2022/08/27 のログ
ご案内:「旅籠の混浴露天」にクレアさんが現れました。
クレア > とある郊外の旅籠。深夜――


「んんン……はぁぁ~~あぁ~~ぁぁ……生き返るぅぅ……っ」

ギルド所属の新米冒険者、クレア・エスティード17歳。
冒険者となる為故郷の田舎を勇んで発ったものの、踏み入った王都で
早速武具屋の詐欺まがいの売り込み屈して散財。赤貧の野営暮らしとなる。
そこで、一攫千金の逆転というなんとも若者らしい無謀な挑戦を試みるも
単身赴いた遺跡で罠にかかるは魔物に出くわすはその他諸々さんざんな経験をし、
冒険者デビュー数日にして、既に何度も死線を潜り抜けている哀しきプロビギナー。

だが、直向きな少女を幸運の女神は見捨てなかった。
死物狂いで辿り着いた遺跡の奥で、偶然高価な鉱石やマジックアイテムを発見。
華々しく凱旋を飾った少女は、今まさに万感の思いを込めて念願の入浴を堪能していた。

「良かった……良かった……ほんとに良かった。久しぶりのお風呂、お宿……うぅっ」

手に入った収入はそれなりの額で、半月程の生活には困らないだろう。
歓喜と安堵に咽び泣き、そんな涙を、汗を、汚れを、清く暖かな温泉で清々しく流す。

「あったかいお湯が、こんなにもありがたいものだったなんて……っ!
 色々と大変な事もあったけども! うん、やっぱり、冒険者万歳!」

湯で顔を洗えば満面の笑顔でざばっと上体を湯から出し、涼やかな夜空に両腕を突き出す。
健康的な若々しい肢体が月夜に煌めき、たわわな乳房が人目も憚らず楽しげに揺れていた。

ご案内:「旅籠の混浴露天」にホウセンさんが現れました。
ホウセン > 今日も今日とて、王都の中をあちらこちらと飛び回り。
身が空いたのが、この時間帯になってから。
人に埋もれながら話し込んでいたものだから、ちょっとした静寂が欲しくて郊外の鄙びた温泉宿に足を伸ばしてみたという次第。
一応は混浴だということは頭の何処かに引っ掛かっているものの、幸か不幸か夜の時間帯では他の入浴客に出くわしたことが無く。
ぱぱぱっと、元から脱ぎやすい作りの異郷の装束を脱衣籠に放り込んで、線の細い身体を晒し。
申し訳程度に腰に一枚手拭いを巻くのは、人ならざる身でありながら人の世にどっぷり浸かっている副作用か。
小さな鼻歌と共に、濡れた石の床をひたひたと。
ほんのりと周囲を照らすランタンが幾つか置かれているぐらいの明度と、冬の只中ほどではないにしても湯気の靄で視界は良好とはいえない。

「ぬ…?先客がおるとは珍しいのぅ。」

ちゃぷり、と水の音がしたのも、滾々と湧き出る源泉の水音に紛れて、他の入浴客がいるのに気付いたのは、湯船の縁に至るかどうかという頃合い。
折よく吹き抜けた風が、湯煙を一時的に晴らすと、古めかしい言葉遣いに見合わぬ、酷く小柄な姿が見て取れるだろう。
開放的な様子で寛いでいる様に、驚くような様子も見せず、照れるような仕草も見せず。
近くの手桶を手繰り寄せて、ざばぁ…っと、肩から掛け湯を浴びて。
爪先で湯の温度を確かめるように触れ、適温と見れば、ちゃぷり。
一応は女に背中を向けて手拭いを解き、つるりとした臀部を見せながら静かに湯船に腰を下ろし。

「くぅ…はぁ…あ~……――と、先に訊くべきであったな。
お主、ここが混浴と知っておったかのぅ?」

確か王国の習慣では、あまり男女が共に湯に浸かることをしないと覚えがあり。
昨今の風紀紊乱著しい世情では、享楽の一幕としてそういう行いも増えているという事情はさて置き。
知らずにここに居るなら気の毒であろうという配慮の結果ではあるのだけれど、さりとてこの人外が自分が出ていくような甲斐甲斐しさも望み薄だろうが。
声を掛けるべく背を向けたまま見返れば、幼さを残す顔立ちながらに、黒い切れ長の目を先客に向けて。

クレア > 「うん……? わ、わぁぁ……っこれはまた……」

湯を堪能する最中、一筋風が吹いた先に目をやれば少年の姿が目に留まる。
掛け湯をするその姿を眺める少女の唇から、なんとも感嘆といった息が漏れる。

(男の子だぁ……ぉ、男の子、だぁ……え、男の子……うぅん……?
 と、都会って、こんなに綺麗な男の子が居るもの、なの……?)

