2020/11/18 のログ
ご案内:「設定自由部屋」にジェイクさんが現れました。
ジェイク > 王都から離れる事、半日。昼下がりの近隣の村落に通じる街道。
普段から人の往来が多い、その道を遮るように柵が設けられ、
道の脇には幾つかの天幕が建てられ、簡易的な陣営の趣きを為していた。
街路に立ち、通行する馬車や通行人を差し止め、積み荷や身分の検査を行なっているのは、王都の兵士達。
曰く、此処最近、山賊や盗賊の類が近隣に出没するために検問を敷いているという名目であるが、
実際の所は隊商からは通行税をせしめ、見目の良い女がいれば取り調べの名を借りて、
天幕でしっぽりとお楽しみという不良兵士達の憂さ晴らしと私腹を凝らすための手段に他ならなかった。

「――――よし。次の奴、こっちに来い。」

でっぷりと肥った商人から受け取った賄賂を懐に入れて、彼の率いる隊商を通せば、
列をなしている次の通行人に声を掛けて近寄るように告げるのは一人の兵士。
何よりも厄介なのは、彼らが紛れもない王国の兵士であり、市井の民が逆らえない事だ。
そして、その事を理解している兵士達は、御国の為ではなく利己的に国民を食い物にしている最低最悪な屑揃いであった。

ご案内:「設定自由部屋」からジェイクさんが去りました。
ご案内:「川沿いの天然温泉」にタン・フィールさんが現れました。
タン・フィール > 王都郊外の綺麗な河川…その付近から湧いた天然の温泉は、未だ知る人が限られた秘密の資源。

王都で商いをする人種のうち、ごく一部にしか知らされていない其処を客伝いに知った幼い薬師は、浮き浮きと軽快な足取りで川沿いを歩き、
ほどよい歩行の疲れで汗ばみ始めた頃に、もうもうと煙る温泉を赤い瞳が発見した。

「おーーーっ! これが湧いたっていう温泉っ! 
…ホントに秘密の場所なんだ。 …ほかに人、ぜんぜんいないや」

広さは九頭竜の水浴び場の大浴槽よりも少し狭い…とはいっても、
十人以上の大人が手足を伸ばしきって入浴してもまだひろびろと安らげそうな広さ。

ここを知る者の少なさからか、貸切状態の温泉に気分を良くして、
ぱっと桃色のシャツを脱ぎ捨て、少女のように華奢で丸みを帯びた四肢の肌を外気に晒し、
ぴちゃり、と湯温を確かめるように手のひらを沈めてから、大丈夫そうと判断すれば肌を軽く湯で清めて、ゆっくりお湯にひたっていく。

「う~~~っ…♪…っふふ、水浴び場とはまたちょっとちがってて、いいかんじ…っ」

うっとりとした顔で長いまつげの目をつむり、縁に肘を乗せてうつ伏せ
に湯の中で寝るように体の力を抜けば、
お湯で照り光る背中やお尻がもうもうと煙る湯面から顔をのぞかせていて。