2021/12/03 のログ
ご案内:「自然地帯/川辺の小屋」にエミルさんが現れました。
■エミル > 自然地帯の川辺にある小屋。
暗い周囲の中に明かりを灯すその建物からは硬いものを砥ぐような音が聞こえ。
「こんなものかな。いい感じに仕上がったよ」
水車を利用した砥ぎ機で打ちあがったばかりの剣を砥ぎあげ、その出来栄えに納得できたのか何度か頷き。
試し切りは明日にしようと考えると作業台にと移動し、握り手に革のベルトを巻き仕上げ作業をはじめて。
「久しぶりに真面目に打ったけど腕は鈍ってないみたいで良かったよ。
この剣は……売るか飾るかどうしようかな」
丁寧にベルトを巻いて固定し、軽く握ると握った感じは悪くはない。
実践向きで飾るには向かない無骨な出来ではあるが鍛冶屋としての視点では綺麗なもの。
売るつもりだったが飾るのもいいかなと考え、布を手にしてオイルを染みこませては刀身を磨いて。
ご案内:「自然地帯/川辺の小屋」にクレイグさんが現れました。
■クレイグ > そんな風に作業をしていると、扉を叩く音、その後に聞こえるのは以前聞いた覚えのある声で。
「おーい、エミル居るか?、依頼があって来たんだけど」
外からかかる声は、エミルの名を呼び、依頼がと述べてくる。
少し前に小剣を一本拵えた相手だろう。
■エミル > 「やっぱり飾ろうかな。ボクの新作って事で……はーい?」
売るのは勿体ない、飾ろうと決めた所に扉を叩く音と声。
その声が少し前に小剣の注文を受け鍜治場の一角を貸した相手。
こんな場所に物好きと思いながらも依頼と聞けば扉に向かい。
「いらっしゃい。依頼の話しは中で聞くよ」
扉を開けてそう告げれば男を中に招いて。
■クレイグ > 「お、灯りついてるから大丈夫とは思ったがやっぱりいたな。
あいよ、お邪魔します、と」
軽く頭を下げて、中に入るとバックパックを降ろす。
その時に予想以上に重そうな響くような音が響く。
「依頼に関して何だが、これを見てくれるか」
そう言って、バックパックの底から取り出すのは人の腕の形をした鉄の塊。
ただ、色が微妙に違うので鉄ではないのかもしれない。
「重鉄っていうなんか密度が高い鉄らしいんだが、これでこないだと同じ感じの小剣作れるか?
あ、ちなみにこれゴーレムの腕だからな」
腕の形をしている事には注釈が入る。
■エミル > 「まだ作業をしてたんだよね。
どうぞどうぞ」
男が中に入れば扉を閉めて閂をかけ。
バックパックを下ろすのを見ていたが見た目以上に重そうな音に首を傾げ。
「どこかの鉱山で銀でも掘ってきたのかな?」
重そうな音からそれなりな金属を掘ってきたと思ったが取り出されたのが腕の形をした鉄の塊。
よく見れば色の違いがあり感心するように男を見て。
「滅多に見ないよ、これはね。作れなくはないけど時間がかかってもいいかな?
あ、ゴーレムのなんだ。何処かの神像の腕でも持ってきたのかって思ったよ」
鍛冶の神を信仰する鍛冶屋に時折に重鉄で作られた像があるがそうではないと聞き、ゴーレムなんだとみて。
鉄よりも硬いそれを受け取る様に腕を伸ばし、ここから打つのでそれなりに時間がかかる事を告げて。