2021/12/04 のログ
クレイグ > 「作業は大丈夫、じゃなかったら入れないか」

更にバックパックから、陶器でできた瓶を一本取り出して。
その瓶を机に置きながら。

「採取討伐の依頼で、ゴーレムダンジョンに行ってたんだが。
目標がその腕の奴でな他の部位で依頼分は足りたから、そっちは俺の取り分だな」

苦労したんだ、と軽く言って自分の腕をぽんと叩く。

「時間は問題ないぞ、この間は途中までできてたのを調整した感じだから早かったってのは判るし。
流石にそこまで罰当たりじゃないぞ」

神像のと言われ、苦笑しながら否定して。
時間がかかるのは気にしないと、軽く返す。

エミル > 「殆ど終わってたから大丈夫だよ。
それは何かな?」

更にバックパックから出てきた陶器の瓶、机に置かれたそれに目を向け。

「ゴーレムダンジョン?また危険な場所にいくよね。
その取り分を剣にしたくなったんだ」

自分も腕に自慢はあるがしょせんはエルフの細腕。
ゴーレムは倒せないなと男の腕を見て。

「それなら引き受けるよ。あれは型がもう出来てたからね。
だったら少し気合を入れて打たせてもらうけど何か希望はあったりする?」

盗品でなく時間も気にしないなら引き受けたと笑い。
その腕を金床の側にと置くと希望を訪ねて。

クレイグ > 「そっちが大丈夫なら気にしないが。
これは、梨の酒だな、かなり甘くて酒精は弱いけど、エミルなら気に入るかと思ってな、差し入れだ」

その瓶をエミルの方へ差し出す。

「ウッドゴーレムとかはまだいいんだが、石とか金属はきついな、準備はしてたんだが。
そう言う事、腕の良い鍛冶師と知り合ったしな」

流石に、無傷とはいかなかったけどな、と苦い顔した後。
これで食ってるからなと、腕を上げ微笑む。

「ありがたい、頼むわ。
そうだな、サイズはこの間頼んだのと同じくらいで、細かい所は任せていいか?」

了承の返事に、こちらも笑みを返し。
サイズはこの間のが使いやすかったからと、背中に差している小剣を指さす。

エミル > 「梨でもお酒を造れるんだ。ボクは弱いぐらいが丁度いいから後で飲んでみるよ」

差し出された瓶を受け取り、いい差し入れと頬を緩ませ。

「ウッドゴーレムは燃やすと良い薪になるし、アイアンも材料には良いけどストーンは使い道はないかな。
ゴーレムの相手ならメイスかハンマーを勧めるよ、砕くのが手っ取り早いんだよ。
そう言ってくれると嬉しいよ」

むしろ無傷なら英雄に慣れそうだとみてしまい。
本業は違うと元本業ではあるが感心して。

「良いよ、任されたよ。ただ……前よりも重くなるのは覚悟しておいてね」

材料は一級品だが重さも鋼よりも重い、なのでサイズは同じでも重くなることを先に告げて置く。

クレイグ > 「この間蜂蜜酒美味そうにしてたからな、甘い系の酒が好きなんじゃないかとな」

嬉しそうな顔を見て、こちらも満足げな顔をして。

「そうなんだよな、ウッドとアイアンは持ち帰って売れたんだが、ストーンはな。
普段からメイス持ってるし、そこようにハンマーとかも持って行ったよ、ちゃんとな。
腕の良い鍛冶師は、ホントありがたいからな」

準備はしてたが、それでもきつかったと苦笑。

「むしろ、その重さに価値があると思うんだが」

普通の重さの積もりで受け止めたりしたらな、と。
そして、重さ的には問題ないと、普段使っている武器を見せる、

エミル > 「覚えてたんだね。甘いお酒は好きだよ、あまり飲まないけどあれだけはね」

よく覚えてたね、と満足そうな顔を見て。

「ストーンはどうしても仕方ないよ、ボクでもいらないしね。
そこまで準備をして大変だったんだ、それってかなりのダンジョンな気がするよ?
そう言ってくれるとやりがいがあるよね」

自分なら無理かもと男の行ったダンジョンの難易度を感じ。

「確かに普通は思わないよね。
わかったよ、扱いやすいのを打たせて貰うから期待していいよ。
片刃で反対は鈍器にできるようにでもしておくかな」

自分でも思わないと納得し、剣としてだけではなく鈍器としても扱えるようにしようと決めて。

クレイグ > 「自分が酒好きだからな、一緒に飲んだ相手の好みくらいは憶えてるさ。
と、こっちもよかったら」

そう言って、小袋を追加で乗せる、前と同じ干したベリーだろう。

「ホント戦いづらいし、素材にならないしでストーンは逃げたほうがましかもな。
多分もっと奥まで行くとやばい奴いるんだろうな、ミスリルとか…。
あとあればエミルは戦えるから、おかしな品出てこないだろうって信頼もある」

偶に鍛冶しかできない奴がおかしな物作ったりするし、と。

「あとは、重さを悟られない様に上手く使わなと、だけどな。
おう、頼むな…あー、重いから鈍器としても有効だよな」

確かに鈍器になってれば使い道も増えそうだなと。

エミル > 「そういうものなんだ。それはそれで凄いと思うよ。
ベリーだね?つまみにさせてもらうよ」

お酒にベリーを貰えばそれだけで酒を飲めるようになり。
後が楽しみだと笑みを浮かべ。

一応は釜戸を作るには使えるんだけど…持って帰ってきても割りに合わないからね。
ミスりルは中々手に入らないし持ってくれば一攫千金だったのにね。
ボクも剣士だったし変なのは打たないよ」

