2023/04/17 のログ
ご案内:「喫茶店 Nodding anemone」にリスさんが現れました。
リス > 平民地区にある、隠れた喫茶店、Nodding anemone。
 この店は、店主も、店員も、全て女性で構成されているお店で、会員制のお店。
 基本的に此処に人の入りは少ない、それもそのはずで、この店は女性を愛する女性―――レズビアンが集まるお店だ。
 外見が女性であれば、ふたなりも許容はしてくれている店、だから、リスのような娘は気軽に来れる。
 今日も、落ち着いた、ムーディーな音楽を流して、隠れて愛し合う二人を、応援するような店だった。
 
 普段とは違い、リスは少しお洒落をしていた。
 トゥルネソルを象徴する向日葵の色のドレスで気合を込めて、全力を込めて、リスは着飾っていた。
 普段は使わない、化粧、薄い物ではあるが、紅を引いて、目元にアイシャドウも居れている。
 と余りごてごてしたアクセサリーは好きではないので、其処は付けていないのだけど。
 今日は、彼女が帰ってくる日だから敢えて、デート場所を外に指定した。
 今頃、彼女は家令長ヴァールに、此処にいる事を伝え聞いている頃だろう。
 そして、リス自身は先に店に入り、後から連れが来ることを伝えて、手続きをしておく。
 そうすることで、後から来たとしても、会員証などの提示が必要なく、此処に来ることができる。

 直ぐに来るのだろうか。
 自分と同じように、お洒落してからくるのだろうか。
 貸し切りにはしてはいないので、他の客が来てしまう事もあるだろうけれど。
 それも、ワクワクの一部に成る、扉が開き、カラン、とカウベルが鳴るたびに、期待を込めて入り口の方に視線を向ける。

ご案内:「喫茶店 Nodding anemone」にゼナさんが現れました。