し倒されながら、さり気なくも器用に足先を動かしてハイヒールを脱ぎ落とす辺りゼナもまたすっかりヤり慣れて来ていた。
■リス > 余り会えていなかったので、相談したかったこともあった。
今回の行為が終わった後に相談しようと思うのだけども、シスカちゃんたちを初めとした、義理の弟妹。
トゥルネソルの家で教育も良いのだけども、最近コクマーラジエル学園が、門戸を大きく開いているので、興味があるなら、其方にというのも良いのではないだろうか。
ゼナの稼いできたお金で通わせることができるし、其れなら、もう少し弟妹が姉を見直してくれるのではないだろうか、と。
よくよく、シスカちゃんに会うのだけど、余り甘やかさないで、と怒られてしまう事もある。
凄くしっかりしている義妹のシスカちゃんに偶にリスも頭が上がらない時が、ある。
紐生活というよりも、嫁に入るという考えは無いのかしら、とか考えるが―――その辺りは、個人の認識の差なのだろう。
リスとしては、会えない寂しさが大きくなるのは、辛い所もある。
何か月ごとの仕事は兎も角、運が悪いと年単位という事も有るのだ。
それに、ゼナが帰ってきている間、リスが仕事で遠くに出る、という事もたまにあり。
それが寂しさを強くさせる要因、でもあった。
「もーう、結婚しているのにぃ。お嫁さんなのにぃ。私のゼナなのにぃ。」
誘惑というか、誘惑か。
首を横に振る彼女、けなげに紐に成る事を厭うその姿に、仕方がないなぁ、とばかりに言いながらも。
すりすりすべすべの褐色の肌に頬ずりして、ちゅ、ちゅ、と彼女の肌にキスマークを落としていく。
何時でも、堕ちて良いのよ、と悪魔のささやきの様に。
「別に、良いのよ?許しているんだし。
そう言う相手が居るのは、ゼナの魅力の証拠だし、ゼナが愛されている証拠。
そして、そのゼナの愛を私に向けてくれるという喜びなのだもの。
――忘れられたりしないように、マーキングしなおしたい、抱かせてほしい、というだけなのよ?」
正直に言えば、その辺りは、竜の娘だからだろう、人とちょっと違う感覚なのだ。
不貞に関して、ビクンと身を震わせて、視線を逸らして誤魔化そうとする彼女に、本当にー?と顔を近づけて。
頬にキスマークをわざと見えるように落としながら、かプかプと、柔らかな頬を甘噛みして見せて。
褐色の肌、運動をしているからこそのムチムチで、健康的な魅力を持っている彼女の肌に。
伸し掛かるように体を押し付けて、ギチリ、と固くそそり立つ肉棒を見せつける。
彼女の膣の中を、子宮の中を、何度も、何度も愛して狂わせた、リスの肉棒。
人間のそれと比べて、リスの体格から見ても規格外の棍棒の様なそれを、彼女に見せつける。
ドロドロに愛液をこぼしているくせに、筋の様にぴったりと収縮している膣。
その入り口に、亀頭を押し付けて、ヌルリとしている愛液を、彼女の愛液を亀頭に、ペニスに塗り塗して。
足を開かせて、素股で、ぐりぐりと焦らすように腰を揺らし、もっちりして、肉厚の膣口に、肉棒を擦りつける。
じゅる、じゅ、じゅ、と熱い蜜を擦る様に、腰を揺らして、肉棒と子宮口の擦り合いを堪能するリス。
■ゼナ > 「…………………………………………」
考える。
すごくすごーく考える。
紐ではなくお嫁さんなら有りなのでは……?
ちなみにゼナはリスと結ばれるまではほとんど一人で妹弟の面倒を見て来たため、家事もそれなりにこなせる。
それ故に気紛れなシフトで働かせてくれている酒場でも戦力として認めてもらっているという自負もある。
それを考えるなら嫁としても悪くない物件なのだろうけれども………うん、やはり駄目だ。あの家では有能な使用人がうじゃうじゃしていて、素人のゼナが入り込む余地がない。
足を引っ張る事は無いにせよ、彼らも変に気を使ってしまうだろうし、気付いたら全てを使用人に任せてゼナ自身は素っ裸でごろごろいちゃいちゃダメ人間として過ごす未来しか見えてこない。
「………ッだ……、駄目ですっ! 少なくとも40……ぃ、ぃぇ、30っ! 30を超えるまでは、私は私でちゃんと家計に貢献すると決めましたっ!」
ぶんぶんぶんぶんっ!