故郷の田舎を思い出す。浮かぶ近所の少年達の顔は、なんとも、芋の様な丸刈りの洟垂ればかりで。
さらりと艶めく黒い髪に、切れ長の瞳は吸い込まれそうで、ついつい息を漏らしてしまっていた。

手拭いを解き、背を向けて湯に浸る少年の背中を見て"綺麗"と呟き頷いていた矢先、声を掛けられれば――

「……ふぇっ!? ぁ、わ、私っ? えっと……こんばんはっ。
 うん、知ってたよ。『この時間帯なら貸切り気分ですよ』って言われてね。
 えっと……キミは? パパやママは一緒じゃないの? もう遅い時間だけど……」

少年の口調を聴き、風変わりな子だな、と思いつつ、ニコリと微笑みかけて言葉を返す。
少女としても混浴自体には抵抗があったが、何分口車にはすぐ乗車する性分だ。
旅館の者から勧められれば、軽々しく乗ってしまっていた――という事を
少年の言葉を聴いて振り返り、胸の内で自戒とする等していた。

「私の事は気にせず羽を伸ばして良いよっ。でも、うぅん……」

見た所、少年の齢は10程。元より保護欲の強い少女でもあるから、どうにも独りが心配で。
湯に浸かる姿に少し近づいて、やや心配げな視線を彼に送った。

ホウセン > 解いた手拭いは、綺麗に畳んで湯船の縁に。
一度、肩よりさらに上、頤に湯が触れるかどうかという所まで身体を沈めると、サラリとした黒い髪が僅かに濡れて。
じんわりと身体に染み入るような温泉の熱に、適度な緊張と、ほぅ…っと息を吐き出した弛緩とが心地よくて。
俄かに慌てた様子を鑑みるに、こういうシチュエーションには慣れていないのだろうと算盤を弾き、見返りから身体の正面を先客に向けるように。
元より軽い身体が、浮力を得て更に身軽っとなっており、大した労力は要るまい。

「嗚呼、挨拶を失念しておったか。うむ、こんばんはじゃ。
お主の言うように羽を伸ばしたい心地じゃったから、此処には儂一人きりじゃが…そう心配するものでもなかろう。」

子供扱いには慣れている、というか半分妖仙自身が仕組んでいるものでもある。
保護者の不在は、露天風呂にいないのか、そもそも旅館に居ないのか、どちらとも取れそうな表現を用いて応じるも、そもそも心細い様子の欠片も見当たらず。
逆に、根が世話焼きなのか此方に寄ってくる少女を認め、黒い瞳を幾度か瞬きさせ。
自身が浮世離れしている自覚は無いでもないが、この娘も世俗に疎いのではないかと。
尤も、視線は、身じろぐのに合わせて湯から稜線の浮き上がる膨らみに引き寄せられる体たらく。
面の皮の厚さは一級品で、全く悪びれた様子もなくて。

「それにしても、斯様に重たげなものをぶら下げておっては肩も凝ろう。
確か筋の凝りにも効く泉質だった筈じゃし、それが目当ての湯治…ということであろうか。」

正面に向き合った妖仙は、白い肌をしていて。
首から肩に掛けての華奢なラインも一切隠さず、その上に乗った顔は人形めいて整ってさえいて。
それが作りものでないと分かるのは、肉付きのよい少女の身体を明け透けに揶揄した後、チロリと桜色の舌を覗かせた悪戯っぽい表情に因るか。
子供らしい図々しさ…の近似値が、妖仙の側からも少女との距離を詰めさせ。
思い切り伸ばせば、未成熟な腕の長さでも手が届く間合い。
多少湯気で曇っていても、お互いの顔も、湯に沈んだ体の線も見て取れるだろう。

