2021/12/25 のログ
ご案内：「貴族の邸宅」にメレクさんが現れました。
■メレク > 王都の貴族邸宅にて行なわれる仮面舞踏会。
普段よりも照明を落とした薄暗いホールには管弦楽団による艶やかな音楽が鳴り響き、
華やかなドレスで着飾った男女が肌が触れ合う程に身体を近付け、会話や舞踏に興じている。
彼等は皆、一様に仮面を付けており、己の素性が何者であるのかを分からなくしていた。
表向きにはやんごとなき者達の社交の場である夜会。
しかし、その実は有閑貴族達が一夜の享楽に耽るための集いであるのは明白。
貴族の他にも見目麗しい奴隷の男女や高級娼婦、事情も知らずに集められた女達が混ざり込み、
灯りが届かぬ会場の隅からは男女の熱い吐息や嬌声が、音楽の途切れる合間に漏れ聞こえてくる事だろう。
その会場の中央の壁際にて一人の男が二人掛けのソファに腰掛けて高級ワインを嗜んでいる。
でっぷりと肥えた身体に、節くれ立つ十の指に嵌めた豪華な太い指輪。
仮面で顔を覆っていながらも、正体を隠す意志が見られない彼は、この夜会の主催者である。
傍らに奴隷達を侍らせて、時折、近寄ってくる貴族達との他愛もない会話に興じながら、
男は快楽に堕落する人々の姿を眺めて、心底愉しそうに只々ほくそ笑むばかり。
ご案内：「貴族の邸宅」にミカエラさんが現れました。
ご案内：「貴族の邸宅」からミカエラさんが去りました。
ご案内：「貴族の邸宅」にミカエラさんが現れました。
■ミカエラ > 王都の貴族邸で開かれた舞踏会。
当然のように自らが勤める貴族も呼ばれており、自身を含む数人にメイドも連れていく形で自らも参加するととなり。
本来であればメイドとして主の世話をするところではあるが、自分たちが連れられた本来の目的はそこではなく。
むしろ他の貴族に近づいてつながりを持つよう命じられており。
それに従っていくつかの貴族と話をした後、壁際にいた存在感の持つ貴族に目をつければ相手のワイングラスが減っていることに目をつけ。
新しいグラスを持てばそっと男のそばに近づいて行き。
「旦那様、変わりはいかがでしょうか？」
あくまで自分は貴族でも貴族の娘でもない。
ゆえに正面からではなく、相手の横から近づいてそっと腰を曲げてから代わりのグラスを差し出し。
ご案内：「貴族の邸宅」からミカエラさんが去りました。