2023/01/13 のログ
ご案内:「高級宿」にロブームさんが現れました。
ご案内:「高級宿」にシーリーンさんが現れました。
ロブーム > 「ほう、もうイクのかね?どれどれ、では、手の動きを少し早めてみるか」

そう言って、男は膣内を解す指の動きを、徐々に早めていく。
ぐちゅぐちゅと、空気を含んだ湿っぽい水音が、少しずつ高いものになっていく。
反応だけを見れば、絶頂していてもおかしくないが、此処から更に追い詰める。

「(上辺の反応にさえ騙されなければ、後はこちらの経験が生きる……この手の寸止めは、何度もやってきた。
加減を見誤る事は、ない)」

手指の動きを速め、快楽のギアを上げる。
そして、後一歩で絶頂できる、という所で――指が引き抜かれる。
ぐちゅり、と勢いよく引き抜かれた快楽を最後に、与えられる快楽の波は、一気に凪となる。

シーリーン > 達する演技で躱せる、と思った矢先の言葉。そして、演技のラインを超えて更に早まる指の動き。

「ひぁっ!……ちょっ、まって……っ!……イってる、からぁっ!?」

達した演技をしている為に、その演技を続けながら達したからやめて、と訴える言葉。
その姿を見ていれば騙されるものも多いだろうという位に何度も絶頂しているようにすら見える様。
しかし、男は今、指先のみで見ている。
まだ余裕がある肉襞の動きが段々小刻みに変わり、本当の絶頂へと駆け上っている様子を伝えてくる。

そして、多数の経験を持つ男故に、その判断は正しい。
きゅぅっ、と締め上げてきた瞬間に引き抜かれる指。
女の意識の中では本当にイかされる、と思った瞬間に消える刺激。

「はぁ……はぁ……もぅ……そんなに続けてくるなんて。」

荒い呼吸を整えながら、少し唇を尖らせる表情を見せる。
乱暴なのは嫌い、と言うようなそんな様子で。
だが、内心は演技によって止められたのか、それともわかっていて止めたのかの判断が難しい所。
故に、探りを入れるための敢えての言葉。

ロブーム > 一度演技と解ってしまえば、彼女の演技の意図も解りやすい。
だから、男はすまないね、と申し訳なさそうに眉を下げる。
騙し合いならば、こちらも本業。表面的な表情の"作り"なら、彼女に劣らない。
まあ、そもそも彼には彼女を騙す理由はない訳だが、もう少し演技が見破れていないフリをした方が、色々と面白そうであった。

「焦らすつもりだったのだが……やはり、私も未熟。
君が感じている姿を見ると、つい熱が入ってしまってね」

そう言うと、今度は一度、舌を出して見せる。
ぼてっとした太い舌。
それを仕舞うと、

「今度は、こっちでやってみよう。
君も、今は激しい責めはちときつかろう?」

シーリーン > 己が言葉に返ってきた反応を見やる。
何とも判断しがたい様子の男。
元々のこの勝負自体が騙し合いのようなものなのだ。
自分が腹の内を見せないのと同じように、
相手も見せてこないのだろう。
そうなると、少し厄介だ。

「もぅ……そう言われちゃうと何とも言えなくなっちゃうじゃない。」

ぷくっと頬を膨らませて告げるものの、その後で軽い笑いと共に笑顔に戻る。

「うそうそ。アタシも気持ちよかったんだもの。寧ろありがとうよね。
それに、あれくらいの力で痛みを感じるようなヤワなモノは持ってないもの」

軽口めかして返したものの、次の男の様子と返答。
ふふ、と含み笑いを見せてから。

「ええ、良いわよ。責め手は貴方。
好きなように責めてちょうだい?」

そう言葉を向けつつ、誘うように足を左右に開いて行く。

ロブーム > 開かれた股に、顔を近づける。
最初は、わざと鼻息を鳴らして匂いを嗅ぐ。

「ふむ……先ほど、イッたばかりだけあって、ほんのり熱のある、濃厚で甘い匂いだ。どれ、味は……」

最初は、舌先で、小さく舐める。
その後、徐々に舐める場所を、根元の広い方に。
最初は、線の様な快感が、徐々に広い帯の様なものになっていく。

「(とはいえ、此処を舐めるのは程々にしなければな)」

まだ、彼女には演技ができるだけの余力がある。
調子に乗って、イク寸前まで舐めようと考えると、思わぬ火傷という事になりかねない。
そもそも、より確実に寸止めするためにクンニをしているのだから――それは本末転倒と言えた。

