2020/12/05 のログ
ご案内:「薬屋のテント」からタン・フィールさんが去りました。
ご案内:「商家の屋敷(偽)」にフェリーチェさんが現れました。
フェリーチェ > 【--待ち合わせ--】
ご案内:「商家の屋敷(偽)」にロブームさんが現れました。
フェリーチェ > 抱き上げられた少女も、願いが叶うと思えば自らしがみつく腕に力が籠もる。
たとえ第一の願いがほんの数時間前までと随分違っていたとしても。

また降ろされるときも従順だった。
ベッドにお尻を下ろしてすぐに身体を半ば横たえた少女は、照れ笑いを浮かべる程度には躊躇いを交えつつも素直に股を開く。
スリットから自ら手を入れて垂れ布を横に捲り、物理的にも心象的にも少女を守る壁は取り払われる。
二時間にも渡る念入りな愛撫でほぐされた割れ目など、蜜の糸を引いて再びピンクの隙間が出来上がったのは言うまでもない。
そんな状況にありながらも、見せられた逸物の大きさに目を見開かずにはいられなかった。

そもそも自身の体の中に入るサイズなのかという訝しみが半分、それから気持ちいいものか知らないという心配が半分。
第二次性徴直前の折れそうな足がちょうど比較して見えるから、余計に太さを意識してしまうのかもしれない。
加護の文様を光が漏れ出す程度にまで隠した肉棒へ動揺した視線が彷徨うけれど、これ以上お預けを食らうもどかしさを考えれば、その不安に口を噤むことも容易い芸当だ。
だから、開いた口から溢れた最初の音は、愛おしげな溜息だった。

「ふぅン……あ、はぁ〜♪
 はい、ぜんぶです……まだぜんぜん、気持ちいいの足りないんですっ♪」

喋りながら顎を上げてローザにも目を配る。
語尾を強めた少女の目つきは、同じお菓子を一緒に食べて喜ぶ無垢な妹のようで、この場に漂う空気に嵌まり込んでいた。
乳首の心地よさで瞳を潤ませる様は年端も行かぬ少女が見せていい蕩け方ではないし、食べられるのは少女の方だが。
望む絶頂へと一直線に向かう道、そのとば口に立たされた少女は、荒げた呼吸よりゆっくりと媚肉をひくつかせる。
乏しい胸をはちきれんばかりの期待に膨らませ、美味しい獲物を咥え込む準備のように……。

ロブーム > 「素直になった君は、正に妖精の様だ。可愛らしく、コケティッシュ」

子供とは思えない。だが、大人では絶対にできない。
幼さと甘さを兼ね揃えた表情だ。
とはいえ、その中に一瞬不安の色を見逃してはいない。
だから、まずは完全に蕩けさせる。身体だけではなく、心まで。

「唇を」

顔を近づけ、その唇を奪う。
当然、唇だけではなく、その舌もまた、男の太い舌を絡めて奪う。
歯肉も、歯列も、勿論舌も――全てを舌で撫でて、愛する。
そうしながら、手の動きを早く、ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅと激しい水音が立つ様にして――。

『フェリーチェ様、そろそろ絶頂してしまいますか?』

唇を奪われて答えられないかもしれないが、ローザは構わない。
彼女の身体の震えから、絶頂するまでのおおよその時間は判断できる。
そして、その絶頂のタイミングに合わせて、ローザは乳首をきゅ、と強く抓り、ロブームは親指でクリトリスをぐっ、と押して、膣の中に――処女膜が破れない程度に――滑り込ませて、中から刺激する。

「じゅるる……、じゅる、イけ……フェリーチェ」

キスの合間に、フェリーチェに囁く。
まるで、愛する者に囁くように。

フェリーチェ > 故郷での生活に密着していた国教に関わる"妖精"の比喩は、少女が特別に敬虔な信者でないにせよ満更ではない様子。
照れ笑いに喜びの色が占める割合が高まり、油断したまま唇を容易く奪われた。

「ほふんっ……んぅ…ふぁ…ンンンッ………はっ、ふっ……むふっ……。
 ンッ…ふっんぅ〜……アッ……あはっ、んぅふっ!
 イッ……んぅーーッ…………フッ、はぷっ、はぁ、ンッ…アッ、アッ……♥」

