2021/03/31 のログ
ご案内:「名もなき小屋」にアウロラさんが現れました。
■アウロラ > (天気というものは気まぐれで、先程までなんともなかっというのにふとした拍子に突然崩れるもの。
仕事明けに夜の街をご機嫌に散策していたところ、突然天気が悪くなり、突然の通り雨。最初はぽつり、ぽつりと弱い雨であったけれど瞬く間にそれはサァーッ、と豪雨にとって変わり、傘を持っていなかった女は慌てて屋根を求めてこの小屋へと逃げ込んだ。
扉は開け放たれ、鍵もついておらず、人の住んでいる様子はない。けれども、ちょっとした家具や道具などはちらほら転がっているのを見ると誰かが勝手に使っている様子ではある。
まぁ、そういうのはこの辺りで時々ある事だ。お金のない冒険者であったり、孤児なんかがこういうところに集まるのはたまにあることである。住んでいる人がいないのなら、これ幸いとして少し自分も雨宿りをさせてもらおうか。)
・・・もう、最悪。
(けれども、雨に降られ濡れた、というのは気分を落ち込ませる。折角整えた髪からはぽたぽたと水が滴り落ち、着飾った服もすっかり濡れてぺったりと体に貼りついてボディラインを浮き出させつつも、やはりぽたぽたと床を水で濡らしていて。)
寒い・・・。
(最近、少し暖かくなってきたとはいえど雨に濡れた体はすっかりと冷えていて。せめて、体を拭くタオルとか、一時的に代わりに着れる服とか。そういうのが実は都合よく残っていたりしないものかと、ぽたぽたと水滴を垂らしながら無人の小屋を見て回る。)
ご案内:「名もなき小屋」にブレイドさんが現れました。
■ブレイド > 外から聞こえる激しい雨音に、外を駆ける足音はかき消されてしまっているだろう。
だが、扉をたたくノックの音は雨音とは異質のもの。
小屋の中にいる女にも聞こえるだろう。そして、外から聞こえる声も。
「だれかいるか?
いるなら雨宿りさせてもらいてぇんだが…」
ここは普段は誰もすんでいないような小屋だ。それは知っている。
だが、扉に続く足跡は新しく、誰かがここにはいったような形跡がある。
でていったかどうかはわからないし、どのようなものがいるかもわからないため
とりあえずはノックをしてみたのだが…反応はあるのか?
どうせ鍵のないような小屋だ。
そのままあけてしまっても構わないが、先客がいた場合
驚いて襲ってくるかも知れない。流石にこんな雨宿りをするだけだというのに問題を起こしたくはなかった。
■アウロラ > (ザァーッ、という雨音に ゴロゴロ という雷の音までも混ざり始めた頃、コンコン、というノックの音が響く。
手入れのされていないような家に対し、そんな事をするなんて。まぁ、珍しい。鍵すらかかってないようなオンボロの家。勝手に入ってくればよいのに。
けれどもまぁ、態々ノックしてくるような相手だ。返してあげるのが礼儀だろうか。 ・・・いや、でも。)
――だ ぁ れ も おりませんよ。
(少し声を低くして、ホラー地味た様子を醸し出しながら誰かいるか、と訪ねた少年に対し返事をして。
それは気まぐれな女のちょっとした悪戯気分。
そのまま少年が扉を開けて入った来たのならば、くすくすと笑うずぶ濡れの女の姿が目に入るだろう。 ・・・それも、ある意味ホラーのように見えるかもしれないが。
だいじょうぶ。 ちゃんと足はありますからね。)
■ブレイド > 声がした。
雨音でよく聞こえなかったが、低い女の声。
誰もいないとか言ってる。ふざけているのか?それともただ、追っ払いたいだけか…
とはいえ、こんな雨の中。こちらも濡れ鼠なのだ。猫のミレーだが。
「少しでいいんだ、ちょっとだけいれてくれよ…」
鍵はない扉。少しだけ顔をだし、こちらに害意がないことを見せれば安心してもらえるだろうか?
