2023/01/14 のログ
ロブーム > 最後の砂が落ち切った瞬間。
彼女の身体から、舌が引き抜かれる。
彼女の股座にずっと居座り続けていた、彼女の煩悶の原因は、にたにたと意地の悪い笑みを浮かべながら、

「いや、残念。後少しで屈服させられそうだったのだがなあ。
時間が来てしまっては、それも仕方ない。ルールは、厳格に守られなければ意味が無いからな」

そう言って、男は立ち上がり、砂時計と金貨袋を置いた机の方に回る。
――だが、此処で彼女は気付くだろう。いつの間にか、彼女の両手が、縄で戒められている事に。
縄は、ベッドの足に固定されていて、普通の膂力では動かせそうにない。

「ああ、窮屈な思いをさせてすまないね。
         ・・・・・・・・・・・
しかし、そう。まだ勝負が終わってもいないのに、自慰を始められては、私としても些か困る」

そう言うと、男は砂時計を両手で抱えて持ってきて、台座の裏面を彼女に見せる。
その台座の裏には、こう書かれていた。
『一時間用』と。
たっぷり時間をかけて――まるで、これからの長い受難を知った彼女の反応を楽しむようにじっくりと――砂時計を元の場所に、回して戻し、彼女の前に再び座ると、男は彼女ににっこりと笑う。

「さあ、残り二時間。存分に楽しもうか」

シーリーン > 砂時計が落ちきった。舌が抜かれる。
終わったのだ、と思って体が弛緩する。
あとは……

そんなことを考えていれば、向けられる言葉。
そう、屈服しなかった。時間は来た。
だから、イかせて欲しい。

そんなことを思っている時に、男の言葉の色が変わる。
勝負はまだ終わっていない、と告げる言葉。
そして、砂時計の台座の裏に書かれている文字。
その意味を脳が理解するまでに数瞬の時間が必要だった。

「……ぇ……ぅ、そ……」

ぽつり、つぶやいた言葉。
快楽に埋められた脳が、緩慢に条件の記憶を呼び起こしてくる。
『この砂時計で3時間』……『砂時計は3時間計』とは、確かに言っていなかった。
つまり……あと2時間、アレが続くのか?

「はは……あはは……」

いつの間にか、手首が拘束されている。
自分は、逃げられない。
2時間は持たせることはできないだろう。
多分、次に同じことをされたら、自分は『やめて』と言ってしまう事だろう。
でも、それでイかしてもらえるならいいかもしれない……

そんなことを考えていたが、記憶の中の恐ろしいものも呼び起こされた。
やめてを聞いて、それを『了承』した時……もしかして……もしかして……?

ロブーム > 「さて、一度仕切り直しになった事だ。
先程まで膣を弄っていたが――改めて、丁寧に愛撫して行こうか」

そう言う男の手には、前に使っていたベビーパウダーの袋があった。
今度はそれを、前に――胸の谷間や、女性器の周り、それに脇やお腹の辺りにもぱらぱらと落としていく。
だが、その上で、今度は別のモノを握っていた。
それは、黒く細長い、布だった。

「ちょっと失礼」

そう言うと、彼女の目を覆う様にして、黒布で縛る。
彼女の視界を、完全に黒で閉ざしたのだ。

「さて。人間というのは、感覚の七割を視覚に頼っているという。
だから、視覚を封じると、人間の感覚は鋭敏になる――東国の忍者などは、これを利用して肌感覚の修業をしたりする。

さて。君は今、一時間の間、丁寧に焦らされ、マッサージで肌の感覚も鋭敏になっている。そこを――」

そこを、と区切って、暫く待つ。
三秒。五秒。十秒。刺激が来ない事に、不安になるまでひたすらに。
そして、緊張が解け、気を緩めた所で、前の愛撫で開発した、胸と脇の境を、指でなぞる。
たった、数秒。ベビーパウダーをまぶした所を、優しく擦るだけ。
だが、それでも今の彼女の身体がどれだけ弱いのかを知らせるには、十分な威力の筈で。

シーリーン > 半ば恐ろしいとすら思える中で、男が向けてきた言葉は仕切り直しを告げるような言葉。
それで時間が取れれば多少は持ち直せるかもしれない。
そんな言い訳を頭の中に浮かべるけれど、ベビーパウダーがふりかけられれば、
その微かな刺激ですら、無意識にぴくっ、ぴくっと体が反応していくほどに、
女の中に快楽が溜まっていた。

