2022/08/11 のログ
ご案内:「山中の別荘地」に影時さんが現れました。
ご案内:「山中の別荘地」にフィリさんが現れました。
フィリ > 「ぇ、ぁ、はぃ。何でもなぃ――と思われます。…はぃ。大変素敵な……殿方の、姿。でした。」

半分程語るに落ちている気もするが。取り敢えず空想もとい妄想には、一旦引っ込んで貰うとしよう。
もしかすれば想像したような光景は――運が良ければ。次の新年だとか、おめでたい機会に。拝見出来るかもしれないのだしと。
そういった希望的観測だけは残しておいて。

こういったトリップの瞬間は確かに危険。そもそも――危機感という物が、薄いのは。少女の致命的な問題だろう。
なまじ安全圏で引き籠もりライフを過ごして来た事や。地竜の生命力再生力といった肉体的強度。
…後はまぁこの国らしく、性的な意味合いで言うと。多少いじめられるような内容も、それはそれで、等というアレな性癖も有ったりする。
ともあれ今までそうやって。命に関わる危険という事柄に、遭遇した試しが無いのである。
今回魔鎚を使いこなせなければいけない、という懸念に関しても。要因の多くを占めるのは、「誰かを傷付けてしまう事」の方。
良くも悪くも。いや、恐らく後者の方が大きな形で…自分が、後回し、なのだろう。

「用法用量は、適宜、見当させてぃただきます。――ぇぇ、と…今はまだ、はぃ――振り方を覚ぇるには、使い勝手が宜しぃ、かと?

…ぅぅ。加減してぃただけるとぃぃますか。…意図して、適切に受けてぃただける――良かったと、思われます。
無反応の無機物は、その…きっと。反動とぃぃますか、返ってくる、びりびり、も。…今以上でした、でしょぅし――」

未だビリビリとした感覚の残る両手。片方ずつ杖から離してはひらひらと振り、痺れを逃しつつ。
以前述べた通り、少女にとって魔鎚は、重さや感覚が掴み辛いので。サイズ的にも重量的にもこの杖は、丁度良く感じられるのだろう。
…後は武器としてだけでなく、文字通りの杖として。こういう自然の中を歩く機会に於いて、疲れた時に使えるかもしれない、などと。
実に年寄り臭い事を考える見た目少女(実年齢一桁)であった。

さて。暫し置けば改めて、しっかりと杖を握り直す事が出来た。
今度は誰に、何に向けるでもなく。二度三度目の前で上段に振り被り、振り下ろす、という動作をゆっくりと。
明確に柄と刀身の区別された剣等と違い。握る事の出来る範囲が広い杖は、その分、リーチを選ぶ事が出来るのだろうか。
或いは長く持てば槍のように遠く突き。或いは短く構えれば、懐で打ち合う事も。
…鎚に関しても、杖程ではないが。相応に長いグリップを備えている。
自身に影響せずとも、標的にぶつける事を考えたなら。そういう所を考慮するのも必要になりそうだ。

「しか、し、はぃ…違ぃが有るのも、感じられる…の、です。
それは矢張り。其方は其方で、笠木様が選ばれて――笠木様に適合した、から。使う程に特化されていくから…なの、でしょぅ。

――――そ、それでは、っ。ぁ…らためまして。ぃ、ぃよぃよです、ぉ…願ぃ、ぃたします――」

竜の力であれ、達人の氣であれ、…魔族の命であれ。それぞれに反応と適合を見せていく、使い手に合わせていく、武具と考えれば。
大変に不思議で…だからこそ興味深い代物だ。使い手云々よりも先ずは、魔導の品々を学んでいる身として、興味が有る。
しかし当人自身も、そういった武具の一つの主となってしまった以上。きちんと責任は果たさなければならないのだ。
切り株の上へと杖を立て掛ければ、其処に置いた鞄から――ずるずるり。今度こそ魔鎚を引っ張り出した。
矢張り小柄な少女の総身と比較すれば、大きすぎる衒いもあるその鎚だが。
実に神妙な面持ち且つ、額にたらりと冷や汗を垂らしつつも…杖と同様大上段、頭の上まで大きく振り上げてみせる姿には、重量故のふらつきだのは微塵も無く。

