2022/02/02 のログ
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 近場の食亭」からタン・フィールさんが去りました。
ご案内:「トゥルネソル商会 王都・マグメール店」にリスさんが現れました。
リス > トゥルネソル商会、王都・マグメール店。
 そこは、今日もにぎやかに、様々なお客様を出迎えては、見送っている。
 様々な物品を、安く取り扱いがあるから、それに従って、店自体も、広く大きい。
 そんなお店の一階、事務室で少女は何時ものように、書類と格闘していた。
 ミレーの店員では判断が付かないものなどがあれば、何時でも呼びに来るように指示しているので、何か有ればすく来るだろう。
 売り上げの状況、食料の流通、人件費、光熱費など、様々な書類がある。
 それを、さらさらと、手早く処理する少女の動きは慣れきっていて、視線も直ぐに、次、次、と流れていた。
 書類を終わらせ、仕分けをして、しばらくの時間が経って。
 すべての仕事を終わらせていた。

「ふぅ……少し、休憩、しようかな。」

 はふ、と軽く息を吐き出してから、んー。と伸びをする。
 そこから、くぁ、と小さく欠伸しつつ、珈琲でも、いや、紅茶にしようかしら、と事務室の奥にある部屋へ。
 休憩室と書かれた扉を開けば、其処には保存庫やポットなどがあり、何時でもお茶や食事のとれる場所。
 奥を見れば、仮眠用にベッドなどもあるへやで、其処で暮らしていける位に一通りの家具のある部屋だった。
 そこの戸棚から、クッキーを初めとしたお菓子と、珈琲を手に取って、事務室に戻る。
 お茶をしながら、話し相手とか来ないかしら、と待ってみる事にする。

リス > 事務室に、仄かな良い香りが漂う。
 少女が居れた珈琲の香りがふわりと漂っているのだ、それを静かに飲みながら、はふ、と軽く吐息を零して見せる。
 ぽり、ぽり、と齧りながら、店内が見える窓の方を見やる。
 様々な客が入り、受付に行ったり二階に上って行ったり、店員に話しかけて居たり。
 そんな様子をのんびりと眺めて、ポリポリクッキーを齧る。
 時計を見れば、其れなりに良い時間でもあるから、そろそろ上がる準備もしないとかしら、なんて呟いた。

「ぁふ。」

 一寸眠いもあるし、帰り掛けは、いつもは九頭龍温泉に移動して、お風呂入って帰るのだけど。
 今日は其れ市内で、家に直で帰って、家のお風呂に入って寝ようかな、と、ぽわぽわし始める頭で考える。
 珈琲を飲めば、眠気が冷めると聞いたのだけど、そんなのはなさそうよね、と、空になったカップを見ていて。
 ま、いっか、と小さくつぶやいて、椅子に体を預ける。
 何事もないのは良い事だけど、少し、退屈ね、なんて呟く。

リス > 特に何も起きる事はなく、平穏に時間は過ぎていく。
 それは、ちゃんと従業員の教育が出来ていて、彼女等の対応能力が上がっていると言う事でもあるのだろう。
 彼女らが有能であれば、もし、買われたとしてもその先で、ちゃんと活躍が出来るという事の証左でもある。
 良い事ね、なんて思いながら、少女は、退勤の準備を行った。
 荷物を整理して、金庫に重要書類をしまい込んだ。

「さて、皆、お疲れ様。先に上がるわね。」

 店員たちに、先に上がる事を伝える。
 店員たちは了解、と軽く返答してくれた。
 夜番の店員たちに、よろしくね、ともう一度伝えてから少女は店を出る。
 護衛の冒険者たちに囲まれて、少女は家へと戻っていくのだった。

ご案内:「トゥルネソル商会 王都・マグメール店」からリスさんが去りました。