口内は完全に相手の独擅場、テクも余裕もない少女はされるがままに、ただ蹂躙される。
柔らかで肉厚な頬の内側が侵入してきた舌で押し広げられて、唾液の撹拌される音が唇の端から漏れる。
ねぶられて捉えられた少女の舌が引きずり出されるような感覚を覚え、思わず顎を上げて零れそうになったヨダレを啜る。
狭いところに入ってきた他人の熱が尚も浸透し、頭の奥と目の裏が火照りでジワジワと変な感じだ。
半端に聞こえた声に応えようとするも、それより何より呼吸が優先され、息も絶え絶えに甘い声が跡切れ跡切れに漏れるだけ。

乳首も、クリトリスも、体内の快感の渦のようなものに直に芯が通って刺激されているように、何処がどこだかわからなくなっていく。
力んだ爪先が折角整えたシーツに食い込んでシワを作り、強張り痙攣する尻たぶが腰を少しだけ押し上げた。
華奢な少女の身体が精一杯の残された力で暴れ出そうとするかの如く、腰が左右交互に持ち上がる感じで震え……。

「んんむっ!!はっぷはぁ……イッ、イクッ……いぃ……………ンンンンンッ♥
 ンッひぅ……ッ…アハッ…ん、ンンッ………あっ、おっ、おっ……んんぅ……あっ…はあぁぁぁ♥
 ひゃっ…あっ、あぁ♥………んぅふっ、ぷはっ…ふっ…ンンンッ……ッ…ァッ……♪……ハァ……♥」

命じられたせいか自ら絶頂を宣言した数秒後、呼吸を止めたままでか細い喉が激しく震える。
達した瞬間、まだ振り絞る力が残っていたことが不思議なくらいに腰が跳ね上がり、お尻の下の布がべちゃりと剥がれる淫猥な音がする。
膣を締め上げるような技術は教えられていないけれど、女としての本能が入り口に埋没した指を咥えてしゃぶるようにひくつく。
少女のよく解された陰唇は膣の収縮の中でさえ柔らかに包み込み、絞り込まれた内側からまとめて吐き出される蜜を隙間より垂らす。
その蜜は身体の火照りで最初よりも粘りが増し、一塊になって滴ることで押し潰れたクリトリスの先端より大きな一滴となっていた。
腰を浮かせた分だけ背を反らし、体勢はきついはずなのにその表情は緩みきった恍惚とした笑み。

その絶頂は……少女がオナニーで時々至るようなものと違い、すぐに終わることはなかった。
しばし終わらない絶頂の中、ピクン、ピクンッ、と断続的な痙攣を続ける。

ロブーム > 「(身体は、蕩けた様だな……これならば、十分か)」

唇を離し、指を引き抜き、彼女を見る。
白いチャイナドレスはすっかり濡れて、表情は蕩けきっている。
既に、満足するには十分な快楽を得ているはずだが……しかし、それだけでは不十分。
今は、彼女の心が堕ちてはいるが、しかしそれは一時的なもの。
それを永続的にするには、時間をかけねばならない――今日はその第一歩。
故に、ただ彼女に快楽を刻むだけではなく、男そのものを刻む必要がある。

「さあ、フェリーチェ。今こそ、私のものになる時だ」

そう言って、男は彼女の膣口に、自分の肉棒を浅く埋める。
後少し、気まぐれに腰を押し付ければ、それで彼女を守る最後の砦は陥落する。
男は、彼女の腰を持って、一度、処女膜を破れない程度にかるく突いて。

「行くぞ。少し痛むが、我慢せよ……!」

勢いよく、肉棒を押し込み、彼女の処女膜を突き破る。
容赦のない様に見えるが、しかし膜を破る時は、一度に破った方がかえって痛みは少ない。
それでも、痛みは避けられないが故に、そこで一度腰の動きを止める。

「……大丈夫だ、痛みが去るまでは、動かぬ。快楽を得られるようになるまで、ゆっくり落ち着きたまえ」

そう言って、頭を撫でて、彼女の身体が落ち着くのを待つ。

フェリーチェ > 絶頂の痙攣が全身から玉のような汗を吹き出させ、薄く白い布地は腰回りだけでなく全体が張り付きボディラインを露わにする。
捏ね繰り回されて飛び出していた乳首の桜色はもとより、白い肌が火照りによって白桃のような薄い色付きに変わったのは必死にシーツにしがみつく四脚だけでないことが顕著に分かる。
まだ幼さの強い肉付きを残す少女の肉体にもアバラが浮かび、お尻のちょうど男の手元にも窪みが出来ている。
語るには短い人生であるけれど、今の絶頂が未体験の粋にまで達する強烈なものだったことは、その強張り具合から明白だろう。
それで尚足りないと、追撃が加わるというのは……今までの少女を壊すに等しい。