「これで、っ。……ぁの、このまま……振り下ろして、もっ、その、よ……宜しぃの…でしょぅか――!?」

影時 > 「お、おう。……――素敵、ねぇ」

想像力豊かなのか。それとも妄想力が逞しいのか。どちらも物の言いようではあるか。
生憎、正装にできる類の紋付袴は手持ちにない。
しかしながら、頼めばどうにかなるだろう伝手については、少女の片親からの経路で得ている。
反物の類は難しくとも、当地で手に入る素材を使って仕立てることは全然問題はないだろう。そう考える。

ただ、一方で問題なのは物思いに耽る――トリップしてしまう癖、というべきなのだろうか。
呆れめいた表情は気づくまでもなく、一瞬考えこむような気配を唇を引き結びながら纏う。
色事絡みは兎も角、どうしても同じ血筋、家系となる弟子と比較してしまうと、荒事の類、生命の危険という状況に縁遠い。
弟子も弟子で手ひどいダメージを負うという機会はついぞなかったが、「なぜ」縁遠いかという考察は個々其々とも云うべきだろう。
安全が確保された場所で引きこもったり、護衛をつけた片親と同行するならば、生命の危険というリスクは減る。
その一方で得たもの、期せずに得たものを使いこなさなければならないというのは、思ったよりも難しいことかもしれない。

「あぁ、よぉく検討しておくれ。教えるだけならば、幾らでも教えてやれる事柄でもあるからなァ。

 ……加減というのもなかなか難しいな。
 確か、別の学級や講義じゃ、分厚い寝台の敷物みてぇな奴を構えて、体当たりをしてくる奴を受け止める――なんて遣ってたりもしたか。
 だが、今はそれとはまた話は別だ。
 序の口、色事じゃあ前戯の”ぜ”――といったトコだ。普通の武器で打った感覚と、本命の得物で打ったときの感覚。どちらもお前さんは知らなきゃならン」

道具の選択は悩んだが、かえってシンプルな杖の類の方が正解だったらしい。
年頃の少年少女が選びがちな剣や槍は元々の用途からは外れ、総鋼鉄製の戦槌を買ってくるのもまた違う。きっと持てない。
素振りなどの普段の鍛錬も考えると、頑丈な木材から削り出した杖のほうが、一番用途としては近い。
重心の位置だけは違うとしても、体得した感覚はのちのち別方向に派生させる、気づきを得させる意味でもよい。

「おそらく、そうだろうなァ。ラファルにも同じ素材で誂えた首輪を渡したが、呼応したかのように色が変わった。
 ああ、良いとも。――まずはそのまま打ち込んで来い。その槌の力のあれこれの験しはこの後だ!」

さて、いよいよ氣を巡らせて身構えなければならない。
両手の手甲に練り上げた氣を流せば、どこまでも吸い込むように未知の金属めいた何かが呼応し、硬さを増しながら表層に氣の圧を堆積させる。
身体の延長となりつつ、巡らせなければ放散するままの氣を溜められる感覚を利用し、防御の構えを作る。
そうでなければ、恐らくあの槌は受け止められない。先ほどの杖と同じ構えでありながらも、ふらつきの類も微塵もない。

――次に予測される一撃は、きっと重い。

素人が振るう一撃であっても、この次の展開とインパクトは否応なく予感させられる。

フィリ > 「流石に、此処でしたら――大丈夫そぅ、なのですが。
もしかしましたら、何れ。そぅですね…自然の中での、諸々に関しても。教われましたらと、思われるのです。
…シロナやクロナ…姉達に、もし、着ぃてぃく機会が出来るよぅでしたら。きっと必要になりますので。

一先ず今回の場合。加減の前に、はぃ、先ずは全力が…どれ程になるのか。私にも、掴み切れてぉりませんし――
ぜう、っ。 、ぜん――――……!? かさ、ぎ、様の!?