「ぇ……あ……っ……」

だからこそ、目隠しをするように黒布がかけられたときは完全に虚を突かれていた。
視界が完全に閉ざされる。真っ暗になった状態で、向けられる講義にも似た言葉。
だが、その意味はもうほとんど頭の中には入ってこない。
言葉が止まることで、来る、来る、と構える身体。
だが、いつまで待っても来ない刺激にふっ……と気が抜ける。
そこを狙ったようにスペンス乳腺を擦る指。

「ひあああああっ!!」

今までにないほどに、強く、高く、甘い声が響いた。
しばらく置かれたために達するまでにはいかなかったけれど、
また快楽が溜まっていく。
張りつめて、張り裂けそうな快楽の様子に理性が焼き切れかけていた。

ロブーム > 「とまあ、こんな具合だ。
さて、今までは向かい合っていたが、此処から先は暫く愛撫に集中するでな。
ちょっと、姿勢を変えよう」

そう言うと、彼女の腰を起こし、その後ろに自分が入る。
股の間に彼女を寄せ、わざとらしく肉棒を彼女の背中に押し当てつつ、肩の下から手を差し入れる。
後ろから抱くような姿勢になった。

「さあ、それでは、前と同じく、丹念に愛撫していこう。
丹念に、な」

まずは、胸。
乳首ではなく、乳房への愛撫だ。
乳房にかけたベビーパウダーをぬぐう様に、つつ、と指で撫でていく。
触るか触らないかの所で撫でれば、それは肌の上でパウダーが転がるむずがゆい快楽になり、しっかりと指で触れば、指で優しく按摩される優しい快楽に。

慣れない様に、二つの快感を切り替えながら、彼女の胸を優しく撫でていく。

「乳首もいいが、乳房を撫でると言うのも、中々良いだろう?
特に、ココは、撫でられるとこらえられないという女性も多くてな……」

そう言って、胸の谷間、その付け根の辺りを何度もさする。
初めて触る性感帯だが、ひたすらに焦らされた身体だ。
何度も撫でれば、それだけで快楽を得てしまうだろう。
その反応を楽しみながら、更に深く彼女を抱き寄せ、囁く。

「さあ、可愛いシーリーン、甘く甘く、天使さえ蕩けるような歌を聞かせておくれ」

シーリーン > もはや、男が向けてきた言葉は耳に届いていなかった。
分かっているのは、体制が変わったという事と、背中に一番欲しいものが押し当てられているという現実。
体をよじらせて、背中のものをもっと感じようとするものの、
後ろから抱かれて、そして向けられる愛撫先は胸。

「ひぁんっ!……ぁ……ふぁぁ……っ!」

もはや触るか触らないか程度でも上がる声。
しっかり触られれば、更に声に甘い色が乗る。
二つの快楽が切り替えられれば上がる声の色も変わる。
もはやロブームに奏でられる楽器とも思うような反応になっていて。

そして、あまりにも溜まり過ぎた快楽に、涙をためていた瞳から一筋快楽の涙がこぼれる。
その中で、胸の谷間を丹念に撫でてくる刺激。
はじめての刺激だが、さする指すら肉棒のように錯覚し、まるでパイズリさせられているかのような感覚に陥っていく。

そんな中で、深く抱きしめられれば、背中に感じる肉棒と、それをパイズリしているかのような錯覚。
それがいしきのなかで大きく膨らんでいき。

「んぁっ!だ、めぇ……もう、イっちゃぁ…っ!……おねがい、イかせて、っ!イきたい、のぉっ!」

半狂乱になりながら、今の状態を口にする。
甘い甘い快楽の色に塗れた、真実の告白を。

ロブーム > 「おや、降参するのかね?ああ、勿論良いとも」

そう言いながら、しかし男は愛撫をやめない。
寧ろ、指の動きは乳房をこちょこちょと擽り、そう言う口も耳元に息を吹きかけ、力を抜かせて快楽を受け容れやすい身体にしていく。
甘い甘い地獄は続く。少なくとも――

「――私が、君の"降参"を演技でないとしっかり"理解"できればね」

そう。これはシーリーンの方から言い出した事だった。
"演技"を見抜けなければ、ロブームの敗けである、と。
それはロブームにとって不利に働く条件だったが、逆手に取ってしまえば、ロブームが『降参』と認めない限り、『降参』ではなくなる――ギブアップの権利の事実上の放棄を意味していた。

「さあ、シーリーン。演技ではないと言うなら、しっかり私に媚びて、屈辱を享受し、愛らしくおねだりしてご覧?
そうしないと――」

そう言いながら、彼女の眼前に見せつけるのは、白い鳥の羽。
真っ白で、ふわふわして柔らかそうなそれは、まるで天使の羽根。
だが、それ故に――彼女にとっては、拷問具に近い代物。