元々は自分が使う物を打ち始めている、なのでおかしな物は作らないと言い切り。

「その辺りはクレイグ次第だよ。
持ち変えないで良いのはそれだけで助かるしね」

便利でいいんだよと言えばハンマーを手にして重鉄の腕を金床に乗せると打ちだして

クレイグ > 「そうかね、俺的には普通なんだが。
おう、食ってくれ」

自分も小袋からベリーを一つかみとって口へ入れ。

「釜戸は、そこらの石で十分だしな、特殊な岩なら違うんだろうけど。
ミスリルは、効果のある武器を流石にもってないしな、自分が出来る所を見極めないと死ぬし。
そう、だから安心できるんだよな」

剣士だっただけに、剣を使う人間の事が判っているので、安心だと。

「ま、出来上がったらそれを使って訓練だな。
一個の武器で複数の手札になるからな、ありがたい」

便利という言葉に、大きくうなずく。
鍛冶を始めたエミルを見ながら、水袋を取り出して一口。

エミル > 「覚えれる事は良い事だしね。
しばらくは町に行かなくても良さそうだよ」

以前に貰ったものは美味しかったので楽しみと小袋を見て。

「そう言う事、そこまで特殊な釜戸は必要ないからさ。
あれを砕くのは骨だしね、中々に倒せないよ。
そんなに誉めても何も出ないよ」

そこまで追われると悪い気はせずに頬は緩みっぱなしとなり。

「それがいいよ、やっぱりバランスも変わるからね。
ちょっとした老婆心だよ」

まだ若いけどと笑ってはハンマーを振り下ろすも形は変わらず。
根気よくハンマーを振り下ろして。

クレイグ > 「そうだな、これで困ることは無いしな。
喜んでもらえてよかったよ」

機嫌良さそうに喉奥でくっくと笑う。

「特殊な釜戸とかよほどの専門職じゃないと要らないだろうしな。
最低でもミスリルかそれより硬い武器は欲しいな、後人数。
事実しかいってないけどな」

喜んでいる様子に、こちらも機嫌良さそうに微笑み。

「後ろ鈍器にって話だし、習熟訓練はしないとな。
そうなのか、いや、若いだろう。
あー、やっぱりかなり硬いんだな、それ」

老婆心という言葉に、一瞬納得しかかり、急いで突っ込み。
幾度も振り下ろされるハンマーに、ある意味感心して呟く。

エミル > 「このお酒とベリーがあれば当分楽しめそうだしね」

本当にいいお土産だと純粋に喜び。
後が楽しみだと作業の手も軽やかで。

「正直ボクもいらないよ。それぐらいの専門職が使う物かな。
ミスリルを砕くのに最低でも同じ素材だから割に合わないしね、人数がいると分け前も減るからね。
それでもだよ」

こんな場所に住めば人付き合いも少なく。
それゆえに褒められたりすれば嬉しい物で。

基本は片刃の剣と変わらないよ、クレイグならすぐに扱えるんじゃないかな。
人間で換算すると見た目相応の年齢だよ、エルフでの年齢は秘密だけどね。
かなり固いよ、鍛え方次第じゃミスリルとやり合えるかもね?」

あまり発育がいいとは言えない見た目、それ相応だよと冗談ぽく伝え。
そんな話を楽し気に行いながらも剣を打つ作業は続き、男は泊るかまた取りに来るといいよとつげては作業を続けて…。

ご案内:「自然地帯/川辺の小屋」からエミルさんが去りました。
ご案内:「自然地帯/川辺の小屋」からクレイグさんが去りました。
ご案内:「雨宿り」にタン・フィールさんが現れました。
タン・フィール > 「ひゃ~~~~~っ… 急に、なんなのもう…っ!」

夜が明け、早朝の陽光眩しい初夏の晴れた空を、突然に曇らせる雲が走り、
王都で活動をしはじめた朝の市民たちを分け隔てなくにわか雨を撒き散らしていく。

てちてちてち、と塗れた石畳に飛沫を上げて駆けていく裸足の音は、
朝の薬の素材の買い出しに市場を訪れた、小さな薬師のもの。

朽ちた屋根がかろうじて雨粒を防御できる路地に入り込んだだぼだぼサイズのワイシャツ一枚を裸身に羽織っただけの格好は、
ずぶ濡れになってその幼い体の未発達シルエットをべったり浮きがらせてしまっており、
いかにも重たげに、裾や袖の水分を面倒くさそうに絞り上げながら、天気の様子をみる。

手にしたバスケットの素材は、乾燥していることが重要な薬草や香料なので、
一応濡れぬように蓋で密閉しているが、
早めに雨風をしのげる場所に移動しなければ、と濡れた肌をわずかに震わせて、
周囲に屋根伝いに自らのねぐらに戻れる道でもないかと、様子を伺う。

「…なんとか、濡れないように帰るか…傘みたいなもの、みつけなくっちゃ…っ」

ご案内:「雨宿り」からタン・フィールさんが去りました。
ご案内:「設定自由部屋」にクロイツさんが現れました。
ご案内:「設定自由部屋」からクロイツさんが去りました。