ぱっくりと投げ出すように両足を広げた格好は、曲がりなりにも最低限の教養を受けた淑女には本来許されない。
だというのに絶頂の凄さに腰を抜かした少女に直す余地はなく、無防備な膣口への刺激で絶頂の高みから降りることも出来なかった。
ピクピクとまだ痙攣は続き、終わらぬ絶頂の中で……。

「アッくぅーーーーッ!!!
 ふあぁ、はぁ、はぁ……あっ、おっ…おなか、熱いの、がっ……!?
 ひ……ふっ、ひっ、ふっ……ふぅ、ふぅ、ふぅ……。
 はふぅ〜…………」

キメ細かい布が引き千切れるときのような音が一瞬して、肉棒はその小さな穴の中に埋没する。
埋もれていく瞬間、内太腿の薄筋がこれ以上ないくらい痙攣し、一度はシーツを捉えた爪先がバタつく。
嫌な色に輝く真円形の文様は、少女の下腹部を中から押し上げる肉棒で少し歪み、どれほどの異物が入ってきたのかハッキリ目に見えた。
だが、少女の双眸は男の方を向き、そもそも焦点はそこにない。
もっと遠くを見つめているようで琥珀色の瞳が小さく窄んで細かく揺れている。

終わらない絶頂のせいで活発に膣は締め付け、それでも少女の膣のサイズとあっていない肉棒が蓋をして、鮮血は一滴も溢れていない。
みっちりと隙間なく塞がった狭い穴の奥、やや複雑なうねりのある部分に小さなポケットが生じてそこに溜め込んでいる。
体温の高い少女の血が蜜と混じって奥の隙間まで埋めれば圧迫感はかなりのもの。
けれど……その鈍痛に喘ぎ細い呼吸を繰り返しながらも、口元は絶え間なく背中を駆け上ってくる快感で微かに笑っている。

ロブーム > 「くくっ……流石に呆けているな。
本来なら、もう少しムードを作るべきだが、君の痛みを少しでも減らすにはこれが一番だと思ってな……」

殆ど騙すように破瓜させたが、しかし彼女は笑っている。
処女を奪われたショックよりも、快楽による幸福感が強いのだろう。
中にある血や愛液が、奥に溜まっているせいか微妙に奥まで届いていない感じがするが……しかし此処で一度引き抜くような事はせず。

「最初は、ゆっくり動くぞ」

そう言うと、一分ぐらいのスピードでゆっくり浅いところまで引き抜き、そして同じ速度でまた奥を埋めていく。
最初はゆっくり、じっくりとしたピストンで、少女の膣を慣らしていく。

フェリーチェ > 「ふぅ、はぁ、ふぅ、はぁ、ふぅ〜……」

呆けたままで無意識に呼吸を整えようとする少女に、破瓜の感慨などあってないようなもの。
入り口の隙間も出来ないほどに少女の粘膜と男の肉棒は密着し、そこから相互に伝わる鼓動の方が余程響いてくる。
意識に登らぬピリピリした痛みは、ただ瞬きの度に涙の雫を目尻から静かに零す。

朦朧とした意識の中で、言葉もぼやけてワンテンポ遅れで意味を理解し、その頃にはゆっくりと引き抜かれ始める感触が既に訪れていた。
ずっと突っ張っていた足の爪先をもう一度シーツに沈めれば、下ろした腰が楽になり得も言われぬ痙攣がぶり返す。
痛みを上書きするように、背中をゾクゾクと駆け抜ける快感に少女は首を振り、ますます髪を乱してあってはならぬ姿となり。

「くっ………はっ、無くなってく…………。
 あ、ンフッ……ふわぁ、ッあ……ん、あはぁ……♪
 ふぅ、ふぅ、あっ……ンッ、ンンンッ、あぁ、あっ、あっ♪
 …………なか、アッ、うごいてるの分か……んぅあっ♥」

