2022/11/01 のログ
ご案内:「平民地区 何でも屋「魔女の釜」」にアレクシアさんが現れました。
アレクシア > くあり 欠伸を一つ。
自分の店のカウンターの前にて、ロッキングチェアに座り
自身の制作物である暖房の魔道具、その恩恵に預かりながら本を読む。
魔術に関する本であるが、すべて頭に入っている。

何故見ているのかと言えばまぁ、暇つぶしにおぼえていない所がないかの確認。
文字を目で追うものの、出てくる単語がすべて知っているものだから眠気に拍車をかける。
一つ息を吐き、大きな胸の上に本をおいて大きく伸びを。

「んぎゅぅぅぅ……! はぁ」

上げていた両腕を下ろし、胸の上の本を手に取るとゆるりと立ち上がり
のろのろと、店内の売り物の本が並んでいる本棚へと本を戻し、次は何が良いかと物色を始め
まだ読んでいない冒険小説を手に取りのろのろとカウンターの奥の椅子に腰掛け、客を待ちながらのんびりと本を読む。

ご案内:「平民地区 何でも屋「魔女の釜」」にハレスさんが現れました。
ハレス > 日が落ちるのも早くなり静かな夜となってきた頃合い。
人の気配がすると共に店の扉が静かに開く。

「まだやっているかい?」

そう声を掛けるのは大柄な一人の男。
この時期にしては少し寒いのではないかという薄手の着衣に身を包んでいるが、その恵まれた体格故に寒そうにも見えず。
気さくに声を掛けてくるあたりこの店には何度も足を運び、店主とも知れた間柄なのだろうか。
一応には気遣いの声掛けはするものの、まだ閉店時間ではないことは百も承知。
店主が返事をするまでもなく店の中に入っていけば、気ままに店内を見回り始める。

彼がいつも買うのは仕事に用いる香草やポーションといった一般的なものがほとんどだが、たまに仕入れられる珍しい一品や武具には興味があるため、まずはそういったものがあるかどうかじっくりと物色していくことから始める。

アレクシア > そろそろ閉めようか、そう思っていたところに来客。
くぁ 欠伸を零しては本から視線を上げ声がする方へと顔を向けよう。

「やっているとも。じっくり見ていくと良いぞハレス」

外はもう肌寒いだろうに薄手の衣服であるが、彼の体格を見れば納得も行く。
何度も足を運んでくれている客であり、自分の中ではお得意様だ。
気儘に動き回る様子、それを本をカウンターに置き眺めよう。

「さて、お眼鏡に叶うのはあるかね?」

武具が雑多に置かれている場所には、前来たときにはなかったであろう戦斧が置かれている。
全長170cmに刃渡りは80cmはあるであろうバルディッシュ。
すべてがアダマンタイトのその斧は、常人では持ち上げられないだろう。
柄の部分に【不壊】の魔術文字が刻まれているのが目に入るか。

珍しい一品としては、香であるが、個人個人に合わせ香りが変化するという魔法の香。

「良いものがあったら買っていっておくれ、すこしは安くするさ」

さて、それらに彼が気づくか、といつものようにニマニマしながら眺めてみよう。

ハレス > 「もちろん、お前のとこは質も品揃えも良いからな」

素直な称賛の言葉を笑みと共に送りながらゆっくりと物色をしていく男。
武具の置かれているところにくるとやはり足を止めるのは昔取った杵柄というべきか。
するとそこに以前にはなかった一際目を引く戦斧の前で足が止まる。

「こいつは業物だな」

一目見て他の品とは一線を画すものとわかるあたりは元戦士かつ魔獣が故か。
それを片手で軽々と持ち上げてしまうあたり、現役のころからの衰えは微塵も感じさせない。
だがこの武器は今の男にはオーバースペックだろう。
王都で整体業を営み、ときにフィールドワークに赴くと言っても拳一つで事足りてしまうのだ。
その反面、これほどの一品をいったい他の誰が購入するというのだろうか。

「なかなか心が揺れ動くエンチャント武器だな、まぁとりあえず今必要なのは香やポーションの類だ」

男がいつも買う品は決まっているので、それを一式用意すればよいだけ。
後は新商品なんかもあれば当然興味を示す。
あの戦斧についてはいったん保留だ。

「この香もまた珍しいやつだな、試してみたいところだが…
奥の部屋は借りられるかい?」

これがいつもの誘い方、商品を買う前に試すのはよくあることだ。
それが香であれ媚薬の類であれ、店内で使うには匂い移りの心配もあろう。
故に奥の部屋の、もっと密閉したところで試させてくれと、意味ありげな笑みを浮かべて、香を携えて彼女の元へ歩みを進める。
彼女にその気があるのであれば、店仕舞いをして店の奥に二人してきえていくだろうが。

アレクシア > 「嬉しいことを言ってくれるじゃないか。ふふ、そう言う所、好きだぞ」

武具の置かれている場所で足が止まるのなら、口角を更に引き上げる
やはり分かってくれるか、と満足気に頷いたのなら
戦斧を褒めてくれる言葉に そうだろう と、目をすこし輝かせた。

「ふふふ、良いものだろう? 買っていってくれても良いのだよ
 使わずとも店に飾れば店の格が上がると思うのだが? ん?」

まさか片手で持ち上げるとは思っていなかったが。
彼が手にしている戦斧は気まぐれに仕入れてみたものへ
自ら魔術文字を刻んでみたものである、のだが。

「なんだよー 買っておくれよー それの仕入れ値結構したんだぞー?」

いつもの一式は、所定の場所においてあるのですぐに分かるだろう。
頬杖を付き買わないのだろう彼へ、ぶうたれたのだが

「んー……ふふふ、借りられるとも。すこし待っていると良い」

近くへと来る彼へと意味深な笑みを ニタァ 浮かべたのなら
指をくるりと回す、と、店の看板は勝手に裏返り、鍵も締まる。
椅子から腰を上げ、奥の部屋の照明を点けたのなら、彼がはいるのを待ち、店の照明を落とした。

後は、二人しか知らぬことであろう。

アレクシア > 【お部屋移動】
ご案内:「平民地区 何でも屋「魔女の釜」」からアレクシアさんが去りました。
ご案内:「平民地区 何でも屋「魔女の釜」」からハレスさんが去りました。