2021/01/07 のログ
ご案内:「闇市」にタン・フィールさんが現れました。
タン・フィール > 王都の平民地区の市場に面した通りには、一般人に向けた食材や衣類や雑貨の店が並ぶ「表」たる大通りと、
そこから無数に伸びる路地裏を抜けた先の貧民地区に近い区画にひっそりと並ぶ「裏」たる闇市が存在していた。

闇市には、「表」の店には置けぬような密猟や強奪による食材・素材がずらりと並び、
どうみても普通は買えぬような高価な…あるいは凶暴な魔物の幼体がペットとして売られ、
奴隷市場都市バフートの一角のように、人間やミレーの老若男女が様々な用途で繋がれ売られている。

そんな裏市を訪れる怪しさや危うさや豪快さに満ちた客層の合間をぬって、
ひたひた、ぺたんぺたんと裸足の足音が軽やかに大人たちの人影をすり抜けていく。

手にぶらさげた籠には、この裏市で仕入れたのであろう奇抜な色や形状の花やキノコや動植物の部位が詰め込まれていて、
この裏位置でしか仕入れられない、薬屋に必要なものを買い揃えている最中で。

「~~~っ…はやいとこ、必要なモノ買って帰っちゃわないと…」

と、漏れる独り言の少女のような声色は、不慣れな雑多さや猥雑さが渦巻くこの魔境といえる市場に明らかに不安がっていて、
途中、『そこの嬢ちゃん、こっちきてコレ見てみねぇか』といった類の、
客引きなのか変質者なのか人買いなのか判別もできないこわいおとなの声などは、
聞こえないふりをしてそそくさと人混みに紛れてかわしていく

…その人混みも、決して安全地帯では無いのだが。

ご案内:「闇市」にチカさんが現れました。
チカ > かわいい子がいないかな、と闇市をふらふらと歩いて辺りを見渡す。
奴隷の子もいるがあまり好みの子がいない。

「ん~どうしましょう」

そろそろ帰ろうかと思っていたところに見たことある姿の子が人ごみに紛れて歩いているのを発見する。
かわいい子ならどんな人込みでもわかる。

「タン君、タン君じゃないですか、お久しぶり~」

早速声をかける、近くによればぎゅっと抱きしめて。

タン・フィール > 「ひゃぅっ……っ! んわっ!!?」

怪しげなでっぷり太った奴隷商、むくつけき戦士、鋭い眼差しの盗賊めいた男女…などなどをかきわけて進むなか、
不意に抱きしめられれば驚いて、抵抗することもできずびくん!と小さな体を震わせた。

その後にかけられた声で、怯えかけた目が恐る恐る落ち着きをとりもどし、
ぎゅっと抱きしめられた腕の中で安堵したように、上目遣いに見上げて

「っぁ…っ チカ おねえさんっ…っ ひさしぶりっ!
こんなところで、どうしたの? ボクは、お薬の材料を買いに来たんだけど…ちょっとここ、こわくって。」

と、出会えて嬉しい、安心した、と全身で表現するように、
腕の中で子犬や仔猫のようにもそもそ嬉しそうに跳ねて。

チカ > 「お姉さんはね、かわいい子を探していたの、かわいいタン君に会えてよかった」

タンを抱きかかえて頭を撫でながら闇市の外へ行こうとする。

「そうね、怖い人がいっぱいいるね、静かな所に行って……お姉さんと一緒に気持ちいいことしましょ?お姉さんもタン君と気持ちいいことしたいし」

冬だし外はもう寒い、闇市を抜けてどこかの宿屋で2人きりで楽しみたい。
どこか泊れる所を探して一緒に歩いていく。

タン・フィール > 「かわ、いい?…っふふ、照れちゃうけど、嬉しい…っ♪」

気持ちよさそうに頭を撫でられながら、続く言葉に顔をぽっと赤らめつつ、
全く嫌がる様子もなく恋人のようにきゅっと腕を抱いて一緒に歩きだす。

めくるめく、快楽の場へと。

ご案内:「闇市」からチカさんが去りました。
タン・フィール > <<移動します>>
ご案内:「闇市」からタン・フィールさんが去りました。