2021/02/23 のログ
ご案内:「地下迷宮」からシャンカーラさんが去りました。
ご案内:「ハイブラゼール 深夜のバー」にしずくさんが現れました。
しずく > (人間たちの欲望と金に支配された街ハイブラゼール。
月も眠る真夜中の空でも街は黄金に輝いており、人々も眠らずに暮らし続けていた。
貴族や富豪が多く居る街、金があれば何でも叶うと言うような欲望まみれのこの街は今日もぐるぐると活気良く回っていた。)

「…えっひゃぁ~♪」

(そんなとあるバーで一人の女が酔っ払っていた。
カウンターに突っ伏しているその女はこの街の常連なら知っているであろう黒川・しずく。
街の中心にある巨大カジノでバニーガールをやっており、またVIP相手には夜の相手をするサービス精神旺盛な少女だ。
名器持ちな上に、大きさの変えられる胸と尻、隠れではあるがサキュバスとしてのテクを駆使して多くの男と夜を過ごした。
もちろん、過ごした中に男以外も居た。)

「はぁ…相変わらずおいひぃ…♪
ますたー、おかわり~♪」

(今日の仕事も無事終え、満足気な気持ちになりこのバーにやってきた。
お気に入りのワインを口にし、顔を真っ赤にしながら、だらしなく大きな乳をぶら下げて生暖かい息を吐きながら満足そうに過ごしている。)

ご案内:「ハイブラゼール 深夜のバー」からしずくさんが去りました。
ご案内:「温泉宿」にブレアさんが現れました。
ブレア > 乳白色の湯に半身を沈ませると、思わず目元が緩んだ。
ほう……と息が漏れる。貸切風呂ではないので、誰かと居合わせるかと思っていたが、
今のところ、自分ひとりのようだ。囲いで蔽ってはあるものの、露天風呂である。

この時期では、室内浴場を選ぶ客のほうが多いのだろうか。
風呂場から脱衣場まで、それほど距離はないものの。温まった体を、
少しでも冷やしながら戻るのが嫌な客もいるのだろう。

石造りの縁に上体を預けながら、天を仰ぐ。簡易な屋根の裏側が見えた。

ご案内:「温泉宿」にレヴィンさんが現れました。
ブレア > 遠慮なく湯の中で足を伸ばす。手で湯をすくっては、胸元にかける。
湯加減はやや熱め。効能はなんだったか。筋肉痛や神経痛、打ち身、冷え性、健康促進など、
石の看板に記されていたものは、いたって地味だった気がする。

変わった効能だと、催淫効果だとか……。
どこかの旅館の湯では、あるそうだが。ここは幸い、そういった変わり種はなく。

「……卑猥なことすんのに、酒とか薬とか。俺は萎えるんだよなあ。
 シラフのがいいわ。空気やシチュエーションに酔うほうが楽しいっていうか」

まあ、自分の価値観や好みに過ぎないが。
誰も聞いていないだろうと。そう独り言ちて。

レヴィン > 長い拘束期間の仕事を終え、久しぶりに街へと戻ってきた男…
随分と懐も暖まった事も有っていつもの宿酒場から気分を変えて、
露天風呂が名物だと言う宿へ宿泊する事に。

「ゆっくりと湯に浸かれるのも久しぶりだな」
ギルドの仕事の最中はそんな暇等ある筈もなく、久しぶりの休養を楽しもうと現れた男が露天風呂を覗き込めば、どうやら先客がいる様で…

「おっと、邪魔するぜ?湯加減はどうだい?」
湯船の中で寛ぐ姿が女性だと気づいても遠慮する様子は無く、
声を掛けながら湯船の縁へと近づいていく。

ブレア > 人の気配がすると。足を伸ばして横になるような姿勢を、さり気なく正して。
声のほうを振り返った。

「――俺の貸切だったのになあ……残念。
 冗談だよ。んー……湯はちぃとばかし熱いけどよ。
 
 今の時期の気温を考えたら、適温ってところ」

ひらひら片手を上げ、フランクに返す。こちらも相手が異性としたところで、
動揺する気配は無く。普通というよりも堂々とした佇まいである。

レヴィン > 「はは、そいつは悪ぃな、でもまあ一人ってのも味気ないだろ?
こうして一緒になったのも何かの縁だ、よろしく頼むぜ?」
ひらひら揺れる手の仕草に軽く笑みを零せば、
桶を掴んで湯船から湯を汲み…

「どれどれ…おお、確かに…でもこん位の方が気持ちいいな」
身体へと湯を掛ければ、彼女の言う通り熱い湯が身体を流れていき
汚れを洗い流す。

「それじゃあ失礼して……おお、街の中の温泉と
聞いてあまり期待してなかったがこれは中々…」
清めた体を湯船へと沈めていけば、熱い湯の熱が心地よく、
満足そうに息を吐く。

ブレア > 「まァな。……ここは声が反響しやすいからよう。
 小声で独り言を言っているつもりでも、やけに響いて聞こえてきやがる。
 さっきはそれで、少しだけ居た堪れなかったなそういえば……、

 ふう。――ああ、よろしく」

女の透き通るような白い肌も、今は少し、赤みを帯びている。
温熱効果。浸かっていて温まってきたのだろう。
清涼感の中に混じるほのかに甘い湯の香りもいい。

これも効能だろう。腕を乳白色の湯に浸けたままやさしく撫でると、
肌触りが良くなっていた。つるつる、と、しっとりが混ざったような感触である。
少し面白いし、楽しい……。

「掛け湯してからなら、湯と体の温度差がそんなにキツくないから楽だろうよ。
 ……別に俺がどうこう言う義理はないけどよ。――どっちかってえとお前、"同胞"だろ?」

程よい湯温に感動したらしい相手に、笑いながら言って。
彼も中に入ってくれば、心持ち、自分の足を手前のほうに引いた。
それから、まるで世間話のような軽さで目の前の相手に尋ねてみる。

人外じみた双眸が、彼を捉えていた。

レヴィン > 「確かに中だと少し声が響くな…外からは先客がいるとは気づかなかったが」

この男ならば声が聞こえたとしても遠慮などしなかっただろう、
その声が女性の物だと気づいて居たなら余計に…
現に湯に浸かりながら男の視線は露天風呂の景色を楽しむより、
湯の中で身体を撫でる女の方へと向けられている。

「ああ、身体の端からじんわりと熱くなってくるのが心地いいな…
ん~?別に隠しているつもりは無いんだが、見た目だけじゃ
気づかれた事は無いんだが、そう言うのも判るもんなのかい?」
尋ねられれば隠すまでもないとばかりにあっさりと答える、
此方を見据える双眸と視線を合わせれば、明らかに人とは
違う特徴的な瞳が目に入る。

ブレア > 「一応、湯煙や囲いがあるからな。
 そばに寄って見るまでは、案外気づかねぇんじゃねえか」

彼の視線にはそれとなく気づいてはいるものの。それに対して、反応は示さない。
ただ単に、話し相手のほうを向いているだけ。そういう風に見えなくも無いので。
どちらにせよ、適当にやり過ごすつもりだ。

「――情報の大半がまず、視覚から得たものを占めるとは言うけどよ。
 でも、実際。見た目だけで判ることはたかが知れてらぁ。
 
 ……気配とか、匂いだな。性質に近しいものを感じるだけで、
 詳しい種族とかまでは判らねーけど」

相手と二人きりだから出来る会話である。そのまま、他愛のない会話を続け――、

ご案内:「温泉宿」からブレアさんが去りました。
ご案内:「温泉宿」からレヴィンさんが去りました。