「ただ触れられてしまうだけで、甘い声を漏らしてしまうような。
そんな子犬の様な愛玩奴隷にしてしまうかもしれないよ?」

シーリーン > 口にした降参の言葉。けれど、帰ってきた返事は……
思い出し、懸念した通りのもの。
故に、快楽の地獄はまだまだ続く。
もはや、自分からのギブアップは意味をなさない。
故に、ロブームが口にした通り、自分ができることは、彼に媚び、屈辱を享受し、愛らしくおねだりすること。
そうして彼を満足させることで、絶頂と言う名の慈悲を得ること。

視界に入った白い羽。
その感触を知らぬわけではない女は、ぞくぞくっと記憶に思い出した快楽を、今の肉体で感じて震える。
恐怖ではなく、快楽への期待。もはや半分、壊れかけている。

「本当に……ほんと、にぃ、イきたくてぇ、イかせて、欲しく、てぇ……っ!たまらない、んですぅっ!
もう、我慢できなく、て……これ以上、焦らされたらぁ……っ!
本当に、おかしく、なっちゃぁ……っ!狂っちゃうぅっ!
だか、ら……お願いします、からぁ……っ!
アタシ、を……思いっきり、たくさん、イかせてぇっ!
イき狂わせてぇ……くださ、いぃっ!!」

もはや半狂乱の様子で、絶叫にも近い絶頂への哀願を口にする。
目からは涙があふれ、両手が自由であれば確実に抱き縋っているだろう程の熱量で、
ただただ、絶頂までの快楽を望み、哀願する。
出会った頃の余裕はすでになく、今や、快楽に溺れた一匹の雌とでもいうべき姿を晒していた。

ご案内:「高級宿」にロブームさんが現れました。
ご案内:「高級宿」にロブームさんが現れました。
ご案内:「高級宿」からロブームさんが去りました。
ご案内:「高級宿」にロブームさんが現れました。
ロブーム > 「うむ、我慢できないか。
しかし、それも演技かもしれんしなあ」

そう言いながらも、男は両手に持った羽根を、まずは双丘の上に持つ。
そして、小刻みに掃く様に、毛先で彼女の乳房を愛撫する。
整った、柔らかい羽根の毛先が、何千本もの毛先が、一本一本彼女の自慢の乳を甘やかす。
撫で、撫でと――上から下に、下から上に。
その一本一本が、快楽のさざ波を齎す。

「可愛い可愛いシーリーン。優しく優しく撫でてあげよう。
だから、甘い声を聞かせておくれ。まだまだもっと、愛らしく」

一本は、彼女の耳を優しく擽りながら。
しかし、もう一本は、空中で手放した。
しかし、羽根はベッドに落ちる事も無く、ふわふわと浮いて、

「さて、と。少し力仕事だが、と」

彼女の腰を持ち上げる。
何故その様な事をするのかと言えば、少し腰を浮かさないと、愛撫できない場所があるからだ。
そこは、肛門と女性器の境。蟻の門渡りだ。

股下、肛門と女性器の間にある、女の急所。
アナルと性器、両方の神経が通っている場所は、特に敏感な場所。
そこを撫で撫でとされれば、ドライな、それでいて強烈な快楽が生まれるだろう。

シーリーン > 懸命に向けた懇願も、演技かもしれないと告げられる。
そしてさらに向けられる愛撫。
羽でもはや敏感になり過ぎている乳房を愛撫されれば、

「ひぁぁぁっ!……ぁ……あああんっ!……ひっ!……くぅぅぅぅぅんっ!!!」

もはや声にならない声で悶絶、絶叫する。
言葉で紡ぐ余裕はもはやなくなった様子で、リミットを超えて溜まっていく快楽を持て余し、
ただただ羽で奏でられるがままに快楽の歌を紡ぎ続ける。

そして、腰を持ち上げられれば、急所である門渡りを羽で撫でまわされる。
余裕があるときは擽ったいと感じるだけのその場所も、今の状況であれば、
唯々快楽を溜めこみ高められるだけとなっていた。

そして、持ち上げられたときに露になる秘所は、完全に濡れそぼっており、
溜め込まれた快楽のため、溢れすぎた蜜により濃密な淫臭をまき散らすほど。
なでなでとする羽へも愛液がしたたり落ちて、羽根の感触が変わってくる。
その変化すら新しい快楽と受け止めて、体が小刻みに痙攣するものの、
また絶頂までは至れない。

「ふふ……あは……あははは……っ!」

半ば壊れかけた笑いをこぼして、その羽の刺激に合わせるように腰が大きく揺れていく。
まだまだ膨れる快楽の風船に完全に翻弄されて。

ご案内:「高級宿」からロブームさんが去りました。
ご案内:「高級宿」からシーリーンさんが去りました。