緩慢な刺激で慣らされたことで、一旦は高く高く上り詰めて下りられないほどだった絶頂から舞い戻る。
けれど当然それは終わりではなく、ある意味では始まり。
狭い膣が圧迫から解放されると同時、快感の余韻を弄ぶような感触に襲われる。
肉棒に纏わり付いた鮮血は狭い膣口で殆ど拭われ、密封された蜜と血の混合物が奥で揺れ動くものだから、一緒に熱が移動するせいでその緩慢な快感には慣れることが出来なかった。
恐怖ともどかしさ、その両方で縋るように腕を伸ばしてローザの身体を掴もうとする。
身動ぎもするけれど、太すぎる肉棒で繋がれた腰は殆ど揺する程度にしか動かせず、やがて逃れ得ぬ快楽で甘い声が漏れ出し。

ロブーム > 対する男の方はと言えば、手加減したピストンの為に、多少窮屈な思いをしていた。
それを堪える理由は、彼女への遠慮ではなく、彼女を一気に天国まで叩き落とすが為。

今の、蜜と血越しの快楽は、確かにもどかしい物ではあるが、同時に彼女を強すぎる快楽から保護もしている。
それはそれで好都合故に、今まで敢えて完全に抜いて、それを出そうとはしなかったが。

「(そろそろだな)」

彼女が、伸ばす手をローザが掴んだのが契機。
もう、十分彼女の身体は女の快楽を得るのに十分なほど熟している。

「さて――」

完全に、肉棒を引き抜く。
膣と血に塗れた肉棒を、今一度彼女に見せつけて。

「これから、本気で君を貪る。――意識を飛ばすな、とは言わん。
今日は、記念すべき日。存分に乱れ、享受するが良い」

彼女の膣口に、軽く埋め、そして、

「ふんっ!」

一気に――サイズ差も何も考慮せず、ほぼねじ込む様に肉棒を彼女の孔に叩きつける。
そして、抱きしめる膣を強引に引き剥がす様に腰を引くと、もう一度同じ様に叩きつける。
まるで、幾度も杭を打つような強引なピストンである。

フェリーチェ > 圧のかかり方をマイルドにしている膣に封じられた体液は、少女にとって意識の及ばぬところだった。
10を数える娘に与えられる教科書に書いてある筈もなく、想像するには生々しすぎて経験が足りない。
なにより、膣内をこうも弄り倒す実体験が無いのに、考えようもなかった。
故に少女の意思とは関係なく咥え込んでいた異物が抜けたとき、何のアクションも起こせなかった。

チュ〜ポッ、と水気のあるところへ空気が入る猥雑な音がなり、未だ嘗て無いほど開いた穴に飛び込む風の衝撃は少女を身震いさせる。
ローザに掴まれた手をぎゅっと握り返し、腰からさざ波のようにゆっくり頭まで伝わってくるワンランク上の快感に頬を歪める。
再びまとまった量の、それも細かい泡がたってトロトロした血との混合物が、気を抜いた股ぐらから滴る。
自身が穢された証明を見せつけられれば、呆けた表情にも羞恥と戸惑いが差し込んで。

「ふぅ……ふぅ……ふぅ〜……むさぼ、る?いしき…?
 あの、と、とっても気持ちよかったです。
 乱れるなんてそんな……わたくしは、もう、あっあのっ……えっ!あっ!?」

強烈な絶頂で下半身に力が入らなくなっていなければ、恥じらいながら品を作っていただろう。
今此処でそう考えたり受け答えが出来るほど正気に戻れたのは……少女にとってはある意味不幸なことだった。
その未成熟な肉体が言うことを利かなくなる絶頂目前まで急速に押し上げられる衝撃を、はっきり感じる羽目になったのだから。

今度は一突きで空気の抜けていくジュボッという音と共に、付着していた汁が飛び散る勢いで仰け反る。
まだ当然痛みはあるし、快楽は小さな肉体が受け止め切るには急速すぎたが……今はさっきと一つ違うことがあった。
覚えたばかりの膣内絶頂を正気の頭でイメージしてしまった少女は、魔術の補助が効いてオーガズムの只中へ舞い戻るまでたった数秒。
絶頂した肉体を攻め立てる強引なピストンが、いつまでも悦楽の戦慄きを終わらせてくれない。

「んひぃ!?あっ、はっ、はっ、はぁ、んぅあっ♥
 アッ、アッ、アッ、もうい……もういいですっ!きもちいの、もういらなっ……いらないのにぃ…♥
 ッ……ハァ、あっ、ビクビクするの、も、もどらなっ……アッ、ハァ、んんぅふぁ♥」