――っは。 は、ぅぁ、違っ…!すみませっ、も、もぅし、わけっ…!!ぃまの無し、無しでっ、オフレコでー――!!!」

打ち切った筈の妄想力が直ぐ様。取って返して来るわ爆発するわ。ぜんぎのぜ、の一文字だけで、頭の中でなんやかんや。一気に思い浮かんでしまったらしい。
少年少女向けの恋愛指南本だけで、あれこれ意識していたらしい少女であるが…若者にとって、色恋の色は色欲の色である。
生まれてこの方思春期真っ盛りな上、頭の中でどうとでも捏ねくり回してしまえる想像力は。ついつい良からぬ方向にばかり突っ走ってしまうのだ。

…流石に切った貼ったの真っ最中、連想を働かせる余地の無いような状況ならば。此処まですっ飛ぶ事は無いかもしれないが…
それはそれとして。どうしても頭で考えてしまう。先ず頭で考えなければ、身体が追い付いてきてくれない。
ワンテンポかそれ以上、行動前にタイムラグが発生してしまう。彼の直弟子であるラファル等とは、対極と言っても良いだろう。
少女自身に力が無い、訳ではない。寧ろ秘めたる物は――少女自身に御しきれない代物だ。
最初に引き籠もる事を選んだ切っ掛けは、周囲ではなく自分自身をこそ、リスクや危機の対象と見なしたからに他ならない。
…難しい。難しいが、行わなければならない。前例故に、少女なりの決意が存在しているのである。

あちらの国の生地素材やら、その気になれば職人やらも。商売に聡い片親は用立ててくれるだろう。
必然、武具の類に関しても。種々選択の幅は広かったのだろうが…シンプルイズベスト。初心者ならば尚の事。
何なら少女の場合は逆に、物干し竿だろうがつっかえ棒だろうが。棒を振り回す――という子供らしい行為の方が、経験薄いのかもしれない。
人とは違うペースの成長。それこそ産まれて早々に立ち上がる事の出来る草食動物のような、一定サイズまでの急速な発達は。
蓄積すべき実経験が伴わないという、人間社会の中では結構な問題を伴っている…のかもしれず。
だからこそこうやって。若しくは学院などで過ごして。学ぶ事が重要なのだ。

「むむ。それはラファルちゃん様も、改めてじっくり、拝見させてぃただきませんと。
――と、では、ぇぇと――――」

振り被る。その侭ほんの少しだけ目を伏せた。ふつふつ。ふつふつ。唇の中で小さく繰り返す。
…nihilo、nihil、何も無いと――竜としての、自身の力を。言葉にすれば形になってしまうその力を。意識的に出さないようにと集中しつつ――

「   ―――― ……!!」

そうして。鎚は振り下ろされた。
少女の細腕に関係なく、反動も無視して振り下ろされる分。それは実に効率良く、鎚その物の重量を。一撃に載せ、真上から叩き付ける事になるのだろう。

影時 > 「そうだな。そのために場所を選んでもらったようなものだ。
 敢えて言うなら、近くの建物に被害を及ぼさないようにと、あとは、……どうだろうな。大地の魔力を引き摺りだし過ぎなきゃ、か?
 このあたりはこの後、改めて説明する。
 気づいているかもしれんが、その槌が吸い上げられるのは己の魔力や氣だけじゃねぇのさ。

 ……――ン。んん??

