2022/09/08 のログ
ご案内:「王都マグメール近辺」にタマモさんが現れました。
■タマモ > あの王都から、少し離れた場所。
まぁ、散歩がてらに行けるような、その程度の距離か。
流れる小川の側、適当な岩に腰掛け、少女は寛いでいた。
…正しくは、足元の岩に、釣竿を挟み、固定してある。
つまりは、釣りの途中であった。
…が、同じく、足元においてあるタライがあるが。
そこには、水が張ってあるだけで、何もない。
要するに、釣りをしているが、不調である、と言った感じである。
「こう言う日と言うのも、あるものじゃ。
のんびりと、しておるに限るじゃろうなぁ」
そうであっても、少女は気にしない。
釣れるまで続けるか、止めるか、適当なタイミングにするとして。
一端、周囲に耳を傾ける。
何かあれば、そちらに行くのもあり、であるからだ。
■タマモ > 「ふむ…」
何度目か、軽く釣竿を握り、軽く上げる。
餌は…取られてない、上げるまでに、反応も無かった。
魚自体が居ない、なんてオチもなさそうだ。
そもそも、この小川に住まう、魚に対する釣り餌とか、それ自体の問題だろうか?
同じものを、同じようにして、釣れる魚ばかりではないのだ、そうした可能性もあるだろう。
「むむむ…まぁ、今日は日が悪かった、と思う事にしておこう。
次があれば、また手を考えねばのぅ」
ひょい、と釣竿を振り上げれば、そのまま、ぽんっ、と消してしまい。
とん、と一度地を踏み締めれば、続いてタライが戻される。
ばしゃーっ、と残った水が地面を濡らせば、よいせ、と立ち上がり。
特に急ぐ訳でもなし、のんびりゆらりと、その場を後にするのだった。
ご案内:「王都マグメール近辺」からタマモさんが去りました。
ご案内:「設定自由部屋」にメレクさんが現れました。
■メレク > 王都から離れた辺境の地。
魔族領と隣接するその土地を収める領主の館で催される夜会。
控えめに照明を落とした薄暗いホールには管弦楽団による艶やかな音楽が鳴り響き、
華やかなドレスで着飾った男女が肌が触れ合う程に身体を近付け、会話や舞踏に興じている。
そして、灯りの届かぬ会場の隅からは男女の熱い吐息や嬌声が、音楽の途切れる合間に漏れ聞こえてきている。
彼等は皆、一様に仮面を付けており、己の素性が何者であるのかを分からなくしていた。
表向きにはやんごとなき者達の社交の場である夜会。
だが、その実、この屋敷で行なわれているのはただの乱痴気パーティではなかった。
王侯貴族と魔王、二つの顔を持ち合わせ、人間界と魔族領の各々にて隣り合わせる領土を有する領主。
そんな彼が莫大な富と権威をちらつかせて集めた客達には人間、魔族、双方が存在した。
しかも、認識阻害の魔法の影響で、来客の殆どは仮面の内側の正体が何れであるのかを知らずに接している。
結果、羽目を外した教会の司教が、淫魔の女王とまぐわい、精を搾り尽くされて、
魔軍を率いる勇猛な将軍が、擬似陰茎を身に着けた王族の姫君に尻穴を掘られて嗚咽を漏らす。
普段であれば敵対する人間と魔族が快楽に翻弄されて堕落する様を、
会場中央の壁際にて二人掛けのソファに腰掛けた領主たる夜会の主は愉快そうに眺めて嗤い。
ご案内:「設定自由部屋」からメレクさんが去りました。