2021/07/29 のログ
■シロナ > 「帰ろっかな。」
しばらく考えて居たけれど、余りいい案も思い浮かばないし、他のクラスメイトや友人は、部活に精を出すことにするようだ。
部活を見て回るという行動も考えたのだけど―――気が向かないのでまあ、いいや、と言う気分になる。
それなら、一旦家に帰ってしまうのも良い。
妹は、プレシアはどうしようか、と考えたら、窓の外で友人と一緒に歩いて帰っているのが見える。
じゃあ、大丈夫ね、と頷いた。
「どんなふうに帰ろうかな。」
取り合えず、ショルダーバッグを掛けて立ち上がり、教室を出ることに。
あれやこれやと考えながら昇降口を下りて、玄関にでて。
じゃあ、今日は一直線で帰ることにしようと決める。
「さぁて、と!」
白髪の少女は楽し気に、紅い目で先を見て。
校庭を走り、校門から飛び出る、それと同時に抑えられた力が元に戻って。
其れを感じながら走り、踏み込んで跳躍し。
家の縁に手をかけて、身を持ち上げて。
それから、一直線、家を飛び越え、塀を潜り抜けて、少女は去っていくのだった―――
ご案内:「コクマー・ラジエル学院」からシロナさんが去りました。