2021/02/26 のログ
ご案内:「カジノ『アスタリスク』」にタピオカさんが現れました。
■タピオカ > 冒険者にとって、冬は稼ぎにくい季節。
もうすぐ春の繁忙期にはなるが、その前にバイトをしてみないかとギルドの世話役から話があった。
なんでもカジノのホールスタッフだとか。
報酬の高さと、「可愛いバニースーツが着れる」というちょっと都会の響きがする誘い文句に惹かれた田舎者はそれを引き受けたのだが。
(可愛いけど……!
たしかに可愛いよ……!……でもこれは……)
にこやかな笑みを顔に貼り付けてスロットやカードに興じる客たちの脇を通り過ぎる。
心の中は気恥ずかしさでいっぱいであった。
コツンコツン、フロアを履きなれないヒールで歩くたびに
剥き出しの小尻がぷりぷり揺れる。
支給された衣装は後孔を隠す部分の布地がまるごとそっくり取り除かれたデザインで、時々そこに注がれる視線や手つきに営業スマイルが崩れそう。
予想とは若干違うお仕事であるが、紹介してくれたギルドの世話役の顔に泥を塗るわけにもいかず。
片手の銀トレイに酒精の入ったグラスを載せ。
客と客の合間を縫って歩く、おしりのあな。
■タピオカ > 羞恥の時間はやがて過ぎ去り。
幾度か尻穴を捧げながらも、ようやく更衣室にてお尻を下着で覆う事が叶う。
確かに割増な報酬で懐を温めながらの帰り道、ぼんやりと。
思うことはただひとつ。
ぱんつを履くって、幸せなことなんだね。
下着の有り難みばかりが頭に浮かぶ、田舎者の冒険者であった――。
ご案内:「カジノ『アスタリスク』」からタピオカさんが去りました。