「(では、そろそろ――)」

舌を、クレヴァスの中に埋める。
一気に入れるのではなく、蛞蝓の様に舌を伸ばし、徐々に奥まで。
舌は、指と違い器用に動かす事はできないが――舌は柔らかく、感触も指とは比べ物にならないぐらいに感触が良い。
上下にゆっくり動かすだけでも、十分快楽を得られるだろうか。

シーリーン > 近づく顔を見やっていたが、鼻を鳴らして匂いを嗅いでいる様子。
更にはそれを論評するような様子を見れば、小さく肩をすくめて笑い。

「流石に、そんな説明されると恥ずかしいわよぅ……」

少し頬を染めてそんな返答を。
これはわざとらしく演技めかして伝えているのですぐに分かるだろうか。

そうしていれば、舌先で秘所を丹念に舐めるような動き。
指よりも柔らかく、ピンポイントに責めることもできれば、広い範囲を責めることもできる舌。

「ぁんっ……ふふ……指も上手だったけれど、お口も上手ぅ……」

少しうっとりとした表情を見せながら、そのまま受け入れていく。
そのまま秘所の入り口を……秘芯を含めて……責められるもの、と思っていれば、
舌先をゆっくりと埋め込まれる感覚。
段々奥まで入ってくれば、指よりも柔らかく、そして太い感触。
長さと器用さは足りないが、それを埋めてあまりある存在感。

「んぅ……っふ……」

ゆっくり動かすだけでも肉の襞を丹念に擦っていく感覚を伝えてくるので、
指とは違った意味での快楽を得られる。
そしてそれは、高めていくのに十分なもの。
勢いでも高められるだろうし、ねちっこく中を舐っていく事でも高められるだろう。

ロブーム > ゆっくり、ねちっこく、中を舐めていく舌。
感じる場所を探る様に、膣内を舐めとっていく。
今度は、激しくするのではなく、じわりじわりと快楽を送り続け、少しずつ押し上げていく様にする。

「今度は、早々イカせるつもりはない故な、覚悟するがいい」

喋る事で、膣内に震えた息を送り込み、それがまた快感にアクセントをつける。
ぐじゅぐじゅと、既に解れ熟れた膣肉を存分に味わいつつ、しかし男はその間に、別の事を考えていた。

「(さて、此処までは"心地よい快感"程度。ここから、じれったさを感じさせるには、快楽の上昇速度を速める必要があるな……)」

舌の動きに変化を付ける。
今までは、奥から浅い所、浅い所から奥と、くまなく舐めとっていたが、それを今度は彼女のGスポットを意識し、そこを何度も掠める様に舌を動かす。

Gスポットに触れるのは一瞬だが、快感に緩急が加わればそれだけ身体に期待が生まれ、それはじれったさにつながる。

「(身体が快楽を予測しているかどうかは、膣肉のひくつきで解る――それはつまり、彼女自身にも観測しようのない、期待のバロメーターだ)」

後は、それが一定以上に高まった所で、舌を離してやるだけ。
指でやっている時は、そこまで繊細な動きはできなかったが、舌は指よりも感度が強い。
きちんと経験さえ積めば、センサーとしては指よりも優れているのだ。

シーリーン > 中に舌を入れた状態で、器用に言葉を向けてくる男。
そのような事をしてくるものなどいなかったので、ぞくっと不思議な感覚になる。
唇が離れて吐息を吹きかけるならば経験はあるが、膣内に直接息を吹き込まれるなど流石に経験がない。
経験がないからこそ、対処が難しいというもので。
一瞬きゅっと肉襞が舌を締め上げた。

「ぁ……ぅんっ……ん……ふ……」

心地よく、そこまで一気に上がらない感覚ならば、ゆっくり揺蕩うように楽しんでいく。
上がる声もリラックスしたような、穏やかなそれ。
だが、程なくその舌の動きが変わってくる。
気持ちよい感覚は変わらないのだが、最も感じる場所を一瞬触れる。