ロブーム > もういい、と固辞する少女に、男は皮肉げに唇を歪める。
どうやら、未だ彼女は自分の立場を自覚していないらしい。
ならば、貪る前に、"しつけ"が必要だと、そう思い。

「駄目だ、駄目だぞフェリーチェ。
奴隷になった君には、もう享受する以外の権利はないのだ」

要る、とか要らないとか、そういう話はしていない。
彼女にあるのは、快楽を得るという事のみ。
それを理解させるように、男は更に彼女に快楽を得られる様にしていく。

「ほれ、快楽が要らないというのなら、前と同じ様に、ゆーっくり……ゆーっくり……」

ぬるるる、と肉棒が最初の時と同じ様に、ゆっくり引かれ、ゆっくり圧されていく。
じっくりじっくりとした、緩慢な刺激が再び彼女を包む。
そして、それにもどかしさを感じた頃合いで、

「ほれっ」

ばちゅっ。
突然に、子宮までを突き上げて、その慣れを中断させる。
そのまま、今度は短いストロークで、何度もしつこく子宮の奥だけをごついていく。
女の一番重要な器官を、集中的に攻撃する責め方は、ただでさえ限界一杯の彼女を更に追い詰めていくだろうか。

「ほれっ、ほれっ、ほれっ。要らないと言うくせに随分と甘い声だのう?とはいえ、こちらもそろそろ精を出したくもある――しつけは此処までにしておくか」

そう言って、男は一度腰を止め、もう一度膣口まで肉棒を引く。
彼女に言った、"貪る"を今度こそ実行するために。

フェリーチェ > 「そんな……だって奴隷にも自由は……」

己の望むと望まぬに依らず好き放題に翻弄されるのでは、焦らし攻めの試練と苦しみはなんら変わりない。
もう少しで絶頂できそうなもどかしさで悶ていたのが、狂いそうな快楽の奔流に悶えるのに差し替わっただけ。
成熟前の肉体に到底御しきれない雌の喜びを教え込まれた分だけたちが悪い。
高みの先を知ってしまったが故に、意地悪く焦らす行為に歯噛みする。
さっきはあんなにイキやすかったのに、明言されて絶頂できないイメージが形成され、ココにきて魔術が補助しなくなるのも最悪だった。

そして、狭い膣もゆっくり解された挙げ句に強引に突きこまれれば、やがて最奥までの道をひらくのも必然だったのだろう。
十分な蜜の潤滑油で滑り込んだ男の熱く硬い肉棒がポルチオを叩きつけ、逆に少女は頭上がローザでつっかえて逃げ場がない。
矮躯の少女に対して恰幅の良い男が伸し掛かれば圧は十分で、最奥の敏感なところが繰り返し揺らされて過剰な刺激が背中まで波及した。

「おぐっ♥……ひっ、アァ♪…………んんぅふっ!
 あひぅ!?おっ、おっ、おっ、おっ…アッ、また、イッ………ンンンンッ♥」

己の蜜と血でトロトロになった接合部を見る目は、今度こそ焦点があっているものの、瞼がビクビク痙攣して限界に来ている。
焦らしては無理やり絶頂させられ、急ピッチな感覚の切り替えについていける年では……いや、真っ当な人間がすぐ慣れるものでもない。
段々と疲弊させられ、弱々しく身じろぐだけのその肉体は、股ぐらを開いたまま遊ばれる玩具への道を歩み始めていて。

ロブーム > 「(流石に、そろそろ"壊れる"か)」

少々、やり過ぎてしまったという自覚もある。
ローザとともにじっくり安寧に堕落させるにしても、激しい快楽で屈服させるにしても、それは今ではない。
故に、男は今回はこの一度で終わらせると、そう決めた上で、

「勿論、自由はあるとも。
但し、それは主人に愛されるという義務を伴う自由だ。
心配するでない、今は苦痛でも――」

と、此処で話を区切って、男は再び彼女の奥に肉棒を突きこむ。
同時、ローザの方が乳首をきゅ、きゅと摘んでは離すを繰り返す。
快楽を――今日一番の快楽を、此処で彼女に与えるために。

