2021/07/04 のログ
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院」にプリシアさんが現れました。
プリシア > 休日の昼下がり、学院内に在る図書室。
こんな日は勉強寄りも遊びを優先する生徒も多く、此の場所に来る生徒は疎らだ。
そうした生徒の中に小さな少女の姿も在った。
何冊かの本を傍らに、今は其の内の一冊を読んでいる最中だ。
今回は予習をしている訳では無く、動物や植物の事が記された図鑑。
集中している依りも楽しんで読んでいるのだろう、パタパタと小さな翼と尻尾が揺れている。

どちらかと云われれば隅寄りの目立たぬ席。
其の席が書架へと移動するのに一番近い席だから其処を選んだのだ。

プリシア > 家からの迎えが来るのは何時も帰る時間、まだまだゆっくりとする時間は在る。
今日は時間の許す限り興味の向いた本を読もうと決めていた。
活字を読むのに疲れたら、まだ行った事の無い学院内の施設に行くのも良いかもしれない。
休日だからこそ自由に出来る事が多いのは喜ばしい事だろう。

尤も休日だから学院の外からの来客も居る。
図書館や庭園を含む一部施設は其の為に開放されていたりするのだ。
そうした意味では何時も依りもある種の危険性は増しているのかもしれないか。

プリシア > 結局は本に飽きる事無く小さな少女は日が傾く迄読み続けていた。
分厚い図鑑は数多く全てに目を通していれば読み切るのに時間が掛かるのは当然の事で。
窓から見える其れに気付けば、確りと出した本は出した場所に片付ける。
そうして、図書館を後にして迎えの元へと行くのだった。

ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院」からプリシアさんが去りました。