2022/01/13 のログ
ご案内:「薬師のテント」にタン・フィールさんが現れました。
■タン・フィール > 王都の平民地区の一角は、昼から夜にかけての祭事の賑やかさがピークを過ぎた頃。
街を行き交う人や喧騒・音楽・出店もおとなしくなりはじめ、
人々が買えるべき場所へと足を向け始めた頃、薬の素材を買い出しに出ていた薬師の子供も、
己の自宅兼薬屋であるテントへと戻っていて…
「ふーっ、お外、さむいさむい…! テント、暖かくしておいてよかったー。」
テントの中は、小型のキャンプ用暖炉やランプなど、点々と火の気配を保っていて、
とろ火でくつくつと煮込まれているお茶のような薬湯の良い香りと、それが保った暖かな気温がほっとひとごこちつかせてくれる。
その甘い匂いと、あたたかそうな湯気がテントからほわほわと浮かぶ様は、
空き地を通りがかったものにはさぞぬくぬくとした棲家に見えるだろう。
ご案内:「薬師のテント」からタン・フィールさんが去りました。