 ッ、は、ははは! そーゆーのが好きで興味があるなら、夜にでもとっぷりたっぷりと、な?」

全力の験しについては、分身以外で幾つか方策は脳裏に立てている。
影働きが忍者のすべてではない。諸々に長じ、氣の扱いに熟達した忍びは森羅万象を御する技を身につけるに至ることがある。
詰まり、力をぶつける的であれば如何様にも工夫できる余地がある。
もとより、遁術とは遁走のため、逃げるための術とも書く。逃げるための囮、デコイとなるものの扱いにも長けるというものだ。
冗談めかして述べたコトバが、よっぽど覿面でツボだったか。両肩を震わせ、呵々と思わず笑いだしてしまう。
疲れ果てて夜は寝てしまう公算が高いとしても、その手のあれこれは己も嫌いではない。どんとこい、とでもいうもの。

「後で見せるが、別の道具も持ってきている。それも見ておくといい。……さぁて、とだ。」

さて、人がすぐに強くなりたいというなら、見た目でも直ぐに整える方法はある。
装備を整えるというコトだ。力量が伴わないものが振り回されることはよくあることだが、力量に道具が伴わないことも、また在りうる。
金が、財力さえあれば――というのは駆け出しの冒険者がよくぼやく語句だが、彼女たちの家柄は用具や素材などは、金銭で大まかな処は解決できる。
今回の槌も、ともすれば売りに出される可能性もあるだろう。
金で贖えるか、値も付けられるかわからぬものを、素人同然のものが持つ。飾りとせず、使うための努力をする。
故に教える側としては、手堅くもなる。基礎も地固めもなければ、意味がない類の道具だ。

「 ――――ぉ、ぉおおお!!! 」

その道具が、振り下ろされる。上から下に。縦一文字にまっすぐに。
純度は違うとはいえ、由来を同じくする材質同士がぶつかり合い、力とチカラの破裂が豪と風を生む。
振りかざし、重ねた両腕に構えられた手甲の表面に巡らされた氣の層がふっ、と掻き消えるのは槌の超能というべき吸収作用ゆえ。
最終的に硬質化を果たした装甲と槌がぶつかり合い、男の五体を震わせ、軋ませる。
踏みしめた足裏が地面に浅く沈みながら、どうにか凌ぎ、打撃のインパクトを凌ぎ切ってみせるのは、事前の備えがあってのこと。
備えと覚悟がなければ、吹き飛ばされる。その感覚を改めて身に沁みさせて、長い息を吐く。

フィリ > 「流石に、ラファルちゃん様や、笠木様程。危険な場所へと足を踏み入れる――つもりは、御座ぃませんが。
それでも、冒険者志望の生徒向けに、校外学習の機会とぃぅのも――先日、有ったよぅですし。もしかすれば着ぃてぃくかも、しれませんし。

…はぃ、承知してぃるの、です。…迂闊に触れたもの、とぃぅ事は。必然――撲ったものも。同様でしょぅし――
私には、感じられると。思われます。私自身より、ずっと――ずっと強引に。大地から貰ぅのではなく、奪ぅ、事をしてしまぅ…そぅぃった存在でぁるのだと。

好き―― ぃっ、ぅっ、ぅぁぁ……き…きらぃでは、ござっ、ござぃませ――んが……ぁぁぁぁぁ………ぁー、ぁーっ、ぁー!
ぉねが…ぃ、ぃたします、今は、ぉ忘れにぃいぃぃぃっ…!」

元より思案と懸案を重ねるタチである。最初の段階で、うっかりすると吸われる…という点をラファルから聞き及んでいる為に。
それがこの鎚の――素材由来なのかは解らないが、武器としての特性である事は。把握出来ていた。
その上で、少女自身もまた、大地の恩恵を受ける性質である為に。性質こそ異なれど、似たような行為が成立する事も。
武器として振るう事については、素人も素人でしかないのだが。魔具の鑑定については一足先に、勉強し続けているのだから。