クレア > 「……えっ!? あ、あっははは! はしゃいでたの見られてた? 恥ずかしいなぁっ」

少年の言葉にほんのりと頬を染めながら、頬を掻いて照れ笑いを浮かべ、一寸視線を逸らす。

「な、なんて言うか……貫禄の、有る、子だね……うん。
 そう? 大丈夫? 良かったら、お風呂から上がったらお姉さんがお部屋まで送ってあげるけどっ」

貫禄のある、等と口にしたものの、内心では『老けてる……っ』と可笑しげに笑みつつ。
年端の割に随分と落ち着いたその様子を前にすれば、過剰な心配は鳴りを潜めた。
とはいえ相手は子供。自分も折角冒険者となったのだ。子供の憧れにもならねば、と
頼りがいの有る姿を見せんと、得意げに胸を張って見せる。
子供の前だからか少女は無防備で、正対した少年の目前で胸を張れば
たわわな乳房が弾む様を惜しげも無く見せつける様な姿。得意げな笑顔。であったが――

「……っ!? こ、こらこらこらっ。お姉さんをからかうんじゃないのっ。
 都会の子はおませさんだなぁ~。エッチな子は女の子に嫌われちゃうぞっ?
 …………タオル、脱衣所から持ってきておけば良かった……」

あまりにも堂々とした視線と明け透けな言葉を掛けられれば、
一瞬目を丸めた後やんわりと両腕で胸を持ち上げるように隠しながら
身体を湯に隠す様に、すごすごと、深々と浸かり直す。距離が近いのなら
その額を軽く小突こうとしながらも、未だ少女は笑顔を浮かべている。

「それにしても……お話するの、凄く慣れてるんだね。
 お宿には良く泊まったりしてるの? お家はこの辺り?」

田舎育ちの少女からすれば、少年の容姿はその整った風貌は勿論の事
どこか異国を感じさせる"未知"の姿で。ふと、浮いた疑問を投げかけつつ小首を傾げた。

ホウセン > 表情がころころ変わるのは、”見応えがある”との評価に繋がって。
部屋まで送るとの申し出は沈黙を以て謝絶し、その先でたっぷりとした乳を隠す挙動をしようものなら余計に突っつきたくなるというものだ。
デリカシーの無さは承知しているし、承知しているのに改善をしようという気持ちもない。
だからと言うべきか、せめてささやかな抗議ぐらいは甘んじ受けようと、額をうりうりとされて。
ひとしきり戯れた後、問いを投げ掛けられると答えを紡ぐ前に一拍。
只でさえ近い距離を零にするべく、湯の中で膝歩きをして接近し目前でくるんっと反転し。
背中を預けるようとするのは、丁度良い”クッション”があるのに勿体ないという碌でもない発想から。
ちょこんと腰を沈め、項が胸の谷間に丁度収まるよう体を凭れかけさせるが、上手い具合にフィットするかは少女の腕の動き次第。

「話をするのが手慣れている…というのであれば、商いをしておるからのぅ。
普段は王都におって、此処へは稀に。
静かに気を落ち着かせるのには都合が良い立地じゃからな。」

加えるなら、宿側がゆっくり浸かることを企図して、湯の温度が心持ち低めに設定されていえるのも加点ポイントだ。
小さな両手を僅かに丸め、ずらして合わせ。
掌同士の間に溜めた湯を、ぴゅるりと水鉄砲にし。
態度の尊大さ以外は、大して子供と変わるまい。

「して、お主は…というのも、言いにくいのぅ。
儂はホウセンというのじゃが、お主の名を訊いておこうか。」

それでも身体を仰向けに浮かべてバタ足をするようなやんちゃっぷりを示すことはないけれど。
首をぐぐっと反らすようにし、窮屈な体勢で女の顔を見遣る。
その弾みで後頭部が胸元に押し付けられるものだから、期せずして膨らみの弾力なりハリなりを披露することになるやも。
黒い髪が濡れるのも気にしないせいで、後ろ髪は概ね湯の中に。
細く柔らかな髪が海草のように揺れて、サワ…っと柔肌を擽る。

クレア > 「……へっ? ぉ、お、おぉぉ……っ!?」

少年が膝立ちで距離を詰めればキョトンと瞳を丸めて些か後ろへと下がる。
反転し、背中を預ける様に凭れかかろうとすれば、少し慌てた様子を見せながらも
うっすらと開いた太腿の間にその身体を納める様に迎え入れ、腕を肩から回して軽く抱く。
そうすれば、クレアの腹と少年の背は密着し、たわわな乳房の谷間がその頭を柔く包んだ。

