2022/04/16 のログ
ご案内:「あやしいお薬 実験場」にタン・フィールさんが現れました。
タン・フィール > 王都の平民地区の空き家…そこにちょこんと設置されているのは、
薬師の幼子が自宅であり店舗でもある大型のテント。

内部は四畳半ほどの広さで、様々な薬瓶や薬の素材が並ぶ店内で、
甘くクセになる匂いが、素材を煮込む複数の鍋から漂い、テント周囲にお菓子屋さんのような方向をまきちらしていた。


「……ええっと…これと、これで……っ…どーだっ!!」

お店の中では、ぐつぐつ煮えた鍋に、なにやら粉末や別のトロトロした薬をちびちび混ぜては、
桃色だの水色だの紫の煙を立たせて薬の様子をみる、小さな薬師店主の姿。

その容姿は、少女そのもののように華奢なシルエットに、
つややかな黒髪と同じ黒猫耳と黒猫しっぽが生えた状態で…

「おんなのこになっちゃったり、ねこさんになっちゃったり…そろそろ、
ちゃんと元通りににゃれるお薬、かんせーさせないとっ……
ヘンシンも、もとどーりも、自由にできたら、いつでもいろんなあそびかた、できるんだしっ…!」


と、ここ数日の薬の実験失敗の副産物…少女になってしまったり猫化してしまったりを内心楽しんでもいたが、
それはそれとして元に戻る算段も付けねばと、肉体改造薬の再実験にのぞんだ。


「……~~~~~っ♥ コロコロコロ…にゃう、にゅ~~~~~っ
ぁー、だめにゅ、これーーーーっ♥」

…のだが、もうもうと立ち込める最新作にはまだ元通りにする効果は現れず、
その薬の匂いを嗅いだだけで、酒かマタタビのようにコロコロ喉を鳴らし、
裸に桃色シャツ一枚というきわどすぎる格好のままだらしなく開脚して
店内に敷いたカーペットで額やお腹を撫でて仰向けに寝転び、

お客様には見せられない姿でリラックスしてしまう事態となっていた。

ご案内:「あやしいお薬 実験場」からタン・フィールさんが去りました。