2021/07/28 のログ
ご案内:「コクマー・ラジエル学院」にシロナさんが現れました。
■シロナ > コクマー・ラジエル学園、其処はマグメール最大の学び舎といって良い。貴族も平民も、誰もが入ることの出来る学園だ。
今までは、とある理由からは所属して居なかったが、妹が所属してから、姉である自分も所属することにした。
双子の姉や、妹たちの様に、これをする!と、路を決めているわけではないから、いまだに宙ぶらりんの状態ならば、様々な事を学んで、考えれば良い、と。
末の妹の母親と、自分の母親に言われての入学。
ドラゴンという事で、身体能力が、学生の範疇にはない所に関しても、妹の母親の手腕で何とかなった。
腰に巻いているベルトが、学園の中でのみだが身体能力を抑えて、普通の子供と同じ程度の実力となる。
体育などにも出ることが出来るようになり、しかし、今は座学の時間。
「――――ふぁ。」
座学は、とても退屈である、数学の学びを今は得ているのだけれども、何故、皆はそれが判らないのか、と。
商家の子女は、皆判って居る、恐らく小さなころから数学に携わって居るかどうか、なのかもしれない。
算術の勉強、目の前にあるノートも、念仏のように数字を吐き出す教師の声も。
どれもこれも、眠気を誘うそれである。
頑張って意識を止めるも、判って居る事を延々と繰り返されると、矢張り眠気が近くなってしまい。
次は、もう少し高等な授業を取った方が良いかもしんないと、考える。
基礎は、理解しているし……不足を感じる所がないので。
狩り、狩り、と、一応メモを取るも―――眠気が、眠気に、襲われている。
■シロナ > 「――――っは!」
キーンコーンカーンコーン………と、遠くで、鐘が鳴って居る。授業が終わったらしい、音に驚き、起こしてしまえば、クラスの皆は移動の準備をしている。
カリキュラムを見れば、次の授業が。
「あ。終わってる。」
眠気と戦って居たのも、本日最後の授業だったから。先生の授業はつまらないし、判って居る場所なので聞き逃しても問題はなさそうだ。
くぅぅぅ、と、大きく伸びをして、もう一つくぁぁ、と涙目と共に欠伸を零してから、コキコキ、と首を鳴らす。
はふん、と大きく呼吸をしてから自分もミミズの張った文字のようなノートを閉じて、カバンに色々仕舞っていく。
「んと。」
この学園には、妹も通っているので、妹を探して一緒に帰るのも良い。
それとも友達とどこか遊びに行くのもよさそうだ、小遣いは―――ある。
うーん、と放課後、学生たちがいろいろと会話している様子を眺めながら、考える。
戦士ギルドとかによって、訓練するのも、良いかなぁ、とか。