「何れ、完全に堕ちた時、君は自分でそれを求める様になるだろうがね……!」

ぱん、ぱん、ぱんと、空気を含んだ水音が部屋に響く。
完全に遠慮のない、男が快楽を貪る為のストロークだ。
膣の抱きしめ、襞の柔らかさ、子宮口の吸い付きを、遠慮なく味わっていく。

「さあ、そろそろ射精するぞ。奥に恵んでやる故、受け止めよ……!」

ぐぐぐ、と身体を前傾にして、奥まで押し潰すように肉棒を突き出して。
遠慮のない射精を奥に送り出す。
勢い良く、子宮の奥を叩くそれは、彼女の花園にマーキングするように――

フェリーチェ > 心身ともに擦り減らされた少女の動きは鈍い、だが、動けぬわけではない。
下半身よりはよほど自由になる上半身をくねらせて、守りの意識を分散させしまうローザの攻め手から逃れようとする。
それは意味のある抵抗になったのか、はたまた肉体的な疲労を蓄積しただけなのか。
少女に訪れるバッドエンドは分かりきっていても、少なくとも、抵抗の意思を明示した事は徒労には終わらなかった。

堕ちきっていない令嬢としての意思が……数分ほど長く残ったという意味で。

「おっ、おっ、おっ、ふっ、あぐっ……ふ、深っ…あうぅ…ンッくふっ!!
 ヤァッ!?ま、また、ダメこれ……あたま、おかしくっ……ッああぁ……アッ♥
 イッて、もうずっと、ずっと、イキ続け……ぅぁ……ふ、えっ?」

前のめりに覆いかぶさってきた男を見上げ、まん丸く見開いた眼に揺れる点のような瞳を向けた。
まるでまた無垢な少女に戻ったかのように、何も知らぬような間抜けな顔で見つめていた。
販路だ奴隷だと……試練だなんだと……幼い少女に手一杯のことばかりで、ことの重大性が今更ながらに身に染みる。

姿勢を変えた時に肉棒に引っ掛けられて軽い腰は浮き上がり、足は中空で踊って踏ん張ることも出来ない。
乳首をイジる為に手は解放されたようだけれど、それで何か出来る力があればそもそもこうなっていないだろう。
絶対抜けない格好で、何かお腹の奥で絞り出されるような音が、密着した粘膜の震えで聞こえてきたような気がする。

意識が遠のく前触れとして訪れる視界のモヤが広がって、目眩ですぐ目の前の光景さえブレて見える。
その視界の中、痙攣する己の膣が収縮する動きを感じたとき、接合部の僅かにできた隙間から粘つく白濁液がドロリと溢れだすのを見た。

ロブーム > 意識を失った少女の身体から、肉棒を引き抜く。
まだ、ロブームの方は行為を続けられるだけの精力はあるが、流石に今の状態の彼女をこれ以上責め続ければ、壊れてしまうだろう。
心は、美しいほどに脆い。

「ローザ。彼女の身体を清め給え」

『はい。ロブーム様。……彼女の"内側"はどうしますか?』

「それは、後で彼女本人に問おう。それでは、頼むぞ」

              ●
彼女が目を覚ますと、衣服は元のドレスに戻っていた。
乱れた髪も綺麗に整えられ、その上でベッドの上に横たわっていた。
そのベッドの縁には、男が座っていて――ローザはその横で立って控えていた。

「気づいたかね?気分はどうだろうか、フェリーチェ」

と、気遣う様な言葉を投げる男。
とはいえ、その表情はにやにやと笑っているが。
気遣ったのか、それともからかったのか、或いはその両方なのか。

「紅茶を用意させたが、飲むかね?身体が疲れてるなら、水差しから呑ませても良いが」

フェリーチェ > 頭だけが先に目覚め、薄目を開いてわずかな微睡みの後に白く細い手指がピクリと跳ねる。
ローザと強く握り合っていた手を持ち上げて、働き出さない頭でぼんやり眺めていると、その向こう側に見慣れない壁紙を見た。
途端、半狂乱に陥りかけるも、ベッドを軋ませる程に勢いよく上半身を起こすだけにとどまった。

整えられた髪は実家を出て以来、旅をしてきた時よりも項にかかる感触は滑らかで心地よい。
だというのに、横から声を掛けられた途端に背筋に怖気が走った。
それは女としての生理的嫌悪より、ライオンの真下の巣穴からひょっこり顔を出してしまったアナウサギの心境に近いかも知れない。
何も成すことを許されず手玉に取られ、圧倒的上位者と心身ともに理解した者を身近に感じればそうなるだろう。
たとえソレすらも、まだ真相に全く理解が及んでいないとしても……。

