2022/02/10 のログ
ご案内:「どこかの山中」に奇妙な狼さんが現れました。
奇妙な狼 > 薄暗く人の気配感じられない獣道が続く山の中。

藪を掻き分ける音たてて歩むけもの、のようなシルエットが一つ。
輪郭だけであればその姿は狼の物に酷似している物の、単純に体躯が大きく。
その全身はねじくれた赤い帯を固めたかのように構成されており
まとう気配と合わせ、明らかに魔物の一種とはすぐに判断できることだろう。

ゆるり、と歩む魔性は、何か獲物の雌でも通り掛からないかと。
食欲以外に飢えた瞳を時折揺らしながら、また獣道を歩み往く。