2020/12/18 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 冒険者ギルド」にイディオさんが現れました。
イディオ > (冒険者ギルドの中、様々な冒険者たちが集まり酒を酌み交わしているのが見える。一般的な冒険者ギルドは、酒場も併設されているからだ。
そんな、ギルドの酒場部分の隅っこの方に、一人、男がのんびりと酒を飲む。
青い髪の毛は短く、鉢巻きで、髪の毛が目に入らぬように、その瞳は、死んだ魚のような眼であり、蒼い瞳には光がない。
絶望しているのかと言えば、絶望しているわけではないその冒険者の名前はイディオ、と言う名前。
ソロ活動を中心としている冒険者でベテランといって良い技術や知識を持っている男だ。

男のテーブルの上には、幾つかの紙……ギルドに張り出されている依頼書でもある。ギルドの依頼書は持ち出しは出来なくても、酒を飲みながら見るための写しが有る物だ。
酒を飲みながら、作戦会議をするパーティも居れば、男のように一人で静かに見てるものも居るという事だ。
依頼に関して基本的には早い者勝ちだから、基本は、張り出されたらすぐに手にして受付―――と言う流れなのだけれど。
難しい依頼や、人気の無いタイプの依頼などは、張り出されたままになり、こういう風に写しを預かって、考えることも出来る。)


「――――、仲間、が。」

(欲しいなぁ、エールをぐびり、と、一つ煽りつつ、男は呟く。難易度の高い依頼が多く残っているのは、恐らくギルドの実力者が不在なのだろうから。
見繕って欲しいと受付に行ってみた所、それらを出されている辺り、今現状でいえば、人材が不足しすぎていると言うのだろう。
まじかぁ、とぼやき乍らも、依頼を一通り眺めて、考えてみる。
ソロで受けるような依頼では、決してない、という事は、前提だ。
仲間を集めて、依頼を受けてくださいと言う無言のプレッシャーなのだろう、たぶん)

イディオ > 「こう言うのは、卵が先か鶏が先か、と言う話になって来るもんだよなぁ……。」

(何枚もの依頼があり、それぞれ、どれもこれも違う依頼だ、故に、必要とされる人材は変わってくる。
依頼を決めてから、その依頼に合う仲間を探すのか、仲間を探してから、そのパーティに合う依頼を探すのか。どっちがいいのか、と考えるのであれば、基本的にはその冒険者の好み、としか言いようがないが男の思考でいうならば。)

「やっぱり、仲間を見つけてから、依頼、だよな……。」

(なぜか、と言うと、依頼には期限という物が切られているので、先に依頼を受けたとして、仲間を集めることが出来なければ失敗となる。
其れなら先に仲間を集めてから、その仲間とともに依頼を受けて攻略するのが良いと思うのだ。
依頼を失敗すれば、ギルドに迷惑がかかるほか、自分の立場も悪くなる。
依頼を一人で受けておいて、成功できない、更に言うなれば仲間も期限のうちに集められないとか、痛い事この上ない。)

「まずは、仲間を見つけてから、だなぁ。」

(ふむ、と見ていた依頼の写しを手にして、受付に返してから、仲間を探すか、と男は酒を呷る。
とりあえず、酒と飯と、腹を一杯にしてから動くつもりなので、今は、食事に専念することにしていたい。
他の冒険者も今は、酒と飯の時間だしな、と。)

イディオ > (しばしの間、食事に集中し、酒を飲み、摘まみを頬張る男は、食事を終えて、一息吐き出した。
食事を終えて、代金を支払ってから立ち上がり、ギルドの受付へと歩いていき、自分の預かった依頼書の写しを返すことにする。
依頼を受けるのかを問いかけられたが、今は受けず、仲間を集めてからにする、と伝え置いてから、別の依頼を。
男が良く受ける薬草採取の依頼を受けておくことにする。
何時でも薬草は足りてない、この国はどこもかしこも戦争状態なのだから。)

「それじゃ、また来るよ。
もし、パーティを組んでくれそうな人が居たら、声を掛けてくれ。」

(よろしく頼まぁ、と男は軽く受付に言ってから、そのまま、階段へと進み、上の階の男の部屋へと向かっていく
装備を整えて、薬草採取の依頼をこなすための準備に入る。
準備が終われば今宵は男は休むことにして。その次の日の朝に、出かけるのだった。)

ご案内:「王都マグメール 平民地区 冒険者ギルド」からイディオさんが去りました。