などとかんがえ、少し考えたあと、扉を開ける。
「別にアンタになんかしようってわけじゃ……うぉ」
女がいた。
くすくす笑う銀髪の、同じく濡れ鼠の女。
流石にいきなり出くわすとやや不気味だ。思わず変な声が出た。
気が触れたやつだとかゴーストだとか…そういうものではない、と思う。
■アウロラ > (ふふふ、ふふふ、と笑う声は先程の低い声とはうってかわって高い声。楽しげに笑う声は人をからかって楽しむ小悪魔のように高く、高く小屋の中に響く。
けれど、少年がこちらを視界に捉え うぉ、 なんて変な声を出せばむっと顔を顰めて)
なんですか、その顔は。人の顔見て開口一番それは失礼ではありません?
(と、唇を尖らせて文句を告げる。腰に手を添えて、体を前に倒しながら少年に文句を告げるその女の姿は少年と同様に濡れ鼠。
ぽたり、ぽたりと髪や服から滴る水に、ぺったりと体に貼りついてうっすらと肌が透ける。)
・・・くしゅっ
(けれども、雨に濡れて寒いというのは隠しきれない事実。くすくすと笑った後はくしゃみをひとつ。ふるり、と寒そうに体を震わせて。)
■ブレイド > なんか怒られた。
明らかにからかうように笑っていた女に。
もう少し肝の小さいものであれば、もっと派手に悲鳴を上げていただろうから勘弁してもらいたいところだ。
むしろ、そういう声を挙げさせている原因に言われたくはない。
言われたくはないが…こちらが文句を言う前に女がくしゃみをするものだから
それを口にする機会を逸してしまう。
「あー、えーっと…わりぃ
とりあえず入っていいか?」
寒いのはこちらも同じだ。
こうしている間にも体温がガリガリ削られているのだ。
濡れて透けた服を着ている女だ。男がいると困ることはわかるが…
■アウロラ > どうぞ、ご自由に。 私も勝手に借りている身ですからね・・・。
(ここの家の所有権はおそらくもう誰も持っていない。かつての主はどこにいったのか、なぜこの家を手放したのか、それの理由を知るものも誰もいない。そんな、忘れられた家屋がこの小屋である。自分のものではない家なのだから、よほどの理由がない限り彼がこの家を使うのを止める理由も権利も女にはなく。
使いたいのならばどうぞ、と迎え入れるだろう。かといっておもてなしをするようなものではないので、勝手に入って、勝手に使って、と言った様子ではあるが。
女も彼が家に入ってくるのを見届ければいそいそとなにか使えるものがないか家探しを始めて。)
■ブレイド > 「わりぃな…っつか、濡れた服着たままだと寒いままだぞ」
小屋の中に入れば部屋の隅に。そのままゴソゴソと荷物袋をあさり始める。
中身は…無事なようだ。ホッとしつつタオルを一つ取り出せば
がしがしと顔を拭いて、床において荷物袋に放り出す。
「とはいえ、オレが来ちまった以上服脱いだほうがいいとは言えねぇか…」
くるりと周囲を見渡せば、ちょこちょこと家具やら物はあるが…
女はその中でも体を拭くものなり、新しい服なりを探しているようだ。
自分はといえば小さな椅子に視線を送り、どうせ誰の家でもないのだからと
それを蹴り壊す。
濡れ鼠のままでは風邪を引いてしまうのは確実。
ならば火をおこすための薪にしてしまおう。
■アウロラ > ――くしゅっ。 そうは言いましても自分の家でもないのに服を脱ぐのはちょっと・・・。
(鍵だってかからないし、誰が入ってくるかもわからないような家。替えの服もないのに無防備に肌を晒すのはちょっと気後れしてしまうものがあった。
特に今は自分以外の誰か、がいる状態であるのだし、それは余計に気後れしてしまう。
せめて、替えの服と、体を拭くものがあればまだ考えものになるのだけれどそれがない今ちょっとそれをする気分にはなれずにぽたぽたと水を垂らしながら小屋を歩き回って。)
――ひゃっ・・・!?
