2022/04/21 のログ
ご案内:「港湾都市 ダイラス 雑居地帯」にイスルスさんが現れました。
■イスルス > 港湾都市ダイラスの欲望の濃さは、王都すら勝てない
そう自負できるのは、その欲望を抱える人の数と濃さが向こうよりも果てしないと
そうイスルスですら感じているからだ。
貴族などの一部以外は平均的であり、下位は諦めにも似たものだってあるだろう世界。
しかしここでは 賭博 薬 女 殺し 広がる欲がどこまでも濃すぎる。
役立たずに見える者ですら仲間に加えて組織化し、上澄みだけ啜るような者らも多い場所。
それがダイラスなのだと 否定できるものはいない。
そんな欲望だらけだからこそ、この都市には縄張りというものが存在する。
構える店に対する後ろ盾 輸送船 闇医者 賭場。
ここからここまでは俺の物だと仕切らなければ 奪い合い続ける故に。
そしてその場所を奪わなければ潤わないのだと結局は奪い合う。
マフィアという場所でボスの従者であるイスルスは、そんなボスからの指示を受け
獣人 亜人 ミレー 人という短いステータスではない者らが固まって仕切る雑居地帯
もはやここで守る思え側の人間などいやしない。
何人もが悲鳴を上げる。
イスルスのメイド服のままの姿を狗と罵り、同族的なそれと理解しているのに
両手に携えるステイレットは逆手持ちのまま、すれ違いざまに脇で走らせる剣閃。
肝臓に突き立てる一突。
爪の振り被りという剛腕を、掌に突き立てるように貫通させたことで
その爪を使えずに絶叫するまでの間
最初に痛みを感知し、ぎゃあというぎの字をいうまでに
Iの字型に足を開脚するように顎を蹴り上げるイスルス。
顎の骨と頬骨の距離が零になる音がする。
例えるならそれの形状は、“黄色の小人を追いかけまわした手長男”のよう。
グシャりと逝った足裏の感触。
イスルスは両手に鋭突な武器を携えるままに、無表情のままでその瞳はどこまでも“鮫”そのものだった。
イスルスの賜る粛清という命により、同族といえどもまるで関係がない。
近づけば噛み砕く 鮫の道理であり 狼であったとしても それは道理だろう。
同情も理解も憐憫も必要ない ただ目の前まで近づき 屠り 肉を齧り取る者。
ご案内:「港湾都市 ダイラス 雑居地帯」にリサリカさんが現れました。
ご案内:「港湾都市 ダイラス 雑居地帯」からイスルスさんが去りました。
■リサリカ > 【移動します】
ご案内:「港湾都市 ダイラス 雑居地帯」からリサリカさんが去りました。