天上より垂らされた蜘蛛糸をぶち切るべくわらわらと縋りついてくる亡者の如く強烈にゼナの紐体質を擽ってくる誘惑を、金髪頭を振りに振りやけくそ気味に振り切った。
冒険者は引退が早いから、もう十分稼いだから。
きっと30になればそれらの言い訳でシスカも渋々許してくれるだろう。
その頃には今より更に肥大した性欲と暇を持て余すニート生活で、それはもう商売人リスの足を引っ張りまくってセックスをせがむ事になるのだろうけれども……。
「―――――リスは本当に私を駄目にする達人ですよね……。はぁぁ………でも好きです♥ んちゅっ♥ ちゅむっ♥ ちぅぅう…っ♥♥」
ようやく紐生活の誘惑を振り切ったかと思ったら、今度は不倫の全面解禁への誘惑が始まった。
自らも百合レズハーレム形成なんていうおかしな夢を持ち、実際に結構な数のお嫁さんを迎えている竜娘ならではの価値観なのだろう事は理解している。
しかし、性に奔放だった両親が不倫だけはしていなかったという事もあって、どうしても彼女以外の相手と寝る事に忌避感を覚えてしまう。
教会でも、一般常識的にも正しいとされている性モラルを守ろうとすることも、ゼナにとっては何だか大事な事の様に思えるのだ。
――――ついでに言うなら、そういう思いがあるからこそ不倫セックスが気持ちい………ぶんぶんぶんぶんぶんぶんぶんっ! ゼナは不埒な思考を無理矢理断ち切った!
「ん、ぁ…っ♥ んっ♥ んん…っ♥ ……っあ♥ リ、リスの……もうこんな……♥♥ あっ♥ ふ…っ♥ ふぅ…っ♥ あっ♥ あっ♥ あぁ……っ♥♥」
今はとりあえず何もかも忘れて、正当なパートナーとの正しいエッチに意識を向けよう。
そんな建設的(?)な考えで思考を切り替えれば、ぽこぽこと柔らかな小丘の連なる腹筋に押し当てられた彼女の剛直が、その熱と硬さと大きさと逞しさを興奮に綻んだ雌華も透け見える程に濡れた白下着に擦り付けていた。
もう幾度この巨根で愛され果てたかもわからない。
彼女の実妹を始めとして継続的な不倫関係を持ってしまっている少年の逸物や冒険者仲間の男根で時に歪められようとも、基本的にはリスの肉棒の形にフィットするゼナの肉孔。
今夜もまたたっぷりと熱いオスのエキスを注いでもらえるのかと期待して、きゅんっ、きゅんっと収縮を繰り返す子宮が白く濁った本気汁を溢れさせ、素股の圧迫にじゅわりと雌の練乳を怒張に絡ませる。
■リス > 「…………♡」
ちゅ、ちゅと、何度もキスをして、唇を押し付けて見せる。
彼女が何かを考えている様子、彼女の思考を邪魔しないように、とかそう言うわけでは無くて。
彼女のとキスが嬉しくて、彼女とキスを繰り返していたいだけ、というのもがあった。
トロンとしかけた表情、しかし、彼女の葛藤に何かしら当たったのだろう。
急に首を振り始める様子に首を傾げてどうしたのかしら、と見つめる、彼女の百面相は、視ていて飽きないわと。
お嫁さんという所で落ち着こうとしていた、と知る由もなかったのだ。
「30才……? んー、と。ゼナ。
確かに、その位が冒険者としての限界、かしら。」
ゼナは兎も角、普通の人間だと25位から体力が衰え始める、なので、現実的な数字なのだろうけれど。
リス的には、30歳というのは、とても脂ののって、ムチムチで、エロくて、素敵な年代だと思う。
その年齢まで頑張る、というなら、リスは、彼女のその言葉を応援することにした。
その位は、人間の寿命とは違うリスにとって、然程長い時ではないので。
寂しい、寂しいけれど、期限が付くならば、にっこり笑って見せる。
実際、ゼナの考えているニート生活の為に、リスは、店を成長させているのだ。
リスが居なくても、店が回るように、作り上げているのだった。
「そう、なのかしら……?私は、ゼナを愛してるから。
ゼナの為にしてあげたい、ゼナを魅力的にしたい、私の好みにしたい、というだけなの。」
彼女を堕落させる達人と言われてもピンと来ない。
でも、そうなのだろう、彼女が不倫に関しての感覚は―――多分人竜だから、というのも有るのかも知れない。
性的なモラルなどに関しては、そう、其れこそ、この国、マグメールの感覚的に一般的なのだったりする。
愛している相手を、全力で愛する、其処に人数なんて関係ない。
二人でも三人でも、それを幸せにするだけの財力と、愛が有れば、良い、と。
不倫だろうが、愛し合った方が、正義なのだ、とか。
「だって、ゼナが全然帰ってこないで♡私を我慢させ続けるんだから。」
こうなるわ、と。
