2022/05/30 のログ
ご案内:「港湾都市 ダイラス ハイブラゼール管理区画外」にエレン・ローズマリーさんが現れました。
エレン・ローズマリー > ハイブラゼール内のデッドスペース
使用されていない区画 半グレが占領するような廃ビルの群れのような一部。
本来なら、金と力を欲する者らが領域を造るか その場所ですら支配する。

しかしどう足掻いても力がこの世界の全て。
強姦も 商売も 支配も 時と運が作用する。
往けるところまでいけるかは、その時に拠るのだ。



――――っ♪

――――!♪!♪


アケローンのような映像記録装置 それを転用させた音楽装置が作動しつづける一つの廃れた広い空間。
そこを維持するために薬や女 護衛や酒場での花代集め。
ヤクザの真似事で得た利益で維持されている場所にて エレンとそれに準じた者らでのクリンネスが行われている。


「アハッ。」


エレンは、その二つが突き出た牙
吸血歯が覗く小さな唇。
肌のやわらかさは若すぎる子のようで 荒れも染みも一つもない。

赤い瞳は楽し気に
背中の翼は悠々と広がり、その白と黒のレース・コルセットドレスの裾が靡いている。

うるさい音楽の中、ナイフや剣
短剣や弩が赤を増やし続けている中で、無駄な場所を無くし 有益な場所にしてしまおうと
エレンの小さな掌に収まる新式銃。 縦につながった二連の銃口
それはトリガーガードで包まれた中の引き金に指を掛ける、赤い爪紅の塗られた指先が押し込まれることで
時間差をつけて二つの魔弾が放たれる。

胸骨を砕く一打
その先 砕けた向こう側へと貫く二打。

赤い脈動する袋が弾けて向こう側へと墳赤する中で
エレンはその胴体を蹴りつけて空中へと翼を広げて舞い上がる。

冒険者崩れ 魔術師崩れ
どこかでしくじった実力者

視界に収まる狂騒の中の有象無象。
アクロバティックに空中で回るエレンは、背筋に回した右腕の先から、再度向けられた銃口でその一人
脳髄を待ち切らさせるように 引き金が再度引かれたのなら 頭蓋が砕け 向こう側へと抵抗なく入り込む二打目
弾けるピンク 舞い散る脳漿。

廻りが叫ぶ

雇われた清掃員 > 『やめてくれ雇い主!(オーナー!)
 俺らの稼ぎが減っちまいますって!?』

共に乗り込んだ粛清場面。
一番小柄で一番幼げ でもこの場所で一番弾けている雇い主を前に
クリンネスを任された人数は苦笑い交じりにそのドスを一人の若者へと突き立てた。

ご案内:「」にエレン・ローズマリーさんが現れました。