「な、なんだなんだ~? 助平の次は甘えん坊か~? 子供は自由だな~っ? ふふふっ」

少年の所作がほんのりと母性を擽ったのか、クレアは少し緩んだ笑みすら浮かべて顔を覗き込む。
少年の口が開き、商い~と言葉を聴けば、今度は関心した様に吐息を吐いて

「そうなんだぁっ! 行商……っていうヤツ、なのかな? 偉いんだねっ。
 度々でも寄るなら、また会えるかもしれないね? 私、この辺りには良く来るの。
 一応冒険者~……なんだけど、ちょっと訳アリで、あんまり遠出は出来なくって」

訳アリの内容が多分に金銭である事など子供には到底話す事が出来ず、
返す言葉と表情はなんとも情けなく濁る始末。商い道中と聴いて、些か見栄が働いたのもある。

「うん……? あぁっ。ふふ、私はクレア! クレア・エスティード。
 "クレアお姉ちゃん"と呼んでも良いんだよ? うん? うんっ?
 キミは、えっと……ホウセンくん、かぁ。やっぱり馴染みの無い名前だ。素敵だねっ」

水鉄砲に興じる姿を微笑ましげに見下ろしながら、自己紹介には朗らかに返す。

「仲良くしてね……っと、こらこらこらこらこらこら。
 あのねホウセンくん。お姉ちゃんのおっぱいはキミの枕じゃないんだぞっ。
 あと……さっき『ぶら下げて』なんて言ったよね!? 下げてないからね!
 ぜんぜんほら、垂れてないし! 若々しさに溢れてるからねっ!」

少年の後頭部が擦れ、二つの果実がふるん、と揺れる。瑞々しく、張り良く、
湯に濡れていれば尚果実めいて輝くそれ等を、少々ムキになって主張した。
我ながら子供相手に何を……等と後悔するのは、ほんの少し後の事だった。

「うぅぅん……きっと、凄く男前になるんだろうなぁ…………」

少年の細く柔らかな艶髪が胸元に擦れる感触に小さく身動ぎしながら、
この端正な顔立ちの少年の未来をうっすらと想像し、感慨深く頷いたり等して。

ホウセン > 少女の理解したニュアンスと、商館を構えている店主”代理”という立場には多少の齟齬を感じるが、些末な問題だ。
それよりも冒険者という生業を聞いて、さもありなんと内心で頷いた。
どうにも荒事に慣れている気配というものが全く感じられず、警戒心の薄さからも駆け出しなのだろうと。
如何に子供の風体をしているとはいえ、初対面の相手に触れられ、名を明かしてしまっているのだし。
否定されつつも、十分に乳枕でゆるりと脱力してリフレッシュという風情。
それが変容するとすれば、少女の迂闊な発言が引き金となって。

「呵々!クレアよ、斯様に強ぅ主張するのであれば、儂とて検分せねば俄かに首肯できぬ。
それに…湯に浸かっておったり、腕で隠したり、頭の後ろにあったりで碌に見えなんだからな。」

誠に、後悔先に立たずというものか。
これまで音もなく滑るように動いていたのに、この時ばかりはザバリと湯を波打たせて上半身を起き上がらせ。
せわしなく仰向けから俯せに。
厚かましくちょこんと少女の膝の上に乗り、腿の厚みの分だけ下駄を履いた形となって視線の高さが逆転し。
緩い角度で見下ろす妖仙の唇が弧を描く。
身体が温まったせいで、北方帝国系にしては白い肌をほんのりと上気させて、嫣然と。
”将来”を一時的に前借したような、幼さを残しながら子供らしからぬ艶を滲ませて。

「ほれ、逃げるでないぞ。
これはクレアが言い出したことじゃ。」

元気いっぱいではないにしても快活だった声色を、心持ち囁くように。
ゆっくりとした所作で左腕を少女の肩口から首に回して緩いハグ。
体格差を鑑みれば、力を込めて突飛ばせば、小さな体躯なんて簡単に引き剥がせるだろうに。
湖面のようにどこまでも静かな黒で、空色を見詰め。
右手でそっと、ずっしりと重たげな乳の膨らみを下方から掬い上げるように――