2022/07/17 のログ
■ゲーゲン・アングリフ > 絶頂めざし、スパートをかける男。
相手の体を激しく揺さぶりながら、快感を貪欲に貪っていく。
「く、あ、あ、はっ、はっ……!」
喉からは荒い呼吸の音だけが漏れ。
既に、意味のある言葉などは出てこなくなっていた。
絡みつく膣壁の感触が、一気に男の射精欲を後押しし。
更に、愛液を絡ませながら痙攣を始めるのなら。
そこで、男のガマンはあっけなく限界を迎え。
「う、ぉ、っ……うううっ……!」
そうして、相手の中に精を放てば。
男は、無上の快感と恍惚感に、意識を失いそうになる。
だが、そこでなんとか踏みとどまれば、ちら、と後ろを確認する。
いつからいなくなっていたのかは不明ではあるが。
行為を鑑賞していた店員二人は、満足したのか。
姿を消しており。
「大丈夫ですか、お嬢さん。
もう、店員もいなくなりましたよ……」
そう男は相手に囁きながら。
相手を押しつぶさぬよう、ずるり、と。
猛りを相手の中から引き抜き、どて、と。
相手の横に倒れこむようにして寝そべった。
■フェリーチェ > 「ハッ、ハッ、ハッ、はぁ〜、ふぅ、はぁ〜……、はぁい」
荒い息遣いを整えきれぬまま、気の抜けた返事が少女の精一杯。
白く霞がかった視界にちらつく光がうっとおしくて、正常に働かない頭が現実感を失っている。
口を押さえていた両手はだらしなく頭の横に投げ出され、かろうじて閉じようとした足も半開きになって奥に溜まった混合液をトロトロと垂らしている。
ただでさえ狭い膣穴を押し広げた形は、戻るまでもう少し掛かりそうだった。
うっとりと浸った双眸は眠たげにも見え、コテンと首を横倒しにして脱力しきった覇気のない瞳が男を見つめる。
幼い裸体を隠すものは、片方の太腿に引っかかった水色のリボン一本。
店員の去った扉の向こうから覗き込めばトンデモナイ光景が見られるだろうが、もう少女はそれを懸念するほど頭を回すことが出来ていなかった。
お腹いっぱいになって心地よくお昼寝に入る幼子のように……。
「オジサマ……まだ休憩……してても……い…………」
最後まで言葉は続かず、緊張の糸が切れた少女は意識を手放した。
ご案内:「ル・リエーの水遊場(カフェ)」からゲーゲン・アングリフさんが去りました。
ご案内:「ル・リエーの水遊場(カフェ)」からフェリーチェさんが去りました。
ご案内:「地下室」にジェイドさんが現れました。
■ジェイド > ―――――ぴちょん、とどこかから、水の滴る音が聞こえて目が覚めた。
幾度か瞬きをして、ゆっくりと頭を擡げ、周囲を窺い見る。
すぐ近く、胸の高さあたりにランプの灯りが揺れていた。
けれど光と呼べるものはそのひとつきりで、あたりは総じて薄暗い。
己がどうやら、背凭れのついた椅子に腰かけていることはわかったが、
その椅子と、目の前の小卓以外、何があるのか、誰が居るのか、
しかと確認するには、どうにも室内は暗すぎた。
そう、ここは屋内だと思う。
暗くて、今の季節にはありえないほどひんやりとした場所。
立ち上がろうとしたところで、ぎく、と身を強張らせた。
「え、……えー………なに、これ……」
縛られているらしい。
後ろ手に、椅子の背凭れに上体ごと括りつけるように。
座り心地もさして良いとは言えないこの椅子に、背凭れ、なんてものがあるのは、
こうして縛りつけておくためなのだ、とぼんやり理解する。
指先から手首のあたりまでは、もう、痺れて感覚も薄い。
足許の床を腹立ちまぎれに蹴ろうとして、靴が片方、脱げていることにも気づいた。
「え、え、ほんとに、どういうこと、これ……ええ、え、
―――――――――― あー……」
だんだん思い出してきた、目覚める前の最後の記憶。
いつものように遊びに出た、ひとりのところで不意に、何かを頭から被せられ、
鳩尾あたりを殴られて、気を失ったのだと思う。
つまり、これは拉致、あるいは誘拐、それとも。
呼び方は何でもいいけれど、困ったことに。
「心あたり、……あるっていうか、ありすぎて逆に、ないっていうか」
なにしろ、きっと敵は多い。
はっきり言って、どんな目に遭わされても文句の言えないような真似も、
――――してきたかも、などと、まだ、どこか他人事めいた考えを玩んでいた。
ご案内:「地下室」からジェイドさんが去りました。