2023/02/27 のログ
ご案内:「淫獄の異界」にルヴィエラさんが現れました。
ルヴィエラ > (其れは、とある淫魔が創り上げた異界
気まぐれで、こんなものを簡単に作り、簡単に放棄して仕舞うのだから
其の力の強大さと、飽きっぽい性格が伺えると言う物だ

出入り口の無い部屋の中、影によって作り出した椅子に腰かけ
何処からか取り出した葡萄酒のグラスを煽りながら、のんびりと過ごす人影が一つ
普段であれば余り見ぬ軽装姿で、其れこそ、優雅な休息とすら思えよう光景
ただ、其の表情は生憎ながら、然程御気楽な物とは言い難かったが。)

「―――――……我が父君ながら、相変わらず無責任が過ぎる。」

(これで、何個目の異界ですか――。
誰も居ないのだから、そう口にしたって誰も聞いては居ないだろうが
其れでも、口に仕掛けて、溜息に濁した。
別に、こんなものを己が気に掛ける責務は無いし、義務も無い
何なら、放って置いた所で誰も文句は言わぬだろう、が

――問題は、この異界へと這入り込んで仕舞う条件だ
王国内に、無秩序に開く扉に、近付いただけで飲まれて仕舞う
しかも、入口其の物が、或る程度狙いを定めで出現する物だから精度も高い
そんな物を放って置けば、当然ながらいつ何時、娼館の娘達が被害に遭うか分からないのだ

――とは言え、此処を破壊出来る訳では無い
あくまで己に出来る事は、こういった場所が存在すると、認識して置く事
こうして時折、警邏めいて様子を見に来る事くらいだ
……まぁ、ひとつ、この部屋に利用出来る要素が無い訳では無い、が)。