2020/11/14 のログ
■フェリーチェ > 快楽だろうが愉悦だろうが、今の少女に違いを見い出せと言っても不可能だった。
比喩でなく文字通り頭を押さえ込まれた少女は、ただただ、どうすれば少しでも辛い思いをせず奉仕できるかを模索していた。
小刻みに首を少しだけ捻って頬の内側を擦り付けるに至っては、舌を使わず撫でる方法を考えた教科書にも載ってない動き。
ヨダレが滴りそうになるのを、時々自分で啜っているのもまた工夫と言える。
そんな献身は男が考えるように恐怖が大半、それから……はじめてという不安もその一因。
あらゆる価値を否定され、唯一アピールできる部分でも無価値であることを恐れた、という意味ではそれもまた恐怖かもしれない。
勿論口に出して言うことでもないし、当人の口も塞がれていて問われたところで返事はできそうにない。
そんな少女も、思いもよらぬ淫れを指摘されれば、また別の意味で狼狽える。
狙いすましたわけでも無いだろうけれど、それは少女自身にとっては忌むべき、それでいて気になって仕方のない部分。
まだ気を抜くと苦しい思いをすると分かっていながらも、少し膝の位置取りを広げ、落ち着かせるように努めて腰を低く落とす。
すると横揺れはやや押さえられ……代わりに触れられた感触に反応する小刻みな震えは顕著になってしまう。
キメ細やかな白いお尻は、外出時にタイツを履くため太腿との間にも一見して見える日焼けの境はない。
ただ陰りのない絹が凹まされるように指の形の窪みが指に追従して移動し、擽ったさを感じる度に小さく跳ね上がる勢いで時々戻り。
■ギュンター・ホーレルヴァッハ >
唯触れただけ。指先を沈めただけ。
それでも、少女の躰は僅かに震え、己の指先に一々反応している様が、手に取る様に分かってしまう。
案外、当てずっぽうな言葉ではなかったのだろうか、と内心小さく首を傾げていたり。
その一方、少女が少しでも楽になろうと首を捻り、頬の内側に肉棒が擦り付けられれば、少女の咥内で質量と熱を増していくソレ。
稚拙であっても。不慣れであっても。
肉棒に与えられる刺激や快楽は、確かに存在するのだから。
此の侭少女の口内に出してしまおうか――とも、思わなくもない。
だがしかし。少女には、より"堕ちて"貰わなければならない。
怯え、惑い、己の手中に深く沈んで貰わなければ…面白くない。
だから、添えていた左手をそっと退けると、少女の肩に手をかけて、少女の口から肉棒を引き抜こうとするだろうか。
「……そんな動きでは、何時まで経っても達する事は出来ぬ。私は一滴も精を出さぬ儘、朝を迎えなければならないのかね?」
殊更大きく溜息を吐き出しながら、そんな言葉を少女に投げかける。
その間にも、少女の柔肌を撫でる右手の動きは、止まる事は無いのだが。
「……奉仕は、その程度で良い。
私も、其処まで暇がある訳でも無いのでな」
少女の口淫は、それなりに吐精へと至れる動きではあったが。
それをおくびにも出さず、冷たい声を少女に囁いて――
「…奉仕出来ぬのなら、せめてお前自身が乱れる様で、私を愉しませろ。
その白い膚が上気し、紅に染まる迄。私の前で、自らを慰め続けろ。私が、良いと言うまでな」
ゆっくりと右手を離しながら紡ぐ言葉。
それは、触れた際の少女の僅かな反応から感じた、少女の快楽への耐性を試す様なもの。
要するに、己の前で自身を愛撫し、達して見せろ、と。
幼い少女に告げるに相応しくない"命令"が、少女に与えられる。
■フェリーチェ > やっと解放されて肉棒を引き抜かれれば、ただ起き上がるだけでなく、侵入を押し留めようと押さえていた舌が裏筋を舐めあげていく。
根本まで加え込める口腔で無かったにせよ、完全に抜けるまで安心出来なかった少女は、先端まできっちり舐めてから一息ついた。
「はふっ、ふぅ、ふぅ、ふぅ、もうしわけ、ございません。
これ以外なら、えっと、あとは……自身で?
自らと仰られると、ギュンター様の、お体ではなく……えっ、えっ?」
奉仕の知識はあった。
自慰の知識もあった。
見られれば恥ずかしいという羞恥心も勿論あった。
けれど、奉仕の代わりに自慰をする知識はなかった。
起き上がった四足の動物のように不安定に身体を揺らしながら、ぽてんッと再び座り込んで、呆けたように小首を傾げる。
ヨダレが顎まで伝い苦しさと火照りで頬を既に染めていなければ、年齢以上に幼く見えるほど気が抜けたように。
なんだか良く分からないなりに、戸惑いと不安と羞恥の綯い交ぜになった困惑を胸に秘めながら、触れられる腰を少しもじつかせる。
別の汁で濡れた手を拭う仕草と共に、スリップの裾を握った両手を股ぐらに突っ込んで隠しつつ。
「もし間違いがなければ……愚かな私の考えが正しいのだとすれば、自慰を披露せよ……と?
それは、その習っていなくて、いつものとどう違うのか……」
嘘をつきたかった訳でもないけれど、困惑のせいであまりに馬鹿正直に問いかける。
それは知らない、でも自慰は普段からしているのだ、と。
■ギュンター・ホーレルヴァッハ > ――後日継続にて――
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ご案内:「カジノVIPルーム」からフェリーチェさんが去りました。