それはそれとして。先日来含め、彼に対し今までで最も大きな声を出してみせたのが。
例え明らかにからかいであったとしても。…もしくは、あっけらかんとオープンな感想だったとしても。
オーバーフローで脳内から溢れてしまった妄想を、彼の方にも肯定されてしまった事への。羞恥を全開にした絶叫だった。
もし、余所の別荘に利用者が居たのなら。遠い山中から聞こえてきた、文字通り絹を裂くような悲鳴という奴に。
すわ何事か、通報案件か、等と慌ててしまうのかもしれないような。
なので、どうか。他の、シーズンを外した客達が居ない事を。騒ぎにならない事を。願わなければいけないらしい。

――まぁ実際に、妄想が現実になるか否か、は――この先次第となるのだろうか。

「是非ともぉ願ぃぃたします。
……笠木様含め、その手の方々が納品して下さる品々は――どれも、一癖、二癖有りまして。大変興味深ぃのですが――
それはそれとして、大変に売れ筋でも…ぁりますから。なかなか取ってぉく事も出来ず…」

金が有れば。力が有れば。人脈が、運が、色々な物が有れば――という願望や前提。
無い物強請りはどうしようもないが、当人次第でどうにか出来る事や場合も有るだろう。
少女の場合…物資的な問題は、何とかなる。それ以外はへっぽこだが、幸い人との縁についても…恵まれているらしいと。
こうして弟子の弟子にもきっちり指導してくれる彼などを見ていれば。つくづく実感出来るというものか。

さて。そんな彼が商会へとちょくちょく収めてくれる、冒険の成果。鎚だとか剣だとか鎧だろか。
そんじょそこらの冒険者では手に入れられない為結構な値段が付くし…使いこなせる者も多くない筈なのだが。
其処は王国恐るべし、とでもいうか。人にして人を超えたような力を持った者達が、少なからず存在し。そうした者は力量に見合う品として、彼の収めた物を手に入れる。
良い品が良い客へ回るのは、商会としては結構な事なのだが。売れてしまうと当然、繁々鑑定する事が出来ないのが。少女の不満。
…彼やラファルの手元に残っている品々を見せて貰えるなら。それはもう大歓迎だった。

無論。諸々の事情から、売り物とされない場合も有る。鎚に関してはそういった品物だ。
当然少女が手放したいと願うなりすれば、話は変わるのかもしれないが。今の処そういったつもりは毛頭ない。
だからこそこうして。彼に教えを請う事となったのであり――

「――ふ っ、ぅ……は――」

振り下ろし。息を吐く。大きな呼吸は、だが、重量物を振り回した疲弊感による物ではなく。
素早い振り下ろしの際、つい止めてしまっていた呼吸を再開した為と…矢張り。緊張によるものだ。
彼の側が、金属の塊である鎚の重量で。地面に深めの足跡を強要されすらするのだが。
少女の側はというと、丁度先程。軽めの杖で打ち掛かった時と同じように。手首へ返ってくる痺れを意識してしまうらしい。
…取り敢えずそれを見れば。あくまで少女にとっての違和感、物理法則に反した現象は。鎚その物に関してであり、打撃やその結果にまでは及んでいない、と言えるのだが。
逆を言えば矢張り。軽いつもりで振るった一撃が、想定以上の反動を以て。少女自身を痛め付ける事と――
それを癒してしまう再生の現象が。他人の目から如何に映るか、という問題が。付き纏うという事になるだろうか。

「…っ。 …ふ…普通に、撲つと――このよぅな感じな――の、でしょぅか。
……ぃぇ。普通のつもりでしたが――まだ。……どぅやら、抑ぇられては――」

もう一つ。何もないように、何もしないように、散々意識し集中したつもりだが…矢張り、まだ。御しきれないようだ。
抑えきれなかったか、そもそも、抑えられる物ですらないのか。
目には見えない、だが確かに存在を感じていた、手甲に注がれた彼の力が。明らかに目減りした、気がする。
それは勿論――鎚に”喰われた”という事なのだろう。