2022/12/29 のログ
■リス > ちゃぷり、ちゃぷり、と温泉のお湯を体に掛けて、少女は息を吐き出した。
湯気がふわり、と揺れて、吐き出したほうに飛んでいくのを眺めて、少女は頚をコキコキ鳴らす。
肉体的には其処迄疲労が溜まっているわけでは無いと思うけれど、精神的には疲れていると思う。
こういう時も、マッサージとかそう言ったのでリラックスしたほうがいいのだろうか、と考えてみたり。
精神的な疲れなら、このラベンダーの香りが一番だと思うのだけどどうなのだろう。
多分、それで良いんじゃないかしら、と思う。
「んー………。」
そう言えば、最近忙しくなりすぎて、一日が早いと感じるようになった。
まあ、人竜だという時点で人間ではないので、一日の重みは人間よりは軽いのだけども。
それでも、早い物ね、なんて思うのだ。
とりあえず、暇なので、話し相手でも欲しいな、とは思うのだけど、時間も時間だしなぁ、と。
ちゃぷり、とお湯を掛けて、お風呂の中に視線を巡らせる。
今回のお風呂は、何処にでもあるタイプ、東洋というよりも、マグメールによくあるタイプのお風呂だ。
今回はそう言う場所なのね、と感心しながら、紫色のお湯を体に掛ける。
少し、眠くなってきそうね、と考えつつ、其れに釣られたかあふ、と欠伸を零した。
■リス > 「うぅん、このままじゃ、寝てしまいそう、ね。」
くぁ、ともう一度欠伸を零す少女、ん~~と、大きく伸びをして、ぷるり、と震える、少女の肢体。
リラックスできる香りのお風呂の中に、何時までも入って居たら大変ね、と小さく笑いながら立ち上がり、ばしゃりと音を立てて歩き始めた。
そこまで広く無いお風呂だから、直ぐに脱衣所にたどり着く。
脱衣所で、タオルを手にして体の水滴をふき取って、髪の毛を軽く乾かして。
さて、と。小さくつぶやいてから少女は、そのまま服を着て、出口の方へ。
お家に今日は誰かいるのかしら、と、そんなつぶやきを零しながら―――。
ご案内:「九頭龍の水浴び場/ふたなり浴場」からリスさんが去りました。