「……んぁっ!」

一瞬でも鋭い快楽が走ると同時に高い声が上がり、その快楽と同時にきゅきゅっと肉襞が締まる。
一度触れられたから、その強い快楽が続くことを期待した反応。
それが繰り返されることで、段々と快楽が溜まってくる。
溜まってくれば、肉襞の動きがより強く、より複雑になっていく。
その動きが舌に伝われば、その快楽の強さも同時に伝わることになる。

「んっ、ふ……んっ!……ぁ……ぁぅんっ!……く、ぅ……」

緩慢に上がってくる感覚ゆえに、同じ反応を繰り返して、その中で高まった時にそのまま達してしまおうという狙い。
先程がちょうどよく焦らされてしまったため、絶頂暴発の要領で絶頂に至ろうとしたものの

「んぁっ!……んっ……ふぁぁ…………っ!?」

ぴたり、と止められる。
演技の中で裏をかこうとしていた所だったものの、期待を完全に、2回連続で裏切られることで無意識に何度も目を瞬かせた。
確実に、分かっている。
彼は自分の演技の裏を突いている。
それを理解すれば、背筋を寒いものが伝う。
今までの相手は自分がコントロールする側だった。
だが、今は自分が相手にコントロールされている。
無意識に砂時計に目を向ける。
あとどれくらい堪える必要があるのかを確認するその視線。
それは、同時に余裕を失ったことを男に伝えるかもしれない。

ロブーム > 彼女が砂時計を見ると、砂は既に半分以上落ち切っていた。
あの落ち方ならば、残り時間は1時間にも満たない――45分か30分という所だろう。
だが、それだけの時間、待っていられるかはまた別の話。

「(そろそろ、気づく頃だな)」

既に、連続二回、絶頂を止めている。
これで気付くなという方が無理な話だ。
だが、そもそもいつかは気付くのが既定路線なのだ。
当然、気づいた時の為の責めも、用意してある。

今まで、活発に動いていた舌の動きが、止まる。
そして、快楽の波が引いた時を見計らって、今度はGスポットを集中的に舌先で押し始める。
今までとは違う、断続的で、しかし"効く"一点を集中的に抑えた愛撫。
絶頂に押し上げようという明確な意思のある責め――だが、やはり絶頂を迎える寸前で、止まる。

その後は、快楽の波が少しでも引けば、Gスポットを舌先で一瞬だけほじる様に突かれ、そしてまた何もなくなる。
つん、つんと、絶頂するギリギリの所を、おちょくるような動きで強制的に行き来させる。
意地の悪い愛撫。今にも、ほんの二回そこを叩くだけで絶頂けるのに、それだけは絶対にしない陰湿な責め方が、延々続く――少なくとも、後三十分は。

シーリーン > 砂時計を見れば、残りはもう少し。これならこらえきれるかもしれない。
そう考えて、演技で躱すことをやめる。
そういう意識を捨てることで、覚悟を構え、残り時間、焦らされ続けることを堪えようとする意図。

そんな中で、舌の動きがまた変わる。
今度は、己が膣内で最も敏感な場所を集中的に責め立ててくる。
一気に高まってきて、解放されようかと言う一瞬前に刺激が止まる。

「~~~~っ……」

今までとは違い、止められたときの声を嚙み殺す。
堪えると決めたからの動きであり覚悟。
それが何度も繰り返される。
高められ、止まる。少しの休憩の後、また高められ、止まる。
延々と繰り返される、遊ばれているような快楽の流れ。
普通の女であれば、そろそろ狂ってもおかしくないほどの繰り返しだが、
砂時計が落ちきるまで、堪えた。
目に涙をためて、荒い息をつきながら、快楽がたまりにたまって破裂しそうなほどなのに、解放されない状態のまま。
もはや勝負がどうかと言う部分は頭になかった。
ただ、砂時計が落ちきるまでこらえきったという事実と、もうすぐにでも達したいという絶頂への渇望。
今頭の中にあるのはそれだけ故に、言葉を紡ぐことすらできずにいて。