ぎちぎちにそそり立ち、彼女から見ても凶暴な勢いの肉棒になるのだ。
先走りが、どろりと亀頭の先端を濡らして、トロリと垂れて、濃厚な雌の匂いをまき散らす。
ゼナを孕ませる気満々のそれは、たっぷり精子を、精液を作り上げているのだ。
我慢できなくなっているのは、リスも同じだからこそ。
「ゼナ♡」
濡れた声、欲情に塗れた声で囁きながら、彼女の最後の砦を。
ショーツをずるり、と堕として、糸を引いている愛液をタップリにじませた秘所に。
ピンク色の其処に先端を押し付けて、ずぶり、と肉棒を挿入していく。
ぷりぷりの肉襞をかき混ぜて、ぶちり、と再生している彼女の処女膜を、何度も貫いた其処を貫いて。
みちりみちりと、肉襞をかき混ぜ押し込んで、どちゅ♡と子宮口を押し上げて、根元まで差し込んでいく。
熱く息を吐き出しながら、ケダモノの様に、ギシリ、ぎしぎし、とリスは、腰を振り、じゅぶ、にゅむ、と肉壺をかき混ぜ。
どちゅ、どちゅどちゅ、と膣の中を蹂躙し、亀頭は、子宮口をどちゅ、どちゅ、と叩いて、子宮を押しつぶすように。
交わりが始まり、ぎしぎしと、ベッドが軋む音が、響き始める。
■ゼナ > そもそも冒険者などというヤクザな商売を30まで生きて続けられるのが一握りしか居ないという事もあるのだろうが、身体の衰えが即座に死へと繋がるこの業界の平均寿命はとても短い。
その辺りの事情はシスカも十分に理解しているはずなので、それ以降は専業主婦という名のくっちゃ寝モンスターと化しても許してもらえるはずだ。……………多分。
もしかしたらその頃には、駄姉の赤裸々な性生活に耐えきれなくなって、メイドとして独り立ちした彼女があの館からどこかに移り住んでいる可能性も少なくはなかろう。
「――――リスの好みに合う私って、なんだかとっても禄でも無い私みたいなんですけど……んっ♥」
微妙な顔をしていられたのは濡れ透け過ぎて最早下着としての体裁を保てなくなった白ショーツがずらされるまで。
ぬちゃぁあ…っと聞くだに恥ずかしい粘着音を伴いながら外気に晒された発情華は、サーモンピンクの花弁をぬらぬらと透明蜜で濡れ光らせるに留まらず、淫蕩を際立たせる本気汁の白までべったりと纏わりつかせて強烈な性フェロモンを香らせていた。
精通前の少年でさえ一発で獣と化すだろう淫臭は、お婿様である竜娘には嗅ぎ慣れて久しい、けれども長期の冒険行の合間にだけ吸う事の適うフラグレンス。
「きゃひぅッ♥♥ ん、ふわぁぁあああぁぁあ……ッ♥♥♥」
今となってはその痛みですら絶頂スイッチと化した破瓜の瞬間、ビクンッと腰を浮かせた戦士娘は、続く挿入に長く蕩けきった喘ぎ声を漏らす。
現役冒険者としての苛烈な鍛錬の余禄として鍛え上げられた肉孔の締め付けは、破られたばかりの薄膜がただの偽りとは思えぬ程に恋人の巨根を圧迫する。
しかし、ぷりぷりと複雑に連なる膣襞のたっぷりと湛えた雌蜜を絡めた淫猥な蠢きや、その締め付けからは考え難いスムーズな挿入感は、入ってすぐの所まで下降して最愛の巨根を迎えた子宮口のディープキスと共に新妻の淫蕩ぶりを感じさせる事だろう。
「………おっふ♥♥ ふー…っ♥ ふー…っ♥ んおっ♥ あっ♥ ひゃんっ♥ ひゃんっ♥ ひゃぅぅんんっ♥♥ こ、これっ♥ りすの、おちん、ぽぉ…っ♥♥ すきっ♥ 好き、なんですぅ…っ♥♥ んあっ♥ しゅご…っ♥ 気持ちいいとこ…、ぜっ、ぜんぶっ♥♥ 抉られて、ます……あっ♥ イくっっ♥♥♥」
最奥を押されて漏れる汚喘ぎも、今となっては羞恥すら滲ませない。
絶頂声と共に、彼女にはもう何度も聞かせてしまっているのだから。
そうして始まる新婚夫婦の若々しくも濃厚な営みが、扉外にまで届きそうなくらいにベッドを軋ませ、戦士娘を喘がせる。
はっ♥ はっ♥ と腰打ちのリズムに合わせて呼気を弾ませるゼナは、両腕を彼女のうなじに絡め迎え腰を振って寄り深く彼女を受け入れる。
抽送に合わせてばるんばるんと盛大に揺れる双乳が中空にピンク色の軌跡を描き、珠汗を散らして柑橘の体臭を強く香らせる。
涎の伝う唇は淫蕩な笑みを形作り、発情に潤む蒼瞳は歪んだ眉根と紅潮させた頬で己の味わう喜悦を見せつけて『いつでも射精していいですからね♥ わたしのおまんこはリスだけの物なんですから♥♥』と視線で伝える。
赤の他人にもかなり安売りしてしまっている癖にぬけぬけと。
■ゼナ > 【後日継続の予定ですっ】
ご案内:「喫茶店 Nodding anemone」からゼナさんが去りました。
ご案内:「喫茶店 Nodding anemone」からリスさんが去りました。