(そんな中唐突に響き渡るのは破壊音。バコッ、というなにかが壊れるような重い音が響けば女は肩を縮こまらせて驚いたようにそちらを見るだろう。いきなり唐突に大きな破壊音がすれば誰だってそうなるだろう。それも、女は戦闘能力が皆無に等しいが故に、余計に。彼が薪を作っているだけだ、ということを理解すれば胸を撫で下ろし びっくりした・・・ と、安心したように。
その後も女はしばらく家探しを続け、替えの服が見つかったのか 無事、風邪など引かずに夜を明けられたのかは女だけの秘密であった。)
ご案内:「名もなき小屋」からアウロラさんが去りました。
ご案内:「名もなき小屋」からブレイドさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 自然地帯 廃城 オークの住処」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
■メイラ・ダンタリオ > 最近は石壁に囲まれても凍えることが無くなった季節
羽虫や蜜鳥の声が耳に入るようになっている。
黒革の袖無しに新しく身を通し、剣を下げた姿で向かったのは、身に着けた衣装が馴染むのも良いかと思われた
冒険者の肝試しに好く出る王都よりやや離れた古城・廃城系ダンジョン
解体する手間も金も惜しまれ、埋め立てすらされていない
自然に崩れる身を任せるしかない其処は冒険者の一時の宿
魔物の苗床 明かりを失った城は不気味と謎を備え奥から聞こえる隙間風の音は魔物の声と同質にされる。
昼間から入れば、マニアが喜ぶのだろう
崩れた隙間から差し込む日差しが、木彫りの見事な椅子を映し出し、小さな埃が一粒ずつ鮮明に浮いている。
そんな光景の合間は、暗がりと湿り気が増している
寒く凍える乾燥の時期とは違うそこ。
住み着いた魔物を適度に討伐することで素材とクエストという金の巡りにもなっている
―――現在はそう 確か
「肥え豚(オーク)や死人が潜んでいるそうですが……さてどんなものでしょうね。」
見上げる入り口から中に入ったメイラ
日帰り目的故に、装備は剣とパック以外は目立ったものはない。
中に入れば、古臭い埃の匂い
生物と思われる洗っていない獣の匂いが少しだけ漂った。
それは何かが生活している印
足跡は自身以外にも何人かいた形跡はある
勿論、入り口側故に入り込んでいくものと出ていくもの
靴底という形で見える王都人や冒険者だと思われるものばかりだ。
ご案内:「王都マグメール 自然地帯 廃城 オークの住処」にソラムさんが現れました。
■メイラ・ダンタリオ > 廃墟は年数が立てば、雨と黴で腐り、場所は変わる
道はいくつが封じられ、いくつが入れなくなっているのか
それは年数で増えていく。
この廃城も、既にいくつが入れなくなっているのだろうか
故に奥まで行こうとする馬鹿は減り、肝試しという扱いにも変わりはするのだろう
最も、時折貧乏くじを引く誰かがいれば、一時の廃城というダンジョンの危険度は上がる
それが王都のクエスト場へともたらされていくのだろう。
「意外と足場は残っておりますのね。」
日差しが入り込む廃城内
城という入り口は門が閉じられていそうなものも、今では堂々と前から入れる
ホールと二階へ続く大階段
左右へ続く渡り廊下 奥にも見える入り口等
いくつか視界だけで判断できるものの、腐ることで場所は消え、崩れることで道は減る。
故に、メイラは端から大きな場所を目指すことにした
洞窟も城も、住処にするなら狭い個室よりも、ダンスホールや玉座の間のような、広々としたスペース
其処を一時の住処にするだろうと、そう踏んだ。
装備を確認し、松明も一本用意していたメイラ
水分にもなるポーションと火打ち金。
日帰りが目安といえど、方角を示す為の方位銀。
「ふむ、よしですわ。」
―――さて、殺し合いと参りますわ。
ニィッ、とギザ歯を見せる口元は、赤い瞳と相まって悪魔的に見えただろうか。