「いえ、結構です。
 喉はまったく……乾いてないですから」

嘘をついた。
精根尽き果てるまで喘ぎ続けて、挙句の果ては絶望の中で倒れ込んだのだから、舌の根付近が貼り付く嫌な感じがする。
舌先で唇を舐めて強がりながら、身体は反対側へと逃げ腰でやや傾く。

ロブーム > 「……ふむ」

どうやら、酷く怯えている……無理もない事か。
ならば、とあまり問い詰めることはせず、「ならば、サイドボードに紅茶を置いておくから、喉が渇いたら飲むと良い。長話になるでな」と言って、ローザに紅茶を置かせる。

「さて、賭けは私の勝ちだ。
とはいえ、流石に少しばかりいじめ過ぎたきらいもあるし……何より、奴隷契約であっても、最低限の納得というのは必要だ。
……つまり、これから戦後処理をしよう、と言う訳だ」

そう言うと、男は紙を一枚彼女に見せる。
それは、この賭けの前にサインした、奴隷契約の書類である。

「この内容は、このまま適用されるとして――その上で。
まずは君に一つ、提案がある」

それは、

「君が今の行為で失った処女、それに妊娠する可能性。
それは、ローザの魔術で回復が可能だ。
君が好ければ、今すぐにでも処置をして進ぜるが……どうするかね?」

それは、意外な程に彼女にとって都合のいい提案である。
勿論、彼女がそれを信じるか、そして飲むかどうかは彼女次第だが。

フェリーチェ > 「…………ありがとうぞんじます」

口を開いてもすぐ言葉が出てこないのは、喉の乾きのせいではない。
賭けという言葉が出た途端、ビクッと華奢な撫で肩を跳ね上げて上目遣いに男を見上げる。
そうして、怯えはあるものの頷きによって答える。
たとえ自分が想像していたよりも過酷な奴隷像を体験したばかりにせよ、契約は契約、破れば生きていけない立場だった。
故に、追加提案がなされると困惑した表情で目を白黒させる。

「そ、それはどのような対価によって成されるのですか?
 わたくしには、支払える持ち合わせもありませんし、もう差し出せる身分すらも……」

そう言って見るのはローザの方。
商談でわざわざ使用人の方へ意見を求めるのはマナー違反だろうけれど、怯えが根付いた分だけ、親しくなった感情も根付いていた。
まず疑ってかかるということをしない辺り、少女の深いところを露呈すればこんな駆け引きには向かないというのもある。

ロブーム > 彼女がローザの方を見ると、ローザはぺこりと一礼し、彼女に応じる。
男も、それを気にした風はない。ローザに促しさえしないのは、逆を言えばそれが彼にとって当然だからだろう。

『ロブーム様は事前に明言しない対価を、後に取り立てる様な事は為さりません。
これはロブーム様の慈悲……もっと平たく言えば、私達奴隷に対する福利厚生の様なものですから』

と、彼女は当然のように応える。
そのしれっとした反応こそ、嘘でないことを示すもの。
ロブームに対する信頼――と言い換えることも可能だろう。
彼は、奴隷に対し不利益になる事を、少なくとも悪意からはやらないと。

フェリーチェ > ロブーム自身の奴隷だからこそ手厚い対処をするというのは、つい先程も聞いた話だと思い出す。
つまりそれは、提示された権利を使えば、早速自身が奴隷であることを認める主張にほかならないということ。
気付いてしまえば多少の抵抗感もあったけれど、ソレ以上の恩恵があることも理解した。

俯き一人の世界に入って、頼りないほど小さな拳を握りしめながら考えをめくらせれば……。

「では、妊娠だけ避けられるように、回復をお願いします。
 処女は今更回復してももう……ロブーム様のもので変わりないですから。
 それから……」

諦念を交えながらのお願いをして、さりげなくドレス越しにお腹を撫で擦る。
ついでと言わんばかりに、多少躊躇してチラチラと顔色を伺いながら、もう一つ気になっていることを問いかける。

「わたくしの加護……わたくしが受け継いで"しまった"欠陥術式を直してもらうことは、できませんか?」