2021/05/08 のログ
ご案内:「王都マグメール 自然地帯 王都近くの森」にソレイユ・シャンブリュルさんが現れました。
ソレイユ・シャンブリュル > 少し暑くなってきただろうか
日差しに雲の無い青い空 浅い川を隔てて広がる小石の列 その向こうに広がる森
眼をやれば奥には滝が白く流れ落ちている 向こうからくる風が涼しく感じる
難易度が低い平和な森の中

「いい避暑地ね ここは。」

身分をわきまえず、サマーブーツを腰掛ける岩の傍に置きながら、パシャリと川の水温を楽しむように
螺旋リボンの巻かれた素足を水辺につけて一人楽しむソレイユ
王城から抜け出してきている割りには、変装もなにもない ただ白い生地を纏い、日傘を携えてやってきているだけの姿
魚がつけている親指をツンツンとくすぐっている様子に、麦わら帽子をかぶり直しながら、魚の様子を眺め、川の音を聞く

「……ふぅ。」

自然の中で水に足をつけて涼むだけでも、城の中に比べれば楽しくも感じるだろうか
使用人のドワーフが、冶金をする姿や、はぐれエルフが粉にまでした薬草を練る姿を見ているのも楽しいものだけれど
一人の時間は川べりや木陰にいるのも面白いもので。

ソレイユ・シャンブリュル > 水辺での川涼みも満足したように、ソレイユは川から足を外す
傍に寄っていた魚は散り行きながらも、ハンケチをポーチから出せばゆっくり両脚の水気をふき取るだろうか
サマーブーツを履きなおしながらも、石群れの陸まで岩べりを軽快に歩いていけば、其処に預けていた起立している日傘を手に取る。
パチンッと広がる白い日除け 小さな飾り物ではなく、身をきちんと覆うもの
雨除けとの違いは、布で覆われた深さが浅いこと。

日除け傘を手に、木陰のほうへと静々と行けばポーチから、腰を下ろすためのシートを取り出そうとする
其処でやってきた、川べりで魚を取るつもりでもいたのだろうか
巨大ではないものの、ソレイユなら楽に運べそうなサイズの熊が向こうの森からやってくる。

様子をうかがっていたのだろうか、その様子に眉を顰め。

「ただ涼みに来ているだけなのに。」

まるで水辺のしぶきがかかったのを、嫌がるような表情
そして、ポーチからコルクサイズの指で摘まめるほどのものを取り出す。

「着火。」

チッと身に着けている腕輪にこすりつけると、簡単に火がついた先端
シュウウウと火縄が燃えていく様子から、秒を数え。

「3 2 」

1,とピッと投げつけたそれ

―――           っ!

爆裂の音と共に、熊の顔で広がった小規模の炎と衝撃
熊の鼻先が焼け、耳をつぶしたのか逃げていく様子に息を吐き。

「……。」

音と脅威を知らせる 爆裂のアイテム
きょろりと周囲を見るのは、ある意味で気づかれたかもしれないと思ったせいか。

ソレイユ・シャンブリュル > 「ぁ」

それは案の定だった
爆破という、炎術とは少し勝手の違う威力は音を違える
故に、鳥に跨る従者が発見するまでは事もない

正式な出かける有無も伝えずの事態だったせいもある
王都を出る際の通行番が告げ口で礼金でも得たのだろう

『お■ぃさまぁーっ!』

川べりゆえに着地も楽に訪れた屋敷人の一人
着地と同時に縮地でも使ったかのように目の前にきた所謂オカマ
シャンブリュルは人材優秀信頼実績以外は選ばない
たとえそれがだれであっても

「悪かったわ ごめんなさい たまには水辺に来たかったのよ。」

たとえ身に着けるものがよくても、王族故に剣術を学んでいても
その身一つが大事なのだからとお小言ついでに姫だっこされてしまう
相手が異性でも心は女 お構いなしな様子にため息をつき、傘をゆっくりと閉じた

「今度は許可をとるから。」

『許可なんてありえないですワッ!』

クワッと目を向けてくる様子に笑みを浮かべながら、ちょっとした空の旅を楽しんで帰り。

ご案内:「王都マグメール 自然地帯 王都近くの森」からソレイユ・シャンブリュルさんが去りました。